映画『パッセージ 牙剥く森』の概要：オーストラリアの都市伝説をモチーフにしたホラー映画。旅行中に地元民と親しくなり、幽霊が出ると噂の森に肝だめしに行った男女が、そこで起こった本当の事件の謎に巻き込まれていく。
映画『パッセージ 牙剥く森』の作品情報
上映時間：84分
ジャンル：ホラー
監督：デヴィッド・キャンベル
キャスト：ジェシカ・トーヴィー、ニコラス・ガン、ティム・フィリップス、ピッパ・ブラック etc
映画『パッセージ 牙剥く森』の登場人物（キャスト）
- マヤ（ジェシカ・トヴェイ）
- 親友アメリアと、アメリアの双子の片割れトビーと一緒に、アメリカから旅行に来ていた女の子。レモンツリー・パッセージの森で、ひとりだけ光を目撃しなかった。レモンツリー・パッセージでの肝試しの後から、謎のビジョンを見るようになる。
- ジョーディー（ティム・フィリップス）
- オーストラリアに住む青年。ビーチで偶然マヤたちに出会い、ナンパして仲良くなる。オスカーは悪友。サムという兄がいる。16歳の時まで、ワッキーというぬいぐるみを手放せなかったらしい。
- アメリア（ピッパ・ブラック）
- マヤの親友。アメリカ出身のブロンドヘアの女の子。双子の片割れトビーとは性別が違うが、一緒に行動できることを楽しんでいる様子。
- オスカー（アンドリュー・ライアン）
- オーストラリアに住む青年。ジョーディーの悪友。ぽっちゃりした体格に、ウェーブがかった髪の毛。バイクに乗った男性がひき逃げされたという内容の、レモンツリー・パッセージの怪談をマヤたちに話して聞かせる。
- サム（ニコラス・ガン）
- ジョーディーの兄。スキンヘッドに強面、屈強な体格。ジョーディーと一緒に暮らしている。実は怪奇現象に悩まされていて、冷蔵庫の中から手が伸びてきたり、シャワー中に手を怪我する幻覚に襲われたりしている。
映画『パッセージ 牙剥く森』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『パッセージ 牙剥く森』のあらすじ【起】
マヤは、男女の双子アメリアとトビーと一緒に、オーストラリアに旅行に来ていた。
ビーチで地元人のジョーディーとオスカーに出会い、意気投合した5人は、幽霊が出ると噂のレモンツリー・パッセージへ行く事になる。
バイクに乗った男が帰宅途中、レモンツリー・パッセージの交差点で、若者たちの車にひき逃げされた。
その事故以来、レモンツリー・パッセージの道を車で猛スピードで走らせると、謎の光が追ってくるようになったのだという。
5人はレモンツリー・パッセージで肝試しをする。
マヤ以外のメンバーは光を目撃し、マヤは鼻血を流した。
ジョーディーの家に泊まることになったマヤ、アメリア、トビー。
ジョーディーの兄サムも一緒に暮らしていたが、サムは様子がおかしかった。
その日の夜、ひどい悪夢にうなされたマヤは、目覚めるとクローゼットの中にいた。
夜になり、レモンツリー・パッセージの幽霊の光を撮影しに行く5人。
道路でカメラを構えていたオスカーの隣に光が出てくるが、オスカーにもマヤにも光は見えない。
そしてオスカーは忽然と消えた。
映画『パッセージ 牙剥く森』のあらすじ【承】
オスカーを探すアメリアとトビー。
車に残ったマヤとジョーディーは良い雰囲気になってキスをするが、突然マヤはタバコを吐き出す。
急に寒気を覚えたマヤのために車のエンジンをかけると、車内にガスが充満する。
車のトランクには、オスカーの死体が入っていた。
オスカーの死体に触れたマヤは、夢で見たのと同じビジョンを見る。
そして、オスカーの携帯と1枚の紙を見つける。
戻ってきたアメリアに状況を説明し、運よく通りかかった車に助けを求めるが、車のライトは突然消えてしまった。
そしてオスカーの死体も消えた。
オスカーの死体を見ていないアメリアは、ひどいイタズラだと激怒。
トビーとの待ち合わせ場所へ向かう途中、マヤだけが光を目撃する。
そしてオスカーの携帯に、彼が殺される様子が録音されているのに気付く。
しかしアメリアにもジョーディーにも聞こえない。
待ち合わせ場所にいないトビーを探すと、首を吊られた状態で死んだトビーが見つかる。
落ちていた木の枝が逃げるよう示し、3人は逃げ出した。
映画『パッセージ 牙剥く森』のあらすじ【転】
マヤは、拾った新聞記事から、レモンツリー・パッセージで19歳の少女が行方不明になっていると知る。
事件があったのは、同じ11月26日だった。
再びビジョンを見たマヤは、行方不明の少女の幽霊に導かれて歩き出す。
幽霊が見えないアメリアとジョーディーは、マヤは夢遊病なのかもしれないと考え、こっそり後をつける。
部屋で怪奇現象に遭遇し、導かれるようにして車を走らせていたサム。
そしてサムも、レモンツリー・パッセージの森に迷い込んだ。
サムのせいでブリアナに殺された、という男たちの幽霊の声を聞き怯えるサム。
マヤはブリアナの霊に導かれ、自分から湖に落ちる。
後をつけていたジョーディーとアメリアは驚き、マヤを助けるためにジョーディーは湖に入る。
陸に残ったアメリアは、サムに攫われる。
サムはアメリアを縛り、森に来た理由を言うよう脅す。
怯えるアメリアは何も答えることができず、そのまま放置されてしまった。
ジョーディーに助けられたアメリアは、湖の中でブリアナに会ったと話す。
森の中でサムたちに暴行され、殺されて湖に沈められたブリアナ。
映画『パッセージ 牙剥く森』の結末・ラスト（ネタバレ）
姿の見えないアメリアを心配する、マヤとジョーディー。
アメリアを見つけたマヤとジョーディーは、サムに攫われたのだと教えられる。
アメリアを縛るロープを解くため、ナイフを取りに車へ向かったマヤ。
しかしバックミラーに写る姿が、自分ではない事に気付く。
そして車を発進させてアメリアを殺し、ジョーディーを木に縛り付けた。
マヤはブリアナに取り憑かれていた。
オスカー、トビー、アメリアを殺したブリアナは、自分を殺したサムに復讐を遂げようとしていた。
駆けつけたサムは銃を手にしていたが、ジョーディーを人質に取られていて手出しができない。
ブリアナは、光が見えた人間は死に、見えない人間は取り憑かれるのだと真実を語った。
追い詰められたサムは、拳銃自殺した。
それと同時にブリアナは倒れた。
気付いたマヤの中から、ブリアナの幽霊はいなくなっていた。
取り憑かれていたと教えられたマヤは、ジョーディーと一緒に森から脱出した。
時間はすでに朝になっていた。
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