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映画『お姉チャンバラ THE MOVIE vorteX』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『お姉チャンバラ THE MOVIE vorteX』の概要:ゾンビに支配された秩序の乱れた世界で、ゾンビ狩りを続ける彩と咲の姉妹。姉妹はゾンビ達との戦いを続けながらある日、ミザリーという女から全ての黒幕だという卑弥虚という存在について聞かされ戦いに身を投じることとなる。

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映画『お姉チャンバラ THE MOVIE vorteX』の作品情報

お姉チャンバラ THE MOVIE vorteX

製作年:2009年
上映時間:85分
ジャンル:ホラー、アクション
監督:東海林毅
キャスト:手島優、緒沢あかり、川村りか、荒川ちか etc

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映画『お姉チャンバラ THE MOVIE vorteX』の登場人物(キャスト)

彩(手島優)
前作『お姉チャンバラ THE MOVIE』のリブート作品ゆえか、新たにキャストを一新し参上した主人公。テンガロンハットにビキニ、刀というスタイルは健在のセクシーな女性。その圧倒的な身体能力から繰り出される剣技は本物で、今作では二刀流。また「忌血(いみち)」と呼ばれる、他者の血を浴びれば浴びる程に凶暴化し暴走してしまう。
咲(緒沢あかり)
前作では彩と対立し敗北死したが本作がパラレルワールド的位置づけの作品のためか、本作では冒頭から健在。また姉と共にゾンビを倒すために共闘している。セーラー服姿が特徴。幼い頃に亡くした両親のことを忘れきれず、そのせいで姉と決別してしまうこととなる。
涼(星名陽平)
当初は彩に不信感を持ちつつも、次第に彼女をサポートするパートナーとなっていく。
レイコ(川村りか)
ゾンビに親を殺された子供達と共に暮らしている母親代わりのような女性。涼との血の繋がりは不明だが彼のことを弟と呼んでいる。彩とは旧知の中。
ミザリー(井村空美)
彩・咲姉妹の前に姿を現し、『卑魅虚』を共に倒すのに協力してほしいと申し出てくる女性。ナイフと、また素手でゾンビを殺す凶暴な面も。
卑魅虚(優木かおる)
ゾンビ達を従え、また世に蠢くゾンビ達を作り上げた黒幕。
ケイ(井村空美)
ミザリー曰く「子供の姿をしているが強力な力を持つ卑魅虚の正体」であるとのこと。彼女を葬ることを彩達は依頼されるが……?

映画『お姉チャンバラ THE MOVIE vorteX』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『お姉チャンバラ THE MOVIE vorteX』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『お姉チャンバラ THE MOVIE vorteX』のあらすじ【起】

とある組織が不老不死の薬を研究中にゾンビを生み出して以来、29年の月日が経とうとしていた――ゾンビは人を襲い、襲われた人もまたゾンビと化す。まさに世紀末、この世は地獄と化していた。

忌血(いみち)という特殊な血を宿す異母姉妹の彩と咲。いつものようにゾンビを狩り続ける姉妹の前に、彼女達を探していたというミザリーという女が現れる。素手でゾンビを殺す凶暴な彼女もまた忌血の宿命を背負っており、姉妹に協力を求めてきたのだった。ミザリーの話によれば卑弥虚(ひみこ)が率いる組織が濃い忌血を持つ者を探し、その中に咲も含まれているだと言う。卑弥虚の元から逃げ出してきたミザリーだったが、卑弥虚の強さには適わず姉妹の力を借りに来たようだ。ミザリーは彼女達の両親の写真が入ったロケットペンダントを届け、彼らを救えなかったと嘆く。

ある晩、眠っている彩とは少し離れ、咲がそのペンダントを眺めている時だった。ミザリーが彼女の元へやってくる。ミザリーは咲に母親に会える方法があると話す。もう死んでいるのではないかと尋ねる咲だったが、ミザリーは「方法はある」とだけ言い、その方法の内容については彩が聞けば反対するであろうという。母親が違うということもあり、何より咲を危険な目に遭わせることとなるからだ。それを聞いて黙り込む咲。

翌朝、3人はやがて人気のない場所へ辿り着く。ゾンビの気配すらない周辺で不審がる彩に、ミザリーは卑弥虚の周囲には知能の高いゾンビしかいないのだと話す。そしてそれらは他のゾンビと比べ物にならないくらい強力であるという。やがてミザリーが卑弥虚だと言い指したのは黒のワンピースを身に着けた、まだ小さな少女である。見た目に騙されてはいけないというミザリーはナイフを片手に少女に襲い掛かろうとするが、そこへショットガンの弾が被弾する。装備したライダーススーツを身に纏う女性・レイコ。怯える卑弥虚を守ろうとするレイコに、彩は困惑する。レイコは昔の仲間だったからだ。ミザリーと彩はレイコの仲間達から「この前襲い掛かってきたゾンビの親玉だな」と非難され、益々混乱する。彩はレイコを信じ、卑弥虚を守るためミザリーと戦闘になるが、咲が援護しようとしたレイコを攻撃し戦闘は中断される。信じられないという表情を浮かべる彩に、咲はミザリーに持ち掛けられた「両親ともう一度会うための計画」に乗ってしまい、彩に背を向けたのであった。

映画『お姉チャンバラ THE MOVIE vorteX』のあらすじ【承】

卑弥虚は、レイコ率いる生存者達で集まったコミュニティーの中では「ケイ」と呼ばれており、他の子供達と何ら変わりのない少女にしか見えない。子供達を守るのはレイコとその弟・涼で、その最中に訪れたゾンビ達の急襲に逃げ惑うこととなる。涼はケイを隠し、お守り代わりに彼女の手首にブレスレットをはめてあげる。その混乱に乗じて、咲はケイを気絶させ、「忌血」を持つ者として連れ去ってしまう。ケイの奪還成功にミザリーは高笑いを残し、その場を後にする。咲は彩に「全てが終わればまた家族みんなで過ごせるから」と彼女の元を離れてしまうのであった。彩はレイコにケイが何者なのか尋ねるが、レイコはケイもまたこの集まりにいる子供達と同じでゾンビに親を殺された子に過ぎないと言う。彩は咲が残していった地図を手に、レイコ達を子供達の元へ残し自らはケイを取り戻しに向かうと旅立った。そして涼は、ケイを取り戻すために彩の後を追う。

一方、咲はミザリーに早く計画を進めろと促す。ミザリーは咲の忌血とケイの忌血が一緒になれば、それは完遂されるのだと語る。その前にその返り血を落とせと言われ、咲は自身の浴びた血を洗い流した。

道中、ケイを攫った連中の仲間なのではないかと疑いつつも彩を追いかけてきた涼は、忌血とは何なのかを問う。彩曰く、それは穢れた血で、返り血を浴びれば浴びる程に自分を見失い暴走してしまう。もしそうなった時は、涼を斬るかもしれない――だから自分には近づくな、と警告を残す彩だったが、それでも涼は彼女へとついていくのだった。2人は流浪の末、咲の残した地図の場所へと辿り着く。そこは荒れた廃墟で所々、血でできた手の跡や血痕が残された不穏な場所だった。ここへ入ればもう引き返すことはできないかもしれない、と涼に忠告し先へ進んでいく彩。内部は当然、敵の本拠地なだけあり大量のゾンビが襲い掛かってくる。天井から襲い掛かってきたゾンビに不意を突かれ奇襲を受ける彩。その隙にもゾンビは押し寄せ、彩が死んでしまったと思い込んだ涼はその場を逃げ出し、彼女と離れ離れになってしまう。孤立し、ゾンビの群れに腰を抜かしながら何とか刀を振るっていると、立ち上がった彩が駆けつけその場にいた大量のゾンビを全て薙ぎ払う。それまで彼女をどこか信用していなかった涼だったが、初めて彩に感謝の言葉を漏らす。彩はそこで「不思議だ」、と呟く。何故か涼といると、いつものように血が暴走しないらしい。やがて、最後の戦いに備え涼は自分が死んだら残してきた子供達を守ってほしいと彩に頼む。彩は自分のことを信用していないのではないかと聞き返すが、涼は自分の身の程くらい弁えていると言う。彩はそんな彼に、私は自分の身の程すらよく分かっていないと返すのだった。

一方、咲はミザリーに連れられその儀式が執り行われるという場所へと向かっていた。するとベールを被ったミザリーの姿が突如年老いていき、老女へと変化する。ケイから奪った血を飲み干し「咲のお陰で計画がスムーズになった」と意味深に呟く。

映画『お姉チャンバラ THE MOVIE vorteX』のあらすじ【転】

やがて彩達が辿り着いた部屋には咲が1人だけ椅子に腰かけていた。ケイの姿はそこにはなく、彼女の行方を涼が問い詰めると「あの子は卑弥虚の所にいる、危害は加えない」と静かに言い返す。卑弥虚の正体はケイではなく、あの老女、すなわちミザリーだったのだ。ケイを返すよう訴える涼と、同じよう馬鹿な真似はやめろと諭す彩。しかし咲は悲しそうに答える、只自分は昔のように家族みんなで仲良く暮らしたいのだと――立ち上がった咲の背後のベッドには、両親のミイラ化した屍体が横たえられていた。戦慄する彩に、咲は臆することなく言い放つ。父と母の魂を戻すために、自らの濃い忌血とケイの忌血を使い、卑弥虚に蘇生薬を作らせるのだと。反対する彩に、咲は「本当の母さんじゃないからどうでもいいの?」と問いかける。彩はそうではなく、両親を殺したのは奴らなのだ。そんな奴らの言うことを聞き入れるつもりなのかと言い返す――「分かってくれないのね」……咲は言うなり鞘から刀を静かに抜き、彩も応戦の構えを見せる。

やがて姉妹の刀がぶつかり合う。鍔迫り合いを続けながら、咲は「私を信じて待っていてくれれば、その蘇生薬で両親を蘇らせてケイを連れて帰る」と訴えるが、彩は否定する。その薬のせいで無数のゾンビ達が歩き回り、今この世界はこうなっているのではないかと。そして、そのゾンビ達を倒すのが自分達の目的ではないのかと、彩は刀を交えながら叫ぶ。そんなやり方で生き返ったところで両親が喜ぶわけがない、と言う彩に咲はそれならば彩を殺し、同じよう薬で蘇らせると言い放つ。姉妹の交戦中、卑弥虚の部下達がやってきたために咲は戦いを放棄し、卑弥虚の元へ向かう。彩は部下を相手に刀を振るうが、途中ピンチになり涼が彼女を庇い負傷する。途端、その血を浴びた彩の力が半減する。涼は彩を何とかその場から連れ出し逃げ出すのだった。

彩が目を覚ますと、どこかの洞穴で寝かされていたようだった。涼がきっと自分の血のせいで彩が弱くなってしまったのだと謝罪する。どうも彼の血には忌血の力を抑える作用があるようだ。それから涼は話す、ケイが過去に獣の血を浴びて狂ったように暴れたことがあったと。だから彼女が忌血の末裔なのには間違いないだろうと。ケイは涼といることでその状態にならずにいられると言い、涼もそれを聞き、できる限り彼女の傍を離れないようにして生きてきた。彩はそれを聞き、涼の血もきっと何かしらの宿命を背負っているのだと言い、もうしばらくその身体を休めることにしたのだった。

映画『お姉チャンバラ THE MOVIE vorteX』の結末・ラスト(ネタバレ)

再び外へと向かうと、辺り一帯を不気味なほどの静寂が包み込んでいた。卑弥虚達の姿は愚かゾンビ1体の姿さえなく、これから何が起ころうとしているのか不安を煽る。やがて廃工場の中で見つけ出した、地下へと続く道に足を進める2人。

その先では卑弥虚が、無数のゾンビ達を囲いながら儀式を執り行おうとしていた。しかしケイの身体が反応を示さないことに不思議がり、原因はケイの手首にあるブレスレットだと気付く。それから、「あの血族は全て滅ぼした筈では……」と慄く卑弥虚の元へと現れる彩と涼。卑弥虚は彩に向かい、共に協力するよう甘く囁きかけるも彩はそれを一蹴する。同時に襲い掛かってくる大量のゾンビ達。ブレスレットを破壊したことにより、ケイの血も咲の血と共鳴し始めてしまう。やがて完成した2人の血から出来た薬は、卑弥虚自身が不老不死の力を授かるためのものだった。それを口にしようとした矢先に、背後から攻撃を仕掛けようとする咲。咲の行動を見抜いていた卑弥虚はあっさりとその太刀をかわし、彼女をゾンビの群れへと突き落とした。薬を飲み、再びミザリーの姿へと若返った卑弥虚。対峙する彩に向かい、卑弥虚は高笑いと共に攻撃を仕掛けてくる。涼はその隙に気絶したケイへと近づくがゾンビに襲われ、それを何とか守る咲。それから咲は彩に自分のしたことを謝罪する。その姿を嘲笑う卑弥虚に、彩の闘争心に火が灯る。再びぶつかり合う彩と卑弥虚、そして涼とケイを守るために刀を振るう咲。

やがて接戦の末、忌血の力を得た卑弥虚相手に劣勢に陥る彩。そんな中で目を覚ますケイに、涼は何かを決心したように立ち上がる。彼のその手を引き止めるケイだったが、振り切るよう涼は己の身体を刀で斬り付け血を流し、そして卑弥虚へと向かっていく。彩にトドメを刺そうとする卑弥虚の背後から抱き着き、忌血の暴走を抑え込む涼。しかし返り討ちに合い、ゾンビの群れの中へと投げ出されてしまう。ケイが怒りに身を任せ、刀で卑弥虚を攻撃するがこれも逆襲に遭いケイは負傷する。ケイは彩の腕の中で「涼の仇、取れる?」と問いかけた後、自身に流れる忌血を彩へと捧げるのだった。ケイの血を受けた彩は覚醒し、己の力を解放させ、残る全威力を使い遂に卑弥虚へと引導を渡す。激闘の末、彩は卑弥虚との戦いに勝利し、決着をつけたのであった。

映画『お姉チャンバラ THE MOVIE vorteX』の感想・評価・レビュー

前作の世界観を引き継ぎキャストを一新してのリブート作品。派手なCGによる殺陣は健在で、血飛沫満載。見せ場のチャンバラも中途半端にはならず本格的。ニューヒロインの手島優は前作の乙黒えりと比べるとセクシーがより強調された印象。顔立ちのギャルっぽさも手伝ってか「強い女」感が押し出されたか。前作の彩も良かっただけに惜しいが、これはこれで有り。後は前作で目立っていたレイコの眼鏡美女ぶりが良いだけに退場が早すぎることが個人的には残念。(MIHOシネマ編集部)


『お姉チャンバラ THE MOVIE』のリブート作品である今作。主人公の彩を演じるのは手島優。個人的には前作の乙黒えりが好きだったので、かなり残念です。
今作は続編と言うよりも、前作のパラレルワールド的なストーリーになっていました。前作では敵だった妹も今作では「仲間」として一緒に戦います。
何もかもが前作より劣っていて、かなりつまらない印象でした。CGに拘っているようですが、そのCGのせいでかなり映像が見づらくなっています。(女性 30代)

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