映画『レイダース 失われたアーク 聖櫃』の概要:「インディ・ジョーンズ」の名をそのサントラとともに世に知らしめた、大人気アドベンチャー映画の第1作。考古学者のインディ・ジョーンズが、伝説の聖櫃(アーク)を求めてナチス相手に大冒険を繰り広げる。
映画『レイダース 失われたアーク 聖櫃』の作品情報
上映時間:115分
ジャンル:アクション、アドベンチャー
監督:スティーヴン・スピルバーグ
キャスト:ハリソン・フォード、カレン・アレン、ウォルフ・カーラー、ポール・フリーマン etc
映画『レイダース 失われたアーク 聖櫃』の登場人物(キャスト)
- インディ・ジョーンズ(本名:インディアナ・ジョーンズ)(ハリソン・フォード)
- 考古学者。帽子と鞭がトレードマーク。冒険家でもある。本名の「インディアナ」という名前をあまり気にいっていない。
- マリオン・レイヴンウッド(カレン・アレン)
- インディの元恋人で、インディの恩師アブナー・レイヴンウッド教授の娘。今はネパールに住んでいる。聖櫃の手掛かりを父から譲り受けた。
- ディートリッヒ(ウォルフ・カーラー)
- ナチス・ドイツ聖櫃発掘隊の司令官。自身は考古学に対して敬意を払っていない。
- ルネ・べロック(ポール・フリーマン)
- インディのライバル考古学者。目当ての物を手に入れるためには手段を選ばず、聖櫃を手に入れるために、軽蔑するナチス・ドイツに協力している。
- トート(ロナルド・レイシー)
- ナチス・ドイツ秘密警察。拷問が得意。
- サラ―(ジョン・リス=デイヴィス)
- エジプトにいる考古学者。インディの友人で、情報を提供してくれている。
- マーカス・ブロディ教授(デンホルム・エリオット)
- インディが務める大学の副学部長。博物館の館長も務める。
映画『レイダース 失われたアーク 聖櫃』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『レイダース 失われたアーク 聖櫃』のあらすじ【起】
1936年。プリンストン大学で働く考古学者インディ・ジョーンズは、お宝を探して世界を旅するトレジャー・ハンターとしての裏の顔も持っていた。南米の奥地でインディは黄金の像を発掘するが、ライバルの考古学者ルネ・ベロックに横取りされてしまった。
大学に戻ったインディの元に、ナチス・ドイツがユダヤ教の秘宝である、モーセの十戒が書かれた石板をおさめた聖櫃(アーク)を発掘しようとしているという情報が入ってきた。聖櫃には神秘の力があり、これを持つ軍隊は無敵になるという伝説があるためだ。情報元の陸軍は、ナチス・ドイツより先に聖櫃を手に入れるようインディに依頼する。聖櫃が隠されている「魂の井戸」のありかを知るための手掛かりは、インディの恩師、アブナー・レイヴンウッド教授の持つ「ラーの杖飾り」だという。
インディのライバル、ベロックも、聖櫃の発掘に着手していた。彼はナチス・ドイツと組み、指揮官のディートリッヒ大佐とともにエジプト入りした。
映画『レイダース 失われたアーク 聖櫃』のあらすじ【承】
インディはレイヴンウッド教授に会うため、ネパールのヒマラヤ山脈奥地へ向かう。そこでは、教授の娘マリオンが酒場を営んでいた。しかし、レイヴンウッド教授はすでに死亡したと言う。インディと恋人だったのは過去の話、マリオンはインディを追い返す。だが、インディの後をつけてきていたチス側のエージェント、トートがマリオンの店に現れた。トートはマリオンからラーの杖飾りを奪おうとしていた。その時インディが店に戻り、マリオンを助け出す。トートは店に火を放ち、ラーの杖飾りを見つけたが、炎で熱くなっており持てない。手に杖飾りの紋章型のやけどを負い、トートは逃げて行った。店を失ったマリオンは、ラーの杖飾りとともにインディについていくことに決める。
インディとマリオンはエジプトに到着した。情報集めには、エジプトの友人である考古学者のサラ―が協力してくれた。しかしインディとマリオンはディートリッヒの部下に襲われ、マリオンが爆発に巻き込まれてしまった。マリオンが死んだと思ったインディは悲しみ憤る。
しかし新たな情報もわかった。どうやらディートリッヒたちは、トートのやけど跡から聖櫃の場所を探しているらしい。ラーの杖飾りには両面に紋章が描かれており、それが聖櫃の隠された「魂の井戸」の手掛かりを示しているのだ。しかしトートの手に刻まれたやけどは片面分。もう片面の内容を知らないディートリッヒたちは、「魂の井戸」の正確な場所が分からずにいた。
映画『レイダース 失われたアーク 聖櫃』のあらすじ【転】
インディとサラ―は発掘現場へ潜入し、杖飾りの手がかりから「魂の井戸」の場所を突き止める。しかも発掘現場には、死んだと思われていたマリオンがいた。彼女はディートリッヒに捕えられていたのだ。インディは「魂の井戸」と聖櫃を発見したが、ナチスと組んでいる考古学者・ベロックたちに見つかってしまう。ベロックが聖櫃を奪い取り、インディとマリオンは閉じ込められてしまった。
「魂の井戸」からなんとか脱出したインディとマリオンは、聖櫃が飛行機で運ばれようとしているのを見つける。2人は飛行場で大暴れし、その結果聖櫃を積み込む前に飛行機は爆発する。ナチス側は計画を変更し、聖櫃をカイロに運ぶ。だがインディがトラックを追い、車ごと奪い取った。
インディとマリオンは、聖櫃をイギリス行きの貨物船に乗せ、エジプトを出港する。しかし、ディートリッヒはインディと聖櫃を見つけ出すため、船を検閲していた。聖櫃は再びディートリッヒの手に渡ってしまう。マリオンも捕えられるが、インディだけが海に飛び込みディートリッヒの手から逃れた。インディは、ディートリッヒらが乗るボートにこっそりしがみついていた。
映画『レイダース 失われたアーク 聖櫃』の結末・ラスト(ネタバレ)
ディートリッヒらの乗るボートは、聖櫃を乗せギリシャのクレタ島にある洞窟に到着する。ここにはナチスの秘密基地があった。インディも、見張りを倒して服を奪い、中へ潜入する。
ベロック主導の元、聖櫃を前に儀式が行われることになった。ユダヤ教の儀式を嫌がるディートリッヒも、「ヒトラー総督に渡す前に聖櫃の中身を確かめた方がいい」と説得され、しぶしぶ同意する。そこへインディが乱入、マリオンを返さなければ聖櫃を壊すと脅す。しかしベロックは考古学者のインディが重要な遺産を壊すはずがないと取り合わない。インディはマリオンとともに捕まってしまった。
儀式が始まった。ベロックが聖櫃のふたを開くと、突然精霊が飛び出し、ベロック達の周りを飛び始めた。インディとマリオンが目を閉じると、精霊は姿を豹変させ、聖櫃を荒らしたベロックやドイツ兵たちを攻撃した。悪者たちは跡かたもなく焼け死んでしまった。
インディとマリオンはアメリカに戻ってきた。聖櫃は木箱に入れられ、政府の超科学的な研究が納められていると噂される、極秘施設「エリア51」に隠された。
映画『レイダース 失われたアーク 聖櫃』の感想・評価・レビュー
『インディ・ジョーンズ』シリーズの1作目にして、どんな人が観てもワクワクとドキドキの連続を魅せる作品。
やはり、代名詞となる洞窟から逃げる際に巨大な玉が追ってくるシーンが有名で、これこそ主人公インディ・ジョーンズというキャラクターを表現している。
そんなインディ・ジョーンズは実際の生活では大学で教鞭を振るう退屈な日々。
しかし、お宝の存在を知ると、止まらずにいられない好奇心と少年のような表情が印象的です。
もちろん、そんなインディ・ジョーンズも過去に恋をしていて、今回登場するマリオンも美人でありながら心の強いヒロインとして魅力です。
インディ・ジョーズの敵であるナチスも濃いキャラクターが登場するなど、本作は遊び心と連続した冒険の数々を魅せてくれる素晴らしい作品です。(男性 30代)
希代の名冒険活劇シリーズの第一作。
冒頭の宝探しからしていきなりクライマックスかのよう。数々の罠、怪しげな黄金像、そして大玉転がし・・・見事なまでに次から次へと色々なことが起こる。シリーズの名刺になるような導入部にわくわくしてしまう。
そしてメインの聖櫃探しも期待を裏切らない。謎めいた遺跡にヒロインに悪役。Uボートまで登場、最後はオカルト要素まである。これが2時間以内に収まっているのだから、そりゃあ息つく暇もない。
こんな絵に描いたような活劇を形にしてくれた人達には感謝しかない。何度も見返したい名作。(男性 40代)
「スター・ウォーズ」のハン・ソロに次ぐ、ハリソン・フォードが演ずる人気キャラクター、インディ・ジョーンズが活躍する、人気シリーズ第1作。
エジプトの遺跡に眠る聖櫃(アーク)をめぐり、その力で世界を制しようともくろむナチスとの争奪戦。
遺跡でインディを待ち構える数々の危険な罠やカーチェイスなど、迫力あるシーンが序盤から繰り広げられる。
また、時折見せるコミカルなシーンも時として大胆に見せながら、作品に対して程よいアクセントを加えた。(男性 20代)
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