映画『リバイバル 妻は二度殺される』の概要:強盗殺人により妻を殺された男。1年間犯人の手がかりを掴めないまま過ごしていたが、命日に生前の妻から連絡を受け事件を回避するため奔走するという異色サスペンススリラー。
映画『リバイバル 妻は二度殺される』の作品情報
上映時間:115分
ジャンル:ヒューマンドラマ、サスペンス
監督:キム・ボンジュ
キャスト:ソン・ヒョンジュ、オム・ジウォン、ペ・ソンウ、ファン・ボラ etc
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映画『リバイバル 妻は二度殺される』の登場人物(キャスト)
- コ・ドンホ(ソン・ヒョンジュ)
- 元弁護士で家族を顧みずに仕事に没頭していたが、ある事件を担当したことを機に脅迫を受けるようになり辞職した。妻が自宅で事件に巻き込まれ殺害され、犯人を追い続けている。
- コ・ヨンス(オム・ジウォン)
- ドンホの妻。医師として働いている。ドンホが弁護士を退職した日、自宅で殺害されてしまった。1年後の同日、生前の姿でドンホと連絡が取れるようになり事件に立ち向かっていく。
- ジェヒョン(ぺ・ソンウ)
- 元警察官だが、退職し議員候補者などの犯罪の証拠を抹消するため奔走している。ドンホの自宅にある証拠品を回収するため忍び込んだところヨンスと遭遇してしまい手をかける。
映画『リバイバル 妻は二度殺される』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『リバイバル 妻は二度殺される』のあらすじ【起】
太陽フレアが発生した日、GPSや携帯の電波にも大きな影響が出た。その日、ドンホの妻・ヨンスは自宅で殺害されたのである。
ヨンスが亡くなる1年前、弁護士のドンホは連日のように脅迫を受けていた。娘・ギョンリムのためにも稼がなければならないと、金額次第ではどんな仕事でも引き受けていたのである。その頃ドンホは動物実験に関する弁護を終えたところである。ある労働組合の組合長が行方不明になった事件は後任に引き継ぎ、ドンホは退職予定だった。
「車の鍵が見つからない」というヨンスの連絡を足蹴にして、少し浮かれた様子のドンホ。仕事終わりに迎えに来る予定だったヨンスに「迎え不要」とだけ連絡し、送別会に参加した。
交通事故に巻き込まれてしまったヨンスからの連絡も無視したまま、同僚たちと飲み明かしたドンホ。ギョンリムは泊まりでコンクールに参加していたため、家にはヨンス一人だった。通信障害が起きていたその日、道路は酷く渋滞しタクシーで帰宅するも3時半を回っていた。
真っ暗な家のリビングで横たわるヨンスを見つけたドンホだったが、その時すでに息絶えていた。意気消沈としたまま1年を過ごし、ギョンリムが中学にあがることを機に製薬会社へと転職を果たした。
映画『リバイバル 妻は二度殺される』のあらすじ【承】
出勤初日、ギョンリムを送り届けたドンホは一本の電話に困惑する。それは事件当日と同じくヨンスから「車の鍵が見つからない」という確認の連絡だったのである。その日も太陽フレアによる電波障害が報じられていた。
再びヨンスから連絡があった。ドンホは日付を確認し、ヨンスは事件のあった日に連絡をしてきていると確信した。危険が迫っていることを伝えるもヨンスは仕事に追われ電話を切ってしまった。ドンホから折り返してもヨンスの携帯には繋がることはなかった。
歓迎会の誘いを断り帰宅しようとしたドンホは、車についていた傷の位置が変わったことに気づく。事件当時に書き残したメモを読み返し、犯行時間が迫っていることに焦るドンホ。ちょうどヨンスからの折り返しがあった。
事件のことを知らせたタイミングで怪しい男が自宅を訪ねてきた。間一髪で警察に逃げ込んだヨンスはすぐにドンホに連絡を入れ状況を報告した。手に握っていたメモが白紙になり安堵したドンホは、家の前に止めた車のカメラを確認させ犯人を突き詰めようとする。
弁護士の頃使っていた情報屋に連絡を取り、ヨンスが確認した犯人の車のナンバーを照合しようとした時メモに残っている事件の内容が変わったことに気づく。
映画『リバイバル 妻は二度殺される』のあらすじ【転】
怪しい車のナンバーを確認していたヨンスは、刑事だと名乗る男・ジェヒョンに声をかけられた。事件について説明していたヨンスだが、ジェヒョンがなぜかドンホの名前を知っていることに気づく。違和感を覚えドンホに連絡すると、別の身の危険が迫っていることを知らされた。咄嗟に車に乗り込み逃げ出したヨンス。ジェヒョンは自身のネットワークを使いヨンスの行き先を追うのだった。
車の持ち主はジェヒョンであると突き止めたドンホだが、過去が変わったことで妻殺しの容疑で指名手配を受けている状況に変わっていた。無精ひげの生えたドンホは警察署の前に停まっていた車に乗り込み、犯人の自宅に向かった。
病院へ逃げ込んだヨンスは傷の手当てをしていた。一方でドンホはギョンリムに電話したことで居場所を特定されてしまう。ジェヒョンは自宅から事件の証拠となるドライブレコーダーを持ち去られていることに気づきドンホを追い始めた。
ある議員候補者の犯罪の証拠を回収するためジェヒョンは自宅に侵入したのではないかと動機を突き詰めたドンホ。鉢合わせてしまったことでヨンスが襲われたのだと確信をしたとき、ジェヒョンに見つかり襲われてしまった。危機一髪のところで警察に救われたドンホ。逮捕される前にヨンスを救おうと逃げ出すのだった。
映画『リバイバル 妻は二度殺される』の結末・ラスト(ネタバレ)
ヨンスは証拠となるナイフを病院の天井裏に隠し、ドンホへ託した。証拠品を手にしたドンホは同僚にギョンリムを守ってほしいと連絡し大雨の中、再び走り出す。ジェヒョンと対峙するが何とか逃げ切った。
ヨンスは病院から出て自宅へ向かった。道中ジェヒョンの仲間に車を見つけられてしまう。ジェヒョンの姿を見つけヨンスが逃げ出したとき、ドンホからの連絡があった。しかし1年後のドンホではなく事件当日、送別会帰りのドンホからの連絡であった。すれ違ったまま、ヨンスはジェヒョンに捕らえられてしまった。
同僚に送り届けられたギョンリムだが、自宅にはジェヒョンが待ち構えていた。ギョンリムからSOSを受けたドンホは証拠品のナイフをもって自宅へ急ぐ。ジェヒョンと再び対峙し、ギョンリム共々命の危険にさらされてしまう。一方でヨンスもジェヒョンと対峙し追い詰められていた。
1年後のドンホがジェヒョンに刺され意識が遠のく中、1年前のドンホが駆けつけた。1年後のドンホが目を覚ました時、そこには平穏な家庭が戻ってきている。穏やかに笑うヨンスを見てほっと胸をなでおろしたドンホの携帯には何者かから連絡が来るのだった。
映画『リバイバル 妻は二度殺される』の感想・評価・レビュー
「太陽フレアの影響で電波に異常をきたした」という特殊設定ながら、違和感なく世界観に送り込んでくれる一作であった。妻と娘を顧みずに仕事し明け暮れてきた男が、事件を機に人生を大きく急カーブさせる模様は過度過ぎず見応えがある。生前の妻と連絡が取れるようになったのも人生の再起のため立ち上がった日だというから演出がにくい。過去を動かしたことで未来が変わったということが、小物を使い明確に見せてくれるためとてもわかりやすい一作であった。(MIHOシネマ編集部)
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