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映画『ロケッティア』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ロケッティア』の概要:パイロットのクリフは、背負うと空を飛べる装置を手に入れたことで“ロケッティア”と呼ばれるヒーローになって活躍する。やがてクリフは装置を狙って暗躍するナチスのスパイやFBIが絡む戦いに巻き込まれていく。30年代を舞台にどこか懐かしい冒険活劇。

映画『ロケッティア』の作品情報

ロケッティア

製作年:1991年
上映時間:108分
ジャンル:アクション、SF
監督:ジョー・ジョンストン
キャスト:ビル・キャンベル、ジェニファー・コネリー、アラン・アーキン、ティモシー・ダルトン etc

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映画『ロケッティア』の登場人物(キャスト)

クリフ・シーコード(ビル・キャンベル)
航空機レースの出場を夢見るスタント・パイロットの青年。マフィアが隠した背負い型の飛行装置ロケットパックを発見したことで“ロケッティア”と呼ばれるヒーローになる。装置を狙うナチスの陰謀に巻き込まれ、攫われた恋人ジェニーを救うべく奮闘する。
ジェニー・ブレイク(ジェニファー・コネリー)
クリフの恋人で駆け出しの女優。ネヴィル・シンクレアのファンだったが、クリフの持つロケットパックを狙うネヴィルに誘拐されてしまう。
ピーヴィー(アラン・アーキン)
クリフの相棒で優秀な技師。制御不完全なロケットパックに改良を施し、さらにパワーアップを考案する。クリフのために方向舵付きヘルメットを開発する。
ネヴィル・シンクレア(ティモシー・ダルトン)
ハリウッドの人気俳優だが裏の顔はナチスドイツのスパイ。マフィアを使ってハワード・ヒューズが開発したロケットパックを盗み出す。また、独自に殺し屋ロサーを雇い、刺客として送り込む。甘い言葉でジェニーに近づき誘拐する。
ハワード・ヒューズ(テリー・オクィン)
大富豪の実業家でロケットパック“シーラスX-3”の開発者。平和的利用を目的に開発したロケットパックを政府によって兵器にされることを嫌い、設計図を焼却する。ナチスのスパイ・ネヴィルによってX-3を盗まれる。
エディ・ヴァレンタイン(ポール・ソルヴィノ)
マフィアのボス。ネヴィルに操られ、部下に命じてヒューズの研究所からロケットパックを盗ませる。ネヴィルの正体を知り、生粋のアメリカ人として反旗を翻す。
ロサー(タイニー・ロン)
ネヴィルに雇われる大男の殺し屋。人を折り曲げるほどの怪力の持ち主。

映画『ロケッティア』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ロケッティア』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ロケッティア』のあらすじ【起】

1938年、ロサンゼルス。曲技飛行のパイロット、クリフ・シーコードは相棒の技師ピーヴィーの最新ジービー機に乗って試験飛行に飛び立った。成功を夢見るクリフは、この新型機で全米レース大会に出場しようとしていた。しかし、地上ではFBIとマフィアの追跡劇が発生し、流れ弾を浴びたクリフの機体は大破して再起不能となってしまう。

追跡劇の末、飛行場に逃げて来たマフィアの内一人は死亡、もう一人は格納庫の飛行機に積み荷を隠した。その後、FBIの銃撃で負傷した男は病院へ搬送される。

機体を失い、借金を背負ってしまったクリフたちは、レースを諦め、見世物のアクロバットショーに戻るしかなった。格納庫を訪れた二人は、旧型のオンボロ機の中にマフィアの置き土産を発見する。それは、背負い型の飛行装置ロケットパックだった。

ロケットパックは大富豪の実業家ハワード・ヒューズの研究所から盗まれたもので、ヒューズはその“シーラスX-3”の開発者だった。政府によってX-3が兵器に転用されることを望まないヒューズは、役人からの再現要請を退け、設計図を暖炉の火に投げ込んでしまう。

映画『ロケッティア』のあらすじ【承】

ハリウッドの人気俳優ネヴィル・シンクレアは裏でマフィアのボス、エディ・ヴァレンタインを操り、ヒューズのロケットパックを盗ませた。エディの手下ウィルマーが飛行場から搬送されたことを知ったネヴィルは、大男の殺し屋ロサーを病院へ差し向けた。ロサーはウィルマーにロケットパックの隠し場所を吐かせると、怪力で絞め殺して去った。

クリフは恋人のジェニーとデートに出かけた。駆け出し女優のジェニーは、ネヴィル・シンクレアのファンだった。二人がネヴィルの映画を観に訪れた劇場では、ナチスの飛行船ルクセンブルク号の親善訪米を伝えるニュースが流れていた。

翌日、ネヴィルの新作撮影現場にはジェニーが端役で出演していた。そこへ、前夜ジェニーと喧嘩してしまったクリフが謝罪に訪れ、ロケットパックのことを興奮気味に話し始めた。それを聞きつけたネヴィルは、大役への抜擢を餌にジェニーに近づき、食事に誘い出した。

航空ショーの会場でクリフの代わりに飛び立ったマルコムの機体が上空でエンジントラブルを起こしてしまう。クリフは咄嗟にピーヴィーが改良を施したロケットパックとヘルメットを身に着け、マルコムの救出に向かった。間一髪マルコムを助け出したクリフに観客は熱狂し、翌朝の新聞紙面を空飛ぶヒーロー“ロケッティア”の名が飾った。

映画『ロケッティア』のあらすじ【転】

航空ショーの主催者ビグローが殺され、犯人のロサーはピーヴィーの家へ向かった。ロサーの襲撃に加え、彼を追って来たFBIの銃撃をくぐり抜けたピーヴィーは、クリフと二人でロケットパックを運び出した。一方、ロサーはロケットパックの改良図面を持ち去った。

クリフたちは行きつけのカフェの屋根裏に隠れた。クリフを捜してそこに現れたマフィアたちは、壁のメモ書きからジェニーの居所を突き止めて出て行った。ジェニーの身を案じたクリフは、再びロケットパックを背負って飛び立った。

ネヴィルとジェニーは高級ナイトクラブで食事をしていた。ボーイに成りすましたクリフはジェニーを誘い出し、この場を離れるよう説得した。クリフは、ロケッティアの装備をつけるとネヴィルたちを相手に暴れ回り、天井を破って飛び去った。騒ぎの中クラブへ引き返したジェニーは、ネヴィルに薬で眠らされ捕まってしまう。

ネヴィルの屋敷で目覚めたジェニーは、隙を見てネヴィルを花瓶で殴って気絶させ、屋敷の中を探った。本棚の後ろに隠し部屋を見つけたジェニーはドイツ語で呼びかける無線機を発見する。そこへ意識を取り戻したネヴィルがロサーを伴って現れ、自分がナチスのスパイであることを明かした。ジェニーは再びネヴィルの手に落ちてしまった。

映画『ロケッティア』の結末・ラスト(ネタバレ)

カフェに戻ったクリフはネヴィルからの連絡でジェニーが捕まったことを知る。ネヴィルはジェニーと引き替えにロケットパックを要求し、グリフィス天文台を指定してきた。しかし、店を出ようとしたクリフはFBIに押さえられ、ヒューズのもとへ連行されてしまう。

連行されたクリフをヒューズとピーヴィーが待っていた。クリフはそこでナチスが企てるロケット部隊の構想を知る。ナチスも同時期にロケットパックを開発していたが、燃料タンクに爆発の問題を抱えており、それを克服したヒューズのX-3を狙っていたのだった。クリフはX-3の返還を説得されるがジェニーを救うためにその場を逃走する。

天文台に到着したクリフの前にナチスの部隊が現れ、今やネヴィルと敵対したエディたちやFBIとの間で激しい銃撃戦となった。ネヴィルはジェニーを連れて飛行船ルクセンブルク号で空に上がった。水素燃料の爆発を恐れ、誰もが手出しできなくなったとき、ロケッティアのクリフが登場し、一人飛行船へ向かった。

船上でジェニーと引き換えにロケットパックを手に入れたネヴィルは、クリフたちを残して飛び立った。しかし、燃料タンクの穴から引火、炎上して地上へ墜落した。火を吹き始めた船上から脱出を図るクリフたちをロサーが襲った。その直後爆発が起こり、巻き込まれたロサーは死に、クリフたちはヒューズの操縦するオートジャイロに助けられた。

後日。クリフを訪れたヒューズは、新しい飛行機を贈って去った。X-3はもはや幻に終わったかと思われたが、ジェニーは奪われた図面をネヴィルの屋敷から持ち帰っていた。図面に興奮するピーヴィーの隣でクリフとジェニーは熱く抱擁し、キスを交わした。

映画『ロケッティア』の感想・評価・レビュー

美術畑出身のジョンストン監督の画作りが素晴らしい。アール・デコ調の街並みの中を後の『アイアン・ジャイアント』を思わせる変なマスクを着けた主人公が飛び回る姿は愛嬌があっていい。加えて、空を飛ぶ描写がとても上手い。ランドセルのように背負って飛ぶロケットパックのアイデアはシンプルだが重量を感じさせ、ハラハラ感が伝わって来て効果的だ。陰謀や内幕劇などいろいろ盛り込まれたストーリーにもう少しメリハリが利いていれば面白い佳作になっていたと思われるのが惜しいところ。(MIHOシネマ編集部)

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