映画『プリティ・ブライド』の概要:結婚式の誓いの言葉を前に逃げ出してしまう花嫁。彼女のことを面白半分で記事にしてしまったコラムニスト。彼は本人からの抗議によって新聞社から解雇されてしまう。改めて本人に密着取材を行ったコラムニストは女性を知るにつれ、惹かれていくようになる。
映画『プリティ・ブライド』の作品情報
上映時間:115分
ジャンル:ラブストーリー
監督:ゲイリー・マーシャル
キャスト:ジュリア・ロバーツ、リチャード・ギア、ジョーン・キューザック、ヘクター・エリゾンド etc
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映画『プリティ・ブライド』の登場人物(キャスト)
- マギー・カーペンター(ジュリア・ロバーツ)
- 結婚式の直前になって逃げ出してしまう女性。家族経営の金物店にて働いている。交際相手の好みに全て合わせることが幸せだと思っている。発明の才能があり、修理が得意。
- アイク・グラハム(リチャード・ギア)
- コラムニスト。女性批判が色濃いコラムを書くことで有名。マギーの記事を書いたせいで世間の女性を敵に回し、更に新聞社から解雇されてしまう。愛想が良く人付き合いに長けている。
- ペギー・フレミング(ジョーン・キューザ)
- マギーの親友。すでに既婚者で夫はローカルラジオのDJをしており、過去にマギーと交際経験がある。夫とマギーの仲の良さを複雑な思いで見つめている。
映画『プリティ・ブライド』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『プリティ・ブライド』のあらすじ【起】
コラムニストのアイク・グラハムは締め切り前で焦っていた。次に書くコラムのネタが見つからないからである。彼が書くコラムは女性批判が色濃く女性受けは悪いが、男性には人気があった。入稿までの約1時間前、いきつけのバーへ入った彼は、ある客から結婚式直前になって逃げ出してしまう花嫁の話を聞く。アイクは興味をそそられ、『逃げ出す花嫁』と題して実在する女性マギー・カーペンターのことをコラムに掲載するのだった。
田舎町ヘイルにて家族経営の金物店に務めるマギーは、自分のことが新聞のコラムに掲載されているのを読んではいたが、友人達の悪戯だと信じて疑わなかった。故に、何食わぬ顔で出勤し、いつも通りの朝を過ごしていた。しかし、友人達が深刻な顔で店を訪れたため、悪戯でないことに気付き顔面蒼白になる。
仕事を早退したマギーは、自宅にて一頻りエクササイズした後、抗議の手紙を書くことにした。訂正箇所は15カ所もあり訴えることも可能だが、それは望んではいない。ただ、虚偽が多いため、コラムニストの解雇と謝罪を希望した。
すると、手紙を読んだ新聞紙の編集長は、アイクを即座に呼び出して解雇を言い渡す。情報源があるにしても、本人に取材したわけでもなく一方的な話でコラムを書くのは間違っているからだ。
翌日、マギーに対し謝罪の記事が掲載。マギーは次の結婚相手とそれを読んで大喜びした。
困ったのは永久解雇されたアイクである。彼は記者の友人に呼び出され励まされた上で、ちゃんと本人に取材して来いと送り出される。その日の内にアイクは田舎町ヘイルへ向かって車を走らせた。
美容室へ出張しているマギーを訪ねたアイク。彼女は4度目の結婚式を控える身であるため、正式に謝罪をした上で名誉挽回として結婚式のコラムを書く予定だった。しかし、彼女は友人達と共謀してアイクの髪を七色に染めて追い返してしまう。これにはむっとしてしまうアイク。仕方ないので手法を変えることにする。
仕事から帰宅したマギーは、自宅にアイクがいることに驚く。彼女の家族は父親と祖母だけであったが、それに結婚相手が加わりアイクも含め、夕食を共に摂った。マギーの父親と祖母はアイクを気に入り、聞かれるままに全てを話してしまうのだった。
映画『プリティ・ブライド』のあらすじ【承】
マギーの最初の結婚相手は音楽好きの修理工。結婚式の映像が残されていたが、いざ誓いの場となるとマギーは途端に踵を返して逃げ出してしまう。
次の結婚相手は優しそうな男性だったが、教会へ入場した後、新郎の前を素通りして出口へ逃走。
3人目の結婚相手とは式場に馬で入場するも、誓いの場にて馬が暴れそのまま逃走。
すでにマギーの結婚は賭けの対象として成立しオッズは8倍となっている。マギーの4人目の結婚相手は、高校の体育教師だった。彼は花嫁を信じて疑わず、アイクの取材を喜んで受けている。だが、マギーは密着取材で自分の周りを嗅ぎ回るアイクに苛立っていた。
マギーは過去の結婚相手を訪ねて回るも、すでにアイクによって先回りされている。彼は愛想が良く、すぐに町民へと受け入れられ町長や警察署長とも仲良しになるのだった。
野球大会の観戦にて、マギーの親友ペギーに取材したアイク。彼女の夫とマギーは過去に交際していたこともあり、親密なほどに仲良しである。そんな2人の関係を複雑な心境で見守るペギー。アイクは彼女の心中を察し、マギーに距離感の忠告をした。
親友の気持ちを顧みたことが無かったマギーは翌日、ペギーに対して真摯に謝罪。親友は笑って謝罪を受け入れてくれるのだった。
その日の夜、アイクが宿泊するホテルの部屋へ侵入したマギー。部屋を物色してメモを盗んで逃走。帰宅後、冷静になって彼のメモを読んだ。
翌朝、アイクに対して態度を軟化させ、取材を受けることにした。マギーと共に行動し、彼女を逐一観察するアイク。彼はマギーが置かれている状況を理解し始める。
映画『プリティ・ブライド』のあらすじ【転】
ある夕方、酒場にてマギーの車を見かけたアイクは、彼女が酔いつぶれた父親を連れて店から出て来るところを発見する。彼女が酒浸りの父親のお守に辟易とした様子だったため、アイクは気分転換にドライブへ誘った。互いの生い立ちを語り合い、少しずつ距離を縮めていくマギーとアイク。
一旦、ニューヨークへ戻ったアイクは、マギーの取材をすることで結婚と彼女に対しての見識を改めることにする。そうして、世間が彼女を見る目と当事者が感じていることの違いに気付くのだった。
その後、婚前パーティへ参加したアイクは、家族を含め友人知人がマギーに辛辣な言葉を並べ立てることに腹を立てる。マギーは過去に3度、結婚することから逃げているため、友人知人からかけられる言葉に反論できないのだ。更に、彼女が結婚相手に対し、全ての好みを合わせていることを指摘。本当の自分として相手と心を通わせていないから、結婚に怖気づくのだと言う。
それに対し、マギーはアイクを罵りコラムにて自分のことを一切書いていないことを指摘する。彼女とアイクは恐らく、似た者同士なのだ。その指摘にアイクは何も反論できないのだった。
翌日からマギーの態度が一変。父親に対し嫌なものは嫌だと言い切る。その日の夜は挙式のリハーサルをすることになっていた。アイクを神父役に据えてマギーの入場から練習。しかし、彼女は新郎ではなくアイクに向かって歩を進め、2人はなぜか誓いの口付けを交わしてしまう。そのせいで新郎は激怒。彼はアイクを殴って教会から立ち去ってしまうのだった。
映画『プリティ・ブライド』の結末・ラスト(ネタバレ)
これにより、互いに惹かれ合う気持ちを自覚したアイクとマギー。式の日取りも、ドレスも場所も決定している。新郎は先ほど去った。今更、式のキャンセルをするにはもう遅い。だが、ここにはアイクがいる。2人は一旦、冷静になって考え互いに結婚しても良いと頷く。日取りの2日前に新郎が変更となる前代未聞の出来事だった。
そうして、式当日。その日はテレビの取材陣やら記者たちがマギーの4度目の結婚式に注目し、続々と集まっていた。新郎がアイクであることも話題を呼んでいる。
今度こそ失敗できない。マギーは今までの比ではないくらいに緊張している。友人達は彼女を労り、気持ちが変わらないよう細微に渡りフォロー。
そして、いよいよその時がきた。マギーは不安そうな表情でヴァージンロードを歩いて来る。しかし、誓いの言葉が開始されると彼女に異変が生じ、危惧していた逃走癖が暴走。
アイクは必死になってマギーを止めようと奮闘するが、彼女の逃げ足は非常に早く逃してしまうのだった。
このことは大々的に報道されることになり、市長は町を上げて報道を規制する事態へと陥ってしまう。
数日の時を経て、ニューヨークへ戻ったアイクの前にマギーが姿を現す。彼女は今までの逃走劇について真実を語り始めた。それまで、結婚相手の望むままの姿を演じてきたマギーは、本当の自分を知らない相手との結婚を承諾しかねていた。だが、アイクとは本音で語り本当の自分として接してきたため、今までの男性とは違っていた。マギーは自分の好みを見つけ出し、改めてアイクと結婚するためにやって来たのだった。
マギーはもう逃げないようにと運動シューズをアイクに渡し、とうとう挙式を成功させるのである。この知らせには誰もが喜び、祝福するのであった。
映画『プリティ・ブライド』の感想・評価・レビュー
『プリティ・ウーマン』の2人によるプリティシリーズの第二段。花嫁が結婚式当日に逃げ出すというお話しですが、それを分かっていてどうして男性は結婚をするんだろうと突っ込んでしまいそうになります。
女性の心理からすると、怖くなって逃げ出すんでしょうけど。最後には、それを受け止めてくれる人とハッピーエンドになります。(女性 30代)
プリティ・ウーマンのリチャード・ギアとジュリア・ロバーツのタッグが再び帰ってきました。今回もとても面白かったです。ジュリア・ロバーツのウェディング姿での乗馬シーンとてもカッコ良くて憧れます。そしてリチャード・ギアの髪がカラフルに!(笑)卵料理のシーンなど笑えるところが沢山ありました。周りの人たちも面白くてめちゃくちゃ良い人たちばっかりでほっこりします。やっぱり、リチャードとジュリアは最高にお似合いな黄金カップルですね。ポスターもとっても素敵です。テーマソングの「恋はあせらずに」と聞くと走り出したくなります(笑)。(女性 30代)
どうしようもないが、どこか憎めない作品。
まずこの邦題。この主人公女性のやっていることを「プリティ」と思うのは難しくないだろうか。ラブコメと見せかけ実は自己肯定感の低い人の問題に切り込もうとしているのか? 確かにそれは今の日本でも大きな問題だ。だが残念ながらこれでは解決しない。とすればこの人達はどこへ行こうとしているのだろう・・・
でも何となく見返してしまう。二番煎じでも馬鹿馬鹿しくても構わない。随所に流れる懐かしい音楽、それだけでも気分が良い。そしてあのプロポーズの言葉、あれは悪くない。(男性 40代)
『プリティ・ウーマン』よりも今作の方が共感しやすいので好きです。ジュリア・ロバーツの結婚式からの見事な逃げっぷりには笑ってしまいます。
相手に合わせすぎて自分の好きな卵料理がわからなくなっているシーンや、結婚式から逃げた後に謝りに行くシーンはとても印象的です。最後に草原か丘のようなところで無事に式を挙げて、みんなが駆け寄ってくるシーンも理想的です。
ただ、『羊たちの沈黙』をイメージした過去のプロポーズ話のインパクトが強くて、リチャード・ギアのプロポーズのインパクトが無かったのだけが悲しいです。(女性 30代)
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