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映画『ライジング・ドラゴン』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ライジング・ドラゴン』の概要:トレジャーハンターのJCは十二支首像の回収の依頼を受け、仲間と共にパリに飛んだ。そこで、歴史的な美術品の返還運動を行っているココと出会う。JCはココに嘘を吐いて近づき、十二支首像の手掛かりを手に入れる。

映画『ライジング・ドラゴン』の作品情報

ライジング・ドラゴン

製作年:2012年
上映時間:124分
ジャンル:アクション、コメディ、アドベンチャー
監督:ジャッキー・チェン
キャスト:ジャッキー・チェン、クォン・サンウ、チャン・ランシン、ヤオ・シントン etc

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映画『ライジング・ドラゴン』の登場人物(キャスト)

JC(ジャッキー・チェン)
トレジャーハンター。お金を稼ぐために盗みを行うが、人を傷つけることや、非人道的なことは許さない優しい性格。武術の達人で、身体能力が高い。
ココ(ヤオ・シントン)
学生達と共に歴史的な美術品の返還運動を行っている。真面目な性格。両親は既に亡くなっており、弟が唯一の家族。
キャサリン(ローラ・ワイスベッカー)
十二支首像(兎と鼠)の持ち主であるマルソー伯爵の姪。天真爛漫で明るい性格。難破船“不滅号”の捜索を行っている途中に行方不明になった、曾祖父の手掛かりを探している。
ローレンス(オリヴァー・プラット)
マックス・プロフィット社(通称MP社)の社長。美術品の売買を行っている。息子のマイケルと共に会社を運営している。模造品工場があり、偽物を本物と偽って販売している。

映画『ライジング・ドラゴン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ライジング・ドラゴン』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ライジング・ドラゴン』のあらすじ【起】

円明園の起源は1709年に遡り、完成までに150年を要した。その美しさを外交使節は、“万園の園”と呼び褒め称えた。西洋楼の海晏堂には噴水時計の十二支首像が並び、正午12時に一斉に噴出して時を知らせた。1860年7月、英仏連合軍の大軍が清の大沽砲台を攻め落とした。同年10月6日、円明園を襲撃。十二支首像を含む多くの美術品が、略奪され破壊された。

ロンドンで牛・猿・虎・豚・馬の首像がオークションに掛けられ、次々と落札されていった。一方パリでは、祖父が持ち帰った犬首像を、孫の男性が中国に寄贈していた。男性は十二支首像は人類共通の遺産であり、個人が所有するべきではないと考えていた。

美術品の売買を行っているマックス・プロフィット社(通称MP社)の社長のローレンスは、十二支首像が高額で取引できるため、残りの首像をトレジャーハンターのJCに探させることを決める。龍の首像には特に高額の報酬を用意した。JCはマーティンという名の偽名を使い、ジオグラフィックの記者として十二支首像の研究を行っているクワン教授に接触した。クワン教授は残っていた資料を調べ、十二支首像のレプリカを作っていた。JCはそのレプリカをこっそりスキャンし、仲間の元にデータを送信した。

クワン教授の教え子がパリで兎と鼠の首像の鑑定を行っていた。JCは仲間と共に、兎と鼠の首像のレプリカを持ち、パリに飛んだ。クワン教授の教え子のココは仲間を集い、歴史的な美術品の返還運動を行っていた。十二支首像もそんな美術品の1つだった。JCがココと話していると、2人の若者が酷い怪我を負って駆け込んできた。MP社の悪事を暴こうとして、男に殴られてしまったのだ。JCは詳しく話を聞こうとするが、ココに止められ追い返されてしまう。JCは兎と鼠の首像の持ち主の情報だけ入手して帰った。

JCは兎と鼠の首像の持ち主であるマルソー伯爵の屋敷に侵入した。隠し部屋に仕掛けられた暗号を解き、無事に兎と鼠の首像を発見する。他にも捜索を頼まれていた“薔薇”の名画も発見し全てを回収するが、警備員に見つかってしまう。JCはパラシュートを駆使して逃走するが、屋敷に鑑定に来ていたココに姿を見られてしまう。ココはJCの腰についていた袋を掴みながら、なぜ屋敷に侵入したのか問いただした。その姿を見た屋敷の警備員は、2人がグルだと誤解してしまう。

映画『ライジング・ドラゴン』のあらすじ【承】

JCは自分が非営利団体の代表で、中国に返還するために首像を盗んだとココに嘘を吐いた。2人が話していると、マルソー伯爵の仲間が現れ、JCの仲間のサイモンと戦っていた。JCもサイモンに加勢して戦っていると、通報を受けた警察が現れ逮捕されてしまう。だが、監視ビデオに侵入した証拠が映っておらず、兎と鼠の首像の通関証明書が残っており、マルソー伯爵の姪のキャサリンがJC達に味方したことから、JC達は無事に釈放されることになる。像は2週間警官が預かり、問題がなければJC達に返還されることになった。

JC達はキャサリンに誘われ、シシェル城を訪ねることになった。そこはキャサリンの祖先が戦争時に略奪してきた美術品で溢れており、鶏の首像も飾られていた。キャサリンがJC達を自宅に招いたのは、曾祖父の手掛かりを求めていたからだった。キャサリンの高祖父は海外からの帰還後、副官が乗っていた船、“不滅号”の捜索をしようとしていたが、資金が集まらなかったため断念していた。その後、キャサリンの曾祖父が遠征隊を結成し、“不滅号”の捜索に乗り出した。だが、曾祖父はそのまま消息を絶ってしまったのだ。

ココとキャサリンは美術品を巡って険悪な雰囲気になってしまう。軍人だった高祖父は国の命令により、中国にあった多くの美術品を略奪していた。ココの話しを聞いたキャサリンは先祖達の行いを謝罪するが、金融危機で一家が破産しており、美術品は全て銀行に差し押さえられていて返すことができなかった。

JC達はシシェル城に残り、高祖父が残した絵や手記を調べて船が難破した場所を割り出した。それと並行して、鶏の首像をレプリカと交換し盗み出した。

映画『ライジング・ドラゴン』のあらすじ【転】

JCは仲間・キャサリン・ココと共にジャングルを探索し、“不滅号”があると思われる場所に向かった。しかし、キャサリンとココ、2人を助けようとしたJCが谷間に落ちてしまう。しかも、ココは落下の衝撃で足を脱臼し、身動きが取れなくなる。だが、JC達が落ちたのは、偶然にも“不滅号”の上だった。JCとキャサリンは船の中を探索した。そこにはキャサリンの家の家紋付きの指輪が落ちており、曾祖父の遺体があった。JC達は曾祖父の遺骨と、発見した首像を持ってココ達の元に戻った。

JCの仲間達は幹に隠された金塊を発見し、喜んでいた。だが、そこにマルソー伯爵の息子のピエールが仲間を連れて現れる。JC達はピエールに撃たれそうになるが、そこに島に暮らす海賊が現れる。JC達は金属探知機を持っていたため、何をしていたのか問い詰められるが、JCが隙を突いて反撃し、仲間と共に海賊達を倒していった。そして、逃走中に見つかった首像を持って、金塊が入った幹に跨って逃走した。

JC達は助けに来た仲間の船に乗り込み、金塊が入った幹を引きながら帰還した。大金を手に入れたことを喜び合っていたが、ココが部屋にあった古い写真を見てしまい、JC達が金塊を奪うために島に行ったことと、十二支首像をオークションで売っていることを知ってしまう。ココはJCの頬を叩き、激しく非難した。2人が揉めていると、仲間が突然叫び声を上げた。船に繋いでいた幹が傾き、金塊が海に落ちてしまったのだ。JCは急いで海に飛び込むが、どうすることもできなかった。ココは1つだけ持っていた金塊をJCに渡すが、JCはそれを海に投げ捨て、静かに眠らせることにした。

映画『ライジング・ドラゴン』の結末・ラスト(ネタバレ)

MP社は隠し持っていた龍の首像をオークションに掛けた。だが、ココ達若者の抗議運動が世界的に認知されていたため、落札されることはなかった。それと同時に、抗議運動に参加している学生が、襲撃される事件が起きていた。ココの弟も仲間の学生2人と共に行方不明になってしまう。ココはJCに助けを求めた。

JCは薔薇の名画を取引に使い、MP社の模造品工場に監禁された学生達を救出しようとした。だが、社長の息子のマイケルとの交渉は決裂してしまう。JCは警備員達と戦い学生達を救出しようとするが、戦っている最中に工場にあった機械を壊してしまい、爆発を引き起こしてしまう。JCはその混乱に乗じて、学生達を救出した。騒ぎを知ったローレンスは国際警察に目を付けられていたことから、薔薇の名画をタダで貰い、学生達とJCをそのまま送り出すことを決める。

ローレンスは龍の首像をオークションに再び出品した。そして、正午までに落札されなければ、火山に捨てると発表した。報道陣が火山に集まり、動向を見守った。龍の首像は落札されなかったため、ローレンスの仲間が龍の首像を持ち、飛行機から飛び降りた。だが、そこにJCが現れる。JCはローレンスの仲間との激しい戦いの末、龍の首像を奪い返した。だが、JCは地面に叩き付けられるように落下してしまう。その一部始終は、集まっていた報道陣がカメラで撮っており、ココやキャサリンもテレビで見ていた。

JCはココや仲間と共に、病室からローレンスとマイケルの逮捕のニュースを見ていた。盗まれた薔薇の名画を隠し持っていた容疑で逮捕されたのだ。キャサリンは家にあった中国の“乾隆定秋猟図”をココに渡し、ココはキャサリンに用意していたプレゼントを渡した。2人の仲はすっかり改善されていた。

JCの病室に喧嘩していたJCの妻が見舞いにやって来た。2人が仲直りした様子を、ココ達は嬉しそうに見ていた。

みんなの感想・レビュー

  1. トウシュ より:

    この作品の10年位前からすでにジャッキー・チェンの衰えを悲しく感じてきた身にとっては心臓に悪かった。さすがにアクションシーンは少な目ではあるが、それでも体を張ったものも多くて彼の映画狂ぶりが目に染みる。とはいえ作品としては中途半端な『インディ・ジョーンズ』もしくは『ミッション・インポッシブル』といったところで、ストーリーは散漫。小道具たちも既視感のあるものが多くて見どころに薄い作品。ファミリー映画としてならなんとか評価できるかな。