2007年から2008年にかけて放送されていた、平成仮面ライダーシリーズ第8弾、『仮面ライダー電王』。公開から10年以上が経過しているにも関わらず、未だに根強い人気を誇る本シリーズに、なんと新作映画が誕生。
映画『仮面ライダー電王 プリティ電王とうじょう!』の作品情報
- タイトル
- 仮面ライダー電王 プリティ電王とうじょう!
- 原題
- なし
- 製作年
- 2020年
- 日本公開日
- 2020年8月14日(金)
- 上映時間
- 22分
- ジャンル
- アドベンチャー
アクション - 監督
- 中澤祥次郎
- 脚本
- 米村正二
- 製作
- 不明
- 製作総指揮
- 不明
- キャスト
- 高尾日歌
佐々木告
乙葉 - 製作国
- 日本
- 配給
- 東映
映画『仮面ライダー電王 プリティ電王とうじょう!』の作品概要
仮面ライダー電王とは、2007年に放送されていた、第8代目平成仮面ライダー作品。今も俳優として様々な作品に出演する佐藤健を輩出した作品でもある。当時爆発的な人気を誇り、それぞれのキャラクターがいくつもCDを出し、単体作品として映画を8本もリリースするなど、全体的に人気が高い仮面ライダーとしても異例のヒットとなった。そんな仮面ライダー電王が、10年ぶりにスクリーンに帰ってくる。上映時間は22分と短いものの、もう一度モモタロス達の姿を見ることができるだけで、ファンとしては嬉しい限りである。
映画『仮面ライダー電王 プリティ電王とうじょう!』の予告動画
映画『仮面ライダー電王 プリティ電王とうじょう!』の登場人物(キャスト)
- アンナ(高尾日歌)
- 母親と喧嘩をして家出した少女。なぜかショッカーに追われていたところ、デンライナーに拾われる。
- モモタロス
- 良太郎と共に、仮面ライダー電王として戦ってきたイマジン。過去の世界でアンナと共に大冒険を繰り広げる。
映画『仮面ライダー電王 プリティ電王とうじょう!』のあらすじ(ネタバレなし)
10歳児の少女、アンナはピンチに陥っていた。なぜか彼女は、たった今ショッカーに追われていたのだ。そもそもの発端は、彼女が母親と大喧嘩をし、家を飛び出たことにある。外に出たものの、行くあてもなかった彼女が、なぜかショッカーに狙われてしまったのだ。必死に逃げる彼女の前に、不思議なことが起こる。突如目の前に列車が現れたのだ。慌ててその列車に乗り込んだアンナだったが、なんとその電車は、時を翔ける電車、デンライナーだった。その列車は、普段仮面ライダーとして戦うイマジン達が使用するもの。そして、アンナはなぜか平成元年の世界にタイムスリップしてしまう。その世界で、アンナはモモタロス達と共に、大冒険を繰り広げることになるのだった。
映画『仮面ライダー電王 プリティ電王とうじょう!』の感想・評価
豪華な4本立て
上映時間が22分と聞き、あまりに短いのでは、と思った人も多いだろう。それもその筈、本作は4本同時上映のうちの一つなのである。本作が公開される東映まんがまつりとは、なんと1963年より開始された歴史ある子供向け映画興行。途中で休業を挟みながらも、現在に至るまで長年子供達から愛され続けているイベントである。子供達が映画館に来やすい夏休みや春休みに合わせて開催されており、これまで『ドラゴンボール』や『聖闘士星矢』といったビッグタイトルも参戦している。しかも、仮面ライダーのような実写作品が上映されるのは、なんと31年ぶりという快挙。それだけ、仮面ライダー電王への期待度が高いことが分かる。日本を代表する映画の祭典、映画ファンならば一度参加しておこう。
実は子供向けではない!?仮面ライダーシリーズ
仮面ライダーといえば、ヒーローに憧れる小さな男の子向けの作品、そう思っている人も多いのではないだろうか。しかし、その考え方はもう古いと言わざるを得ない。確かに、元々のターゲット層は少年であったことは間違い無いだろう。しかし某大人気バラエティ番組でも特集され、いい年齢をした中年男性達が、仮面ライダーへの愛を30分以上延々と語り続けたほど。さらに、出演している若手イケメン俳優目当てに多くの女性も視聴するなど、現在の仮面ライダーは、年齢問わず、男女共に楽しめるシリーズとなっているのだ。東映まんがまつりは、上映されている作品の特性上からしても親子連れの観客が例年多い。しかし、もしかすると今年の東映まんがまつりは、大人達も詰めかける、異例の年になるかもしれない。
佐藤健を生んだ伝説の作品
実は仮面ライダーシリーズが、若手俳優の登竜門と言われていることをご存知だろうか。これまで仮面ライダーシリーズで主役を演じてきた俳優の一覧を見ると一目瞭然。平成仮面ライダーだけでも、オダギリジョーに始まり、福士蒼汰、竹内涼真、菅田将暉、水嶋ヒロなど壮々たるメンバーである。そして、本シリーズ、仮面ライダー電王で主役を演じていた俳優こそ、今やビッグタイトルに引っ張りだこの大人気俳優、佐藤健なのだ。異なるイマジン達が憑依することで、人格やスタイルが全く異なる仮面ライダーに変身するという戦闘方法をとっている仮面ライダー電王。そのため、演者にはそれぞれのキャラクターを演じ分けるだけの高い演技力が求められる。しかし、佐藤健の演技力はこの頃から天才的。若き才能を楽しむためにも、ぜひ見たい一本である。
映画『仮面ライダー電王 プリティ電王とうじょう!』の公開前に見ておきたい映画
劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!
仮面ライダー電王シリーズが映画化されるのは、実は今回が初めてのことではない。当時から爆発的な人気を誇っていた本シリーズは、なんと完全オリジナルの映像作品が8作も作られているのだ。他のライダーとコラボしたものも数えると、その数はさらに増える。その中でも、最初に製作された映像作品が本作。良太郎達は、イマジンが憑依した宝石泥棒を捕まえるべく過去の世界へと向かっていた。しかし、それはイマジン達が仕掛けた罠だったのだ。彼らの狙いは、デンライナーを奪うこと。デンライナーを狙う強盗集団の首領、牙王はデンライナーを使って全ての時間を支配することを目論んでいた。果たして、彼らは無事にデンライナーを取り戻し、世界を救うことができるのか。
詳細 劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!
おしりたんてい カレーなる じけん
最新作は、2020年東映まんがまつりで公開される4作品のうちの一つ。そして、昨年である2019年東映まんがまつりで公開されたのが、『えいが うちの3姉妹』、『りさいくるずー』、『映画爆釣バーハンター 謎のバーコードトライアングル!爆釣れ!神海魚ポセイドン』、そして、本作の4本。その中でも、おしりたんていは2020年にも新作作品が公開される人気シリーズである。絵本であるおしりたんていは、現在日本の子どもなら知らぬ者はいらないほどの人気を誇るシリーズ。顔の形が、なんとおしりに見える謎の探偵が、次々と難事件を解決していくという謎解き物。その設定のインパクトに、思わず大人も引き込まれる。そんなおしりたんていシリーズの記念すべき映画化第一弾である。
詳細 おしりたんてい カレーなる じけん
るろうに剣心
佐藤健、30歳になったばかりという若さだが、あらゆるドラマ、映画に引っ張りだこの日本を代表する俳優である。そんな彼が主演を務める映画シリーズで、実写映画として異例のヒットとなった。その爆発的な人気を受け、最終章と銘打ち、『るろうに剣心 最終章 The final』、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』も公開予定。元々は週刊少年ジャンプで連載されていた『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』を原題としており、90年代の作品が平成になってスクリーンに蘇った。佐藤健が演じるのは、凄腕の剣の使い手でかつて抜刀斎と恐れられた剣客。しかし、彼は不殺を自身に誓い、人を斬れない逆刃刀と共に仲間と数々の困難に立ち向かっていく。最新作に佐藤健が出演するという情報はまだないが、彼を生んでくれた作品。感謝の意と共に視聴しよう。
詳細 るろうに剣心
映画『仮面ライダー電王 プリティ電王とうじょう!』の評判・口コミ・レビュー
仮面ライダー電王 プリティ電王とうじょう!
TV1本分22分ながらも、時間モノの良さ、電王らしい笑い、感動と電王を知らない子供たちや、かつて見ていた人達にも見やすく、毎年触れてる大きなお友達も満足なすげーバランスの取れた作品でした✨
これも悩んでる方は早目に見るのをおすすめします#映画 pic.twitter.com/kY42MdIjqk
— nao (@nao106rider) August 15, 2020
「仮面ライダー電王 プリティ電王とうじょう!」観た。「東映まんがまつり」枠内、脚本:米村正二。TV本編は13年前だがモモ電王はその後の客演も多く。電王対イカデビル、関俊彦対関智一。佐藤健は出ないが電王らしい内容、女子小学生に憑くモモタロス。平成元年、真っ赤な目に黒いボディのあの人も。 pic.twitter.com/oJYUPKrqOX
— f.a.たちばな (@fa_tachibana) August 16, 2020
「仮面ライダー電王 プリティ電王とうじょう!」
僕だけ爆笑してました。大傑作!ライダーで電王が世代だった人には絶対にアガる内容で、確実に皆から白い目で見らる(笑)。アニメからの唐突な実写で恐らく低予算クレイジー作品とも取れるがとりあえず体感して欲しい。夏の東映は違った意味で熱い。 https://t.co/OzYq8HkYz2 pic.twitter.com/UdNrfRrye7
— 8637 (@H9ido) August 15, 2020
中澤祥次郎「仮面ライダー電王 プリティ電王とうじょう!」 まさかの電王新作!まさかの女児向け!親子連れを想定した世代間ギャップネタは楽しいし、ショッカーやイマジンを分かりやすく説明する流れも巧い。そして女子小学生が主人公だって平常運行可能な電王ワールドの懐の深さに改めて驚嘆した。
— 項絶斗 (@FallingDown21) August 15, 2020
映画『仮面ライダー電王 プリティ電王とうじょう!』のまとめ
昭和、平成、令和と三世代に渡って人々から愛され続けている『仮面ライダー』シリーズ。平成仮面ライダー8段目であり、仮面ライダーシリーズ全体の中でもトップレベルの人気を誇る仮面ライダー電王が、10年ぶりにスクリーンに帰ってくる。そんなニュースに、子供は勿論喜んだ大人のファンも多いはず。今後令和仮面ライダーが中心となっていく中で、もしかすると、仮面ライダー電王単体としての映画は今作が最後になるかもしれない。長年私達を楽しませてくれたことに感謝を示し、ぜひ映画館で楽しもう。
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