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映画『ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄』の概要:ハロウィンの日、大学講師のマイクは息子のチャーリーを連れて町の祭りに参加した。そこで、チャーリーが不思議な言葉を残し、失踪してしまう。1年後、マイクはチャーリーの幻影を見かける。

映画『ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄』の作品情報

ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄

製作年:2016年
上映時間:94分
ジャンル:ホラー
監督:ウーリー・エデル
キャスト:ニコラス・ケイジ、サラ・ウェイン・キャリーズ、ヴェロニカ・フェレ、ジャック・フルトン etc

映画『ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄』の登場人物(キャスト)

マイク・ローフォード(ニコラス・ケイジ)
大学講師。妻のクリスティンと息子のチャーリーと幸せに暮らしている。終身雇用資格を得るため、論文作業を頑張っている。
チャーリー(ジャック・フルトン)
マイクの息子。父のことが大好き。ハロウィンの日に突然失踪する。失踪前、窓の外にいる「何か」を見ている。

映画『ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄』のあらすじ【起】

大学講師のマイク・ローフォードは、終身雇用の資格を得るために論文の執筆を頑張っており毎晩遅く帰っていた。ある夜、息子のチャーリーが外に何かいると言い、怯える。マイクは窓の外を確認するが、何もいなかった。

マイクの元に終身雇用の通知が届いた。マイクは喜び、同僚のハンナと喜び合った。その日はハロウィン当日だったため、ハンナとの会話もそこそこにマイクは急いで帰宅することにした。チャーリーとかぼちゃを彫る約束をしていたのだ。だが、タクシーがなかなか捕まらなかった。

マイクは家に帰るが、チャーリーと妻のクリスティンは既に出かけていた。マイクは帰ってきたチャーリーと、少しだけ町の祭りに参加することにした。クリスティンは約束までに帰って来なかったマイクに腹を立てていたが、終身雇用の資格を得たことを知り機嫌を直した。マイクとチャーリーは、クリスティンに見送られながら出かけていった。

マイク達は祭りに参加し、アイスを買いに行った。商品の受け渡しの間少しだけ目を離した隙に、チャーリーが「幽霊に借りを払って」という言葉を残して忽然と消えてしまう。マイクはチャーリーの名を叫びながら捜し歩いた。見つかったのは帽子だけだった。

クリスティンはチャーリーがいなくなったことにショックを受け、マイクを責めた。マイクはクリスティンを慰めようとするが、触るのを拒否されたためどうすることもできなかった。

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映画『ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄』のあらすじ【承】

夜、マイクはチャーリーの部屋を訪れた。窓から外を眺めていると、背後にチャーリーが立っていた。マイクはチャーリーが戻ってきたことに喜んだ。すると、窓の外にあるのが見えるかと問い掛けてきた。マイクは外を眺め、何かが現れたところで目を覚ました。全てマイクの夢だった。

1年後。マイクはチャーリーが生きていると信じ、行方を捜し続けていた。その一方で、マイクとクリスティンの関係は冷え切っており、別居状態だった。電話を掛けても、クリスティンは出てくれなかった。

マイクはバスに乗っているチャーリーを見かける。慌ててバスを追い、中を調べた。しかし、チャーリーの姿はどこにもなかった。マイクがバスを降りると、1羽の鳥が空を飛んでいった。マイクが鳥の後を追うと、「幽霊に借りを払え」という落書きがある廃屋があった。マイクは建物内に侵入し、盲目のホームレスに出会う。「幽霊に借りを払え」の意味を問うと、文字通りの意味だと教えられる。

マイクはクリスティンに会い、チャーリーが接触しようとして来ているように感じることとを話した。しかし、現実的ではないマイクの話に、クリスティンは怒って取り乱してしまう。その後、マイクとクリスティンは不可思議なことを経験する。マイクが持っているビデオカメラが勝手に作動し、小屋の映像と人の姿が映し出された。クリスティンはキックボードが独りでに動いたところを目撃する。

映画『ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄』のあらすじ【転】

クリスティンはチャーリーが接触しようとして来ているように感じ、マイクに会いに行った。マイクはハロウィン以外の日に失踪している子供の大多数が見つかっているが、ハロウィン当日に失踪した子供の半数が発見されていないことを明かした。2人は手がかりを得るため、2年前に失踪したアレクシス・マルドナードの家族に会いに行くことにした。

マルドナードの部屋は荒れており、父親は疲れ切っていた。マイクは自分の子供も失踪したことを明かし、話を聞いた。アレクシスも失踪前に「幽霊に借りを払え」という言葉を残しており、父がその言葉を聞いていた。そして、父はマイクと同じように、失踪してから1年後にアレクシスの姿を見ていた。

マイクは不可思議な存在が子供達を誘拐していることを、マイクの調査を行っているジョーダン刑事に話した。ジョーダンは話を信じず、マイクの話を一蹴して電話を切った。だが、無視することもできず、ハロウィンの日に起きた児童失踪事件の未解決事例を調べることにした。すると、ミア・ウェンという女の子が、失踪前に幽霊の話をしていたことが分かった。ジョーダンはミアの母親に会いに行き、2日前にミアの姿を見たと教えられる。ミアは幽霊から助けてと言っていた。

クリスティンはマイクを家に招いた。その夜、マイクは古い衣装を着た子供達の幻影を見る。一瞬のことだったため、その中にチャーリーがいたかどうかも分からなかった。2人は霊能力者に頼ることにした。依頼を受けた霊能者がやって来るが、窓を開けた瞬間体が宙に浮き首を絞められているかのようにもがき苦しみ亡くなってしまう。

映画『ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄』の結末・ラスト(ネタバレ)

夜、クリスティンの体にチャーリーが乗り移り、助けを求めてきた。マイクは助けに行くことを約束した。居場所を聞くため近づくと、ハサミを使って自分の腕を傷つけていた。マイクはハサミを奪い、手当てをした。すると、クリスティンの意識が戻った。クリスティンはチャーリーに乗り移られたときの記憶がなかった。クリスティンの腕を確認すると、模様が刻まれていた。

マイク達はハンナに、クリスティンの腕に刻まれた模様を調べてもらった。そして、ケルトの「三相女神」の印であることが分かった。アイルランドのケルト復興主義者達がニューヨークに入植していた。1679年町でインフルエンザが流行り、多くの死傷者が出た。その原因にされた1人のアイルランド人女性がいた。女性は火あぶりの刑にされていた。

亡くなった霊能力者の遺体が解剖された。体内は自然発火したように焼かれたような状態だった。ジョーダンは遺体を見て、言葉を失くす。一方、マイク達は調査を勧め、火あぶりの刑にされた女性が子供達を誘拐していることを知る。ハロウィンの夜に現世とあの世の境が亡くなり、子供を3人攫いに来るのだ。現世とあの世を繋ぐ扉を通れるのは、前の年に攫われた子供だけだった。そして、その扉はマイクが足を踏み入れた廃屋にあった。

ハンナは調査で分かったことをマイク達に教えた。火あぶりにされた女性はアニー・ソークインという名前で、3人の子供と暮らしていた。1679年のハロウィンの夜、暴徒がアニーの家にやって来た。アニーは子供達を隠すが、見つかってしまう。そして、アニーの前で子供達は焼かれてしまった。嘆き悲しんだアニーは、「毎年この日に3人の子を奪い仕返ししてやる」という言葉を残していた。

ハンナは何者かに襲われ、高所から落下してしまう。一方、マイク達の乗っていたタクシーが鳥に襲われて事故を起こした。クリスティンはマイクにチャーリーの救出を頼んだ。マイクは盲目のホームレスの助けを借り、あの世の世界へと足を踏み入れた。そして、たくさんいる子供の幽霊の中からチャーリーを見つけ出した。マイクはチャーリーと一緒に連れて来られたミアとパブロと一緒に逃げ出した。アニーに現世に戻るのを妨害されるが、チャーリーの声に応じた子供達の幽霊に助けられる。マイク達は無事に現世へと戻ってきた。

クリスティンはチャーリーと再会を果たし、抱き締めて喜んだ。チャーリーは行方が分からなくなっていた期間のことを覚えていなかった。クリスティンは真実を明かさなかった。

映画『ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄』の感想・評価・レビュー

アニーや幽霊の子供達が不気味で、恐ろしかった。しかし、子供達を誘拐する理由があまりにも悲しくて、物語に引き込まれた。マイクの子供を思う愛情の深さと父の強さに感動させられた。チャーリーを無事に取り戻し、クリスティンと寄りを戻せたことも純粋に良かったと思う。しかし、霊能力者やハンナなど、周囲の人間が亡くなってしまうため少し後味は悪かった。ニコラス・ケイジの演技がやはり上手いため、物語がより怖く感じた。(MIHOシネマ編集部)

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