映画『四月の永い夢』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「四月の永い夢」のネタバレあらすじ結末と感想

四月の永い夢の概要:恋人の死により、無気力になった女性が再び歩き出していくまでを描いたヒューマンドラマ。元恋人を亡くした初海は、教員の仕事も辞め、アルバイトで日々をぼんやりと過ごしていたが、だんだんと彼女の生活は変わり始めていく。

四月の永い夢の作品情報

四月の永い夢

製作年:2018年
上映時間:90分
ジャンル:ラブストーリー、ヒューマンドラマ
監督:中川龍太郎
キャスト:朝倉あき、三浦貴大、川崎ゆり子、高橋由美子 etc

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四月の永い夢の登場人物(キャスト)

滝本初海(朝倉あき)
元恋人の憲太郎が死んだことで、無気力な日々を過ごす。教員免許を持っており、以前は中学で教鞭をとっていた。憲太郎の死から三年が経っているが、未だにこだわっている。憲太郎は大学時代にできた初めての恋人。そのせいもあってか、通っていた大学近くの国立に住み続けている。家にテレビは無く、ラジオ派で赤い靴というバンドのファン。今は蕎麦屋でアルバイトをしている。
楓(川崎ゆり子)
初海の教員時代の教え子。プロのジャズシンガーを目指しており、ナイトクラブで歌い、自費でCDも出している。中学時代はおとなしい性格だった。DVの彼氏がいる。
志熊藤太郎(三浦貴大)
染物工場で働く青年。初海が働く蕎麦屋の常連で、初海を好意的に思っている。

四月の永い夢のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『四月の永い夢』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

四月の永い夢のあらすじ【起】

初めての恋人の憲太郎が亡くなったことで、滝本初海は無気力な日々を生きていた。憲太郎が死んでから三年も経つが、なんとなく喪失感から抜け出せないでいる。以前は教員の仕事をしていたが、それも辞めて蕎麦屋でアルバイトをしていた。

ある日、憲太郎の母から封書の入った手紙が届いた。遺品を整理していたら、初海宛の手紙が出てきたので送ってくれたのだ。憲太郎からの最後の手紙。だが、初海は内容を知ることをためらい、封を開けることができなかった。

蕎麦屋で接客中、染物工場で働く常連客の藤太郎から声をかけられる。初海に好意を抱く藤太郎は今度、自分が作った手ぬぐいの個展をやるので見に来てくれないかと言ってきた。だが、その日の夜に来月には蕎麦屋を閉めることにしたと店から言われ、新たな職を探さなくてはいけなくなってしまう。個展にも結局、行けなかった。

職探しをしながらブラブラしていた初海は、映画館で偶然に教員時代の教え子である楓と出会う。楓はジャズシンガーをしており、夢に向かって突っ走っていた。会ったばかりだというのに、初海の家に泊めてくれないかと言いだす。初海は困ったが、恋人に暴力を振るわれた痣を見て一日だけ泊めることにする。

四月の永い夢のあらすじ【承】

翌日、楓と別れた初海は学生時代からの友人に会いに行く。教員をしている友人は、近々、産休に入るため、初海に臨時職員として働いてくれないかとお願いしてきた。蕎麦屋の仕事がなくなる初海には良い話だったが、初海はどこか煮え切らない返事を返す。

突然、楓から電話が入った。その声は、彼氏に殺されると言って怯えた様子だった。心配になった初海は住所を聞き出すと、楓の元へと向かった。近所の人の助けもあり、楓をDV彼氏の元から救い出した初海は、楓と共に共同生活を始める。

夏祭りの時期が来た。町内の集まりに行った初海は、そこで藤太郎とちゃんと話すタイミングを得る。藤太郎と片づけを任された初海は、染物工場の中を見せてもらう。初海は赤い靴というバンドの“所を持ち僕は旅に出る”という曲が好きだということを話す。藤太郎から自作の手ぬぐいをもらい、彼の好意的な態度に嬉しくなった初海は上機嫌で帰っていくが、ふと寂しさを思い出してしまう。

四月の永い夢のあらすじ【転】

初海は臨時職員の面接を受けることにした。校長からは気に入られたが、友人からは気が抜けすぎていると指摘されてしまう。初海は、少し考えさせてほしいと、またしても曖昧な返事を返してしまう。

楓のジャズコンサートに藤太郎と一緒に行った初海。帰り道で藤太郎から、また会いたいと言われる。消極的な態度を取る初海に、楓から憲太郎の話を聞いていた藤太郎は、前の人のことが原因かと思わず言ってしまう。ショックを受けた初海は、藤太郎を残して一人でその場から去ってしまう。

初海は思い切って憲太郎の実家へと行くことにした。電車を乗り継ぎ、富山の片田舎へとやってきた初海を、憲太郎の両親は暖かく出迎えてくれた。思い出話に花を咲かせる中、初海は憲太郎の母に告白をする。実は、初海と憲太郎は亡くなる四ヵ月前に別れていた。そのことを今まで誰にも言えないでいたのだ。それを聞いた母親は、人は何かをなくしていく中で、自分を見つけていくのではないかと語ると、息子と同じ時間を過ごしてくれてありがとうと初海に優しく言うのだった。

四月の永い夢の結末・ラスト(ネタバレ)

夜、初海は憲太郎からの最後の手紙を開けた時のことを思い出す。手紙には“僕のことは忘れて幸せになってください”と書かれていた。翌朝、早朝の田舎道を散歩に出た初海は、朝日と共に憲太郎への気持ちを噛みしめる。そして、憲太郎へ“あなたがくれた手紙は全て宝物です。また書きます”と手紙をしたためると、位牌の前に置いていった。

駅に到着したが、電車は遅延していた。時間を潰すために入った飲食店にはラジオが流れていた。なんとなく聞いていた初海は、藤太郎が投稿したハガキが読まれて驚く。内容は、告白したがフラれてしまった。フラれたことよりも、余計なことを言って初海を傷つけてしまったことを後悔しており、もう一度会って謝りたいというものだった。そしてリクエスト曲として赤い靴の“書を持ち僕は旅に出る”が流れた。藤太郎は初海が好きだと言った曲を憶えてくれていたのだ。それを聞いた初海は、思わず笑顔になった。その笑顔は、過去から解放され、前向きになった初海の心がしっかりと表れていた。

四月の永い夢の感想・評価・レビュー

雰囲気はとても良く、国立市の地域アピールなども上手にできていると思う。だが、少し説明不足な印象を持つ。主人公の初海は三年も悩み続けているが、その割にはとてもあっさりと解決してしまうような感じ。楓の存在も微妙で、狂言回しという役どころで考えてもインパクトが弱いし、なぜDV彼氏でなくてはならなかったのかについても不明だ。喪失のリアル感重視として観ても、ドラマティックな物語として観ても、どちらにしても抑揚の波が無さすぎたのが敗因ではないかと感じるが、それが“味”だとして良しとする人もいるだろう。(MIHOシネマ編集部)

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