映画『マーティン・フリーマンのスクール・オブ・ミュージカル』の概要:クリスマスに上演される学校のキリスト生誕劇に、ハリウッドのプロデューサーが来ると大嘘をついてしまった小学校教師のポールは、助手のポピーの助けを借りながら、子供たちの願いを叶えようと奔走する。子供たちの一生懸命な姿に胸を打たれる、とても優しいクリスマス映画。
映画『マーティン・フリーマンのスクール・オブ・ミュージカル』の作品情報
上映時間:106分
ジャンル:コメディ、音楽
監督:デビー・イシト
キャスト:マーティン・フリーマン、マーク・ウートン、ジェイソン・ワトキンス、アシュレー・ジェンセン etc
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映画『マーティン・フリーマンのスクール・オブ・ミュージカル』の登場人物(キャスト)
- ポール・マデンズ(マーティン・フリーマン)
- 俳優を目指して演劇学校へ通っていたが、夢破れて小学校の教師になった。クリスマスに小学校で上演されるキリスト生誕劇の担当を任される。ゴードンに見栄を張って「ハリウッドからスカウトが来る」と嘘をついてしまい、町中が大騒ぎになる。
- ポピー(マーク・ウートン)
- ポールが勤務する小学校の校長の甥。ポールの助手として生誕劇を手伝う。能天気で陽気な性格で、子供たちからは人気がある。演出家としての才能もある。
- ゴードン(ジェイソン・ワトキンス)
- ポールの演劇学校時代の友人で有名私立小学校の教師をしている。彼が作る生誕劇は、毎年地元紙で5つ星を獲得しており、ポールのことをライバル視する。
- ジェニファー(アシュリー・ジェンセン)
- ポールの元恋人。現在はハリウッドの映画会社に勤めている。ポールは彼女がプロデューサーをしていると思い込んでいたが、実はただの秘書だった。
映画『マーティン・フリーマンのスクール・オブ・ミュージカル』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『マーティン・フリーマンのスクール・オブ・ミュージカル』のあらすじ【起】
イギリスで小学校教師をしているポールは、かつて演劇学校に通い、俳優を目指していた。その演劇学校で知り合ったジェニファーとは、何年も恋人同士だった。
学校を卒業後、ポールは小学校教師となり、ジェニファーはハリウッドでプロデューサーになる。演劇学校で親友だったゴードンは、有名私立のオークムア学校の教師となり、生徒たちがクリスマスに上演するキリストの生誕劇の演出に力を注ぐ。ゴードンの作った生誕劇は地元紙で5つ星を獲得するが、ポールの作った生誕劇は2つ星しかもらえなかった。
それから5年後、聖ベルナデッタ学校の教師になったポールは、校長から今年の生誕劇の担当に任命される。ポールは5年前の苦い経験から、必死でその話を断ろうとするが、校長は全く聞く耳を持たない。そしてポピーという自分の甥を、ポールの助手にする。
ポピーは常識の通じない能天気な男で、ポールのことをイラつかせるが、子供たちには大人気となる。校長の甥ということもあって、ポールは仕方なくポピーを助手にする。
ポピーとクリスマスツリーを買いに出かけたポールは、偶然ゴードンと出会う。ゴードンに上から目線で物を言われ、悔しくなったポールは「うちの学校の生誕劇には、ジェニファーがハリウッドからスカウトを連れてくる、映画化もあり得る」と大嘘をついてしまう。
映画『マーティン・フリーマンのスクール・オブ・ミュージカル』のあらすじ【承】
翌日、ポピーは早速「ハリウッドが来る」という話を生徒に伝える。生徒たちは興奮し、その話は一気に町中に広がる。学校には地元のテレビ局や新聞社の取材までやってきて、町中が大騒ぎになる。
引くに引けなくなったポールは、みんなの前では嘘をつき通し、ポピーだけに本当のことを話す。実はジェニファーとポールは5年前に別れてから音信不通になっており、ポールは彼女の住所も電話番号も知らなかった。
ハリウッドの話は嘘だと言い出せないまま、ポールは劇の準備を進める。そしてジェニファーの連絡先を聞き出すため、彼女の実家を訪ねる。するとそこにはポピーがいて、ジェニファーの両親にめちゃくちゃな嘘をついて彼女の電話番号を聞き出していた。しかしポールはどうしても彼女と話をする勇気が出ない。
一方子供たちは、ハリウッドが来ると信じて、役を決めるオーディションに全力投球していた。役立たずだと思っていたポピーは、作曲と演出の才能を発揮し、子供たちを盛り立てる。しかしポールは「この子たちに難しいことはできない」と言ってしまい、子供たちを傷つける。ポピーは子供たちを産婦人科や牧場へ連れていき、命の誕生を見せる。お人好しのポールは、結局ポピーのペースに巻き込まれていく。
子供たちと一緒に、ゴードンが指導するオークムアのクリスマス・バザーを見たポールは、その完成度の高さに驚く。子供たちもレベルの違いを痛感し、元気をなくしていた。ポールは子供たちを褒めて、自信をつけさせる。ハリウッドの一件は解決しないまま、劇の準備は着々と進んでいた。
映画『マーティン・フリーマンのスクール・オブ・ミュージカル』のあらすじ【転】
ゴードンはライバル心をむき出しにして、ポールの学校へ偵察にくる。両校の生徒同士は乱闘となり、それに加わったポールとポピーも校長から大目玉を食らう。
父兄会では、親による我が子の売り込みが始まる。これ以上ハリウッドの一件を放置できないと考えたポールは、勇気を出してジェニファーに電話をかけ、留守番電話にメッセージを吹き込む。ポピーは2人で問題を解決するのは無理だと考え、別の先生に相談する。その先生は「DVDを作ってジェニファーに送れ」とアドバイスしてくれる。
DVDを作るため、子供たちの歌を撮影していたポールは、子供たちの一生懸命な姿を見て、涙が止まらなくなる。そしてDVDを見たジェニファーも「先生が寂しがっています」という子供たちからのメッセージを聞いて涙を流す。
ハリウッドが来るというので、町長は大聖堂の遺跡を生誕劇の舞台に提供してくれる。ポールは、自分の嘘は町中を巻き込んだ詐欺だと感じ、罪悪感に苦しむ。しかしポピーはあくまで前向きで、彼に励まされてポールも劇の準備に力を入れていく。
本番が近づいてきて、不安を感じる子供も出てくるが、ポールは一生懸命子供たちを励ます。子供たちが書いたサンタさんへの願い事を読んだポールは、劇の成功を願う純粋な気持ちに感動する。そして子供たちの願いを叶えるために、ハリウッドへ行くことを決意する。ポールは1人で行くつもりだったが、ポピーのお節介により、2人の生徒と一緒にハリウッドへ旅立つことになる。
ハリウッドに到着したポールは、映画会社の受付で、ジェニファーと再会する。ポールは改めて彼女に事情を話し、劇を見にきて欲しいと頼む。しかしジェニファーはプロデューサーなどではなく、ただの秘書だった。
ポールはめげずに映画会社のプロデューサーのオフィスに乗り込み、劇を見にきて欲しいと訴える。しかしすぐに追い出されてしまう。ジェニファーは自らプロデューサーと交渉し、子供たちの願いを叶えて欲しいと頼んでみる。しかしオッケーの返事はもらえない。
映画『マーティン・フリーマンのスクール・オブ・ミュージカル』の結末・ラスト(ネタバレ)
イギリスへ戻ったポールは、子供をハリウッドへ連れて行ったことで校長から激怒され、その流れでハリウッドの話が嘘だったことが校長にバレてしまう。失望した校長は劇の中止を決め、ポールとポピーにクビを言い渡す。
ポールは「ハリウッドが来なくなり、劇の上演も中止になった」と子供たちに伝える。子供たちは劇をやりたがるが、ポールにはどうしようもなかった。何よりポールがショックだったのは、今学期で学校をクビになり、子供たちと会えなくなることだった。
クビになったポピーが来なくなり、子供たちはすっかり元気をなくす。ポールはポピーのキャンピングカーを訪ね、八つ当たりしたことを謝罪し、戻ってくれるよう頼む。2人は子供たちの願いを叶えるため、勝手に劇の上演を決める。
大聖堂での上演当日。町中の人が大聖堂に集まってくれる。校長もあきらめ、子供たちを激励してくれる。
子供たちが一生懸命練習してきた生誕劇が始まる。ポールは舞台袖で子供たちを見守りつつ、裏方の仕事をこなす。ポピーの演出は素晴らしく、観客も笑ったり泣いたりしながら劇を堪能する。
ところが劇の素晴らしさに嫉妬したゴードンが突然舞台上に現れ、「ハリウッドが来るなんて大嘘だ」と言って、ポールのことを非難し始める。すると頭上に謎のヘリコプターが現れ、舞台上を照らす。みんなはハリウッドが来たと大騒ぎをして、劇は再開される。
ジェニファーは本当にプロデューサーを連れてきてくれた。ポールは彼女に感謝し、2人はキスをする。劇は感動のクライマックスを迎え、ポピーの賑やかな司会でキャストの紹介が始まる。ポピーはポールやジェニファーも舞台上に呼ぶ。そしてポールはゴードンを舞台に呼び、2人は仲直りする。生誕劇は大成功のうちに幕を閉じ、ポールとジェニファーも恋人同士に戻る。
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