映画『シルバラード』の概要:エメットは途中の街で弟と合流した後姉一家に会うため、シルバラードの街を目指していた。砂漠を横断中、行き倒れていたペイドンを見つける。旅の仲間に裏切られて、馬や荷物を奪われてしまったのだ。エメットはペイドンに水を飲ませ介抱した。
映画『シルバラード』の作品情報
上映時間:133分
ジャンル:アクション、西部劇
監督:ローレンス・カスダン
キャスト:ケヴィン・クライン、スコット・グレン、ケヴィン・コスナー、ダニー・グローヴァー etc
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映画『シルバラード』の登場人物(キャスト)
- エメット(スコット・グレン)
- 正当防衛だったが殺人を犯したため、5年間刑務所に入っていた。殺したのは、後ろから弟を殺そうとしたマッケンドリックの父親。早撃ちのガンマン。
- ペイドン(ケヴィン・クライン)
- 馬や荷物を奪われ、砂漠で死にそうになっていたところをエメットに助けられる。普段は澄ましているが、情に厚いタイプ。
- ジェイク(ケヴィン・コスナー)
- エメットの弟。二丁拳銃の使い手。女性関係でよく揉め事を起こす。明るく陽気な性格。
- マル(ダニー・グローヴァー)
- 黒人。畑仕事が嫌で、家を出ていた。酒場で揉め事に巻き込まれているときに、エメットに助けられる。銃の腕前は超一流。レイという名の妹がいる。
- コッブ(ブライアン・デネヒー)
- ペイドンのかつての仲間。現在はシルバラードの保安官であり、酒場のオーナーでもある。マッケンドリックの仲間。
- マッケンドリック(レイ・ベイカー)
- 牧場主。シルバラードの町を掌握している。農民を目の敵にしており、手下を使って襲っている。
映画『シルバラード』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『シルバラード』のあらすじ【起】
エメットは5年の刑期を終えてシルバラードの街に行く途中、砂漠の真ん中で倒れている男(ペイドン)を発見する。エメットは水を飲ませ、ペイドンを介抱した。ペイドンは1人旅をしていたのだが、途中で4人の男と仲良くなり旅を行うことになった。しかし、4人の男に裏切られ、馬や荷物を奪われてしまったのだ。
エメットはペイドンと共に町に辿り着くと、小銭を渡して馬を預けに行った。ペイドンが辺りを見回したとき、偶然自分から馬を奪っていった男の1人を発見する。ペイドンはエメットから貰った小銭で粗悪な銃を購入し、男を射殺した。保安官から取り調べを受けるが、偶然町にいた友人のコッブの証言と、馬の鞍の裏にペイドンの名前が書かれていたことから、無罪放免となった。
ペイドンはコッブから仕事に誘われるが、断ってエメットと共にシルバラードへ行くことを決める。2人が酒場で食事をしていると、黒人男性客が現れ酒を注文した。だが、店主は黒人に販売するのを嫌がり、追い返そうとした。血気盛んな2人の客が黒人に殴り掛かるが、返り討ちに遭う。すると、ラングストン保安官が現れ、黒人に銃を向けた。店主が保安官に黒人が暴れ出したと証言したため、エメットは客の2人が暴れ始めたのだと訂正した。保安官は場を収めるため、黒人に出て行くよう命令した。黒人はコップに入った酒を飲むと去って行った。
エメットの弟であるジェイクは牢屋に入れられていた。酒場で女性とキスをして男に因縁をつけられ、撃たれたので反撃したのだ。さらに、ジェイクは男の仲間を射殺していた。ジェイクは正当防衛を主張するが、陪審員の意見はそうではなかった。明日の10時にジェイクは処刑されることになっていた。エメットは弟を助けに行くことを決める。ペイドンはかつて人に手を貸して痛い目に遭っていたため、協力することを嫌がった。エメットも強要する気はなく、2人で最後に酒を飲み交わすことになった。
映画『シルバラード』のあらすじ【承】
ペイドンは酒場で自分の帽子を被っている男を発見し、怒りのまま銃を抜いて射殺してしまう。ペイドンはジェイクと同じ牢屋に入れられた。相手が先に銃を抜いた後に撃ったため、ペイドンは正当防衛で釈放されるはずだと思っていた。だが、ジェイクから自分も同じ状況だったと言われ、牢屋から出られないことを悟る。ペイドンはジェイクと協力して、牢屋から脱走した。外では、ジェイクが騒動を起こしてラングストン保安官を引きつけていた。3人は合流すると、馬に乗って街から逃げ出した。
エメット達はラングストン保安官達に追われるが、先日酒場で会った黒人(マル)に助けられる。4人がシルバラードの町に向かっていると、キャラバンが立ち往生していた。案内役を頼んでいた2人組の男に仲間を殺され、全財産を奪われてしまったのだ。エメットはジェイクにキャラバンの道案内を任せ、キャラバンの1人の男性と共に裏切った男の後を追いかけた。
キャラバンを裏切った男には他にも仲間が大勢いた。エメット達は協力して強盗団を襲撃すると、金を奪い返した。しかし、喜んだのも束の間、キャラバンの1人の男性が狙撃され亡くなってしまう。エメット達は男性の遺体と共にキャラバンへと戻り、ジェイクと共にキャラバンを率いた。途中、マルと別れることになり、再会を誓って握手を交わした。ペイドンは狙撃された男性の妻(ハンナ)に惹かれていたため、開拓地までついて行くことにした。エメット達はシルバラードで会うことを約束し、ペイドンと別れた。
映画『シルバラード』のあらすじ【転】
マルは自宅へと帰るが、焼き払われ朽ちた残骸しか残っていなかった。マルが悲しんでいると、父が現れる。父はマッケンドリックがやったことだと話した。マルの父が土地の権利を持っているにも関わらず、マッケンドリックは父を追い出すために好き放題していた。現在、父は身を守るため、山の洞窟で暮らしていた。さらに、母は病気で既に他界していた。一方、エメットとジェイクはシルバラードに辿り着き、姉一家と無事再会を果たす。
エメットが刑務所に入っていたのは、牧場主のオヤジを殺してしまったからだった。正当防衛だったので、5年の刑期で済んだのだ。現在シルバラードは、その殺されたオヤジの息子のマッケンドリックが幅を利かせていた。マッケンドリックは農民を目の敵にしており、父に輪をかけてあくどい男だった。
ペイドンはシルバラードの酒場を訪れるが、そこの女店主のステラからオーナーとして紹介されたのはコッブだった。しかも、酒場は副業で、コッブは保安官として働いていた。ペイドンは驚きを隠せなかった。一方、洞窟で眠っていたマルは銃声を聞き、目を覚ました。慌てて外に出ると、馬で走り去るマッケンドリックの手下の姿が見えた。急いで川に向かうと、父は撃たれて殺されていた。
映画『シルバラード』の結末・ラスト(ネタバレ)
コッブは前任の用心棒であるケリーを無理矢理追い出し、襲ってきたところを射殺した。そして、ペイドンに酒場の用心棒件博打師として働くよう頼んだ。ペイドンはその様子に、顔を顰めることしかできなかった。一方、エメットはジェイクと共にカリフォルニアに行く予定だったため、ハンナに別れを言いに行った。すると、突然マッケンドリックの手下達が現れる。マッケンドリックの手下達は開墾地を襲撃した。
マッケンドリックはエメットが街にいることを知り、始末するようコッブに頼んだ。コッブはペイドンと話し、エメットに手を貸さないよう忠告した。ペイドンは2人の間に立ち入る気はなかったため、了承した。その後、エメットは銃の練習中に、襲われてしまう。殺されそうになるが、マルに助けられる。
マルはエメットの代わりにジェイクを助けることにした。しかし、コッブに捕まってしまう。マルは拷問されても、エメットの居場所を吐かなかった。マルの妹のレイとペイドンは、ジェイクと懇意にしている女性から、ジェイクが家に帰ったと教えられる。その頃、ジェイクと姉一家はコッブの仲間に捕まっていた。コッブの手下は抵抗した姉夫妻を襲い、顔を見た子供(オーギー)とペイドンを連れ去り、家に火を放った。
ペイドンや町人達の手によって、姉夫妻は家の中から助け出された。ペイドンは汚いやり方に腹を立て、コッブと袂を分かつことにした。しかし、逆らえば酒場のステラを痛めつけると脅されてしまう。ステラはペイドンが何も動こうとしないのを見て、自分をネタに脅されていることに気づく。善良な人間が虐げられているのを見て放っておくことは悪いことだと話し、戦うよう説得した。ステラは襲われないようにするため、死ぬことも覚悟していた。
酒場の前に、毛布を被せられたレイが横たわっていた。レイは兄を救うため保安官を襲い、腹を撃たれていた。マルはレイを酒場に届けた後、エメットの元に戻っていた。マルはエメットに事情を全て話すと、ジェイクとオーギーを共に救いに行くことにした。そこに、ペイドンも合流する。
ジェイク達は協力して戦い、無事にジェイクとオーギーを救い出す。ジェイクはオーギーを安全な場所に降ろすと、コッブ達と戦うために町に戻った。ジェイクは撃ってきたマッケンドリックを馬で撥ねて殺害した。そして、ペイドンはコッブと早撃ちを行い、見事相手を撃ち倒した。
エメット達は酒場に集まり、ステラから酒を振る舞われる。マルはレイと旅立ち、エメットとジェイクはカリフォルニアに旅立った。ペイドンはシルバラードの街に残り、保安官になった。
映画『シルバラード』の感想・評価・レビュー
ものすごくテンポが良くて、豪華な俳優陣が揃っていることもあり、非常に見やすい西部劇でした。ガンマンと言うだけでかっこよく見えてしまうし、男らしいなと思ってしまうのは私だけではないはず。
今作には私たちがイメージする西部劇やガンマンの「そうそう、これこれ!」が沢山詰まっています。出会いや別れ、人間ドラマがありつつも悪者はしっかり成敗されて本当に気持ち良いです。私はこの作品を見て、西部劇を好きになりました。真面目すぎない作品なので、西部劇初心者の方にぜひ見てほしいです。(女性 30代)
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