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映画『ランボー 怒りの脱出』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『ランボー 怒りの脱出』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ランボー 怒りの脱出』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『ランボー 怒りの脱出』の結末までのストーリー
  • 『ランボー 怒りの脱出』を見た感想・レビュー
  • 『ランボー 怒りの脱出』を見た人におすすめの映画5選

映画『ランボー 怒りの脱出』の作品情報

ランボー 怒りの脱出

製作年:1985年
上映時間:96分
ジャンル:アクション、ヒューマンドラマ、戦争
監督:ジョルジ・パン・コスマトス
キャスト:シルヴェスター・スタローン、リチャード・クレンナ、チャールズ・ネイピア、ジュリア・ニクソン etc

映画『ランボー 怒りの脱出』の登場人物(キャスト)

ジョン・ランボー(シルヴェスター・スタローン)
刑務所に収監されて炭鉱所で働いていたが、極東での機密作戦への参加を経て自由の身となる。ナイフでの戦闘の他にも、ヘリが操縦でき、銃機器の扱いが得意。戦闘に関してのスペシャリスト。
サミュエル・トラウトマン大佐(リチャード・クレンナ)
ランボーの元上官。刑務所に収監されていたランボーを自由にするため、極東での機密作戦への参加を提案する。部下思いの優しい人物。
マードック司令官(チャールズ・ネイピア)
作戦指揮官として、ベトナムで捕虜になっている兵士の調査を行う。自分の身を守るために、ランボーやトラウトマン大佐を平気で裏切る残忍さを持っている。
パドフスキー中佐(スティーヴン・バーコフ)
ソ連の軍人。ベトナム兵士に捕まったランボーを拷問する。
コー・バオ(ジュリア・ニクソン)
ランボーの案内役として雇われた女性。殺された父が情報活動をしており、自分も同じ仕事を引き継ぐ。ベトナムでの作戦を通して、ランボーと交流を深める。アメリカに行くのが夢。

映画『ランボー 怒りの脱出』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『ランボー 怒りの脱出』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ランボー 怒りの脱出』のあらすじ【起】

ランボーは刑務所に収監され、鉱石所で働かされていた。そこに、元上官のサミュエル・トラウトマン大佐が訪ねてくる。トラウトマン大佐は極東での機密作戦に参加して、刑務所を出る気はないかランボーに尋ねた。ベトナムで捕虜になっている兵士の調査なのだが、目的地が過去にランボーが脱走した捕虜収容所の近くにあるのだ。危険な任務のため、軍務に暫時復帰して、成功すれば特赦になる。ランボーは悩んだ末、受けることを決める。

タイ作戦本部。兵士のエリクソンはベトナムで伝説の男と呼ばれているランボーと仕事ができることを光栄に思い、ランボーに声を掛けるがそっけない対応をされる。作戦指揮官のマードック将軍はランボーの経歴を読み上げながら、大した働きだと褒めた。ランボーは医療及びヘリの操縦資格があり、59名の敵兵を倒して叙勲を多数貰っていた。

マードック将軍は自分のことを知らないランボーに、自らの経歴を話した。66年にコン・ツム作戦で海兵隊を指揮し、多くの部下を失っていた。そのため、兵士に冷たい国の対応に不満を抱いていることは分かっていると、ランボーの気持ちに理解を示した。しかし、軍隊を動かすためには、捕虜が生存している証拠が必要だった。ランボーの任務は、収容所に潜入して捕虜の写真を撮ることだった。マードック将軍は決して敵と戦ってはいけないと注意した。ランボーは写真を撮るだけで救助できないことに不満を抱くが、マードリック将軍に念を押され、頷いて了承した。

ランボーの任務のために最新鋭の機器が用意されていた。だが、ランボーは自分の頭脳と肉体が大事だと考えていた。マードリック将軍はそんなランボーに不安を抱くが、トラウトマン大佐にランボー以外の適任者はいないと言われる。

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映画『ランボー 怒りの脱出』のあらすじ【承】

ランボーは飛行機に乗り込む間際、トラウトマン大佐にマードック将軍が信用できないことを伝えた。コン・ツムで戦闘はなく、海兵隊を指揮したのは真っ赤な嘘だった。トラウトマン大佐はその言葉に驚愕した。ランボーが乗った飛行機が飛び立った後、マードック将軍はトラウトマン大佐に、捕虜の発見ができるとは思っていないことを話した。戦争の尻拭い役として、探していることをパフォーマンスとして国に見せているにすぎなかった。

ランボーが飛行機から飛び降りようとしたとき、ベルトが飛行機の金具に引っ掛かって外れなくなる。ランボーは自らベルトを切り離して飛び立った。マードック将軍はランボーが死んでしまったと決めつけるが、トラウトマン大佐はランボーが生きていると信じていた。トラウトマン大佐は36時間後に救出する約束だとマードック将軍に詰め寄った。

ランボーはコンパスを頼りに、森の中を走っていた。すると、不審な人影を見つけたので、ナイフで襲い掛かった。その人影は女性で、案内役として雇われていたコー・バオだった。ランボーはバオと共に密輸業者の船に乗り込んだ。

バオはランボーになぜこの任務を引き受けたのか質問した。ランボーは話をはぐらかそうとしたが、バオが熱心に聞いてくるため、戦争への非難の矛先が帰還兵に向けられ、居場所を失くしたことを話した。ランボーはなぜこの仕事を引き受けたのか、バオに同じ質問を返した。バオは殺された父が情報活動をしており、自分が同じ仕事を引き継いだことを話した。バオ達は色んな話をするが、ランボーにとってお守りがナイフだと知り、バオは悲しくなった。

ランボーからの連絡がないため、トラウトマン大佐は救出チームを派遣しようとした。だが、マードック将軍はそれを渋り、トラウトマン大佐が自ら同行するなら派遣しようと、馬鹿にした態度で言った。トラウトマン大佐はマードック将軍の顔を睨みつけた。

映画『ランボー 怒りの脱出』のあらすじ【転】

ランボーは命令を無視して捕虜の兵士を救助するため、闇夜に紛れて収容所に忍び込んだ。バオはそんなランボーを心配そうに見送った。ランボーは磔にされていた兵士を救い、見張りや追ってきた兵士をナイフや弓矢で殺した。他にも捕まっている兵士がいたが、とりあえず逃げることにした。

ランボー達はベトナム兵に追いつかれる前に、何とか船に乗って逃げることに成功する。だが、船員に裏切られており、近くにベトナム兵の船が近づいて来ていた。ランボーは次々と船員を殺し、バオと捕虜の兵士を川に逃がした。そして、船の積み荷にあった爆弾を使い、ベトナム兵の船を爆破した。

ランボーはバオと別れ、捕虜の兵士と救助に指定された場所まで向かった。ベトナム兵に追いかけられ、攻撃を受ける。それをヘリコプターに乗って救助に来ていたトラウトマン大佐が見つける。ヘリコプターからベトナム兵を攻撃し、救助しようとする。だが、マードック将軍が作戦の中止を指示した。トラウトマン大佐は横に乗っていた兵士に銃を突きつけられ、どうすることもできずにヘリコプターは帰還した。ランボーは戻っていくヘリコプターを、絶望的な顔で見ていた。

トラウトマン大佐は基地に戻ると、マードック将軍を非難した。マードック将軍は収容所が無人だったらそれを証明して議会を納得させ、ランボーがしくじって捕虜になれば存在ごと抹殺する気だったのだ。そして、捕虜が写っている写真があれば、揉み消す気でいたのだ。だが、マードック将軍は自分ではなく国の意思だと、トラウトマン大佐の話を一蹴した。結局、アメリカは初めから捕虜を救う気がなかったのだ。ベトナムは捕虜を解放するのに45億ドルを要求していた。アメリカは敵国にお金を払って、軍備を強化させる訳にはいかなかったのだ。マードック将軍は今の2人の会話をなかったことにしようと諭すが、トラウトマン大佐はランボーの存在によって今に後悔することになるぞと忠告した。

映画『ランボー 怒りの脱出』の結末・ラスト(ネタバレ)

ランボーはベトナム軍に捕まり、拷問を受ける。そこに、ソ連軍のパドフスキー中佐がやって来る。パドフスキー中佐は基地に連絡を取って居場所を言えとランボーを脅した。だが、ランボーがそれを拒否したため、電気を使って拷問した。

ランボーは捕虜の兵士を人質に取られ、基地に連絡を入れた。そして、マードック将軍に殺しに行くことを告げ、油断していた周りの兵士達をマイクで殴って倒した。そこに、ランボーを救出に来ていたバオが現れる。ランボーはバオと共に逃げ出した。

バオはランボーに、一緒にアメリカに連れて行って欲しいと頼みキスをした。ランボーもそれを受け入れるが、少し目を離した隙に、バオがベトナム兵に撃たれてしまう。バオは自分を忘れないでくれと呟いて亡くなった。ランボーはバオを埋葬し、形見のネックレスを首につけて立ち上がった。

ランボーはベトナム兵士達の追跡を掻い潜り、ヘリコプターを奪い取ると、収容所を襲撃して捕虜達を救出した。そして、そのまま基地へと戻った。ランボーはマシンガンを基地に撃ち込み、ナイフを持ってマードック将軍の元に向かった。マードック将軍は指令を受ける側なのだと必死に言い訳をするが、ランボーの怒りが収まることはなかった。ランボーはマードック将軍の顔の横にナイフを突き刺し、殺されたくなければ他の収容所の捕虜達を救出しろと脅した。

トラウトマン大佐は軍に戻って来いとランボーに声を掛けるが、ランボーはバオが亡くなった悲しみから抜け出せずにいた。トラウトマン大佐から間違った戦争だったが国を憎むなと諭されるが、ランボーは国を憎んでなどいなかった。捕虜の兵士達と同じように、ただ国に対しての忠義臣が報われることを望んでいた。ランボーは基地に背を向け、1人で去っていった。

映画『ランボー 怒りの脱出』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

刑務所に収監されていたランボーが、トラウトマン大佐の案によって、捕虜されている兵士達を救い出すために極東へ向かったのだが、自分のためなら裏切りを平気で行うマードック司令官との戦いや、森の中で出会った情報活動をしているバオとの関係など、次々と展開が気になる内容であり、激しいアクションシーンも見応えがあった。特に、目の前でバオを亡くしたランボーの悲しさや切なさが伝わってきた。捕虜された兵士達を救い出すために、自分の最大限の頭脳と才能を生かすランボーがかっこよく、ヒーローみたいだった。(女性 20代)


非情な帰還兵の身の上を描いた一作目に比べると設定はともかく痛快なアクション映画へと舵を大きく切った作品。国に裏切られても仲間を見捨てることができないランボーの活躍はそれなりに面白い。しかし、一方で本当の意味での被害者たるベトナム人たちの命はかなり軽く扱われており、当時のアメリカが世界からどんどん嫌われていった理由がよくわかるだろう。そうした視点を捨ててアクション映画として楽しむのも一つの手ではあるが、そうなると現代の最新アクション映画には遠く及ばない。(男性 30代)


アクション映画としては最高のテンポ感と爽快感。捕虜を救出するため単身ジャングルに降り立つランボーの姿に、ただただ痺れた。矢を撃つ姿、爆破シーン、ヘリの操縦など、どれをとっても男のロマンが詰まっている。前作よりも娯楽性が増していて、戦争映画というより英雄譚に近い印象。(20代 男性)


前作のシリアスさから一転して、完全に“ヒーロー映画”として生まれ変わった印象。ベトナム戦争の後遺症や政治批判といった要素はあるけど、それ以上に痛快なアクションが魅力的だった。ランボーが矢で敵を吹き飛ばすシーンは、映画史に残る名場面。スタローンの筋肉美も見どころ。(30代 女性)


当時劇場で観た時の衝撃は今でも忘れられない。無敵のランボーが次々と敵を倒していく展開は、まさに80年代アクションの黄金時代の象徴。政治的な背景よりも、男たちの矜持と、戦場に置き去りにされた仲間を救うという一点に全てが集約されている。映画というより伝説を見ているようだった。(60代 男性)


軍事好きとしては、ランボーが使う装備や戦術が興味深かった。特に弓矢に爆薬をつけて使うシーンは、非現実的だけどかっこよすぎる。敵に囲まれても一人で突破していくシーンの連続で、まさに“一人軍隊”。派手さの中に孤独な戦士の哀しみも見えるのが良い。(20代 男性)


女性としては、コー・バウという現地女性とのわずかなロマンスが印象的だった。ランボーの無骨な中にも優しさが垣間見える瞬間で、あの彼女を失うシーンには本当に泣いた。どんなに強くても、大切なものを守れない悲しさが彼の人間性を際立たせていた。(30代 女性)


初めて観たのは子どもの頃で、完全に“かっこいいおじさんの映画”というイメージだった。でも改めて観ると、アメリカの戦争への葛藤や、兵士たちの犠牲というテーマが見えてくる。ラストでランボーが「戦争は終わっていない」と語る場面は、当時のアメリカの心情そのもの。(40代 男性)


スタローンのアクションが全部リアルで凄い!特に泥の中から突然現れて敵を倒すところ、カッコよすぎて何回も巻き戻して観ました。ストーリーは単純だけど、アクション映画にそれ以上は要らないと思える作品。ランボーがヘリで助けに来るシーンはマジで鳥肌モノでした。(10代 男性)


『怒りの脱出』は完全にアクション娯楽映画だけど、そこに「正義」や「信念」がしっかりあった。ランボーは命令で動く兵士ではなく、自分の意思で動く戦士。その姿に胸が熱くなった。現地で苦しむ捕虜を見捨てようとする政府の描写もリアルで、シンプルに怒りが湧く内容だった。(50代 女性)

映画『ランボー 怒りの脱出』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ランボー 怒りの脱出』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

コマンドー

この映画を一言で表すと?

「娘を救うため、元特殊部隊の男が一人で軍隊に挑む最強アクション」

どんな話?

元特殊部隊の隊長・ジョン・メイトリックスは、誘拐された娘を救うため、たった一人で悪の組織に立ち向かう。怒涛の銃撃戦、肉弾戦、そして名セリフが炸裂する80年代アクションの傑作。

ここがおすすめ!

『ランボー 怒りの脱出』と同じく、“一人軍隊”が敵をなぎ倒していく痛快さは圧巻。アーノルド・シュワルツェネッガーの肉体美と、クールな決め台詞の数々がたまらない。ラストの大乱戦は必見です。

ロボコップ

この映画を一言で表すと?

「正義と人間性のはざまで戦う、鋼鉄の男の復讐劇」

どんな話?

犯罪都市デトロイトで殉職した警官が、ロボット警官として蘇り、巨大企業の陰謀と戦う。自我と記憶を取り戻す過程と、機械と人間の狭間で葛藤する姿が描かれるSFアクションの名作。

ここがおすすめ!

アクションはもちろん、社会風刺と復讐劇のバランスが秀逸。『ランボー』が兵士の孤独を描いたなら、『ロボコップ』は法の名のもとに戦う男の苦悩を描きます。重厚かつ痛快なドラマ性が魅力。

ブラックホーク・ダウン

この映画を一言で表すと?

「混乱の戦場で繰り広げられる、極限のサバイバル戦争映画」

どんな話?

ソマリアで実際に起きたアメリカ軍の作戦失敗を描いた実録戦争アクション。現地の武装勢力に囲まれた米兵たちが、脱出と仲間の救出を目指して死闘を繰り広げる。

ここがおすすめ!

リアルな戦闘描写、圧倒的な没入感は戦争映画の中でも屈指。『ランボー』のような“戦場のリアル”を体感したい人におすすめです。仲間との絆とサバイバルの緊張感が胸を打ちます。

シュリ

この映画を一言で表すと?

「愛と任務の狭間で揺れる、韓国発スパイアクションの名作」

どんな話?

韓国の特殊工作員が、テロリストの暗殺計画を追う中で、愛する女性が実は北のスパイだったことを知る。任務と感情が交差する中、衝撃の結末へと突き進む。

ここがおすすめ!

『ランボー』のように“国家と個人の戦い”を描いたアクションドラマ。銃撃戦や潜入シーンも本格的で、ストーリーにも深みがあります。東アジアの視点で観るアクションとしても興味深い作品。

スナイパー

この映画を一言で表すと?

「極限の静寂と緊張感、戦場に生きる孤高の狙撃手の物語」

どんな話?

ベトナムで数々の任務を遂行してきた凄腕スナイパーが、若い新兵とともに過酷なミッションに挑む。標的を追う緊迫感、戦場の孤独、命の重みが静かに描かれるミリタリーアクション。

ここがおすすめ!

派手なアクションというより、張り詰めた空気感が魅力。『ランボー』と同じくベトナム戦争を背景にしながらも、よりリアルな兵士の心理に焦点を当てています。静かで熱い戦場映画です。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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