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映画『さらば あぶない刑事』あらすじネタバレ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『さらば あぶない刑事』の概要:10年ぶりにタカとユージが港署に帰ってきた!今度のヤマは世界を股にかける犯罪組織。定年退職5日前にしてタカとユージが横浜で御馴染みのマシンで暴れまくる!さらば、そしてありがとう。あぶ刑事最終章。

映画『さらば あぶない刑事』 作品情報

さらば あぶない刑事

  • 製作年:2015年
  • 上映時間:118分
  • ジャンル:アクション、コメディ、ヒューマンドラマ
  • 監督:村川透
  • キャスト:舘ひろし、柴田恭兵、浅野温子、仲村トオル etc

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映画『さらば あぶない刑事』 評価

  • 点数:90点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★★

映画『さらば あぶない刑事』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『さらば あぶない刑事』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『さらば あぶない刑事』 あらすじ【起・承】

横浜港署捜査課の鷹山敏樹ことタカ(舘ひろし)とユージこと大下勇次(柴田恭平)は、今は課長になった、
トロイ動物こと町田透(仲村トオル)に、『退職5日前に、事件起こさないで下さいよ~』と怒られる。

少年課から左遷され重要物保管場所に異動になった真山薫(浅野温子)は、胡散臭いIT社長との結婚が決まったとウカレポンチだ。

透の心配をヨソにタカは、宿敵銀星会残党で新興ヤクザ闘竜会幹部伊能を追うが、伊能がブラックマーケットで惨死体となって発見される。
ハマで非合法マーケットをしきっていた伊能が殺されたという事は、マフィアの均衡が崩れる兆しだった。

タカとユージは伊能を殺した犯人の影に、中南米の犯罪組織BOBとラスボスのキョウイチ・ガルシア(吉川晃司)の存在だった。
手段を選ばない犯罪に手を染め、死すら恐れないBOBがハマに侵攻してきた。

伊能の惨殺死体の横に残されていたコーヒー豆から、犯人はガルシアの右腕・加藤(夕輝太)と判る。
それだけでなく、タカの恋人・夏海(菜々緒)が米領事館に勤務していた時代、ガルシアと接点があった事も判明した。

ガルシアの狙いは、横浜に進出している非合法ビジネスを総てBOBに纏める事。
最終的には、横浜を物流通過拠点にし、ガルシアは本国に返り咲くつもりでいた・・・。

映画『さらば あぶない刑事』 結末・ラスト(ネタバレ)

一方ユージは、伊能が殺された現場に、かつて更正させた本牧ギャング元リーダー・川澄(吉沢亮)が居る事を見つける。
ユージは逃げる川澄をようやくの思いで掴まえ、何故伊能に近づいた理由を聞かされる。

本牧ギャングの面々は、伊能に危険ドラッグの実験台に利用されて殺されたというのだ。

被検体となった本牧ギャングを含む人間のデーターは、昔は伊能が持っていたが、今はガルシアが
HDDにして持ち歩いていると知り、ユージと川澄はガルシアの部屋に忍び込みHDDを盗み松村(木の実ナナ)に解析を頼む。

松村はデータから、同じ貨物船が名前を変え横浜に同じ時期に来ている時期には、暴力団抗争が置き易い事を発見する。
しかも荷物をおろした形跡はない。
という事は、荷物を海に落として、後から引き上げている事も考えられるとし、マークした貨物船付近から
コンテナをみつけると、そこから出てきたのは大量の麻薬だった。

コンテナは保管庫に収納されるものの、数日後加藤らによって奪われてしまう。

タカはガルシアに夏海を殺され、落ち込みユージだけが単身でガルシアに立ち向かう。
加藤とユージがタイマン勝負となり、ユージは肩に弾丸を喰らい、絶体絶命、という時にタカがハーレーに乗って救いに来る。

現れたタカにタイマン勝負を挑んだのがガルシアだったが、ガルシアは勝負に負け命を絶つ。
ようやく戦いが終わった・・・と思ったタカとユージだが、ガルシアを倒したのに、2人の後ろから人海戦術の様に現れたのは、

ダンゴ状態になってやってきた闘竜会だった。

滝の様にふりそそぐ弾丸に応戦しきれず、逃げ切る2人。

いかにも殉職しました、と見せかけ、エンディングでは、2人が海外で探偵事務所を開いていて、
薫が追いかけてくる所で映画は終わる。

映画『さらば あぶない刑事』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『さらば あぶない刑事』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

作るなら、今でしょ

劇場版『さらば~』が成功した理由の1つとして、リアルタイムでTVを見ていない顧客にも『続篇』を期待させた事が大きい。

’12年に発売されたDVDマガジン『あぶない刑事』の発売部数は120万部を突破。再放送を望む声もある。
シリーズの、主演脇役俳優陣が30年変わらないというだけでも歴史に残る話だが、制作陣も変わらないというのは珍しい。

ユージ役の柴田恭平は、自分が70になったら『さらば~』を作りたいといったそうだが、『あぶ刑事』の製作元である、
セントラルアーツの社長・黒澤氏は『そんな時になったら、僕が生きてないよ』と返したそうだ。

それこそ『作るなら今でしょ』のタイミングで、今回の作品は作られたのだと思う。

行き過ぎともいえるアドリブはキャスト同士の思いやり集大成

このシリーズ最大の見所といえば『アドリブ』である。
キャスト全員が『いつ、どうやれば、面白くなるか』を全力で考えている俳優・女優が固まっている。

イジられながらも返す芝居、ムチャぶりをしても受け止める、それは俳優同士のあうんの呼吸と、お芝居が出来る才能以上に
人間としての温かみの感じられるので、このシリーズに期待した人がいるのではないだろうか。

TVシリーズから通してみると、窮地に追い込まれれば追い込まれるほど、メインキャストが敵に余裕で立ち向かうあたりもいい。

ラスト近くで、ダンゴ状態になってくる闘竜会の集団に対し、弾が2~3発もない状態で、ユージが
『残りの弾の数と敵の数が全くあいませんっ!』
というセリフは舘ひろしが考え『あ、このセリフは恭サマ(柴田恭平)の方がいいかも』と渡してしまう。
彼は、石原プロでは『芝居をするな』と言われただけあり、こういう作り方は個人的に嬉しかったのではと思う。

御馴染みのキャストはいいのだが・・・

今回の映画では、御馴染みのキャストも顔を出す。

パパさん事吉井(山西道弘)は、おでん屋、オトシのナカさんこと田中(ベンガル)はラーメン屋と、
退職後は全員飲食業になってるあたりが笑える。

『怒るよぉ~もぉ~』の肉体派谷村(衣笠拳次)は水上警察で、何故かガルシアが殺した死体の後始末係。
少年課の竹田(海一生)は、納車されたばかりのスカイラインから次々車を壊すユージを拝み倒しつつも、
最後はユージの相棒レパード・アルティマ(F31)も出してくれる。

ひとみちゃん(長谷部香苗)は、透の秘書になっている。

そこに加わるのが敵役やファムファタールなのだが、やはり30年も続くキャストに食い込むというのは、
少々荷が重かったというのが今回唯一の難点だ。

特にタカの恋人役に天海祐希にオファーが行っていたそうだが、吉川晃司のオファーが決まった時点で
降板してしまったらしい。

個人的には天海祐希のオファーを優先して欲しかっただけに残念でもある。


大好きな『あぶない刑事』シリーズ。おばあちゃんが『はぐれ刑事純情派』と『あぶない刑事』しか見ないくらい刑事ドラマが好きな人だったのでその影響でいつの間にか私もタカとユージの掛け合いが大好きになっていました。
私が生まれる前からある懐かしい作品という印象でしたが、新しく作られたものも凄く良いです。今までのファンに対する感謝の気持ちを忘れずに、新しいファンを取り込むための笑いの要素がふんだんに盛り込まれていて、とにかく面白かったです。
タカとユージがやっている探偵事務所。夢がありますよね。(女性 30代)


いつまで経ってもカッコいいタカとユージには年月の経過を全く感じない。現代のドラマや映画ではなかなか聞かないようなクサいセリフもたくさんあったが、それがこのシリーズの良さだと思う。

昭和の古き良きカッコ良さをこんなにも嫌味なく、清々しく表現できてしまう舘ひろしと柴田恭兵はさすがだ。
ラストはラストで拍子抜けしてしまったが、スッキリしたので文句無し。これで最後かと思うと少し寂しい気持ちになった。(女性 20代)

映画『さらば あぶない刑事』 まとめ

30年同じキャラクターを演じていて、いい意味で新規顧客を確保して古くない。

これは1つのシリーズに置いて珍しい事ではないだろうか。
映画のラストは、ニュージーランドでのんびりゴルフをして、退職金はちゃっかり頂いて、探偵事務所を開いている
タカとユージが映っている。

そこに結婚詐欺にひっかかったから結婚してと、転がり込んでくる薫という、いつもの『お笑い要素』を
含んで映画が終わる・・・というよりも、

ひょっとしてこれ『まだまだつづく刑事』じゃない?
と思わせてくれる。

たとえ劇中の挿入歌『RUNNING SHOT』でトオル君に、『足遅くなったんじゃね?』と言われてもだ。
これっきりといわずに、また作って!とファンに思わせる軽いノリが、このシリーズの醍醐味といえるだろう。

関連作品

前作 まだまだあぶない刑事

みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    「まだまだ」があまりに手の合わない作品だったので作ってくれてありがとう!と思えた最終作です。ただ、ストーリーのご都合主義はさておいても、あぶ刑事ならではのワクワク感がなかったのが残念。と思っていたらラス立ちの後のタカ&ユージの会話「ちゃっちゃと片付けて美味いもんでも食いに行こう」「OK、チャイナタウンで会おう」「再見!」・・・これぞTVシリーズ以来の見たかったあぶ刑事。ここと、過去映像を使った素晴らしいエンドロールこそがこの映画のすべて。そして、柴田恭兵のユージが見事。

  2. 名無しさん より:

    『さらば あぶない刑事』この現代においてここまでダサく作れるのは逆に貴重。エクセルでぱぱっと作った様なタイトルロゴに、一瞬カラオケビデオが始まったのではないかと目を疑った。バイクや車のアクションは、交通センターで見させられる危険運転防止の映像を彷彿とさせる。とにかくダサい。チープ。