この記事では、映画『パラノーマル・アクティビティ2』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『パラノーマル・アクティビティ2』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『パラノーマル・アクティビティ2』 作品情報
- 製作年:2010年
- 上映時間:91分
- ジャンル:ホラー
- 監督:トッド・ウィリアムズ
- キャスト:ケイティー・フェザーストン、スプレイグ・グレイデン、ブライアン・ボーランド、モリー・イフラム etc
映画『パラノーマル・アクティビティ2』 評価
- 点数:45点/100点
- オススメ度:★★☆☆☆
- ストーリー:★★☆☆☆
- キャスト起用:★★★★☆
- 映像技術:★★☆☆☆
- 演出:★☆☆☆☆
- 設定:★★☆☆☆
[miho21]
映画『パラノーマル・アクティビティ2』 あらすじネタバレ(起承転結)
映画『パラノーマル・アクティビティ2』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む
映画『パラノーマル・アクティビティ2』 あらすじ【起・承】
ダニエルとクリスティーの間に、息子ハンターが生まれた。
ダニエルの連れ子のアリ、お手伝いのマティーンに歓迎され、伯母にあたるケイティもハンターが可愛くて仕方がない。
ある日、家に空き巣が入る。
姉ケイティが妹クリスティにプレゼントした、手作りのネックレスだけが盗まれていた。
一家は防犯対策として、家じゅうに監視カメラを設置することに。
マティーンが、悪い霊を追い払うための「おまじない」をする以外は、平和な日常が続く。
クリスティたちを心配し、ケイティや彼氏のミカも家に来るようになっていた。
だが、ハンターとマティーンを残して一家が外出した時、マティーンが再び「おまじない」をしたため、彼女はクビになる。
やがて家の中で、怪奇現象が起こり始める。
自分たちの周囲では、奇妙な出来事が多かったのだと語るケイティとクリスティ。
監視カメラを確認すると、実際に奇妙な現象が映り込んでいた。
ハンターの世話をアリに任せ、ふさぎこむようになったクリスティを外に連れ出したダニエル。
アリはボーイフレンドのブラッドと一緒に過ごしたが、深夜になって勝手にドアが閉まり、ハンターを残して締め出されてしまう。
それがきっかけで、アリは家に悪魔がいるのではないかと思うように。

映画『パラノーマル・アクティビティ2』 結末・ラスト(ネタバレ)
家の中での怪奇現象はひどくなる一方で、暢気な父よりもクリスティに相談するアリ。
クリスティも不安になっていくが、様子を見に来たケイティは気にしないよう忠告する。
それを聞いたアリは、ケイティとクリスティの家系図を調べ、彼女の曾祖母が悪魔と契約を交わしたのではないかと思いつく。
愛犬アビーの様子がおかしくなり、ダニエルとアリは動物病院へ急ぐ。
その間、家に残されたクリスティは怪奇現象に巻き込まれ、地下室に閉じ込められてしまった。
翌日クリスティは体調を崩し、ダニエルは休めない仕事があって、ひとりハンターの面倒を見ることになったアリ。
豹変したクリスティと前日の監視カメラ映像を見たアリは、ダニエルに助けを求める。
するとダニエルはマティーンを呼び出し、クリスティを助ける唯一の方法を行おうとする。
それは、クリスティに憑いた悪魔をケイティに移すというものだった。
3週間後、ケイティとミカが同棲する家で、怪奇現象が起こるようになったと相談されたクリスティ。
その後、ミカはケイティに殺された。
そしてケイティはダニエルとクリスティを殺害して、ハンターを誘拐。
学校の旅行に行っていたアリだけは助かった。
映画『パラノーマル・アクティビティ2』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『パラノーマル・アクティビティ2』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
前作とのつながり方だけは面白い
前作「パラノーマル・アクティビティ」で、ケイティに悪魔がとり憑いた原因を明らかにしつつ、ケイティの妹クリスティの家庭で起こる怪奇現象を描いた作品。
本作では、防犯対策として取り付けた監視カメラの映像をメインにしていて、薄暗さが気になるものの、カメラを毎回設置したりそれに反対するという面倒なやり取りが無くて良い。
ケイティやミカも登場しているが、「この30日後にミカは死んだ」というテロップはやりすぎで、苦笑いしてしまう。
だが、そのテロップのおかげで、時系列がわかりやすくなっているのも事実。
前作同様、地味な怪奇現象の数々にはうんざりさせられるし、大きな音で怖がらせようとするのは面白味が無い。
クリスティに憑いた悪魔をケイティになすりつけ、その結果、ミカとケイティの家で1作目の出来事が起こるという展開は意外性があって面白い。
原因が悪魔だというのは最初から分かり切っているストーリーだが、1作目とのつながり方に驚かされる。
3作目を視野に入れたエンディングは、1作目のヒットにあやかろうという製作陣の意図が見え隠れするものの、前作の種明かしをしながら本編が進むというストーリーは斬新。
モキュメンタリーとしてのリアリティはキャストの演技力だけ
キーパーソンとして登場するケイティ、惨劇の30日前のミカに加え、クリスティ役のスプレイグ・グレイデン、ダニエル役のブライアン・ボーランド、アリ役のモリー・イフラムの演技も自然体で、見ごたえがある。
クリスティが階段から地下室に吸い込まれていくシーンなど、あからさまな合成シーンにはガッカリさせられる。
監視カメラの他に、途中からアリがカメラを持ち出すのに、たいしたものが映らないというツッコミどころもある。
前作の衝撃を超えることができるのかと期待して観ましたが、結果的に「恐怖の拡張」に成功していたと思います。家庭用防犯カメラという視点の変化が新鮮で、特にプール掃除機の位置が変わるなど細かい演出にゾッとしました。赤ちゃんのハンターを狙う“何か”の存在が徐々に強くなる描写は、日常がじわじわ崩れていく怖さを上手く描いています。終盤に1作目と接続する展開も見事で、シリーズものとしてのつながりが深まりました。やや中盤のテンポの遅さは気になりましたが、それが逆にリアルさを感じさせるのかもしれません。(20代 男性)
赤ちゃんがいる家庭という設定が、母親としての立場から非常に怖かったです。何気ない日常が、映像として記録されることで恐怖を際立たせているのが上手い。特に赤ちゃんが何者かに引きずられていくシーンは、本当に叫びそうになりました。家族の中に忍び寄る恐怖、それに対して無力な大人たちという構図がとてもリアル。最終的に前作のケイティに繋がる展開には、思わず「そういうことか!」と唸ってしまいました。ホラーが苦手でも、このシリーズはなぜか観てしまう中毒性があります。(30代 女性)
1作目よりスケールは広がったけど、怖さはむしろ日常の中に潜む不気味さが増していて良かったです。ペットの反応や赤ちゃん用モニターなど、テクノロジーを使った恐怖演出がとてもリアルで「これ、本当にありそう」と思わせる説得力がありました。ケイティがラストで戻ってきて起こる展開は衝撃でしたね。過去に遡る感じで前作に繋がる演出も良く、続編としてよくできていると感じました。ただ、ホラー好きとしてはもう少し派手な演出もあって良かったかなと思います。(40代 男性)
家族を描いた点で、1作目よりも感情移入しやすかったです。特に母親と赤ちゃんの関係が丁寧に描かれていたので、その絆が恐怖で引き裂かれていくのがとても辛く、同時に怖かったです。防犯カメラの視点から見せられる日常の狂気がじわじわと効いて、終盤は息を飲みました。ケイティの登場と惨劇の再来で、「この家族もまた…」という無力感に襲われました。単なるホラーではなく、家族ドラマとしても見ごたえがありました。(50代 女性)
前作を観た後だったので、どんな風に繋がっているのかワクワクしてました。時間軸が過去に戻るという構成は面白かったです。最初はゆっくり進むけど、その分、だんだんと異変が増えてくるのが逆にリアルで怖かった!ハンターの存在が重要なのも後の作品に繋がる伏線として上手い。ケイティが登場した瞬間は鳥肌でした。ただ、観る順番によっては混乱する人もいるかも。シリーズ通して観ると評価がグンと上がる作品ですね。(10代 女性)
日常に潜む恐怖を描く手法が非常に効果的でした。防犯カメラという“定点観測”の不気味さがここまで怖さを演出するとは。派手な演出に頼らず、音や物の動きで怖がらせてくるのが好印象。特に赤ちゃんのハンターが階段から落ちそうになるシーンなど、親ならではのヒヤッとする場面が多く、リアルな恐怖を味わいました。最終的に1作目と繋がる形で終わるのも良く、全体的に完成度の高いホラー作品です。(30代 男性)
ホラー映画は苦手ですが、家族の物語として気になって観ました。意外にもグロテスクな描写は少なく、心理的にじわじわくる怖さがメインでした。赤ちゃんや犬など、守るべき存在が狙われるという構図が本当に怖い。日常生活の中での異常、例えば鍋が突然落ちたり、扉がひとりでに開いたりといった現象にリアリティがあり、夜トイレに行くのも怖くなりました…。静かながら印象に残る恐怖でした。(40代 女性)
カメラの切り替えや画面分割を使って緊張感を高める演出がうまかったです。あえて全部を映さず、観客の想像に委ねるスタイルが非常に効果的。序盤の静けさが、中盤以降の恐怖に繋がっていて、緩急がとても良かったです。ケイティが再登場してからの展開はスリリングで、彼女がどうなっていたのかが少しずつ分かっていくのも良かった。ドキュメンタリー風のリアルさがあり、派手さはないけど質の高いホラーです。(20代 女性)
1作目が斬新すぎたので、正直そこまでのインパクトは感じませんでしたが、家族が巻き込まれる形で描かれる恐怖はまた違った意味で怖かったです。赤ちゃんやペットの反応が不気味で、何かがいると感じさせる演出が効果的。最後のシーンでケイティが戻ってきて起こる惨劇はやはりショックでした。ホラーというよりも、オカルト風味のサスペンスとして楽しめました。じっくり観るのが好きな人にはおすすめです。(50代 男性)
初めてこのシリーズを観たのが本作だったのですが、想像以上に怖かったです。映像がリアルなので「本当にあった映像なのでは?」と錯覚してしまうほど。特に深夜に再生するのはおすすめできません(笑)。小さな異変が重なっていくことで生まれる恐怖がクセになります。1作目と繋がる部分を知って、すぐに前作も観ました。ホラー好きにはもちろん、普段あまり観ない人にも入口として良い作品です。(10代 男性)
映画『パラノーマル・アクティビティ2』を見た人におすすめの映画5選
ブレア・ウィッチ・プロジェクト
この映画を一言で表すと?
「手ぶれ映像で描かれる“見えない恐怖”の原点!」
どんな話?
3人の若者が森に入って“魔女伝説”を追いかけるドキュメンタリー風ホラー。行方不明になった彼らの映像が発見され、その映像に記録されていた恐ろしい出来事が観客の心に刻まれる、疑似ドキュメンタリーの金字塔。
ここがおすすめ!
パラノーマル同様に“観客の想像力”を刺激する演出が秀逸。音や視線の誘導、手ぶれカメラの不安定さが、不気味な雰囲気を何倍にも増幅させています。最後まで正体が明かされない恐怖の余韻が圧巻です。
インシディアス
この映画を一言で表すと?
「霊の世界“彼方”とつながる恐怖が、家族を襲う超常ホラー」
どんな話?
引っ越したばかりの一家の息子が原因不明の昏睡状態に。やがて不可解な現象が家を支配し始める。霊媒師を通じて明らかになる“彼方”という異世界の存在、そして息子の魂を救う戦いが始まる。
ここがおすすめ!
ジャンプスケアと不穏な音響で、観る者を緊張の連続に誘います。家族愛というテーマもあり、感情的な深みもあるのが特徴。シリーズ化もされているので、ハマれば一気に世界観を堪能できます。
死霊館(The Conjuring)
この映画を一言で表すと?
「実話ベースの恐怖が骨の髄まで染みわたる本格派ホラー」
どんな話?
ウォーレン夫妻という実在の心霊研究家が、ある家族の住む呪われた屋敷で起きる心霊現象に挑む物語。悪魔祓いや憑依、ポルターガイストなどクラシックな要素がふんだんに盛り込まれている。
ここがおすすめ!
リアルな演出と巧みな演出で「本当にあったのかも」と感じてしまうほどの臨場感。クラシカルな恐怖演出に加え、しっかりとした人間ドラマが感情移入を助けます。ホラー初心者にもおすすめです。
グレイヴ・エンカウンターズ
この映画を一言で表すと?
「閉鎖された精神病院で“本物の恐怖”が始まる…!」
どんな話?
心霊番組の撮影クルーが“ヤラセ”で入った廃病院。だが、深夜になると本当に異常な現象が次々と起こり、やがて彼らは出口のない迷宮に閉じ込められていく。命懸けの撮影記録が映し出される。
ここがおすすめ!
ファウンド・フッテージ(拾得映像)系ホラーの中でも随一の緊迫感。視界が制限される中での異常現象はまさに地獄。逃げ場のない恐怖、精神が壊れていく描写がじわじわと効いてきます。
サイン
この映画を一言で表すと?
「静寂と日常の崩壊が生む、異星からの不気味な“サイン”」
どんな話?
田舎町の農場で“ミステリーサークル”が出現し、それをきっかけに世界各地で異常事態が発生。元神父の主人公が、家族と共に静かに迫る「何か」に立ち向かう様子を描いたSFサスペンス・ホラー。
ここがおすすめ!
目に見えない恐怖がじわじわと近づいてくる構成が、『パラノーマル・アクティビティ』に通じる緊張感を生みます。家族愛と信仰の物語も丁寧に描かれており、ジャンルを超えて心に残る一作です。
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