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映画『最終絶叫計画』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『最終絶叫計画』の概要:数多くの著名な映画のパロディを盛り込んでいることで有名な今作。ホラー映画にしては珍しく、下ネタやコメディ要素を多分に含んでおり、ホラー映画が苦手な人でも手をつけやすい作りになっている。

映画『最終絶叫計画』の作品情報

最終絶叫計画

製作年:2000年
上映時間:88分
ジャンル:コメディ、ホラー
監督:キーネン・アイヴォリー・ウェイアンズ
キャスト:ショーン・ウェイアンズ、マーロン・ウェイアンズ、アンナ・ファリス、チェリ・オテリ etc

映画『最終絶叫計画』の登場人物(キャスト)

シンディ・キャンベル(アンナ・ファリス)
かつて仲間と共に人を轢き殺してしまった。仲間が楽観的な一方で、その男からの復讐を恐れている。
ボビー(ジョン・エイブラハムズ)
シンディの彼氏で、同じ罪を背負っている一人。シンディと共に襲撃者から逃げようとする。
ドリュー(カルメン・エレクトラ)
ハロウィンの夜、謎の仮面を被った男により惨殺された少女。
ドゥーフィー(デイヴ・シェリダン)
知力が弱く、何かと馬鹿にされがちな男性。しかし、彼には秘密があった…?

映画『最終絶叫計画』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『最終絶叫計画』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『最終絶叫計画』のあらすじ【起】

それは、ハロウィンの夜のことだった。高校生で、学校のマドンナ的存在である美少女、ドリューは一件の電話をとる。その彼女は、ドリューを脅す脅迫電話だった。そして、その直後彼女は何者かに襲われる。しかし、その襲撃者はマスクを被っており、顔を見ることは叶わない。彼女は必死にその襲撃者から逃げようとするが、運悪く、なんと自分の父親が運転する車に轢かれてしまう。しかし、襲撃者はさらに彼女を追い詰める。そして、ドリューを何とも無残な方法で殺してしまうのだった。

そのマスクをつけた襲撃者のことは、たちまち大ニュースとなる。平穏だった街に、突然殺人鬼が舞い降りたのだ。その頃、同じ街に住むシンディという少女が恐怖に震えていた。彼女はドリューが死んだ事件の後、一通の手紙を受け取ったのだ。そして、その手紙はなんと犯人からと思われるものだった。その手紙には、「去年のハロウィンに何があったか知っている」と記してあった。

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映画『最終絶叫計画』のあらすじ【承】

手紙に書かれていたそのたった一文に、彼女は恐怖に駆られたのだ。そして、それには理由があった。遡ること1年前のハロウィンの日、シンディは仲間達と共にドライブを楽しんでいた。それは、シンディやバフィ、シンディの恋人のボビーを含めた大人数でのドライブだった。

ティーンエイジャーである彼女達は浮かれ、羽目を外し過ぎてしまう。そして、そんな時に悲劇が起きたのだった。なんと、彼らは注意力散漫により、道路に出てきた男を轢き殺してしまったのだ。

パニックに陥る一行。しかし、幸いなことに目撃者は誰一人としていなかった。彼女達は、この事件によって自分たちの将来がダメになることを恐れ、なんと結託して事件をもみ消してしまったのだ。彼らはその男を、人知れず海へと捨てたのだ。彼らはそのことを決して口外することなく、日々罪の意識に苛まれながら生きてきた。そして、その事件からちょうど一年が経ったその日、ドリューが殺されたのだ。

映画『最終絶叫計画』のあらすじ【転】

受け取った手紙、そして、事件が起こった日付から、ドリューを殺した犯人は何かしらの形で一年前の事件に関わっている人物だとシンディは考える。しかし、当時事件に関わっていた仲間達は、その事件とは無関係であるとハッキリ断言するのだった。

しかし、なんとある夜、シンディの部屋にその仮面をつけた例の男が侵入してきた。そして、犯人はシンディを殺そうと企む。シンディは死にものぐるいで逃げながら、何とか警察に連絡をした。そして、シンディが殺される前に警察が間に合い突入してくる。犯人は仕方なくその場から去っていくのだった。

しかし、シンディの家に到着したのは警察だけではなかった。シンディの彼氏、ボビーも彼女の家へとやってきたのだ。事件が起きた時付近にいたとして、ボビーは警察に被疑者として連行されてしまう。シンディも警察に事情聴取へと向かった。しかし、事情聴取を終え自宅に戻ったシンディのもとに、ボビーは犯人ではないという事実が知らされるのだった。

映画『最終絶叫計画』の結末・ラスト(ネタバレ)

いつ誰に狙われるかわからないこの現状で、全員がバラバラになるよりも一箇所に固まった方が良いのではないかとシンディが提案する。そして、シンディは自宅でパーティを開くことにするのだった。しかし、なんとその前にシンディの仲間達は次々と襲われ命を落としてしまうのだった。

パーティ会場であるシンディの家に、釈放されたボビーがやってきた。そして、なんと二人はこんな緊急事態にも関わらず性交渉に励んでしまうのだった。しかし、その後なんとマスクの襲撃者が家に侵入してきた。ボビーとシンディはなんとか逃げ出そうとするが、ボビーは逃げきれずに結局殺されてしまう。シンディは『マトリックス』ばりの動きを見せ、なんとか襲撃犯から逃げ切った。

そして、衝撃の事実が明らかになる。彼らを次々と襲っていたのは、ドゥーフィーという知的障害者だった。しかし、彼は知的障害者を装っていただけで、実は切れ者だった。最後に、ドゥーフィーはシンディに自分の本当の姿を颯爽と見せるのだった。

映画『最終絶叫計画』の感想・評価・レビュー

これでもかというくらいに、映画のパロディが詰め込まれており、見ていてツッコミが追いつかないこともしばしばある。
主人公のシンディを演じたアンナ・ファリスの体当たりの演技が素晴らしく、殴られたり、物をぶつけられたり、過剰な下ネタに付き合わされたりと、不憫でユニークなヒロインを演じている。
元ネタとなった『スクリーム』も少しコメディ風味の映画ではあるが、元ネタの面白シーンをさらに面白く作り直し、視聴者を笑わせることに成功している。
パロディの元となった映画は他にも多数あるが、どの映画のシーンも忠実且つ濃いギャグテイストで再現されており、元ネタとなった映画への愛を感じる。(女性 20代)


ホラーっぽくなく、見やすい映画であり、とても面白かった。シンディの身軽な動きや、下ネタに付き合わされたり、マスクを被った襲撃者に逃げ回る姿など、様々なシンディの姿が見られ、アンナ・ファリスの演技力が発揮されていた。物語もわかりやすく、はっと驚く所や、ツッコミどころが満載なコメディ感もあり、終始釘付けになっていた。マスクを被った襲撃者のドゥーフィーの変態さや、頭のキレが良すぎる所や、最後に姿を見せたシーンなど、見所がたくさんあった。(女性 20代)


ホラー映画『スクリーム』が大好きな私。パッケージのあのマスクをしたキャラクターに惹かれて今作を鑑賞しましたが、想像以上にコメディ要素が強く、怖さは全く感じません。驚かせてくるシーンはありますが、それ以上に様々な作品のパロディや下ネタ、アダルト要素が気になりました。
少し下品な描写に抵抗がなければ大人も子供も楽しめる作品だと思います。また、パロディの元ネタを知っているとかなり面白いでしょう。(女性 30代)

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