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映画『パラノーマル・アクティビティ2』あらすじネタバレ結末と感想

映画『パラノーマル・アクティビティ2』の概要:2007年に公開され大ヒットした、超低予算モキュメンタリーホラー映画「パラノーマル・アクティビティ」の続編。息子が生まれ、幸せいっぱいの家庭に忍び寄る恐怖を描いた。

映画『パラノーマル・アクティビティ2』 作品情報

パラノーマル・アクティビティ2

  • 製作年:2010年
  • 上映時間:91分
  • ジャンル:ホラー
  • 監督:トッド・ウィリアムズ
  • キャスト:ケイティー・フェザーストン、スプレイグ・グレイデン、ブライアン・ボーランド、モリー・イフラム etc

映画『パラノーマル・アクティビティ2』 評価

  • 点数:45点/100点
  • オススメ度:★★☆☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★☆☆☆
  • 演出:★☆☆☆☆
  • 設定:★★☆☆☆

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映画『パラノーマル・アクティビティ2』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『パラノーマル・アクティビティ2』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『パラノーマル・アクティビティ2』 あらすじ【起・承】

ダニエルとクリスティーの間に、息子ハンターが生まれた。
ダニエルの連れ子のアリ、お手伝いのマティーンに歓迎され、伯母にあたるケイティもハンターが可愛くて仕方がない。

ある日、家に空き巣が入る。
姉ケイティが妹クリスティにプレゼントした、手作りのネックレスだけが盗まれていた。
一家は防犯対策として、家じゅうに監視カメラを設置することに。
マティーンが、悪い霊を追い払うための「おまじない」をする以外は、平和な日常が続く。

クリスティたちを心配し、ケイティや彼氏のミカも家に来るようになっていた。
だが、ハンターとマティーンを残して一家が外出した時、マティーンが再び「おまじない」をしたため、彼女はクビになる。

やがて家の中で、怪奇現象が起こり始める。
自分たちの周囲では、奇妙な出来事が多かったのだと語るケイティとクリスティ。
監視カメラを確認すると、実際に奇妙な現象が映り込んでいた。

ハンターの世話をアリに任せ、ふさぎこむようになったクリスティを外に連れ出したダニエル。
アリはボーイフレンドのブラッドと一緒に過ごしたが、深夜になって勝手にドアが閉まり、ハンターを残して締め出されてしまう。
それがきっかけで、アリは家に悪魔がいるのではないかと思うように。

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映画『パラノーマル・アクティビティ2』 結末・ラスト(ネタバレ)

家の中での怪奇現象はひどくなる一方で、暢気な父よりもクリスティに相談するアリ。
クリスティも不安になっていくが、様子を見に来たケイティは気にしないよう忠告する。
それを聞いたアリは、ケイティとクリスティの家系図を調べ、彼女の曾祖母が悪魔と契約を交わしたのではないかと思いつく。

愛犬アビーの様子がおかしくなり、ダニエルとアリは動物病院へ急ぐ。
その間、家に残されたクリスティは怪奇現象に巻き込まれ、地下室に閉じ込められてしまった。

翌日クリスティは体調を崩し、ダニエルは休めない仕事があって、ひとりハンターの面倒を見ることになったアリ。
豹変したクリスティと前日の監視カメラ映像を見たアリは、ダニエルに助けを求める。
するとダニエルはマティーンを呼び出し、クリスティを助ける唯一の方法を行おうとする。
それは、クリスティに憑いた悪魔をケイティに移すというものだった。

3週間後、ケイティとミカが同棲する家で、怪奇現象が起こるようになったと相談されたクリスティ。
その後、ミカはケイティに殺された。

そしてケイティはダニエルとクリスティを殺害して、ハンターを誘拐。
学校の旅行に行っていたアリだけは助かった。

映画『パラノーマル・アクティビティ2』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『パラノーマル・アクティビティ2』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

前作とのつながり方だけは面白い

前作「パラノーマル・アクティビティ」で、ケイティに悪魔がとり憑いた原因を明らかにしつつ、ケイティの妹クリスティの家庭で起こる怪奇現象を描いた作品。
本作では、防犯対策として取り付けた監視カメラの映像をメインにしていて、薄暗さが気になるものの、カメラを毎回設置したりそれに反対するという面倒なやり取りが無くて良い。
ケイティやミカも登場しているが、「この30日後にミカは死んだ」というテロップはやりすぎで、苦笑いしてしまう。
だが、そのテロップのおかげで、時系列がわかりやすくなっているのも事実。

前作同様、地味な怪奇現象の数々にはうんざりさせられるし、大きな音で怖がらせようとするのは面白味が無い。
クリスティに憑いた悪魔をケイティになすりつけ、その結果、ミカとケイティの家で1作目の出来事が起こるという展開は意外性があって面白い。
原因が悪魔だというのは最初から分かり切っているストーリーだが、1作目とのつながり方に驚かされる。

3作目を視野に入れたエンディングは、1作目のヒットにあやかろうという製作陣の意図が見え隠れするものの、前作の種明かしをしながら本編が進むというストーリーは斬新。

モキュメンタリーとしてのリアリティはキャストの演技力だけ

キーパーソンとして登場するケイティ、惨劇の30日前のミカに加え、クリスティ役のスプレイグ・グレイデン、ダニエル役のブライアン・ボーランド、アリ役のモリー・イフラムの演技も自然体で、見ごたえがある。

クリスティが階段から地下室に吸い込まれていくシーンなど、あからさまな合成シーンにはガッカリさせられる。
監視カメラの他に、途中からアリがカメラを持ち出すのに、たいしたものが映らないというツッコミどころもある。

映画『パラノーマル・アクティビティ2』 まとめ

前作の監督オーレン・ペリが製作にまわり、トッド・ウィリアムズがメガホンを取った本作。

時系列は、前作「パラノーマル・アクティビティ」よりも前で、本作の出来事がきっかけとなってケイティとミカに異変が起こったという内容。
よく見ると、監視カメラ映像の中に気が付かないような小さな怪奇現象が起こっていたりするので、間違い探しのような感覚でなら2回以上見ることができるであろう作品。

なお、アリ役のモリー・イフラムはスピンオフ作品「パラノーマル・アクティビティ 呪いの印」にも出演している。

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