映画『リアル鬼ごっこ5』の概要:山田悠介原作のホラー小説「リアル鬼ごっこ」の映画化第5弾。リアル鬼ごっこシリーズ3~5作品の対象者はなぜすべてB型だったのか、今作でその全貌が明らかになる。しがないサラリーマンの草野大地が、この恐怖の鬼ごっこと王様に立ち向かう。
映画『リアル鬼ごっこ5』の作品情報
上映時間:74分
ジャンル:アクション、ホラー
監督:安里麻里
キャスト:井上正大、仲間リサ、浅利陽介、河合龍之介 etc
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映画『リアル鬼ごっこ5』の登場人物(キャスト)
- 草野大地(井上正大)
- アサヒ製薬の社員。仕事はできる方ではなく、上司によく怒られる。同僚の女性事務員、月野希に恋心を寄せる。
- 月野希(仲間リサ)
- アサヒ製薬の女性事務員。営業部のエリート川崎と交際している。
- 浩太(浅利陽介)
- アサヒ製薬の社員。パソコンが得意で、リアル鬼ごっこを行う王制のシステムにハッキングを試みる。
- マエストロ(史朗)
- アサヒ製薬のあるビルの清掃員。草野と浩太を助ける。
- 王様(山本浩喜)
- 新日本国の王様。秘密裏に開発していた細菌兵器に感染している。リアル鬼ごっこの発案者。
- 川崎朔也(河合龍之介)
- アサヒ製薬のエリート営業マン。月野希と付き合っている。
映画『リアル鬼ごっこ5』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『リアル鬼ごっこ5』のあらすじ【起】
アサヒ製薬に勤務するしがないサラリーマン草野大地は、お世辞にも仕事ができる方ではなかった。上司から仕事のミスをしつこく罵倒され、同僚のパソコンオタク浩太と慰め合う日々。そんな毎日だが、同じ会社に勤務するアサヒ製薬の女性事務員、月野希を遠目から眺めて癒されていた。
ある日の勤務中、社内に国営放送が入り、王様からB型を対象としたリアル鬼ごっこの開催を告げられる。自体が把握できないままビルは封鎖され、開始のサイレンと共に鬼が襲ってくる。
捕らえられた社員は、頭部にボルトを埋め込まれる。物陰に隠れていた草野と浩太が恐る恐る倒れている社員に近づくと、社員はすでに絶命していた。同じく近づいて来た上司が徐に死体の袖を捲ると、腕には注射の跡。この注射はB型の人間だけが投与されたもので、薬はアサヒ製薬で開発されていたものだった。
草野はすぐに対象となっている希の元へと走る。草野を追いかける浩太は途中で鬼に襲われ、間一髪のところでビルの清掃員、マエストロに助けられる。
社内を逃げる希は足を絡ませ転倒し、鬼が襲い掛かろうとしているところを草野が助ける。1回目の鬼ごっこ終了のサイレンが鳴らされた。
映画『リアル鬼ごっこ5』のあらすじ【承】
B型以外の社員が強制的に帰宅させられる中、草野は薬品がある倉庫へ赴き、残っている注射器の1つを手に取った。残ったB型社員はバリケードを作り武器と食料を確保する。
2度目のサイレンが鳴り、社員たちは廊下からやってくる鬼をバリケードの前で武器を持ち待ち構える。ところが、鬼は意表をついて窓ガラスを割って室内へ侵入。次々と社員たちを手にかけていった。
草野、浩太、マエストロ、川崎と希は非常階段から地下駐車場へ逃げる。車での逃走を図るが、そこにも鬼が待ち構えている。川崎は、草野達を囮にして希とビル内に引き返す。草野達は命からがら鬼から逃れた。
ビルに残った希の安否を気遣う草野に、マエストロは準備が必要だと2人を連れて廃工場へ向かう。翌日、廃工場に集まった他の対象者達はバリケードを作り、浩太は王制のシステムへのハッキングを試み、マエストロは手製の爆弾を制作していた。
工場内の誰もがバリケード作りに夢中になっている中、鬼が工場の屋根から侵入する。マエストロが鬼の武器によって足を負傷し、草野達は工場の2階へ避難。追いかけてくる鬼に爆弾を投げつけ、鬼を撃退した。
マエストロを台車に乗せ、3人は希を助けるために、夕日の中をビルへ向かって走り出す。
映画『リアル鬼ごっこ5』のあらすじ【転】
深夜、アサヒ製薬のビル内で希は社員リストを見ている。自分を助けてくれた男を見つけ、更にその男の血液型に目を向ける。そのとき、サイレンが鳴り響き、川崎と共に社内を鬼から逃げ回る。
希が鬼に追いつかれると、川崎は希を置いて逃げ出してしまう。助けを呼ぶ希の前に草野が現れ、鬼を突き飛ばす。間一髪のところで終了のサイレンが鳴るが、連続で開始を知らせるサイレンが鳴り、鬼ごっこが再開される。希を連れて逃げる草野に、A型なのになぜ鬼ごっこに参加しているかを問う。草野は自ら注射を打ったことを白状し、更に希に「あなたが好きだから」と告白する。
そのとき物陰から鬼が現れ、草野を庇ったマエストロは腹部を負傷する。マエストロは希に「本当にお前を思っているのはこの男だけ」だと伝え、命を落とす。非常階段で草野はマエストロの上着を握りしめ、マエストロの死を悼んだ。
翌日、国営放送で本日24時に鬼ごっこが終了することを告げられる。草野はマエストロの作業着を羽織ると、決意を新たに鬼ごっこに挑む。浩太と連携し、洗剤やモップで鬼を撃退する途中、希は川崎に捕らえられ、鬼の前に突き飛ばされる。動けない希を草野が助け、希を嘲笑う川崎は鬼に襲われ命を落とした。
段々と追い詰められていく草野と希はエレベーターで逃げようとするが、希が突然草野にキスをして草野をエレベーター内に突き飛ばす。倒れた草野が最後に目にしたのは、鬼に捕まりボルトを撃ち込まれる希の姿。急いで希のいる階に戻るも、既にそこには誰もいなくなっていた。
映画『リアル鬼ごっこ5』の結末・ラスト(ネタバレ)
浩太はついに王制システムへのハッキングに成功し、草野を呼ぶ。そこには、国が細菌兵器を開発していたこと、その兵器に王様が感染していること、B型の王様には抗体を持つB型の血が必要なことなどが記されている。
全てそのためのリアル鬼ごっこであり、王様は鬼の持つ細菌を仕込んだボルトで、抗体を持つ人間を探しているのだと浩太は解説する。
そして、浩太の見せた生存者リストに、月野希の名があった。
最後のゲームの23時直前、浩太は草野に王宮の地図が入ったスマートフォンを手渡す。2人は拳を突き合わせ、袂を分かつ。建物に侵入した草野は、地図を頼りに希のいる地下へ向かう。途中で守衛に見つかり追いかけ回されると、草野はブレーカーを破壊して停電させる。
意識を取り戻した希は、地下で天井から吊り下げられていた。同じく吊り下げられている何人かを守衛が連れて行き、イスに縛らせ血液を採取する。最後の1人の希も連れて行かれそうになるが、停電により暗闇になったところで守衛を殴り飛ばし逃走する。
希と入れ違いで地下へ辿り着いた草野は、姿のない希に絶望する。ところが、緊急放送が入り抗体を持つ人間が逃亡したことを知る。希であると確信し、草野は再び走り出す。途中、草野が落としたパスケースを希が拾い、王宮に草野が来ていることを知る。ところが、希は再度鬼に捕縛され、王様の前に連れて行かれると、その場で血液を搾取される。
その頃草野は、血液を採取された人たちの遺体と機械を発見する。血液を抜かれ、苦しみに唸る希の元へ草野が乱入し、王様を突き飛ばし機械を破壊する。草野は護衛の銃弾に倒れ、王様は流れる血液にパニックを起こす。そして、草野が胸元に持っていた最後の血液パックを自身に輸血する。
しかし、輸血中王様は血を吐いて倒れ込む。草野は朦朧としながら、その血液はA型の自分のものだと告げた。王様は絶命し、鬼ごっこ終了のサイレンが鳴り響く。
半年後、町は平和を取り戻し、以前と変わらない日常を送っているが、草野は植物状態となり意識が戻らなかった。希は甲斐甲斐しく草野を見舞い、草野の入社式の日のことを思い出す。
入社式に遅刻ギリギリでやってきた新入社員の草野は、社員証を忘れて慌てふためいていた。受付をしていた希は、付箋に仮と書きパスケースに貼ると草野に手渡す。付箋の裏にはがんばれと書かれていた。
寝たきりの草野の手に、希はがんばれと書いた付箋を貼り握らせる。そのとき、草野の手が動き、ゆっくりと瞼を上げる。希が見守る中、弱弱しくもはっきりと、希の名を呼んだ。
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前作 リアル鬼ごっこ4
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