映画『ライオット・クラブ』の概要:2014年製作のイギリス映画。名門大学オックスフォードに代々伝承されている、選ばれた優秀な学生10人のみが入ることが許されるライオット・クラブを描いた作品。彼らの自由奔放な生活をシニカルに描いている。
映画『ライオット・クラブ』の作品情報
上映時間:107分
ジャンル:ヒューマンドラマ、サスペンス
監督:ロネ・シェルフィグ
キャスト:サム・クラフリン、マックス・アイアンズ、ダグラス・ブース、ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ etc
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映画『ライオット・クラブ』の登場人物(キャスト)
- アリステア(サム・クラフリン)
- 元会長の弟で切れ者だが、感情的に走るところがある男子学生。
- マイルズ(マックス・アイアンズ)
- 裕福な家庭に生まれた学生、優しく誠実だが自分の意見を大きな声で主張できないのが短所。
映画『ライオット・クラブ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ライオット・クラブ』のあらすじ【起】
オックスフォード大学に通うことは、優秀な人間の憧れでもあり、裕福層のステータスでもあった。
アリステアとマイルズもまた同じである。
寮の部屋が狭いと文句を言うアリステアに対し、マイルズは快く自分の部屋と交換できる優しく誠実な男だった。
マイルズはオックスフォード新入生の歓迎会で、目の前の席に座るローレンと話しが合い気になっていく。
しかしいかにも上流階級の立ち振る舞いであるマイルズに気後れし、それ以上親密になることを嫌がる彼女と、一定の距離を保つことにしていた。
オックスフォードには、数百年伝わる伝統的な「ライオット・クラブ」というものがある。
これは優秀な大学生2万人の中から、特別に優秀な10人だけが入ることが出来るクラブで女性との交友や度の過ぎた悪戯など、やりたい放題の出来事を青春時代にやろうとするRIOT(暴走)クラブのことである。
ライオット・クラブに入りたいと希望しても入会を許されないと入れず、推薦されることは名誉だった。
映画『ライオット・クラブ』のあらすじ【承】
ある夜のバーでオックスフォードの学生達が飲んでいる。
この日、マイルズもアリステアもそこで酒を楽しんでいた。
個室のような部屋で飲んでいたのは、あの有名なライオット・クラブだった。
ライオット・クラブは10人のはずだったが、卒業で8人に減ってしまい「刈り入れ」と呼ばれる新人を入会させようとする相談が行われている所である。
今回対象になった人物の中に、アリステアとマイルズも入っている。
アリステアは元会長の弟であること、マイルズは上流階級の家柄であることも検討項目の1つだった。
マイルズは既にローレンと良い仲になっていたが、彼女は一般家庭の娘でありマイルズとは家柄が合わないと彼女自身が卑屈になっている。
ある日、マイルズとローレンが彼の部屋に行くと、泥棒でも入ったかのように荒らされているのを見つけた。
驚くローレンだったが、マイルズはそれがライオット・クラブに仕業だと気がつき喜ぶ。
これは「刈り入れ」と言い、伝統儀式なのである。
部屋を面白おかしく荒らし、汚し、ライオット・クラブへの入会を許可したことを伝えているのだ。
アリステアもまた刈り入れにあった1人だった。
映画『ライオット・クラブ』のあらすじ【転】
2人の入会が決まると10人集めての顔合わせが行われることになる。
場所は郊外のパブで、良家の子息達が集まって食事をするような場所では無く、近隣に住むファミリー向けの常連客を大事にしている店であった。
彼らは伝統的な正装に身を包み、颯爽と高級車から出て来た。
そして会長の到着を待っている。
会長とは、代々メンバーの中から選挙や立候補で決められる大役でまとめ役だ。
このクラブは会長が絶対であり、誰も逆らうことは出来なかった。
全員が到着するとゾロゾロと店に入る。
彼らの出で立ちや振る舞いが店の雰囲気に合っていないと、店員はおろか他の客までジロジロ見ていた。
しかし店のオーナーは違っていた。
良家の息子達が店を使うということで、特別に個室を用意し、部屋の内装までをもオシャレなものに変えているのである。
料理も酒も彼らの好みに合わせ、機嫌を取るオーナー。
しかし彼らの振る舞いや悪戯は、ただの悪ふざけでは終わらなくなっていく。
会長のために高級娼婦を呼んだり、酒を浴びるほど飲ませ合ったり、またオーナーに店の料理のことでいちゃもんを付けるなどその様子は酷かった。
さすがに他の客が文句を言い、帰宅したことでオーナーは彼らに注意をしにいく。
しかし自分たちは権力者の息子であると、オーナーを馬鹿にしたような態度で接した。
暫く経った後、店にローレンがやって来る。
驚くマイルズだったが、ローレンは店に来いと彼からメールが来たと主張した。
クラブの誰かが彼女にマイルズを装ってメールをしたらしかった。
ただで帰らせたくないと、冗談で高級娼婦のまねごとを要求するメンバーをどかし店から走り去るローレンは、この日を最後にマイルズと連絡を取らなくなる。
映画『ライオット・クラブ』の結末・ラスト(ネタバレ)
店が閉店した後も、彼らの横暴は続く。
酒に酔い、コカインを始めた彼らは店の備品を壊しだし、部屋をメチャクチャにしてしまう。
様子を見に来たオーナーにも我慢の限界が達し、彼は学生達を罵った。
するとメンバーは鉄の棒を持ち出し、暴行を加える。
さすがにぐったりしたオーナーを見て、マイルズはすぐに警察に電話をした。
オーナーは一命をとりとめたが、瀕死の重傷だった。
マイルズを始めクラブのメンバーは集合すると、今後のことを話し合う。
しかし誰もが大学を中退しない為の言い訳や、事件の責任逃れを主張するだけで根本の解決策は見いだせそうに無かった。
クラブはマイルズ1人に責任を押しつけ、助かろうとする計画を立てるがそう上手くはい
かなかった。
警察が寮を訪れ、アリステアを連行したのだ。
彼の爪からオーナーの皮膚組織が検出されたのである。
他の面々は何とか退学は逃れ、追って処分が下されることになった。
学長と面会しに来たマイルズの両親とマイルズは、帰り際の大学の門でクラブのメンバーに声をかけられる。
明るくマイルズの両親に挨拶する男に、彼は不信感を募らせた。
そして「会長を交代し、自分がなった。集合をかけるから集まれ」と浮かれながらマイルズに言う。
神経を疑ったマイルズは、クラブから抜けると宣言し大学を後にした。
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