映画『ドニー・ダーコ2』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「ドニー・ダーコ2」のネタバレあらすじ結末と感想

ドニー・ダーコ2の概要:前作にて兄のドニーを亡くした妹のサマンサ。成長した彼女は、崩壊していた家庭から逃げ出し、友人と旅に出る。しかしサマンサにも兄と同じタイムトラベルの力が継がれており、立ち寄った町に落ちた隕石をきっかけに、再び時空を跨ぐ彼女の旅が始まる。

ドニー・ダーコ2の作品情報

ドニー・ダーコ2

製作年:2009年
上映時間:104分
ジャンル:サスペンス、ミステリー、SF
監督:クリス・フィッシャー
キャスト:デイヴィー・チェイス、ブリアナ・エヴィガン、ジャクソン・ラスボーン、エド・ウェストウィック etc

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ドニー・ダーコ2の登場人物(キャスト)

サマンサ(デイヴィ・チェイス)
前作の世界にて、タイムリープの能力が原因で兄を失った少女。当時は幼かったが今は成長し17歳に。兄の死から家庭内は崩壊し、友人のコーリーと共に目的のない旅に出る。兄の力を受け継いでいるのか、時折不思議なドレスを纏い、幻影のような姿となり夜の町を彷徨い全てを知っているかのような言葉を吐く。そんな彼女をコーリーは「夢遊病」と揶揄する。兄が持ち歩いていた『タイムトラベルの哲学』という本と兄・ドニーが描いた銀色のウサギの絵を持ち歩いている。出身はバージニア州。
コーリー(ブリアナ・エヴィガン)
サマンサの友人で不良娘。道中出会った男性、ランディーを好きになり彼の元から離れたくないあまりに旅の続行を中断しようとする。また、サマンサの能力に導かれ彼女もまたタイムトラベルの住人となる。
ジェレミー(ジャクソン・ラスボーン)
サマンサのことが気になる、眼鏡でやや地味な青年。町に落ちた謎の隕石を購入する。
ランディー(エド・ウェストウィック)
道中車を故障したサマンサ達を助け、車が直る間街へ彼女らを案内してくれた青年。
イラク・ジャック(ジェームズ・ラファティ)
本作のミスリード的存在。湾岸戦争からの帰還兵で、おかしな発言が多いせいで町の人からは奇異の目で見られている。まるで全てを知っているかのような言動が目立つ。

ドニー・ダーコ2のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ドニー・ダーコ2』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

ドニー・ダーコ2のあらすじ【起】

前作の世界にて、兄・ドニーを失った妹のサマンサ。それから7年後の世界。家族は崩壊し、17歳となった彼女自身も寄る辺を失くし旅に出ることにした。友人のコーリーと共に車で途方もない放浪を繰り返している時、車が故障し助けを待つことに。

やがて、通りかかった車に助けてもらう2人。乗っていたのは若い男で、ランディーと言う。2人を修理屋へ案内し、聞けばしばらく修理に時間を要するそうだ。その間、モーテルへ案内すると言うランディー。ふと、通されたモーテルに貼られていた紙に気付くサマンサ。何でも「ビリー」という子供が行方不明らしい。それもこの子だけじゃなく連続で起きているとのこと。

夜、モーテルで目を覚ましたサマンサは何やらいつもと様子が違う。風車代の上に座ったままでいる男、イラク・ジャックの元へと向かうと「死ぬのは怖いか」と尋ねる。彼女の顔は蒼ざめ恐ろしく、しかし同時に神々しい――このイラク・ジャックという男は湾岸戦争からの帰還兵で少々おかしい言動があるため町人達からは距離を置かれていた。子供達の連続失踪事件も犯人は彼ではないかと疑う声もある。そんなサマンサにイラク・ジャックは「君を待っていた」と言い、「貴方は救われる」と手を差し伸べるサマンサ。「あと4日と17時間と26分31秒、その時世界は終わる」――同時に吐いた2人の言葉は何故かシンクロし合う。サマンサに導かれるままイラク・ジャックは光の中へと消えて行き、その晩、町には隕石が落ちた。イラク・ジャックは死を免れたのである。

翌朝、どこかのベンチの上で目を覚ますサマンサ。彼女に昨夜の記憶はないのか、警察に保護されモーテルへと戻る。モーテルへと戻ると隕石が落ち崩壊した風車があった。イラク・ジャックが昨晩座っていた風車だ。彼はいつもこの上で「世界が終わる」と言っていたという。戻るなりコーリーから一体どこにいたのか聞かれるがサマンサは答えられない。

ドニー・ダーコ2のあらすじ【承】

ダイナーで食事中、ジェレミーという男に絡まれるサマンサとコーリー。ジェレミーは隕石を買ったと言い、興奮気味に語るがコーリーは引き気味に彼をあしらい、席を立つ。サマンサはそんな彼にフォローの言葉をかけつつ、店を後にした。

一方、町ではすっかり変人扱いのイラク・ジャックは「5分と……39秒、38秒、37秒……」と何かをカウントダウンしながら必死に作業を行っている。おかしな発言を繰り返し、ランディーからその言動を追及される。するとイラク・ジャックは、自分は王女によって救われたのだと言った。聞き流すランディーだったが、立て続いて、行方不明のビリーも救えると言う。ビリーの居場所を知っているのか尋ねるランディーだがビリーは行方不明じゃないとイラク・ジャックは答える。更には世界の終わりが来る!と叫びながらその場を走り去ってしまった。

ある晩、町では若者達が集まるパーティーが行われていたがサマンサは1人歩いていた。そこへ例のジェレミーが現れ、普段はこういったものには参加しないがサマンサにお礼を言いに来たらしい。そこへランディーが、コーリーが羽目を外しすぎていると2人の間に入ってくる。コーリーはテンションが上がるあまりサマンサをプールに突き落とし、サマンサはランディーの家でタオルを借りることに。その先で見たのはランディーの弟と思しき写真。サマンサが尋ねると、彼は恐らくもう死んでいるという。行方不明になったビリーと同じ犯人ではないかと予測している、とも。

その晩、イラク・ジャックの元に再び現れたあの別人のように冷たげなサマンサ。イラク・ジャックは君と共にいたい、と言うがサマンサは世界の終わりが始まる場所へと向かうという。イラク・ジャックは誰も傷つけたくないというかサマンサは、でも奴らは貴方を傷つけたがっている、と言いその手から炎を放ち教会を焼き尽くした――。

教会が燃えた跡を、警察達が調査している。単なる火事じゃなく邪悪な力が働いたと言う牧師に、以前サマンサを保護した警察官が現場に落ちていたイラク・ジャックの付けていたドッグ・タグを拾う。

ドニー・ダーコ2のあらすじ【転】

教会が焼かれた翌朝、銀行へお金を下ろしに来たサマンサだが丁度ドアの所でジェレミーに再会する。ここでようやく互いに自己紹介をする2人。ジェレミーから別れ、道を歩いていると、コーリーを乗せたランディーの車が彼女の傍へ停まる。サマンサは早く町を出たいようだがコーリーはランディーのことを好きになっており、まだここにいたいと言う。やがて口論になり、コーリーに背を向け歩き出すサマンサ。そんな彼女に謝りに行けと言われるまま車を降ろされるコーリー。一瞬、コーリーはサイドミラー越しに赤いパジャマ姿の少年の姿を見るが、サマンサはその赤いパジャマの少年と共に突っ込んできた自動車に牽かれてしまう。

1995年7月2日(あと2日)――、テロップの後、ある晩のモーテル。謎の声に導かれるままコーリーが外へ歩いていくと、そこにはサマンサの事故の時に見たあの少年がいた。少年に触れようとしても何故か透明な壁がそれを阻むので叶わない。少年はここにいちゃいけない、と言うがコーリーはサマンサを取り戻したい、と呟いた。少年は言う。彼女はもう死んだ、しかし見つけられると。そして「もうあまり時間はない」と意味深な言葉を吐くのだった。

翌朝、ランディーの元へ出向くコーリー。サマンサの死は2人の心に傷を残していた。コーリーはランディーに言う、自分はビリーをサマンサの事故の時とその後に見たと。そしてビリーとサマンサの事故には何か関係があるのではないかと推測する。コーリーはサマンサの兄、ドニーの事故死の新聞記事をランディーに見せる。彼女は兄の死をほとんど誰にも話さなかった。サマンサはよく言っていたという、兄は両親から永遠に愛されるのだと。しかしランディーはでも死と引き換えではないか、と言う。そして人生なんて死ねば終わりだと。

1995年7月3日(あと1日)、テロップにはそう表示される。深夜、コーリーの前に姿を見せた少年――そう、ビリー。彼は「時は来た」と言い、サマンサが蘇るなら何をすると問う。コーリーは何でもする、と答える。声に導かれるまま夜の世界を歩くコーリー。案内された光の向こうへ行くよう言われ、これが最後のチャンスだとビリーは言う。光に向かって歩くコーリー……時間は巻き戻り、あの時サマンサと車で口論になった時へと回帰する。ランディーの車を停め、歩いているサマンサに声をかけるコーリー。コーリーはあの時とは違う言葉を彼女に言う。この町を離れたくない思いは変わらないが、サマンサは好きなことをして生きればいい。その言葉に微笑みを浮かべるサマンサとコーリー。そのまま別れる2人だったが、今度はランディーの車が突っ込んできた自動車と接触し事故に遭い、今度はコーリーが死を迎えた。

その晩再び、サマンサはあの姿でイラク・ジャックの元へ向かう。イラク・ジャックは銀色のウサギを模した仮面を被り、自分が死ぬ時はどうなるかと尋ねる。そしてサマンサは言う、私は貴方のために死んだのだと。もっと高い所へ行くの、と言いサマンサが手を掲げると再び時間が巻き戻り「1995年7月2日(あと2日)」の文字が表示される。

ドニー・ダーコ2の結末・ラスト(ネタバレ)

サマンサは1人、コーリーを失った悲しみから町を彷徨っていた。ショーウィンドウに飾られていたドレスに目を奪われていると、中から出てきたのはジェレミー。両親の経営している店らしい。傷心のサマンサにコーリーの死は無意味じゃないと諭すジェレミーだったが、そこへランディーが現れ、サマンサにコーリーの件で謝ろうとする。サマンサは「彼女を返して。でなきゃこのドレスを買って。どちらもできないなら消えて」と彼を許す気はない。

そして再び画面に現れる「1995年7月3日(あと11時間)」の文字。例の如くまた夜に出歩き、見知らぬ場所で目を覚ますサマンサ。そこにいたのはイラク・ジャック。サマンサの手にあった『タイムトラベルの哲学』という本に興味津々のようである。サマンサは彼の本名を尋ね、ジャスティン・スパロウだと言う。何と、この本の著者の孫であった。それからイラク・ジャックはウサギの仮面を取り出し、「夢の中の君の指示で作った。君の兄、ドニーは絵が好きだったから」と。何故兄の名を知っているのか驚くサマンサ、イラク・ジャックは「君が死んだ時に君がそう言ったのさ。俺は未来を覚えているから」とその仮面を被る。怖れをなし逃げ出すサマンサ。そのまま炭鉱の前を過ぎようとした矢先、不意に柵のされた採掘抗を覗き込む。あっさりと錠は解かれた、それはまるで彼女を待っていたかのように――中にはほとんどミイラと化した誰かの遺体と、ビリーの綺麗なままの遺体があった。

町はその話題ですぐに持ちきりになり、ランディーに弟の遺体は見たか、と聞かれるが答えられないサマンサ。警察はイラク・ジャックを犯人として検挙するとのことだった。採掘抗の上にイラク・ジャックの遺留品が決め手だった。サマンサは彼が犯人ではないと言うが、自棄になったランディーにとっては弟もコーリーもビリーも死んだ、それだけでもうどうだっていいと言う。そんなランディーにサマンサは自分の兄ドニーの死を伝え、互いに深い穴が開いているのだと言う。その時、ダイナーにイラク・ジャックが飛び込んでくる。そしてサマンサに「教えてくれ!」と叫ぶ。警察に取り押さえられながらイラク・ジャックは「あと3時間と41分35秒で世界は終わる」としきりに叫ぶが彼は署へ連れて行かれてしまう。

モーテルへ戻ると、ジェレミーからのプレゼントで例のドレスが贈られていた。ジェレミーはサマンサを花火に誘う。ドレスに着替えたサマンサを特等席だといい、人気のない山端へ案内するジェレミー。気味が悪いと正直な感想を漏らすサマンサだが、ここで見る花火は圧巻だと言う。――やがて空を越え、地球を越え、時空という空間を越え宇宙に生まれたのは透明の立方体。それは炎を纏い、翼を生やした物体に姿を変え地球へと向かっていた。一向に上がらない花火に苛立つジェレミーだったが、ふと夜空を走る旋光に驚く。サマンサはそれを見ていなかったためか不思議に思うが、すぐに彼らの傍にも落下する隕石。次々と空から降り注ぐ隕石。ジェレミーはこれがサマンサと見たかった光景なんだ、と狂った笑みを口元に浮かべ彼女にキスを迫る。抵抗するサマンサを突き飛ばし、彼女は頭を打ってしまい倒れたまま動かなくなってしまう。

同じ頃、留置所にいるイラク・ジャックの元にドレスを纏ったサマンサの幻が現れ「世界を救えるのは貴方だけ」と手を差し伸べる。

ランディーは隕石が降り注ぐ中、サマンサを探して回りやがて頭から血を流したままの彼女を見つける。遺体を抱きかかえ、無情感に包まれながら歩き出すランディーと交互に映されるイラク・ジャック。彼は1つの選択を、サマンサの幻に託す。――再び、時間を巻き戻したのだ。時は巻き戻る。サマンサとコーリーが初めてこの町へ来た日まで。あの風車の上では、イラク・ジャックが泣き顔とも笑顔ともつかぬ表情を浮かべたまま、落ちてくる隕石を眺めている……。

翌日、隕石の衝突で崩壊した風車と――それから死亡したイラク・ジャック。隕石の破片は誰にも売らないと駆け付けた医療班や警察は語り、イラク・ジャックの遺体は運ばれて行った。

やがてサマンサは町を離れる決意をし、時間軸が戻ったお陰で生きていたコーリーは彼女と抱擁し合う。ランディーにどこへ行くのか尋ねられサマンサは「バージニア」と答える。それは最低な町よ、と言いつつも彼女の家がある場所だった。

1人の男の選んだ選択。それは尊い、誰にも語られぬことのないひっそりとした「死」であったが、確かに運命は変えられ世界は救われたのであった。

ドニー・ダーコ2の感想・評価・レビュー

前作を知らない人からすれば「?」となってしまうのが正直な部分が多い。何度もタイムリープを繰り返し、時間軸を旅するサマンサを始めとする人物達。やがて幸福な未来を選ぶため、前作のドニーの立ち位置に来るのであろう狂言回しのイラク・ジャック。彼が選んだ未来と最後の笑みは、1作目のドニーが浮かべていた笑顔を被るものがありじわっと来た。正直脚本はやや退屈で難解な作品であり、面白いとは言い切れないが音楽の綺麗さや映像の美しさは切り取ってしまいたい。(MIHOシネマ編集部)

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