地球外生命体“シンビオート”とジャーナリストのエディが一体化して、残虐な“ヴェノム”が誕生!果たして、ヴェノムの目的は何なのか?スパイダーマンの宿敵として知られる大人気キャラクター“ヴェノム”が主役となり、スクリーンの中で大暴れする!
映画『ヴェノム』の作品情報
- タイトル
- ヴェノム
- 原題
- Venom
- 製作年
- 2018年
- 日本公開日
- 2018年11月2日(金)
- 上映時間
- 不明
- ジャンル
- アクション
SF
アドベンチャー - 監督
- ルーベン・フライシャー
- 脚本
- スコット・ローゼンバーグ
ジェフ・ピンクナー
ケリー・マーセル
ウィル・ビール - 製作
- 不明
- 製作総指揮
- 不明
- キャスト
- トム・ハーディ
ミシェル・ウィリアムズ
リズ・アーメッド
スコット・ヘイズ
リード・スコット - 製作国
- アメリカ
- 配給
- ソニー・ピクチャーズ・エンターテイメント
映画『ヴェノム』の作品概要
マーベルの長い歴史の中で“最も残虐なヴィラン(悪役)”として知られる大人気キャラクターの“ヴェノム”が単独主役となったファン待望の1作。映画ファンとマーベルファンの期待を一身に背負ったこの作品を監督したのは、大成功した長編監督デビュー作『ゾンビランド』(09)や『L.A. ギャング ストーリー』(13)で知られるルーベン・フライシャー。主演を務めるのは、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(15)や『ダンケルク』(16)のトム・ハーディ。
映画『ヴェノム』の予告動画
映画『ヴェノム』の登場人物(キャスト)
- エディ・ブロック / ヴェノム(トム・ハーディ)
- 正義感の強いジャーナリスト。人体実験で犠牲者が出ているという噂を耳にして、ライフ財団への取材を試みる。そこで地球外生命体のシンビオートに寄生されてしまう。
- カールトン・ドレイク(リズ・アーメッド)
- 億万長者の天才発明家であり、ライフ財団の社長。人類の未来を案じて、ライフ財団でシンビオートと人間を融合させる実験をしている。
映画『ヴェノム』のあらすじ(ネタバレなし)
ジャーナリストのエディ・ブロックは、カールトン・ドレイクが率いるライフ財団の研究室で、危険な人体実験により被験者が死亡しているという噂を耳にする。正義感の強いエディは「政府が黙認する社会の闇を暴いてやる!」という信念を持って、ライフ財団への取材を試みる。
ライフ財団のカールトンは、人工的に人類を進化させるため、地球外生命体“シンビオート”と人間を融合させる実験を行っていた。カールトンは、これは誰もが望む歴史的偉業であり、進化した人類は世界を変えるはずだと信じていた。エディは真相を突き止めるため、研究室に潜入する。ところが、そこで人体実験の被験者と接触して、シンビオートに寄生されてしまう。
シンビオートに寄生されてしまったエディは、自分に語りかけてくる声に悩まされる。自らの意思を持つシンビオートは、エディと一体化することで、残虐な“ヴェノム”に生まれ変わろうとしていた。「俺たちは、ひとつになれば何だってできる」と、エディを誘惑するシンビオート。エディはヴェノムになることを拒み続けるが、一方で、強力な力を持つことに魅力を感じ始めていた…。
映画『ヴェノム』の感想・評価
“ヴェノム”とは?
耳元まで裂けた口から鋭利な牙と長い舌をむき出しにして、人間に襲いかかる恐怖のヴィラン(悪役)。それが本作の主人公であり、“マーベル・コミック史上最も残虐なヴィラン”と言われている“ヴェノム”なのだ。
ヴェノムは、シンビオートと呼ばれる地球外生命体が、宿主となるエディに寄生して融合することで生まれたキャラクターのこと。シンビオートにも自分の意思があるため、シンビオートとエディが一体化したヴェノムは、自分のことを「I(俺)」ではなく、「We(俺たち)」と表現する。
コミック版のヴェノムには長い歴史があるが、映画版では『スパイダーマン3』(07)に登場して、ファンを喜ばせた。『スパイダーマン3』では、シンビオートがブラック・コスチュームとしてピーター・パーカー(スパイダーマンの正体)に寄生し、彼をブラック・スパイダーマンに変貌させる。その時、シンビオート はスパイダーマンの能力を全て学習し、さらなる進化を遂げた。その後、ピーターに脱ぎ捨てられたシンビオートは、カメラマンのエディと一体化してヴェノムとなり、スパイダーマンをピンチに追い込む。
スパイダーマンの宿敵として知られるヴェノムは、マーベルファンの間でも絶大な人気を誇るキャラクターであり、本作に寄せるファンの期待は大きい。果たして、トム・ハーディ扮するエディと融合して生まれたヴェノムは、どんなキャラクターに仕上がっているのだろうか。
ヴェノムは最悪のヴィランなのか?それとも…
ヴェノムは、地球外生命体のシンビオートとエディの融合体なので、1つの体の中に2つの人格が存在する。シンビオートには宿主の中の“悪”を増幅させる特徴があり、シンビオートに寄生された宿主は破壊衝動や残酷性が強くなる。普段は理性で抑えている憎しみや怒りの感情が、シンビオートに寄生されることで抑えきれなくなるのだ。
シンビオートそのものは残虐非道な性格で、破壊や殺戮に対するためらいがない。しかし、宿主に強い正義感がある場合、シンビオートの破壊行動に抵抗を示す。ブラック・スパイダーマンになってしまったピーターは、「このままではいけない」と考え、ブラック・コスチュームを脱ぎ捨てることに成功した。
本作の主人公となるエディも、かなり正義感の強い人物のようだ。予告編では、自分の意思とは無関係に人を傷つけてしまうことに苦しみ、シンビオートと融合することを拒んでいる。それでも、最終的にシンビオートとエディは一体化して、ヴェノムは誕生するようだが、問題はこのヴェノムが“最悪のヴィラン”なのか、それとも“正義のダークヒーロー”なのかという点にある。シンビオートがエディとの一体化を熱望するのには、何か特別な理由があるのかもしれない。
ヴェノムの目的は何だ?
現在公開されている予告編では、ヴェノムの宿敵とされるスパイダーマンの姿を確認することはできない。ルーベン・フライシャー監督は「この映画にヒーローは出てきません」と公言しているが、それならば、ヴェノムは一体誰と戦うのであろうか?今のところ、ヴェノムの敵役として、人工的に抽出されたシンビオートから生まれた“ライオット”が登場することはわかっている。しかも、本作にはライオット以外のヴィランも登場し、ヴェノムと戦う模様。さらに、まだ正体の明かされていない最強のラスボス降臨の噂まである。
本作の戦いの構図が“ヴェノムVSスパイダーマン”ではなく、“ヴェノムVS複数のヴィラン”であるならば、ヴェノムがどんな目的で敵と戦うのかが非常に気になるところ。しかし、ファンが最も気になるのは「本当にスパイダーマンは登場しないのか?」ということだろう。フライシャー監督は「きっと、いつか(ヴェノムとスパイダーマンの)道は交わるでしょう」と前向きな発言をしているのだが…その真相やいかに?
映画『ヴェノム』の公開前に見ておきたい映画
スパイダーマン3
特殊な蜘蛛に刺されたことで驚異的な能力を手にした大学生のピーター・パーカー(トビー・マグワイア)は、正義のヒーロー“スパイダーマン”として、ニューヨークの平和を守っていた。ところが、最愛の叔父を殺した真犯人が明らかになり、強い怒りを感じたことで地球外生命体のシンビオートに寄生され、攻撃的なブラック・スパイダーマンになってしまう。ブラック・スパイダーマンの強いパワーに魅了されていくピーターだったが、恋人のメリー・ジェーン(キルスティン・ダンスト)を傷つけてしまったことで目が覚め、ブラック・コスチュームを脱ぎ捨てる。しかし、スパイダーマンの能力を学習したシンビオートは、ピーターを憎んでいるエディ(トファー・グレイス)と一体化し、ヴェノムとなってスパイダーマンの前に立ちはだかる。
2002年に公開された実写版『スパイダーマン』シリーズ3部作の最終章。最終章だけあって、様々な問題が描かれているのだが、何よりも観客を興奮させたのは、クライマックスの“スパイダーマン&ニュー・ゴブリンVSヴェノム&サンドマン”の戦いだろう。ニュー・ゴブリンの正体はピーターの親友ハリーであり、サンドマンの正体はピーターの叔父を殺した脱獄犯フリント・マルコ。サンドマンもかなりの強敵だが、スパイダーマンの能力を全てマスターしているヴェノムは、まさに最強のヴィランと言える。まずはこの作品でヴェノムについて予習して、11月2日公開の『ヴェノム』を見ることをオススメしたい。
詳細 スパイダーマン3
マッドマックス 怒りのデス・ロード
大規模な核戦争で荒廃した近未来の世界。生き残った人間はわずかな資源を奪い合い、殺戮行為を繰り返していた。愛する妻子を殺された元警官のマックス(トム・ハーディ)は、生存本能だけで生きながらえて、荒野をさまよっていた。その途中、砂漠の支配者であるイモータン・ジョー(ヒュー・キース=バーン)の軍団に捕まってしまう。身柄を拘束されたマックスだったが、ジョーへの反乱を企てる女戦士フュリオサ(シャーリーズ・セロン)らの逃走劇に加担し、自由を目指して戦うことになる。
様々な事情で何度も撮影延期の憂き目に遭いながらも、ジョージ・ミラー監督が執念で作り上げた『マッドマックス』シリーズの第4弾。唯一無二の世界観で描かれたアクション超大作であり、全米有力批評サイトでは98%の驚異的な高評価を得て、興行的にも大成功を収めた。あらゆる面において大傑作と言われているが、その中でも、主人公のマックスを演じたトム・ハーディと女戦士フュリオサを演じたシャーリーズ・セロンの演技は大絶賛された。今回の『ヴェノム』でも、“ハリウッド屈指の演技派”と称されるトム・ハーディがどんなヴェノムを演じているのか、楽しみで仕方がない。
ゾンビランド
恐ろしい新型ウィルスの感染拡大により、ほとんどの人類がゾンビ化してしまった世界。引きこもりのオタク青年コロンバス(ジェシー・アイゼンバーグ)は、自ら考え出した“生き残るための32のルール”を几帳面に実践し、この世界で生き延びていた。そんなある日、故郷へ帰ろうとしていたコロンバスは、ゾンビ撲滅に執念を燃やす最強のソンビハンター・タラハシー(ウッディ・ハレルソン)や美人詐欺姉妹のリトルロック(アビゲイル・ブレスリン)とウィチタ(エマ・ストーン)と出会い、ゾンビがいないという噂の遊園地を目指すことになる。
ルーベン・フライシャー監督の長編監督デビュー作。ゾンビ映画でありながら、笑って泣けるロード・ムービーになっており、斬新な演出と脚本が高く評価された。『ゾンビランド』(09)は、ホラー映画が苦手な人でも、ゆるい気持ちで楽しめるコミカルな作品で、アクションシーンも充実している。ルーベン・フライシャー監督の3作目となる長編作品『L.A. ギャングストーリー』(13)は、実在のギャングとロス市警の戦いを描いたシリアスな犯罪映画。ホラー・コメディからハードボイルドまで成功させたフライシャー監督のことなので、今回の『ヴェノム』も完成度の高いSFアクション大作に仕上がっていることだろう。
詳細 ゾンビランド
映画『ヴェノム』の評判・口コミ・レビュー
『ヴェノム』感想
・字幕アンゼたかしの安心感
・前半グロいけど後半かわいいの嵐
・ヴェノムかわいい
・ヴェノムに振り回されるエディかわいい
・かわいい
・ヒロイン苦手
・ヒロインのスカートの丈が嫌
・きつい(※スカートの丈が)
・ライオット?見てませんね
・エンドロール後で本編の記憶が飛ぶ— 峠の我が家 (@deer_antelope) 2018年11月2日
『ヴェノム』観てきましたー😚
もうすでにたくさんの方が書いてるし、未観の方のためにも本編の面白さを一億倍に薄めた感想を😝
①ヴェノム超カワイイ。そして出来る子
②トムハが主演で大正解
③最強最悪な新星バディは、なるほどヒロシとピョン吉だった
④パンフがおサイフに優しいお値段だった pic.twitter.com/6xJcsHHMAy— 田上 裕子 ❪ 福豆堂 ❫ (@poinco87) 2018年11月2日
一般(トムハファンではない)の人のヴェノムの感想読むと人によっては序盤の2~30分が退屈だった…とあって『あのトム・ハーディがあのトム・ハーディが普通の人を演じているという奇跡の時間帯を人は退屈と言うのか!?』と驚きでいっぱいでありました(熱狂的トムハファンの女性より)
— ダグさん (@max_hardy_xxx) 2018年11月3日
『ヴェノム』観てきました!!
【ネタバレなしの感想】
アクションがほんとに素晴らしかった。
シンビオートのネバネバ感を上手くCGで再現して尚且つド派手なアクションシーン満載の映画だった!
エディとヴェノムのコンビが微笑ましくて可愛らしかった😍笑
まさに「最悪」の映画。#ヴェノム #Venom pic.twitter.com/EmFdKEU62r— Isamame (@Isamame_MARVEL) 2018年11月3日
映画『ヴェノム』のまとめ
実はこの作品、当初は2018年12月に公開される予定だった。しかし、配給のソニー・ピクチャーズ・エンターテイメントは、日本公開を約1ヶ月も前倒しすると発表し、11月2日(金)の公開が決定した。公開が“延期”ではなくて“前倒し”になるのは非常に珍しいことであり、本作の公開を待ち望むファンの期待度はさらにヒートアップしている。まだ予告編しか情報が公開されていないにも関わらず、ネット上ではすでに大きな話題となっているダントツの注目作なので、前売り券の購入はお早めに!
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