「シッコ」のネタバレあらすじ結末と感想。動画フルを無料視聴できる配信は?

シッコの概要:『ボウリング・フォー・コロンバイン』等でヒットを飛ばしたドキュメンタリー映画監督マイケル・ムーアがアメリカの医療制度に疑問を投げかける。先進国のアメリカに国民皆保険が導入されていない謎を追う。

シッコの作品情報

シッコ

製作年:2007年
上映時間:123分
ジャンル:ドキュメンタリー
監督:マイケル・ムーア
キャスト:マイケル・ムーア etc

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シッコの登場人物(キャスト)

マイケル・ムーア
ドキュメンタリー映画監督。エンタメ的な手法での表現が特徴的。これまで様々な社会問題を取り上げてきたが、今回はアメリカの医療保険制度を取材する。

シッコのネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『シッコ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

シッコのあらすじ【起】

「オバマケア」が導入される以前、2007年当時のアメリカでは先進国には珍しく国民皆保険が整備されていなかった。そのため国民は一般的には民間の医療保険会社に加入していた。しかし、民間の医療保険会社は保険料が非常に高額であると共に、持病などによって加入を断られるケースもあった。そういった問題から、医療保険未加入者はアメリカ国内で約5000万人にも及んでいた。もちろん医療保険未加入者は保険が下りないため、怪我や病気をした場合はその医療費を全額自己負担しなければならない。しかし、その高額な医療費を支払えずに治療を受けられない・継続を断念せざるを得ない人々が後を絶たなかった。

ドキュメンタリー映画監督のマイケル・ムーアは、そういった幾多の問題を抱えるアメリカの医療保険制度に注目し、医療保険制度の問題に関わる様々な人たちへの取材を重ねていく。

そのうちの一人は、事故で2本の指を切断していた。指の縫合は、指ごとに治療費が異なり、その人は経済的な理由から2本のうち、治療費の安いほうの1本しか縫合手術を受けられなかった。ムーアは、他にも医療費が払えずに自ら傷口を縫合する人や、医療費のため高齢であっても働かざるを得ない老人などを取材した。

シッコのあらすじ【承】

医療保険未加入の国民へ取材をしたムーアが次に目を付けたのは、民間の医療保険に加入している人々だった。医療保険に加入し、高い保険料を払っていても、医療保険会社があれこれと難癖に近い条件を付けて保険金の支払いを断るケースが続出しているのだという。ムーアはさらに取材を続ける。

医療保険会社から手術費用が支払われずガン治療を受けられずに亡くなった患者や、意識不明で救急車を呼んでも事前の許可申請を怠ったとして保険が適用されない患者が取り上げられた。さらには保険金の支払いを減らそうとする医療保険会社職員の姿も取り上げられた。

医療保険会社は契約者の職場や経歴や病歴といった個人情報を徹底的に調べ上げ、契約時の申告書から些細なミスを見つけ出すと、そのミスを指摘して契約の破棄や、保険金の支払いを断っていた。

ムーアは医師も医療保険会社と繋がって利益優先の運営を行い、政界すらも医療保険会社との癒着で私腹を肥やし、利権を守るために国民皆保険制度の導入を拒んでいるのではないかと指摘する。ムーアが提示したニクソン大統領の盗聴テープには健康保険制度に興味はないが、民間の医療保険会社は金になると話す内容が収録されていた。

シッコのあらすじ【転】

次にムーアが着目したのは他国の医療制度だった。アメリカと医療制度はどのように異なるのだろうかとムーアは調査を進める。調査によると、イギリスやフランスといった他の先進国や、アメリカと近くに位置しているカナダやキューバも国民の医療費は無料だという。

同じ先進国のイギリスではすべての国民が無条件で医療を無料提供されており、医療保険もアメリカと違って加入時の審査は無い。市販されているいずれの種類の医薬品も安価で販売されているのだという。さらにフランスでは24時間体制の無料往診制度が存在し、医療制度の充実度合いは世界一とも言われている。

一方のアメリカではそういった無料の医療制度は快く思われていない。それどころか社会主義的だとして批判されてきたのである。アメリカの無料制度で批判を浴びているのは医療だけだった。アメリカは警察・消防・公立教育は無料なのである。なぜ医療だけが無料にできないのか、他国でできていることがなぜアメリカにはできないのか、ムーアは疑問を呈する。

シッコの結末・ラスト(ネタバレ)

次にムーアは、アメリカのすぐ近くに位置するキューバも無料医療を実施していることに着目し、2001年のアメリカ同時多発テロの救命隊員たちをキューバに連れていくことにした。彼らはテロの救命作業の影響で健康被害を訴えていた。アメリカ国民にとってキューバは、キューバ危機のイメージに加えて社会主義国で貧しい国家という印象が根強く、救命隊員たちは一抹の不安を感じながらもキューバへ入国する。

キューバ国内にあるグアンタナモ米軍基地はアメリカの統治下で唯一無料医療が受けられる場所である。もちろん同米軍基地に収監されているアルカイダのテロリストたちも無料医療の対象者である。ムーアは基地に向かって、9.11の英雄にもテロリストと同じ治療を受けさせてほしいと叫ぶが返事はなかった。仕方なくムーアは基地を後にして、救命隊員たちをキューバの病院へ連れて行った。救命隊員たちの治療費は無料だった。

ムーアはここまでの取材結果を振り返り、国民の健康よりも利益を優先する医療制度を、そしてその医療制度を支配するのが民間の医療保険会社だというアメリカの医療制度に疑問を投げかける。さらに国民は、自分自身さえ良ければそれでいいという考え方を改めて、相互扶助の意識を持とうと提言する。そして、権力者の思い通りになってはいけないと喚起して締めくくった。

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