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映画『PARKS パークス』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『PARKS パークス』の概要:大学生の吉永純の部屋に、木下ハルという女の子が訪ねてくる。木下は亡き父の小説を作るため、父・晋平の足跡を辿っていた。吉永は木下と一緒に、晋平の元恋人である佐知子を探すことになった。

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映画『PARKS パークス』の作品情報

PARKS パークス

製作年:2016年
上映時間:118分
ジャンル:ヒューマンドラマ、青春
監督:瀬田なつき
キャスト:橋本愛、永野芽郁、染谷将太、石橋静河 etc

映画『PARKS パークス』の登場人物(キャスト)

吉永純(橋本愛)
大学生。昔子役として活躍していたことがあった。子役としての人気が落ちてから、逃げ癖がついている。
木下ハル(永野芽郁)
亡き父の小説を作るため、父の足跡を辿っている。その過程で吉永に出会い、一緒に父の元恋人を探すことになる。天真爛漫な性格。
小田倉トキオ(染谷将太)
木下の父の元恋人の孫。スタジオでアルバイトをしている。調子が良い性格。SNSを使っている。

映画『PARKS パークス』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『PARKS パークス』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『PARKS パークス』のあらすじ【起】

吉永純は恋人と別れた後、気持ちを整理するために部屋の片づけを行った。その時、大学から届いていた手紙を見つける。中身は留年通知書だった。吉永は井上教授の元へ行き、何とか単位を与えて欲しいと頼んだ。吉永は既に就職先が決まっていたため、卒業できないのは困るのだった。井上教授は単位を与える代わりに、今週中に卒論のアウトラインを出すよう指示した。

吉永の家に木下ハルという女の子が訪ねてくる。木下は50年ほど前に部屋に住んでいた佐知子という女性を探していた。木下は直接佐知子と面識はなかったが、残っていた手紙や写真から父の元恋人だということを知ったのだ。木下は母が再婚する前に、亡き父・晋平の小説を書こうとしていた。それは、父のことを忘れないようにするためだった。吉永は木下の行いが無謀だと感じたが、探している訳を知り強く言えなくなってしまう。

吉永は「60年代の恋文から読み解く佐知子の青春」という題でレポートを書くことを決め、木下の佐知子探しを手伝うことにした。アパートのオーナーである寺田から佐知子が暮らしている住所を教えてもらい、家を訪ねた。佐知子の孫の小田倉トキオに偶然会うことができ、佐知子に会わせて欲しいと頼んだ。しかし、先月亡くなったと言われる。

木下は佐知子が亡くなっていたことに落ち込んだ。吉永の家にあったギターを闇雲に鳴らしていると、吉永にギターを取り上げられる。吉永はギターを弾いて歌を歌った。木下は歌を聞いて笑顔を見せた。

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映画『PARKS パークス』のあらすじ【承】

小田倉が祖母の遺品の中を確認していると、オープンリールテープが出てきた。吉永と木下を呼び、一緒に聞くことにした。テープには佐知子と晋平の歌声が入っていたが、テープが痛んでいて途中までしか聞くことができなかった。

吉永は「60年代の恋文をめぐる佐知子の物語」という題でレポートを提出するが、半分しか書けていなかった。井上教授はレポートと共にオープンリールテープに入っていた曲を完成させれば単位を与えると約束した。吉永は嫌がるが、卒業をするためには拒否権はなかった。

吉永は木下と小田倉と共に曲作りを行うことになった。風の音、カップルが乗るボートの音、電車の音など、2017年の日常で聞こえる様々な音を録音した。そして、60年代のレコードを探した。吉永は曲作りを頑張りながら、佐知子達の過去に思いを馳せた。

木下は佐知子達の愛をテーマに小説を書くことにした。吉永は曲作りのテーマについて聞かれるが、何も浮かばなかった。そこで、1960年代について調べてみることにした。1960年代には「ガガーリンが宇宙飛行に成功」や「鉄腕アトムがテレビで放送された」などの出来事が起きていた。そんな時代、晋平は佐知子に恋をしていたのだ。吉永は佐知子への熱い思いが曲に乗せられているのだろうと想像するが、曲作りに生かすことができなかった。

映画『PARKS パークス』のあらすじ【転】

吉永達は吉永の友人の理沙と一緒に食事を共にした。そこで、理沙から音楽のフェスへの参加を打診される。吉永はまだ曲ができていなかったので断ろうとするが、木下と小田倉は乗り気になり承諾してしまう。吉永は小田倉達に抗議するが、上手く丸め込まれてしまう。その後、「幻のラブソング」をライブで披露するということで、吉永達の写真がネットの記事に掲載された。

吉永達はバンドのメンバーを探した。キーボード、ベース、ドラム、ギターの4人が集まった。そして、皆で練習を行った。木下は夢の中で、曲作りを行っている佐知子、晋平、友人の健太の姿を見た。曲作りの最中、佐知子&健太と晋平の間で度々意見が対立していた。佐知子は徐々に晋平への思いを失くすが、そのことに晋平は気づいていなかった。

吉永と小田倉はバンドマンの男性から、フェスに出るのにユーチューブの再生回数が少なすぎると忠告される。男性はフェスを盛り上げるため、もっとポップでダンサブルな要素を前面に出した方が良いとアドバイスした。

映画『PARKS パークス』の結末・ラスト(ネタバレ)

曲が完成し、吉永達は公園で演奏した。曲を聞いた木下は、あまり嬉しそうではなかった。吉永が作った曲からは、晋平の佐知子への思いを感じられなかったのだ。吉永は木下の言っていることが理解できなかった。

吉永は寺田にもフェスのチラシを渡した。フェス当日。吉永と小田倉以外のメンバーが食中毒を起こしてしまう。吉永は2人だけで演奏するのは無理だと感じたが、小田倉に出演しようと誘われる。結局、2人だけでステージに立つことになった。しかし、吉永は観客にいる木下を見て、歌うことができなくなってしまう。しかも、ラップを歌っていた小田倉が倒れてしまい、吉永達のフェスは散々な結果に終わった。

寺田が亡くなってしまう。吉永は二度と曲を聞かせてあげられなくなったことに落ち込んだ。そして、フェスの前に変なことを言うから歌えなくなったのだと木下を責めてしまう。怒った木下は家を出て行った。

吉永は木下を探しに行くが見つからなかった。途中で小田倉に会ったため、フェスのことを謝罪して木下を探して欲しいと頼んだ。吉永は町内放送で木下に呼びかけ、歌を歌った。曲を聞いた木下は、吉永に微笑んで帰っていった。

映画『PARKS パークス』の感想・評価・レビュー

抽象的な表現が多く、ファンタジー映画を見ているかのような不思議な雰囲気がある作品だった。物語のラストははっきりと描いた方が後味が良いと思うので、抽象的なまま終わったのは残念だった。橋本愛の歌声がとても綺麗で、ギターを弾いている姿が様になっていた。音楽も物語の重要な要素になっているため、直接映画を見た方が楽しめる作品だと思う。吉永、木下、小田倉のわちゃわちゃした感じは見ていて楽しくて、友情を育んでいる様子は素敵だなと感じた。(MIHOシネマ編集部)

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