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映画『パラサイト』あらすじネタバレ結末と感想

映画『パラサイト』の概要:古典SFで有名な作品「盗まれた街」をベースにして作られたパニックホラー。監督は、「シン・シティ」を手掛けたロバート・ロドリゲス。主演は『ロード・オブ・ザ・リング』のイライジャウッドが務めている。

映画『パラサイト』 作品情報

パラサイト

  • 製作年:1998年
  • 上映時間:104分
  • ジャンル:青春、ホラー
  • 監督:ロバート・ロドリゲス
  • キャスト:イライジャ・ウッド、ジョシュ・ハートネット、ジョーダナ・ブリュースター、ショーン・ハトシー etc

映画『パラサイト』 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

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映画『パラサイト』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『パラサイト』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『パラサイト』 あらすじ【起・承】

舞台はオハイオ州のある高校。主人公のケイシーは、SFオタクで、いじめられっ子だった。ある日ケイシーは、グラウンドで奇妙な生物を発見。それを学校の水槽に入れると動き出した。そして、そのあたりを境に、教師たちが豹変していく。大量の水を摂取したり、おかしな言動を繰り返したり、突然他の教師に襲い掛かったりし始めたのだ。ケイシーと、彼が憧れている新聞部の部長、デライラはその変異を目撃してしまう。さらに二人は、ミイラのようになった教師の遺体を発見したため、ケイシーは両親に知らせた。その後、警官が立ち入り調査に来るが、うまくごまかされてしまう。教師たちがグルになっていることを知った二人は、なんとかして学校を守りたいと考える。

しかし学校では、ハーバーという教師が耳の検査をするといって生徒たちを集めつつあった。ケイシーはSF好きの仲間、ストークリーに相談した。古典のSF作品をいくつも挙げ、二人は今回の件が寄生エイリアンによるものではないかと予想する。

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映画『パラサイト』 結末・ラスト(ネタバレ)

寄生された教師の襲撃を振り切って生き延びたジークは、ケイシーたちと共にネズミを使ってある実験をする。それは寄生された生物は、水がなければ生きられないことを証明し、カフェインの利尿作用を使った薬が効果的だということがわかった。このままでは地球が侵略されてしまうから戦おうというケーシー。皆規制されていないことを証明するためにカフェインでジークが作ったドラッグを吸ったが、デライラは寄生されており逃げてしまった。

パラサイトのボスを倒せばみんな滅びるとSF作品から仮説を立てた5人は、ボスと思わしき校長にドラッグを吸わせるために戦いを挑むが、実はボスは仲間だと思っていたメアリーべスだったのだ。ケイシーに迫るパラサイトは「寄生されればいじめや苦痛のない素晴らしい世界になる」と誘う。しかしケイシーはそれをきっぱりと拒み、パラサイトのボスを倒すことに成功。寄生された人たちも助かり、ケイシーは世界を救ったヒーローになったのだった。

映画『パラサイト』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『パラサイト』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

パニック半分青春半分

純然たるホラーやグロを求めて観る映画ではない、と思う。もちろん寄生生物の描き方にはかなり力が入っているし、奇妙な行動をする人々の演出もなかなかに不気味でぞっとする。だが、あくまでもメインは、そのパラサイト達に立ち向かっていく高校生たちの姿である。ケイシーたちはどちらかというと普段日の目を見ないタイプの生徒だ。SFや怪しい実験が好きで、ちょっと引っ込み思案で、といった彼らが、「世界を救わなくちゃ」というある意味子供っぽいがまっすぐな正義感をもってパラサイトに立ち向かう。それがなんとも青春で見ていてわくわくするのだ。こういったパニックホラーにありがちな、暗い終わり方でないのも高評価な点である。確かに後味の悪さがウリになることがホラーやパニック映画では多々あるが、この作品はテイスト的にもすっきり倒して、ケイシーがヒーローになるという大団円がふさわしい。

十分怖い

だからといって繰り返すがホラーの部分がおざなりかというとそうでもないのがこの映画のいいところである。口からパラサイト達が噴出して、スプリンクラーから水を摂取している姿はなかなかインパクトが強く、映画を観たのは何年も前なのに今でもしっかりはっきり覚えているくらいだ。

メッセージ性もある

パラサイト達の主張は「痛みも苦悩もない世界は素晴らしい」というも。ケイシーはいじめられっ子だが、それでも希望を持っていてきちんと跳ねのける。基本全編を通して、ケイシーがいい子でまっすぐなので本当に応援したくなるのだ。パラサイトという不気味な設定と、ひたむきなケイシーがとてもいいバランスを保っている映画である。


期待せずに青春モノかと鑑賞したら、ストーリーはかなりしっかりしていて見応えがありました。嬉しい誤算で結末分かっているのに何回か鑑賞したほどです。
かなり若いイライジャ・ウッドとジョシュ・ハートネットも出演していて楽しめます。誰にパラサイトが寄生しているかわからない面白さ、ラスボスの意外性、しっかり青春もあります。首に足が生えて動くシーンはグロすぎず描かれていていますが、後から考えるとかなりマズイシーンですね。寄生されても元に戻るのはハッピーエンドで良いです。(女性 30代)

映画『パラサイト』 まとめ

パラサイト、というタイトルから結構なグロやパニックを求めて観ると少し違うかもしれないが、映画としてはとてもいい作品だと思う。とにかく一生懸命な主人公にしっかり感情移入で来て最後まで応援したくなる。学校では日の当たらない子供たちが、必死に戦う姿にも心打たれる。応援した気持ちやドキドキがきちんと消化されるラストにも満足。だからといって、ホラー部分が雑かというと全くそうではなく、クリーチャーのテクスチャもかなり本格的で、絵面的にもインパクトが強いシーンがたくさんある。パニックホラーと青春がぴったりといいバランスでマッチした名作である。

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