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映画『雷桜』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『雷桜』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『雷桜』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『雷桜』の結末までのストーリー
  • 『雷桜』を見た感想・レビュー
  • 『雷桜』を見た人におすすめの映画5選

映画『雷桜』の作品情報

雷桜

製作年:2010年
上映時間:133分
ジャンル:ラブストーリー、時代劇
監督:廣木隆一
キャスト:岡田将生、蒼井優、小出恵介、宮崎美子 etc

映画『雷桜』の登場人物(キャスト)

清水斉道(岡田将生)
徳川家斉の子供。家斉に捨てられた母から虐待され、悲惨な幼少期を過ごす。幼い頃から“はっかん”という病にかかり度々乱心しては気を失っているため、周りからは病に侵された虚け者と陰口を叩かれている。
雷 / 遊(蒼井優)
瀬田村の庄屋の娘。藩同士の水の争いに巻き込まれ、幼い頃に誘拐されてしまう。育ての親である田中理右衛門を本当の父親だと思っていた。山で暮らしていたため、村の生活や階級について疎い。
瀬田助次郎(小出恵介)
瀬田村の庄屋の子供。遊の兄。清水家の使用人として働いていたが、体を張って斉道の乱心を止めたことで御用人の榎戸角之進に気に入られ、正式に家臣として斉道の傍にいるようになる。
榎戸角之進(柄本明)
清水家の御用人。幼い頃から斉道のことを見守っている。斉道にとって良き理解者。
田中理右衛門(時任三郎)
雷の育ての親 。岩本藩から瀬田村の庄屋の娘の誘拐と殺害を命じられるが、殺すことができなかったため、自分で育てることを決める。

映画『雷桜』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『雷桜』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『雷桜』のあらすじ【起】

百姓の友蔵は友人の茂次と共に裏山に蕨を採りに出かけるが、そこは天狗が出るという噂がある場所だったため、奥に進んで行くことを嫌がった。しかし、茂次がそんな噂など気にせず進んでいくため、友蔵は嫌々ながらもついて行くしかなかった。友蔵達が蕨を採っていると、突然覆面姿の人物が現れ矢を突きつけられる。友蔵達は天狗が出たと思い、一目散にその場を逃げ出した。その覆面姿の人物は“雷”と言い、人々をからかいながら山を守っていた。

清水斉道は魘されながら目を覚ました。使用人の名を呼ぶが、返事はなかった。斉道が刀を持って部屋を出ると、その使用人は居眠りをしていた。斉道は腹を立て使用人に切りかかるが、別の使用人である瀬田助次郎に止められる。助次郎も殺してしまおうと刀を振り上げるが、そのまま気を失って倒れてしまう。斉道は幼い頃から“はっかん”という病を抱えていた。御用人の榎戸角之進からそのことを教えられた助次郎は、心の病気ではないかと考えた。それは、助次郎が仕えるようになってから、一度も斉道が笑っているところを見たことがなかったからだった。榎戸は体を張って斉道の行いを止めた助次郎を気に入り、清水家の家臣に任命することを決める。

斉道は幼い頃から笑わない子だった。母親はそんな我が子が憎たらしく、“笑え”と強要しながら喚くようになった。そんなことをしても幼い斉道は笑うことはなく、ただ泣き叫ぶだけだった。母はそんな我が子に唾を吐き、疎ましそうにした。大人になった斉道は母のことを夢に見て、魘される日々を過ごしていた。夜、いつものように斉道が魘されていると、心配した助次郎が部屋を訪ねて来た。斉道はそんな助次郎に、何か話をしろと命令した。助次郎は故郷である田舎村の話をするが、斉道が気に入る話はなかった。助次郎はそれでも話を続け、天狗がいるという噂の山の話をした。斉道は出鱈目な話をするなと叱るが、助次郎は真剣な表情で「いてもらわないと困るのだ」と呟いた。

斉道がご乱心したという噂は、斉道の父である徳川家斉の耳にも届いていた。榎戸は老中達から、斉道が手に負えなくなれば殺すよう命じられる。それは家斉の願いでもあった。榎戸はそのことを斉道本人に言える筈もなく、老中達は病の回復を願っていたと報告した。斉道はそんな榎戸に、母のように狂ったまま亡くなるのではないかと、治らない病に恐怖心を抱いている胸の内を明かした。榎戸は斉道を療養させることを決め、助次郎の故郷である瀬田村に行くことにした。

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映画『雷桜』のあらすじ【承】

斉道は家臣の制止を無視し、天狗が出るという噂の山に入って行った。草原に寝転がって青空を眺めていると、馬が自分の上を駆けていった。斉道が乗っていた人物(雷)に刀を向けると、相手も小刀を向けてきた。斉道は戦い、相手の覆面を取った。戦っていた相手が女だったことに驚きながらも刀を構えるが、そのまま気を失って倒れてしまう。雷は驚き、水を口移しで呑ませた。すると、意識を取り戻した斉道に、少しこのままでいてくれと懇願され抱きしめられる。雷は「二度と森に入るな」と忠告し、その場を後にした。家に帰った雷は、父に斉道のことを報告しなかった。

斉道が雷に会うため山に入ると、男性に刀を向けられ殺されそうになる。2人が相対していると、雷が現れ男を止めた。その男は雷の父親だった。父は雷が斉道を庇っている姿を見て、心の底から驚いていた。雷は体を張って父を止め、斉道を逃がした。父は斉道を庇った理由を尋ねるが、雷には答えられなかった。また、父も斉道の命を狙った理由を、娘に話すことはできなかった。

斉道は山で女の天狗に出会ったことを助次郎に話した。すると、自分の妹かもしれないと告げられる。その頃、雷は父から出生の秘密を打ち明けられていた。20年前、雷の父である田中理右衛門は岩本藩主から、瀬田家の娘を誘拐し殺すよう密命を受ける。しかし、田中は殺すことができなかったため、自分の子として娘を育てていた。雷の本当の名前は遊という名だった。田中は斉道の暗殺と遊の殺害、二度も岩本藩を裏切ったため、山から下りて逃げなければならなかった。田中は雷に瀬田家に戻ることを勧めるが、雷はショックを受け、家を飛び出して行ってしまう。

助次郎は斉道に、島中藩と隣の岩本藩が水のことで長年争っていたことを話した。岩本藩は瀬田村に水路を変えるよう要求して来たのだが、庄屋であった瀬田家の当主がそれを拒んだため、報復として娘が攫われてしまったのだ。それから山に天狗が出るという噂が出たため、助次郎はその天狗こそが妹の遊だと信じていた。一方、雷は父との思い出の木を蹴りつけ、憂さを晴らしていた。だが、自分の家が燃えているのに気づき、急いで引き返した。余りにも火が強かったため、父の安否を確認することはできなかった。家の外には、父が用意した雷の着物と草履が布に包まって置かれていた。雷は着物を抱きしめると、父を思い涙した。

映画『雷桜』のあらすじ【転】

雷が瀬田家に戻ると、母親達から好意的に出迎えられる。しかし、瀬田家の娘として綺麗な着物を着たり、お淑やかにしたりすることを求められ、息苦しさを感じていた。雷は会食の席で斉道をもてなすことになるが、好戦的な態度を崩さなかった。斉道はそんな雷の態度を面白がるが、雷の育ての親が亡くなったことを知り言葉を失くす。また、森に行きたがっている雷が母親の目を気にして身動きが取れなくなっていることを知り、自分の案内役として森に行けるようにすることを決める。

斉道は山で育った雷が村に馴染めるはずはないと思っていたため、雷の母の苦労を案じるが、助次郎は子を思う母の気持ちを持ってすれば、いつか雷も変わると信じていた。斉道は親に深い愛情を向けられたことがなかったため、助次郎の言葉が気に障り、刀を抜いてしてしまう。他の家臣達が止めに入るが、斉道は刀を収めることができなかった。場が騒然となる中、雷が馬に乗って現れる。斉道は刀を収め、雷と一緒に森の中へと入って行った。雷は斉道が家臣を切り殺そうとしていたことに気づいており、止めに入ったのだ。斉道は雷の目に、自分がどのように映っているのか気になった。雷はそんな斉道に、殿でも病に侵された虚け者でもなく「お前はお前」だと伝えた。その言葉に、斉道は心が救われる。

雷と斉道が森にいる際、雨が降って来た。雷は雨を浴びながら、育ての父に対しての不満を叫んだ。斉道も雷に倣い、父に対しての不満を叫んだ。2人は笑い合いながら、叫び合った。斉道は雷を江戸に誘うが、山がなければ生きていけないから無理だと断られたため、必ず会いに戻ってくることを約束した。そして、櫛をプレゼントした。雷は嬉しそうに櫛を受け取ると、髪の毛に挿してみせた。斉道は雷を抱きしめ、キスをした。雷は江戸に帰る斉道を、遠くから見送った。

映画『雷桜』の結末・ラスト(ネタバレ)

季節は春から夏に変わった。雷は山に行き炭を作るようになっていた。村人達の中には粗野な雷を恐れる者もいたが、母のたえはそんな娘を優しく見守った。また、田中理右衛門は生きており、山に来る雷を遠くから見守っていた。一方、生まれ変わったかのように落ち着いた斉道に、紀州藩を継ぐ話が持ち上がる。斉道は将軍である父に対して否を唱えることができず、受け入れるしか他なかった。助次郎も斉道について行くことになり、雷は家に届いた助次郎からの手紙で斉道の現状を知る。雷は会いに来ると言った斉道が約束を反故したことに腹を立て、頭に挿していた櫛を叩き割った。雷には身分の違いがよく分からなかったのだ。たえはそんな娘を優しく諭し、直した櫛を頭に挿し直した。

斉道は雷に別れを告げるため、お忍びで瀬田村に行くことを決める。このことがバレれば、助次郎もお咎めを受けるのは間違いなかった。斉道は助次郎を説得し、自分に命を預けてくれと頼んだ。助次郎は斉道の熱い思いを受け、覚悟を決める。

雷は会いに来た斉道を、自力で直した山小屋に案内した。斉道は雷に別れを告げながらも、諦めることができず苦しんでいた。雷もまた斉道に好意を寄せており、離れることを嫌がった。雷は咎人になることを覚悟しており、斉道と共に逃げようとしていた。斉道はそんな雷の思いに心を打たれ、一緒に逃げることを決める。2人は山小屋の中で体を求め合った。

次の日、山小屋にいた雷達は、曲者達から襲撃される。相手は鉄砲を持っていたため、雷は斉道の手を握り、森の中を走って逃げた。しかし、曲者に追いつかれ、囲まれてしまう。絶体絶命の中、助けに現れたのは田中だった。田中は雷達を庇い曲者達と相対するが、切りつけられてしまう。そこに、榎戸達が駆けつけ、雷達は助け出される。雷は瀕死の父に駆け寄った。すると、田中は雷の人生を歪めてしまったことを、悔いる言葉を呟いた。雷はそんな父に、育てられて幸せだったことを泣きながら伝えた。田中は雷に笑うことを求めると、そのまま息絶えてしまう。雷は殺し合う侍社会を憂い、父と共に森に帰ることを望んだ。

斉道は雷と共に行くことを望むが、榎戸は斉道の目の前で切腹し、それを止めた。そして、後のことを助次郎に託し、息絶えた。斉道は榎戸の亡骸を抱きしめることしかできなかった。斉道は雷に会い、紀州に行くことを告げた。雷は斉道に櫛を返し、別れを受け入れた。だが、雷は斉道と離れることができず、母に別れを告げ、帰る斉道を追いかけた。斉道は籠の中から出ようとするが、助次郎から遊の命のためだと説得され、会うことを諦める。そして、泣きながら遊の名を叫んだ。雷はその声を聞き、泣きながら別れを受け入れた。

18年後。病に伏していた斉道は、雷に返された櫛を握り締め息絶えた。助次郎は櫛を持ち、雷に会いに行った。その道中で、山に暮らす女性のことを母と呼び、斉道によく似た青年と出会う。助次郎がその青年と共に山に行くと、雷がいた。

映画『雷桜』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

身分違いの恋の物語です。運命によって引き裂かれますが、お互いに惹かれ合い周りを裏切ってでも愛を貫こうとする切ない恋物語です。時代が、少し昔に遡りますが映画にのめり込んでしまったら涙が止まらなくなると思います。

主人公2人の演技もやはり凄くて、これからどんどん活躍する若手2人の演技にも注目してもらいたいです。(女性 30代)


運命に翻弄されながらも惹かれ合う斉道と遊の関係がとても切なかったです。武士と山奥で育った女性という、立場も生き方も違う二人が惹かれ合い、しかし最後はそれぞれの道を歩む結末には涙が止まりませんでした。特にラスト、雷桜の下での再会のシーンは、美しくて哀しくて、胸が締めつけられました。切ないけれど、深い愛を描いた素晴らしい恋愛映画だと思います。(20代 女性)


時代劇としてはとても見やすく、現代的な感情表現が取り入れられているところが印象的でした。岡田将生さんの誠実でどこか危うい演技と、蒼井優さんの芯の強いキャラクターが絶妙にマッチしていて、ただの身分違いの恋愛では終わらない深さがありました。斉道が遊のためにすべてを投げ出そうとする姿に男として共感しました。(30代 男性)


恋愛映画としては地味ですが、映像美や音楽、そしてキャストの演技が非常に丁寧で好感が持てました。自然の中で育った遊の純粋さが、斉道の中にある迷いや孤独を癒していく様子がじわじわと伝わってきます。特に遊の父の存在や背景も重く、ただの恋物語にとどまらない深みを感じました。(40代 女性)


映画全体を通して静かなトーンでしたが、抑えた演出がかえって余韻を残す良作でした。雷桜の木のもとで芽生える二人の愛が、結局成就しないという展開は現実的でありつつ、非常に美しい。最後に斉道が遊を迎えに行くも、彼女はすでに山へ戻っていたという終わり方も切なく、心に残る結末でした。(50代 男性)


遊の生き方にとても共感しました。彼女は斉道に惹かれながらも、自分が自然の中で育ったことを誇りに思い、最後は自分の居場所を選びます。自分のルーツを大切にしながらも、人を愛するという姿勢は、現代の女性にも通じるテーマだと感じました。女性が観ると胸に刺さる場面が多い映画です。(30代 女性)


雷桜の映像がとにかく美しかった。山の中の自然の描写も素晴らしく、スクリーンに癒されながら物語に入り込めました。話自体は王道の身分差恋愛ですが、岡田将生と蒼井優の表情の演技が細やかで、セリフのない間にも二人の気持ちが伝わってきました。悲しいけれど希望もあるラストが良かったです。(60代 男性)


若い頃に観ていたらもっと泣いていたかもしれませんが、大人になった今だからこそわかる、人生の選択や別れの意味を感じる作品でした。雷桜の木が象徴する“再会の約束”が、最後まで守られなかったのが逆にリアル。人は愛だけでは生きていけないけれど、愛は人生を変える力を持っている。そんな映画でした。(50代 女性)


映像の美しさと音楽のやさしさが、物語の切なさを際立たせていたように思います。山奥で自由に育った遊が、恋を通じて自分の過去とも向き合っていく過程は、人間としての成長物語でもありました。斉道の立場と覚悟も見事で、「身分」という壁の重さがリアルに描かれていたと思います。(40代 男性)


個人的にはかなり好きな作品です。ラブストーリーでありながら、自然や生き方、自由と束縛といったテーマがしっかりと描かれていて、観たあともしばらく余韻が残りました。蒼井優の演じる遊がとにかく魅力的で、斉道でなくても惹かれるだろうなと納得。時間をかけて観る価値のある一本です。(20代 男性)

映画『雷桜』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『雷桜』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

たそがれ清兵衛

この映画を一言で表すと?

武士の誇りと家族愛を描く、静かで心揺さぶる時代ドラマ。

どんな話?

貧乏下級武士の清兵衛は、亡き妻の代わりに子育てと介護に追われる日々を送る。だが、ある事件をきっかけに剣の腕前が注目され、藩内の抗争に巻き込まれていく。家庭と武士道の狭間で揺れる男の生き様を描く。

ここがおすすめ!

『雷桜』同様、静かで繊細な人間描写が魅力。藤沢周平の原作を基に、自然描写と淡い恋心、そして生きる意味を問いかける物語に仕上がっており、心温まる余韻が残る名作です。真田広之の演技も必見。

武士の一分

この映画を一言で表すと?

盲目となった武士が、誇りと愛をかけて戦う珠玉の時代劇。

どんな話?

毒見役として働いていた下級武士・新之丞は職務中の事故で視力を失ってしまう。絶望の中、妻との間にすれ違いが生まれるが、やがて武士として、夫としての尊厳を取り戻すべく決闘に臨む。

ここがおすすめ!

『雷桜』のように、立場や運命に翻弄されながらも自分の信念を貫く人物像が描かれています。夫婦の愛情と武士道のバランスが見事で、木村拓哉の真摯な演技にも心を打たれます。

おくりびと

この映画を一言で表すと?

死と向き合うことで、生きる意味を見つける感動のヒューマンドラマ。

どんな話?

突然仕事を失ったチェロ奏者の男が、「納棺師」という異色の職業に就く。最初は戸惑いながらも、亡くなった人々とその家族に触れる中で、自らの価値観や人生観が変わっていく。

ここがおすすめ!

『雷桜』のように静かな語り口で深い感動を与える作品。死を扱いながらも、それを通じて「生」を見つめ直す優しさに溢れています。音楽と映像美も素晴らしく、心を整えてくれるような映画です。

千年の恋 ひかる源氏物語

この映画を一言で表すと?

平安の雅と愛憎が交錯する、絢爛豪華な王朝恋愛絵巻。

どんな話?

平安時代を舞台に、光源氏という美しき貴族が数々の女性と恋愛を重ねるなかで、愛と孤独、そして運命に翻弄されていく様子を描く。日本文学の金字塔『源氏物語』を映像化した壮大な物語。

ここがおすすめ!

『雷桜』のような切なくも美しい恋愛を、より雅な世界観で体験したい方におすすめ。衣装や美術、音楽など視覚・聴覚の贅沢が詰まっており、幻想的な恋愛劇に浸ることができます。

北の零年

この映画を一言で表すと?

激動の時代に生きた人々の、苦悩と再生のドラマ。

どんな話?

幕末から明治にかけて、政府の命で北海道へ移住した士族たちが過酷な環境の中で生き延びようとする姿を描く。家族、誇り、そして恋を失いながらも、未来を切り開こうとする人間の力強さに焦点を当てた物語。

ここがおすすめ!

身分や時代の波に翻弄されながらも、強く生き抜こうとする姿勢が『雷桜』と通じます。吉永小百合、豊川悦司ら豪華キャストによる人間ドラマが胸を打つ、骨太な歴史映画です。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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