2008年のアメリカ映画、ローラーダービーの試合に出場するために車を走らせていたチームが途中トラブルのため立ち寄った廃墟で恐怖の体験をする。監督はエディ・バルビーニ、出演はチャド・コリンズ。
映画『ROOM33』 作品情報
- 製作年:2008年
- 上映時間:92分
- ジャンル:ホラー
- 監督:エディ・バルビーニ
- キャスト:チャド・コリンズ、ニコール・ディオンヌ、ディー・ケヴィン、ニナ・ハウザー etc…
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映画『ROOM33』 評価
- 点数:20点/100点
- オススメ度:★★☆☆☆
- ストーリー:★★☆☆☆
- キャスト起用:★☆☆☆☆
- 映像技術:★☆☆☆☆
- 演出:★★☆☆☆
- 設定:★★☆☆☆
[miho21]
映画『ROOM33』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『ROOM33』のあらすじを紹介します。
女子だけのローラー・ゲーム“ローラーダービー”の試合に出場するためにチームの女子と監督のネルソン、そして雑用係のスチュワードは試合会場のある街へと向かっていた。その途中道の脇に突っ込んでしまった車と男女を見つけ助ける。だが道は途中で閉鎖されていてそれ以上先には進めなかった、次の街で給油するつもりだったため元の町に戻るためのガソリンもなく途方に暮れてしまう。その時誰かが脇に私道があるのを見つけ一行は歩いて助けを求めることにした。
行きついた先は白い建物だった、看板には老人ホームとあったが無人で廃墟と化していた。一晩ここで過ごすと決めた一行は中を探検してみる、すると壁に“ここに入ったものは死ぬ、引き返せ、ここは地獄だ”“お前は非業の死を遂げる”と落書きされているのを見つけた。途中で助けた女性アリは気味悪がるがチームのリーダー格の女性サラは面白がるだけ。だが監督のネルソンはその建物が気味悪いと言って中に入ろうとしない、だがここに泊ると一行が決めたことで仕方なく中へと入ってきた。
サラはまだ探検をしていた、すると突然黒い服の少女が背後から襲ってきた。攻撃を避けると少女は突然手に持っていたスコップを落とし物陰に隠れてしまった。アリは少女を心配し何とか話を聞こうとするが“レイチェルが殺された”とつぶやくばかりで話にならない。森で殺されたとしか話さない少女に一同は不気味さを感じていた。
映画『ROOM33』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『ROOM33』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
少女の正体
後半になると突然男性が現れます、それはレイチェルのおじマーティンでした。アリは彼から驚くべき事実を聞きます。レイチェルはあの黒い服の少女で多重人格の為医者である父親によって治療を受けていたのです。そして少女が名乗ったロクシーというのはレイチェルの人格の一つで非常に凶暴な性格だというのです。
レイチェルに何があったのか
物語の中で何度かフラッシュバックしているのですが全く説明がされていないので独断と偏見でレイチェルの小さい頃に何があったのかを推察してみようと思います。アリはROOM33であるカルテを見つけます、それは多分レイチェルに対してだと思いますが治療にLSD(幻覚剤)を使用していたと書かれていました。
マーティンはレイチェルの父親は殺されさらにそばに職員が2人死んでいたと言っていました。少女のフラッシュバックから彼女はどうやら父親が殺されるところを見ていたようです、そして父親を殺した2人の男が突然首から血を噴き出して死んでいきます。これまでの一連の出来事を見るとLSDで何かの力を得たロクシー(レイチェル)が父親の幻影を作りだしてそれで男達を殺し、さらに今まで自分を守っていたのかもしれません。
ですが自分を迎えに来てくれたマーティンおじさんを殺してしまった事、そして優しくしてくれたアリを犠牲にしないために最後レイチェルの人格が戻り自殺という道を選んだと考えられます。
映画『ROOM33』 まとめ
展開は陳腐ですがホラー映画としては思ったより悪くありませんでした。気の強すぎるサラもホラー映画というジャンルの中では頼もしく見えるのでなかなか良かったです。ですがそこここに点在する演出に対してあまりにも説明がなさすぎます。思わせぶりにカメラをズームさせるのですがその意図が全く分かりません。ですからそれらの意味が最後に分かるのかなと期待したのですがそんなこともなくガッカリ。少女のフラッシュバックが理解できる何かがあればもっと話に深みがでたはずなのに本当にもったいない。じらすだけじらして中味がカラッポという印象しか残らないのですがそれでも最後までじっくり観る事ができたのは意外でした。登場人物の中で一番モラルがあって優しいアリは最後にロクシーのようになってしまっていて心が痛みました。
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