映画『サリュート7』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「サリュート7」のネタバレあらすじ結末と感想

サリュート7の概要:1985年、サリュート7号救出作戦の実話に基づき映画化。ソ連の宇宙ステーションであるサリュート7号が突如、全機能を停止し制御不能となる。宇宙開発の責任者は、サリュート7号の機能を回復させるため、2人の宇宙飛行士を宇宙へと送り出すのであった。

サリュート7の作品情報

サリュート7

製作年:2016年
上映時間:118分
ジャンル:SF、ヒューマンドラマ
監督:クリム・シペンコ
キャスト:ヴラディミール・ヴドヴィチェンコフ、パーヴェル・デレヴィヤンコ、アレクサンドル・サモイレンコ、ヴィタリ・カエフ etc

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サリュート7の登場人物(キャスト)

ウラジーミル(ウラジーミル・ヴドヴィチェンコフ)
元パイロットで宇宙飛行士だったが、現在は軍を退役し若手の教育係をしている。優れた技術を有し手動ドッキングの経験も持つ。穏やか且つ、的確な判断能力を持つ。
ヴィクトル(パーヴェル・デレヴィヤンコ)
ウラジーミルの友人でもあり、サリュート7号の製造に携わっている。宇宙服の技師でもあるが、飛行士としての訓練も受けている。いつか、宇宙へ行くことが夢。身重の妻を残し任務へ向かう。
ヴァレリー(アレクサンドル・サモイレンコ)
宇宙開発の責任者。開発のために失った宇宙飛行士たちのことを今も尚、心に残し悔いている。飛行士たちの命を守るため、常に心を砕き最善を尽くそうとする。

サリュート7のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『サリュート7』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

サリュート7のあらすじ【起】

1985年、ソ連の宇宙ステーション、サリュート7号が突如として全機能を停止。軌道上を漂流し始め、墜落する危険性が高いことが全世界でも報じられた。当時、ソ連は冷戦時代。ソ連側としてもサリュート7号を失うことは、切り札を失くすことと同義であった。

宇宙開発責任者ヴァレリーはただちに国防省へ連絡を入れ、全機能を停止させ漂流するサリュート7号の処遇について相談。国防省は今から22日後に、米国でもサリュート7号と同じ大きさのチャレンジャー号が打ち上げられることを示唆し、サリュート7号が米国に奪われることを恐れ、飛行士を送り出すことを命令した。更に送り出せないのならば、宇宙ステーションをミサイルで撃ち落とすとまで言うのである。
ヴァレリーはこれまでの努力を無にしないため、命令に従い早急にクルーを集めることにした。

制御不能となった宇宙ステーションとのドッキングは世界初である。しかも、サリュート7号は回転しながら漂流しているため、手動でのドッキングは困難を極める。ヴァレリーはまず、サリュート7号を設計し製造に携わったヴィクトルを呼び寄せた。そして、シミュレーターにて多くの宇宙飛行士で試してみるが、全てにおいて前人未到であるため、誰1人としてドッキングを成功させることができなかった。

かく言うヴァレリーも試してみたが、何度やっても失敗に終わる。困り果てた彼は、過去に手動ドッキングの経験を持つウラジーミルを訪ねることにした。ウラジーミルは元パイロットで宇宙飛行士であったが、船外活動中に失敗してしまい飛行士としての道を絶たれ現在は、若い飛行士の教育係をしている。

彼はヴァレリーの要請を受けることにし、妻の反対を押し切ってヴィクトルと共に宇宙へと飛び立つのだった。

サリュート7のあらすじ【承】

1985年6月。宇宙飛行士は打ち上げの段階から命の危険に晒されるが、2人が乗ったソユーズT13は無事に軌道へと乗り航行を開始。漂流中のサリュート7号を発見し接近した。そして、帰還するための燃料のことを考慮し、手動ドッキングの試用は3回までと定められる。

早速、ドッキング開始。ウラジーミルはこの時のために、再び宇宙へとやって来たのである。しかし、1回目のドッキングには失敗。彼は失敗の経験を活かし独自の勘を発揮。宇宙ステーションと回転速度を合わせることにした。ヴァレリー達がドッキングについての速度を相談している間、ウラジーミルは命令を聞かず勝手にドッキングを実行。そして、2回目にして見事に成功させる。これにはヴァレリーも驚きを隠せず、管制室も成功の喜びに沸いた。

さて、本番はこれからである。ドッキングが第一段階とすれば、次の第二段階はサリュート7号が機能を停止した原因を探ることだ。ヴィクトルとウラジーミルは共にサリュート7号へ向かおうとしたが、管制室の命令によりウラジーミルが残りヴィクトルだけが宇宙ステーションへ。何かと問題はあったが、無事に中へと入ることに成功する。

サリュート7号は無人となって久しいが、中は全てが凍り付き、霜が降りていた。恐らく原因は水槽の破裂と思われる。2人は一旦、ソユーズへ戻り休憩を取ることにした。
管制室ではサリュート7号の修復について話し合われるも、中は唾もたちまち凍るほどの極寒である。氷を溶かすにしても2日の時を要する上に、溶けた後の水分で機器が故障する危険性があった。

相談の結果、管制室はサリュート7号の破棄を決定したが、ウラジーミルとヴィクトルは氷点下内での修復へ挑むと言う。ヴァレリーは彼らに5日間の猶予を与え、修復に挑むことを許可するのだった。

サリュート7のあらすじ【転】

ヴィクトルはまず、サリュート7号の太陽電池の位置を変更し、船内の温度を上昇させることにする。少なくともこれだけで船内の温度は3度、上昇する計算だった。ヴィクトルの案は成功し、翌日には船内の氷が溶ける。溶けた水分を回収及び、衣類を使って吸い取る。これにより、空調が使えるようになり船内の乾燥速度を上げた。

その後も2人は休憩を取りつつ、船内の水分を取り除く作業を続け機器の点検を行う。しかしそんな中、1滴の水分がソユーズに侵入し機器を故障させる。ウラジーミルもヴィクトルも宇宙ステーションの修復に夢中であったため、このことには気付かなかった。

ソーラーパネルの状況を確認するため、ウラジーミルが船外へ。サリュート7号の外壁は流星群でも衝突したのか、傷だらけであった。これにより、全機能を停止した原因が判明。管制室が対応策を考案する間、ウラジーミルは更に船外にて活動を続けようとするも突然、通信が切れる。船内にいるヴィクトルとも連絡が取れなくなり、窓から中を覗いた彼は衝撃を受けた。

ソユーズに侵入した水分が機器を故障させたために、船内で火災が発生していたのである。ヴィクトルは中で必死に消火活動を行っていたが、爆発にて吹っ飛ばされてしまう。そこでウラジーミルは中へ戻って相棒を救出し、必死の消火活動を行った。

通信が切れて9時間後、管制室はようやくウラジーミルとの通信に成功。ソユーズは火災のせいで操作不能となってしまい2人は現在、宇宙ステーション内へ避難していた。しかも、ヴィクトルは顔の右半分に火傷を負い、大量の煙を吸ったせいで意識が朦朧としている。その上、ソユーズが使えないとなると海へ落下させることも不可能。状況を聞いたヴァレリーは愕然としたが、別の方法で2人を地球へ戻すと約束した。

奇しくも、米国がチャレンジャー号の打ち上げを成功させた後である。国防省は国の最新技術を米国に奪われることを恐れるあまり、2人の宇宙飛行士を含めサリュート7号を撃ち落とそうとする。だが、ヴァレリーは飛行士を助けるため、3時間の猶予を願い出るのだった。

サリュート7の結末・ラスト(ネタバレ)

その頃、宇宙ではウラジーミルが作業を続けていたが、ここでヴィクトルが薬と酸素不足のせいで幻聴を聞き、米国のチャレンジャー号がドッキングしてきたのだと勘違いしてしまう。サリュート7号にはドッキング口が2つあったため、ヴィクトルはもう片方を開けようとする。チャレンジャー号がドッキングを成功させるとは到底、思えなかったウラジーミルは必死になって相棒の奇行を止めるのだった。

一方、短い時間ではあるものの、2人の飛行士を無事に地球へと帰還させる案を相談していた管制室。手動で切り離しを行えば、地球に帰還させることは可能だが、酸素供給に限界があり戻せるのはたった1人だけだと言う。準備の時間を考慮し、決断は今すぐにしなければならない。どちらを残すか、ヴァレリーは苦渋の決断をしなければならなかった。

考えた結果、ウラジーミルに負傷したヴィクトルを残すよう通信。そう話せば恐らくウラジーミルの性格上、自分が犠牲になるだろうと踏んだからであった。そうして数時間後、彼の妻子を管制室へ招待しウラジーミルと最後の会話をさせる。ヴァレリーはどうにもできない不甲斐なさに苛立ちを隠せず、思わず椅子を投げ飛ばしてしまうのだった。

その後、ウラジーミルはヴィクトルに1人で地球へ帰還するよう話す。だが、相棒は2人でなければ帰らないと言い張り、サリュート7号に備わっている酸素再生機を起動させようと提案。そのために船外にて太陽センサーのカバーを外す必要があった。2人は協力してカバーを外そうと試みる。一昼夜、必死に作業を続け、そして太陽センサーのカバーを外すことに成功する。すると、途端にサリュート7号に電気が供給され無事に機能を回復。2人の飛行士は決して諦めることなく、任務を遂行し宇宙ステーションの修復を完遂するのであった。

サリュート7の感想・評価・レビュー

1985年、冷戦下のソ連が米国と宇宙開発で競い合っている時代。ソ連の宇宙ステーションが突如、機能を停止。原因と修復を目的とし、2人の宇宙飛行士が飛び立つ。とにかくハラハラする場面が多く旧ソ連、独特の短絡的な思考に苦笑を禁じ得ない。

それでも宇宙飛行士たちが修復するために奮闘する姿には共感。ロシアの宇宙開発を担う国営企業が全面協力の元、事実に基づき描かれているだけあって非常にリアルである。(MIHOシネマ編集部)

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