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映画『凛 りん』のネタバレあらすじ結末と感想

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この記事では、映画『凛 りん』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『凛 りん』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『凛 りん』の結末までのストーリー
  • 『凛 りん』を見た感想・レビュー
  • 『凛 りん』を見た人におすすめの映画5選

映画『凛 りん』の作品情報

凛 りん

製作年:2018年
上映時間:83分
ジャンル:サスペンス、青春
監督:池田克彦
キャスト:佐野勇斗、本郷奏多、須賀健太、亀田侑樹 etc

映画『凛 りん』の登場人物(キャスト)

野田耕太(佐野勇斗)
幼い頃に父が出て行ってから、母と2人暮らし。ゴミ捨てを手伝うなど親孝行息子。新任の保健教師に好意を抱いている。隣家の同級生とは幼馴染で互いに相談し合うほど仲が良い。
天童義男(本郷奏多)
東京からの転校生でクラスに馴染もうとしない。どこか暗い影を落とし口数も少ないが、口を開けば常にきざったらしいことを話す。直截な言葉で仲間を鼓舞する。
石倉優太(須賀健太)
大仏というあだ名で、いつも笑っている平和主義者。実は継母にいじめられており、辛い生活を送っている。非常に優秀で神童と呼ばれていた。なぞなぞが得意。
折田竜二(亀田侑樹)
八百屋の息子で噂好きの情報通。一番、平凡な少年。それが悩みで仲間達を羨んでいる。家業の八百屋を継いで一生を村で生きる覚悟を決めている。
真島泰輔(櫻井圭祐)
耕太の親友。父親と2人暮らしだが、父親に命令され窃盗で稼いでいた。喧嘩が強く柄は悪いが、性格は良い。頼りになる存在。

映画『凛 りん』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『凛 りん』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『凛 りん』のあらすじ【起】

母と2人暮らしの野田耕太は地元の高校生。彼は親友の間島泰輔、噂好きで情報通の折田竜二、常に笑顔で大仏というあだ名の石倉優太の4人でいつもつるんでいる。だがある日、先生に言われて東京からの転校生、天童義男をグループへと入れることに。天童は転校して来てからクラスに馴染もうとせず、いつも1人だった。

昼休みもなぜか天道を入れた5人で摂ることになり、他愛無い話で盛り上がる。その中で先日、忽然と姿を消し行方不明になった少女が保健教師の娘だったという話を竜二がする。この村には古くから伝わる神隠しの伝説があった。100年に一度、傘を被った化け物が現れ村から5人の子供を連れ去る。子供は忽然と姿を消して見つからない。しかも今年が丁度、100年目だと言う。

現実的に考えて、耕太はそんなことがあるはずがないと思っているが、面白がった間島が事件の真相を突き止めようと言い出す。週末に集まって現場検証することになった。
そんな時、休業してしまった保健教師の代わりに新しい教師がやって来る。若くて綺麗な女性の保健教師だった。

週末、5人は少女が消えた現場に集まり検証を行うことにしたが、手がかりなど何もなかった。仕方ないので並んで釣り糸を垂らす。思いがけず天童に魚が釣れ、記念にスマホで撮影。そんな時、川に千切った紙片が落ちてくるのを目にした耕太。橋の上には大仏の弟がいた。弟は兄に向かって辛辣な口を利く。実は大仏は幼い頃、非常に優秀で神童と呼ばれていたが、父が再婚して以来、馬鹿な振りをしていると言う。対して、継母の連れ子である弟は塾に通っているにも関わらず勉強が苦手だった。

映画『凛 りん』のあらすじ【承】

大仏は継母と仲良くなりたいと思っていたが、どんなに継母の望み通りにしても気に入られず、大仏を虐めているらしい。
そこで、天童は大仏の家に向かい石を投げつけてしまう。彼は自分に正直に生きるべきだと怒鳴りつける。ところが、投石した家は大仏の隣家であったため、怒った家主に追いかけられる。川原まで逃げて来た5人。大仏は泣きながら天童に礼を言うのだった。

翌日、神社の境内で少年が姿を消すという事件が発生。伝説通りだとすれば、あと3人の子供が消える。5人は下校時に現場の神社へと向かった。すると、神主は歴史を語り始める。神社がある一帯はその昔、山伏の集団が治めており年の初めに村の子供を1人、山の神に生け贄として捧げていたらしい。だが、若い山伏が裏切り生け贄の子供を逃がそうとした。山伏たちは裏切り者を捕まえて殺してしまう。以来、山には山伏の亡霊が現れ、子供を攫うという話だ。

5人は噂の山でしばし、時を過ごすことにした。ところが、深夜になり大仏が姿を消す。4人は周辺を探し回り2階建ての倉庫を発見。2階へ上ると子供達の鞄などがあった。そこで、間島が危険だから帰ろうと言い出す。4人は捜索を諦めて帰宅。しかし、翌日になっても大仏は登校しなかった。

映画『凛 りん』のあらすじ【転】

その日の放課後、間島の家へ遊びに行った耕太。間島の父親が帰宅してしまい帰ることにしたが、父親の拳が腫れていた。間島の口元にも傷があったため、父親に殴られているのではないかと疑念を抱く。

その帰り、ふと思いついた耕太は昨夜見つけた倉庫へ。すると、そこへ竜二も現れる。2人で倉庫の2階へ向かうとあったはずの荷物が全て消えていた。そこへ、階下から足音が聞こえ焦りを募らせた2人。だが、姿を現したのは天童だった。
大仏が消えても冷静だった天童に不審を募らせる耕太。彼は不機嫌になってその場から去ってしまう。

翌朝、登校すると竜二が昨夜から帰宅していないと担任に知らされる。耕太が去った後、倉庫には竜二と天童が残ったはずだ。だが、天童は知らないと言うのだった。
そこで、幼馴染が耕太を呼び出す。天童が前の学校から転校した理由が、同級生の女子を殺したかららしい。話はクラス中に回ってしまい、天童自身も肯定してしまったため、クラスには衝撃が走った。

帰宅後、思案に耽った耕太。ふと学生服から落ちた学生手帳を拾いはっとする。彼は天童に連絡を入れ、神社で待っていると留守電を入れた。だが、耕太は神社についた途端、後ろから殴られて意識を失ってしまう。

映画『凛 りん』の結末・ラスト(ネタバレ)

気が付くと全身をガムテープで拘束され、室内では練炭が燃やされていた。傍には大仏と竜二、攫われた子供達が横たわっている。焦った耕太だったが、扉を開ける人物が現れる。相手はなんと天童だった。

同じ頃、警察では誘拐犯が逮捕され、指示されて行ったと証言。その指示した者というのが、天童だと言う。警察は天童を逮捕しようとしたが、耕太や大仏、竜二は彼を犯人ではないと叫ぶ。

そこへ、間島が現れ証拠を持って来る。実は間島は父親に命令され窃盗を働いていた。盗んだ財布の中に新任の保健教師の物があり、その中に娘と一緒に撮った写真があったのである。保健教師は我が子との写真を目にし、天童が前の学校でいじめたせいで、自殺した女子生徒が自分の娘だったと明かす。彼女は自分の娘を間接的に殺した天童を貶めようと、伝説を利用して画策したと明かすのだった。

天童は前の学校で死んだ女子生徒に恋心を抱いていた。だが、近づくきっかけが作れず、いじめてしまったらしい。そのせいで追い詰められた女子生徒は自殺してしまった。取り返しのつかないことをしたと深い後悔を抱く天童に、保健教師はもう二度と娘に会えない苦しさを吐露。
そこで、耕太は少女が映っている写真から、母親が贈った鈴をお守り代わりに持ち歩いているのを発見。更に天童が携帯に保存していた動画により、保健教師は泣き崩れるのだった。

後日、自分を信じた理由を耕太から聞いた天童は、耕太たちを発見した経緯を説明。留守電を聞いた彼は神社へと向かい、そこで山伏の釈の音を聞いた。その音に導かれ仲間を見つけたと言う。耕太たちは一瞬、固まったが、それはないと笑い合うのだった。

映画『凛 りん』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

沖縄国際映画祭の1作として制作された作品。子供が行方不明になった真相と、村に伝わる神隠し伝説の真相を明かそうとする過程で、5人の男子高校生がそれぞれに抱える闇や不安が明らかになっていくというストーリー。

流れがとてもスムーズで、見ていても違和感がない。ただし、5人の高校生たちが抱える問題は結構シビア。小さな田舎の村に、こんなにいるだろうかと思うくらいである。転校生が口を開けば気障で熱い言葉を放つため、そのギャップに面白さを感じた。(MIHOシネマ編集部)


田舎の中学校を舞台にした群像劇で、いじめや人間関係の歪みがリアルに描かれていた。特に、事件のきっかけとなる出来事が些細な誤解や感情の行き違いから始まっている点が印象的で、誰もが加害者にも被害者にもなり得る怖さを感じた。終盤でそれぞれの立場が明らかになっていく展開は見応えがあり、後味は重いが考えさせられる作品だった。(30代 男性)


思春期の不安定な心情が丁寧に描かれていて、観ていて胸が苦しくなった。登場人物たちの些細な言動が大きな問題へと発展していく様子は現実的で、決して他人事ではないと感じた。ラストで真実が浮かび上がることで、それまでの見方が変わる構成も良かった。(40代 女性)


学校という閉鎖的な空間での人間関係の複雑さがよく表現されていた。誰か一人が悪いという単純な話ではなく、それぞれの事情や感情が絡み合って事件に至る過程がリアル。観終わった後、自分ならどう行動したかを考えさせられる内容だった。(50代 男性)


いじめというテーマを扱いながらも、単なる問題提起に終わらず、人間の弱さや孤独に踏み込んでいる点が印象的だった。登場人物それぞれに共感できる部分があり、感情移入しやすい。ラストの余韻も含めて、じっくり考えさせられる作品。(20代 女性)


全体的に重たい雰囲気だが、その分だけリアリティがある。登場人物たちの行動に納得できる部分とできない部分があり、それが逆に人間らしさを感じさせる。最後に明らかになる真実によって、物語全体の見え方が変わる構成が見事だった。(30代 女性)


教育現場の問題を真正面から描いた作品で、非常に考えさせられた。教師や生徒、それぞれの立場が丁寧に描かれており、一方的な視点に偏らない点が良い。事件の背景にある人間関係の積み重ねがリアルで、説得力のある内容だった。(60代 男性)


淡々とした演出が逆に緊張感を生んでいると感じた。派手な展開はないが、じわじわと不穏な空気が広がっていくのが印象的。登場人物の心理描写が細かく、観る側も自然と物語に引き込まれる。ラストは静かだが強い余韻が残る。(20代 男性)


子ども同士の関係だけでなく、大人の関わり方にも問題があることが描かれていて印象的だった。教師や保護者の対応が、結果的に事態を悪化させてしまう様子はリアルで怖い。単なる青春映画ではなく、社会的なテーマを持った作品だと思う。(40代 女性)


人間関係の些細なズレが大きな悲劇につながるという点で、非常に現実的な怖さを感じた。誰もが悪意を持っているわけではないのに、結果的に取り返しのつかない状況になるのが辛い。観終わった後も長く考えさせられる作品だった。(50代 女性)

映画『凛 りん』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『凛 りん』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

告白

この映画を一言で表すと?

静かな語りが狂気へと変わる、衝撃の心理サスペンス。

どんな話?

中学校教師の娘が校内で命を落とし、犯人が自分のクラスの生徒であると明かされるところから物語が始まる。復讐を宣言した教師の言葉をきっかけに、生徒たちの内面が暴かれ、歪んだ心理が連鎖していく。視点が変わるごとに真実が浮かび上がる構成が印象的。

ここがおすすめ!

登場人物それぞれの視点から物語が再構築される演出が見どころ。人間の弱さや残酷さがリアルに描かれ、観る者に強烈な印象を残す。学校という閉鎖空間での心理戦が好きな人には特におすすめできる作品。

悪の教典

この映画を一言で表すと?

理想の教師の仮面に潜む狂気を描く戦慄のサスペンス。

どんな話?

生徒から絶大な人気を誇る教師が、実は冷酷なサイコパスであることが徐々に明らかになっていく。学校内で起こる問題を次々と「処理」していく中で、彼の本性が露わになり、やがて取り返しのつかない事態へと発展する。

ここがおすすめ!

教師という存在への信頼を根底から揺るがす設定が衝撃的。日常が一気に崩壊していくスリリングな展開と、容赦のない描写が印象に残る。人間の裏の顔に迫る作品が好きな人に刺さる一本。

桐島、部活やめるってよ

この映画を一言で表すと?

高校生活のリアルな空気を切り取った青春群像劇。

どんな話?

人気者の生徒・桐島が突然部活を辞めたことをきっかけに、学校内の人間関係が微妙に揺らいでいく。直接登場しない桐島の存在が、周囲の生徒たちに影響を与え、それぞれの立場や価値観が浮き彫りになる。

ここがおすすめ!

派手な事件は起きないが、日常の中にある小さな変化がリアルに描かれている。登場人物ごとの視点で描かれる構成が秀逸で、観る者自身の学生時代を思い出させる。繊細な心理描写が魅力の作品。

ヒミズ

この映画を一言で表すと?

絶望の中で生きる意味を問い続ける衝撃の青春ドラマ。

どんな話?

問題を抱えた家庭で育った少年と少女が出会い、それぞれの苦しみや怒りを抱えながら生きていく姿を描く。震災後の社会を背景に、若者の不安や絶望がリアルに表現されている。

ここがおすすめ!

感情の爆発と繊細な描写が共存しており、観る者の心を強く揺さぶる。社会の影響を受けながらも必死に生きる若者たちの姿が印象的で、重いテーマに向き合いたい人におすすめの作品。

ソロモンの偽証

この映画を一言で表すと?

真実を求める生徒たちの、緊迫の学園ミステリー。

どんな話?

中学校で起きた転落死事件をめぐり、いじめによる殺人かどうかが疑われる。警察や学校が真相を隠そうとする中、生徒たちは自ら裁判を開き、事件の真実を明らかにしようとする。

ここがおすすめ!

子どもたちが主体となって真実を追い求める姿が力強く描かれている。複雑に絡み合う証言と事実が少しずつ明らかになる展開がスリリングで、見応えがある。社会問題と人間ドラマが融合した秀作。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。

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