映画『シャークネード5 ワールド・タイフーン』の概要:シャークとトルネードを合体させたB級パニック映画「シャークネード」シリーズ第5弾。幾度もアメリカを救ってきたフィンは、ロンドンでシャークネードに遭遇。愛する息子が渦の中に飲み込まれてしまう。
映画『シャークネード5 ワールド・タイフーン』の作品情報
上映時間:89分
ジャンル:アクション、コメディ
監督:アンソニー・C・フェランテ
キャスト:アイアン・ジーリング、タラ・リード、カサンドラ・スケルボ、クリス・カッタン etc
映画『シャークネード5 ワールド・タイフーン』の登場人物(キャスト)
- フィン・シェパード(アイアン・ジーリング)
- これまでに何度もシャークネードと戦い、アメリカと人類を救ってきたヒーロー。NATOの戦略会議に出席するために家族で訪れたイギリスで、巨大なシャークネードに遭遇する。竜巻に飲み込まれた息子を救うため、世界各地に出没するシャークネードを追跡する。
- エイプリル(タラ・リード)
- フィンの妻。過去のシャークネードとの戦いで致命傷を負い、博士の父によって全身サイボーグの体となった。奪われた息子を救おうと、全身に搭載された様々な武器を駆使し、シャークネードと戦う。
- ギル(子供:ビリー・バラット / 大人:ドルフ・ラングレン)
- フィンとエイプリルの息子。旅先のロンドンでシャークネードに飲み込まれ、渦の中心から抜け出せなくなる。
- ノヴァ(カサンドラ・スケルボ)
- フィンと共に何度もシャークネードと戦ってきた女性戦士。シャークネードの消滅を目指す秘密組織「シャークネード・シスターズ」の一員でもある。
- オライオン(オリビア・ニュートン=ジョン)
- オーストラリアの「シャークネード・シスターズ」の科学者。損傷したノヴァの体を修理し、パワーアップした体を与える。
映画『シャークネード5 ワールド・タイフーン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『シャークネード5 ワールド・タイフーン』のあらすじ【起】
シャークネードとの死闘で何度もアメリカを救ってきたフィン・シェパードは、NATOの緊急戦略会議に出席するため、ロンドンにやって来た。そこに、戦友であるノヴァから、ストーンヘンジに来るよう呼び出しを受ける。地下の洞窟に入ったフィンは、人類とシャークネードの戦いが描かれた古代の壁画を発見。秘宝のデュークワカのハーネスを持ち出した途端、上空にシャークネードが出現する。
その頃、フィンの妻のエイプリルと息子のギルは、イギリス首相官邸の秘密施設を見学していた。サメの形の特殊ヘルメットを与えられ、ギルは大喜び。そこにフィンから、サメとの戦争が始まったと連絡が入る。
ロンドンにシャークネード警報が発令。竜巻の中の大量のサメが、人々を襲い始める。フィンが乗ったヘリは強風で煽られるが、サイボーグのエイプリルが怪力で彼を救出。フィンたちはロンドン名物2階建てバスに飛び乗り、街を走った。首相はテムズ川沿いの大観覧車のゴンドラ・ミサイルで竜巻を攻撃するが、観覧車は根元から外れて転がり回る。フィンはバッキンガム宮殿に先回りし、衛兵と共に女王をサメから守る。ところが、ギルが竜巻の渦に飲み込まれてしまう。
映画『シャークネード5 ワールド・タイフーン』のあらすじ【承】
シャークネードはギルを奪ったまま去った。フィンはギルのヘルメットの追跡装置を追うことにするが、その前にNATOの会議に出席する。彼はシャークネードの脅威について科学者たちに説明し、ハーネスを取り出した。すると再びシャークネードが発生し、サメの大群は科学者たちを攻撃して去った。
フィンたちはギルを追うため、シャークネード防御装置が搭載されたエンジェル博士の飛行船に乗り込んだ。しかし防御機能は機能せず、飛行船ごとシャークネードに飲み込まれる。スイスの雪山に飛ばされたフィンたち。エイプリルはスキー板を肩に背負い、フル回転をして竜巻を発生させ、シャークネードにぶつけようとしたが、衝撃で雪崩を発生させてしまう。
スキーやスノボ、犬ぞりで逃げるフィンたちだったが、やがてシャークネードに巻き込まれ、オーストラリアの海上に瞬間移動する。彼らはヘリで救出され、故障したエイプリルは秘密組織「シャークネード・シスターズ」の科学者オライオンが修理することになった。
映画『シャークネード5 ワールド・タイフーン』のあらすじ【転】
シャークネード・シスターズは世界各地でシャークネードと戦っており、ノヴァもその一員だった。中国支部にはフィンの親戚もいたが、核廃棄物が積載された船に乗っていた時にシャークネードに襲われる。竜巻は1トンもの核廃棄物を飲み込んで去った。
ギルを乗せたシャークネードは、オペラハウスを襲った。オペラハウスは要塞に変形し、シャークネードに向けて砲撃を開始。すると隙間が発生し、フィンとエイプリルはバンジージャンプで渦に飛び込んだ。ギルの姿を見たが近づけず、シャークネードはブラジルに移動した。
リオの酒場を訪れたフィンとエイプリルは、ハーネスの秘密を知るベガの元に案内される。ベガは彼らに、ハーネスにはシャークネードを作るパワーがあり、悪の手に渡ると危険だからストーンヘンジに戻せと警告した。その直後、ハーネスは何者かに盗まれ、フィンは怪しい車を追いかけた。
リオ上空に突如シャークネードが出現する。フィンとエイプリルは渦に飲まれ、次の瞬間イタリアへ飛んだ。男から石を奪い返したフィンは、再びシャークネードを追うが、トレビの泉で見失う。エイプリルは願いを叶えようとコインを投げた。そこに見知らぬ女が現れ、フィンをローマ法王に案内する。法王と謁見し、特製のチェーンソーを手渡されて感激したフィンは、息子と世界を救うことを誓った。
映画『シャークネード5 ワールド・タイフーン』の結末・ラスト(ネタバレ)
沖縄では海底からサメが噴き出し、サンゴ礁がサメ一色になった。フィンはハーネスを使って竜巻を作り、チェーンソーでサメを攻撃しながら渦の中心部へ突入。ギルに触れるが、またしても離れ離れになる。
シャークネードは核廃棄物の影響で変異し、無数のクジラを含むクジラネードとなって東京を襲った。ノヴァはヘリで東京タワー上空に向かい、ギルを救うため渦に飛び込むが墜落。ノヴァはフィンとエイプリルに看取られて息を引き取った。
同じ頃、シャークネードはアフリカ大陸にも出現する。ライオンを巻き込みながら、サファリネードを起こしていた。フィンは竜巻を起こしてストーンヘンジに戻ろうとしたが、失敗してピラミッドの前に落ちる。ところが偶然、サメの地下神殿を発見。フィンは竜巻の核を制御する装置を見つけて稼働させる。すると、世界中のシャークネードがピタッと止んだ。
安心したのも束の間。世界中のシャークネードが威力を増し、再び渦を巻き始めた。フィンは竜巻を止める鍵を大地に突き刺すと、エイプリルは竜巻のエネルギーを全身で吸収。彼女は粉々に砕け散るが、シャークネードは消滅した。
シャークネードが消え、廃墟となった世界。フィンはエイプリルの首を抱えて、放浪の旅をしていた。すると見知らぬ中年男から、「パパ」と声をかけられる。それは未来からやって来たギルであった。彼はシャークネードの核の中で、タイムトラベルをしていたと言う。2人はタイムマシーンに乗り、時間旅行へ旅立つのだった。
映画『シャークネード5 ワールド・タイフーン』の感想・評価・レビュー
人気B級パニックのシリーズ第5弾。前作『シャークネード4』で多くの人命を救った主人公が、スケールアップして世界を股にかけて戦う。今回のシャークネードはロンドンから始まり、スイス、オーストラリア、ブラジルで観光名所を破壊しまくり、ついに日本にも上陸する。しかも変異して、クジラネードとなって東京の街を飲み込むというバカバカしさ。
どこかで見たようなパクリシーンにニヤニヤし、有名人のカメオ出演を見つけるのも面白い。ゲストも豪華でドルフ・ラングレンが出てきたのにはびっくり。ラストは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』風に終わり、次作は何をやってくれるのか、期待せずにはいられない。(MIHOシネマ編集部)
シリーズ5作目。遂に日本にもシャークネードがやってきました。何度もアメリカを救ってきたシャークネードハンター・フィンですが、今作ではシャークネードが世界の各地を破壊し、最終的には「シャーク」ですら無くなります。
5作目ともなるとネタ切れなんだろうなと思いつつも、まさかのドルフ・ラングレンの登場にえぇっ!と声を上げてしまいました。シリーズを通して見ていますが、どれも本当にくだらなくてバカバカしいです。しかし、それがこの作品の良さなので余計なことは考えずに見て欲しいなと思います。(女性 30代)
関連作品
次作 シャークネード6 ラスト・チェーンソー
前作 シャークネード4
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