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映画『PとJK』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『PとJK』の概要:警察官(P=POLICE)と女子高生(JK)が出会ってすぐに結婚するという設定が話題を呼んだ実写化映画。三次マキによる人気コミックを原作に廣木隆一が監督を務める。

映画『PとJK』の作品情報

PとJK

製作年:2017年
上映時間:124分
ジャンル:ラブストーリー
監督:廣木隆一
キャスト:亀梨和也、土屋太鳳、高杉真宙、玉城ティナ etc

映画『PとJK』の登場人物(キャスト)

佐賀野功太(亀梨和也)
交番に勤務する26歳の警察官。合コンで知り合った歌子に好意を寄せるも、16歳であると知り葛藤する。学生時代に目の前で父が殉職し、同じく警察官になった真っすぐな男。
本谷歌子(土屋太鳳)
両親の愛情たっぷりに育ったまっすぐな16歳。まだ見ぬ初恋に希望と夢を膨らませていた。親友の三門の誘いで参加した合コンで、功太と出逢う。突然のプロポーズに驚きながらも新妻として奮闘する。
大神平助(高杉真宙)
歌子のクラスメイトだが、功太に補導された経歴があり留年している。家族に問題があり、深夜までバイトするなど、不良グループとの関係もあった少年。しかし、根は心優しいため、素直になれない部分が徐々に解けることで周囲との関係が変わっていく。
矢口三門(玉城ティナ)
歌子の親友。学校内で唯一、歌子と功太の結婚を知る存在。ハーフで容姿端麗ながら、気が強くリーダー気質な少女。
永倉二郎(西畑大吾)
歌子のクラスメイトで、いつも歌子と三門と一緒に行動している。少し乙女チックな性格だが、大神を引き止める大事なキーパーソンの一人。

映画『PとJK』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『PとJK』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『PとJK』のあらすじ【起】

三門との待ち合わせに遅れそうになり、息を上げながら走る歌子。その日、三門の誘いで出かけた先は、なんと合コンだった。人数合わせとはいえ、今まで恋愛経験のない歌子にはとても高いハードルである。さらに歌子と三門は16歳。童顔な22歳だと年齢を偽るものの、お酒を飲めるわけもなく無理に勧めてくる男性に困惑していた二人。そこへ「飲まないなら俺がもらう」と助けに入ってくれた功太。押しつけがましくない功太の振る舞いに好感を持った歌子。合コン終わりに店の前で友人と立ち話する功太を見つけ、歌子は水を渡しお礼を言う。すると、終電で帰るという歌子を送ることにした功太。走って駅へ向かう二人だったが、終電は目の前で行ってしまった。タクシーを拾うまで歩こうと功太は提案し、話しながら次回の約束をするのだった。会話の流れで「ずっとこの町に住んでいるのか」と聞いた功太に、思わず正直に答えてしまう歌子。「16年ずっと住んでいて」と。それまでの雰囲気は一気に崩れ、功太の表情は曇り始める。

すぐに帰れとあしらう功太の態度の変わりようについていけない歌子は、走ってその場を去っていく。歌子の選んだ曲がり角の先には、不良少年たちが溜まっていた。その中には歌子のクラスメイトの大神も混ざっている。良くないやり取りが聞こえた功太は正義感から歌子を助けに入る。そして警察手帳を掲げ少年たちと対峙する。通報されてしまうと少年院行きの仲間がいたため、大神は咄嗟にスケートボードで功太に襲い掛かる。功太をかばおうとした歌子が額を怪我して意識を失ってしまうのだった。病院に運ばれた歌子。駆け付けた歌子の両親に誠心誠意詫びる功太。そして功太は朝まで歌子に付き添うのだった。

翌朝、目覚めた歌子の横で眠る功太。歌子に一目惚れしながらも「高校生だから」という理由で自分の感情を抑えていることを正直に伝えた。そして、去り際に「結婚しようか」と突然のプロポーズをしたのだった。

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映画『PとJK』のあらすじ【承】

歌子の経過は良好で、無事に退院した。そして功太は改めて歌子の両親に結婚の承諾を受けに挨拶に行くのだった。案の定、父親の反対を受ける功太。しかし母親は自分も初恋の人は鋼板のお巡りさんだったと、歌子の知らない話をしてくれるのだった。そして、功太は歌子の父親と飲みに行った。並々ならぬ功太の決意と誠意を知った父親は、歌子が学生のうちは子作りを禁止し、通い婚という条件で、結婚を許してくれた。
順をきっちりと追う功太は、初めてのデートを取り付ける。食事中に防犯ブザーをプレゼントし、歌子の希望通り、観覧車の頂上で改めてプロポーズをするのだった。返事は急がないという功太に相反して、歌子は結婚すると即答した。

秘密の結婚生活ながら、歌子は一生懸命に功太に尽くしていた。二人の関係の良き理解者である上司の山本の分も併せて、功太の職場である交番まで差し入れを持っていく歌子。そこで、山本は功太の高校生の頃の写真を見せてくれた。自分の知らない功太の一面に喜ぶ歌子は、写真を撮影し携帯電話の待ち受け画面にして浮かれていた。功太が真面目に警官を目指すようになったのは父親の影響ではないかと、昔の話をした山本。詳しいことは濁されたが、歌子は目の前で父を亡くした功太の過去を初めて知ったのだった。

翌日、学校に謹慎処分が解けた大神が登校していた。授業中も見てくる大神の視線に気づいていた歌子だが、暴力を受けていたこともあり接しないようにしていた。放課後、食事の買い出し帰りの歌子は、道で果物を落としてしまう。ウサギの着ぐるみが助けてくれた。そして「ごめんな」と声をかけてきたのだった。その中には大神が入っており、バイト中だったのだ。初めてじっくりと大神と話した歌子。見た目の派手やかさとは似合わず、誠実で真面目な少年だと気づく。そこへ居合わせてしまった功太。ケガをさせた相手と親しくするなと叱責するも、大神の本当の姿を伝えようとする歌子と意見が食い違い始めの手夫婦喧嘩に発展してしまう。

その日以降、学校でも積極的に話しかけるようになった歌子。そのおかげで、歌子と仲のいい三門と二郎も親しげにするようになっていく。学園祭の準備が始まり、歌子の声掛けで大神も参加するようになった。留年していた大神は、自然と壁を作っていたが、少しずつ「不良生徒」という偏見もなくなり、クラスメイトとの距離も縮まっていく。歌子は大神にケガは治ったのでもう忘れて友達になりたいと伝える。素直な歌子の申し出に、大神は握手を交わし、絆を確信するのだった。そして4人は記念に写真を撮った。初めてクラスメイトと交流する大神は「ヘン顔」も初めてで上手にはできなかったが、友達ができたと内心嬉しく思うのだった。

映画『PとJK』のあらすじ【転】

実は大神の家庭には父親がおらず、母親は別の男に貢いでいる状況だった。その男は大神に向かって手を挙げることが連日で、不良グループから離れても傷が絶えないのはそのせいだった。そして大神は、家に入れるお金を増やすために深夜にもできるバイトを探していた。その面接の帰りがけの大神を見かけた功太。何かあるなら警察に相談してほしいと提案するが、大神は振り切って立ち去るのだった。

文化祭の準備に浮足立つ歌子。コスプレ用の衣装作成のため、功太の制服を借りてスケッチした。そして功太のいない隙に制服を抱きしめる歌子。そんな歌子の姿を見た功太は、制服を着て歌子に抱きしめさせた。順調に愛を育んでいるように見えた二人だったが、次第に文化祭の準備が忙しくなる歌子と夜勤もある功太の生活リズムは少しずつずれが生まれてきてしまう。ある日、歌子は上司の山本から聞いた功太の過去について聞いてみることにした。この話題を避けたがる功太は、不機嫌な面持ちで話を逸らすのだった。

翌日の準備中、バイトを増やした大神は準備をさぼろうとしていた。そんな様子を見かけて、大神を引き留める二郎。歌子と三門も鉢合わせ、強引に巻き込んでいく。しかし、歌子は尾上が絶えず怪我をしていることが気にかかっていた。そんなとき、功太が突然学校を訪れてきた。すれ違っていた日々を反省して会いに来たのだった。功太の胸の内を知らず、大神の怪我の理由を聞き出そうとする歌子。真面目な功太は仕事に関しては、決して妻の歌子だとしても他言しない。「部外者には教えられない」という功太の返し方が、遠い存在に感じてしまった歌子は、警察官ではない功太は存在するのか?と問い詰めだす。そして、結婚した意味があるか、二人の関係性を疑い教室へ戻ってしまうのだった。歌子を上手く説得できず落ち込む功太の元に無線で通報が入る。それは大神の家で男が暴れているというものだった。駆け付けた功太が目の当たりにしたのは、滅茶苦茶になった家の中と血を流し座り込む大神。暴れた男を警察へ連行し、功太は大神を気遣うのだった。

文化祭前日、ついに学校にも来なくなってしまった大神を心配する歌子。二郎は居ても立っても居られず、大神の家へ行くと言い出す。それに乗っかる歌子。そして三門も一緒に向かうことにした。大神の家を訪ねると、家が散らかっていて学校に行っている状況ではないと事情を説明する。それを聞いた歌子は片づければいいと、大神の気持ちを突き返し元気付ける。初めて友人の優しさに触れた大神は、嬉しくて涙するのだった。

映画『PとJK』の結末・ラスト(ネタバレ)

文化祭当日。歌子と仲直りするためにも、こっそり文化祭に遊びにきた功太。サプライズに喜ぶ歌子は、密かに憧れていた「制服デート」の夢を叶えるため功太に学ランを着させた。金髪のウィッグに学ラン姿の功太を見て、大神は着ぐるみのバイト中に歌子と遭遇した時、見てしまった歌子の待ち受けの人物と似ていると気づく。そして、功太の弟と歌子が付き合っていると勘違いした大神。功太と話しながら窓の外を見た大神の目に入ったのは、以前つるんでいた不良仲間だった。自分がけじめをつけずに、勝手にグループから抜けたことを恨んでいると思った大神は焦り始める。そんな中、歌子は大神の代わりに不良グループに連れ去られてしまう。そのことを知った大神と功太は学校を飛び出し、不良グループと歌子を追いかけていく。

歌子はクラブの跡地に拘束されていた。学ランを着たまま出てきてしまった功太は、大神と芝居を打ち警察であることを誤魔化そうとした。しかし、何度も補導してきた功太は顔で正体がバレてしまう。あらかじめ応援を呼んでいた功太は、不良たちを一掃するタイミングを見計らっていたが、どさくさの中で歌子の学生証が落ちてしまった。功太と同じ苗字である「佐賀野」と書かれた学生証を見た不良たちは、唄子を功太の妹だと思い込んだ。しかし、大神はそれを機に、二人は結婚していることに気づく。そんな中、不良たちのリーダーは追い詰められ、ナイフを取り出した。危険を察した歌子は、初めてのデートで功太からもらった防犯ブザーを鳴らした。その音を聞きつけた警察は突入。焦った不良たちのリーダーは歌子を狙い刺そうとしたが、歌子を被った功太が刺されてしまう。

救急搬送された功太は無事に意識を取り戻す。自分をかばって刺された功太を、「もっと自分のこと大事にしてほしい」と歌子は責め立て、結婚指輪を返した。何も言えず功太は一人涙を流すのだった。

母親の田舎に一緒に引っ越すことになった大神。退院した功太は、大神の見送りをするのだった。健やかな表情の大神を見て、功太は「どんな人間にでもなれる」と声をかけ、送り出した。

歌子が功太に別れを告げてしばらく経ったとある日。功太が「防犯対策講習会」のために歌子の学校を訪れていた。歌子の話を聞いていた三門は、功太を困らせようと「なぜ警官なのか?」と質問をする。功太は、自分の父の話を持ち出し説明した。加えて歌子への気持ちも伝えたのだった。そのメッセージを受け取った歌子は学校を後にする功太を追いかける。そのとき、功太は上司の気遣いに乗っかり、学校に残った。再開した二人は体育館で2人は抱きしめ合い、復縁を誓った。

後日、遊園地でデートする歌子と功太。観覧車の頂上で、功太は歌子に結婚指輪を返しキスをするのだった。

映画『PとJK』の感想・評価・レビュー

正義感の塊のような青年が、一目惚れしたのは未成年の高校生。という禁断の設定もさることながら、互いのことを全く知らない中でプロポーズする思い切りと受け止める世間知らずっぷりに完敗した。「秘密の年の差結婚」という想像力を掻き立てるフレーズに、恋愛欲を掻き立てられた(MIHOシネマ編集部)


ありえなさが爆発しているような作品です。それこそJKなんかだと楽しく観れるのでしょうか?大人になってしまったわたしにはもうわかりません。ただただイライラしてしまいます。北海道は函館で撮影されたようですが、町並みが綺麗でなお現実味がなくなりますね。これが東京で撮っていたとしたら、大きく印象が変わったと思いますし、もはやストーリーも変わりそうです。非現実的なラブコメを観たければおすすめします。亀梨和也が主演とあってキュンキュンもできるかと思います。(女性 20代)

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