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映画『白い沈黙』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『白い沈黙』の概要:アイススケートのトレーニングに通う娘の送り迎えをしていた最中、車の中に娘をおいて食料品店で買い物をしたマシューが車に戻ると、車内にいたはずの娘の姿が消えていた。慌てて警察に駆け込んだマシューだが、自身の犯罪歴と立場から娘を売ったのではないかと警察に疑われてしまう。

映画『白い沈黙』の作品情報

白い沈黙

製作年:2014年
上映時間:112分
ジャンル:サスペンス
監督:アトム・エゴヤン
キャスト:ライアン・レイノルズ、スコット・スピードマン、ロザリオ・ドーソン、ミレイユ・イーノス etc

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映画『白い沈黙』の登場人物(キャスト)

マシュー・レイン(ライアン・レイノルズ)
妻と娘の三人で暮らす。失業中の身で金に困っている。
ジェフリー・コーンウォール(スコット・スピードマン)
殺人課から児童課に転属してきた男。事件解決のために規則を軽視する傾向がある。
ニコール・ダンロップ(ロザリオ・ドーソン)
児童課のリーダー。マシューの娘の失踪事件を担当する。

映画『白い沈黙』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『白い沈黙』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『白い沈黙』のあらすじ【起】

失踪した娘が十三歳の誕生日を迎えた。ティナは、娘の捜査を担当しているナイアガラ警察署の職員であるダンロップと待ち合わせたカフェで卓を囲う。そこでティナは生きるのが辛いと訴える。

雪道で車を走らせていたマシューはペイジという少女がヒッチハイクしているのを見つけ、車に乗せる。ペイジは車内に飾ってあった、自分と同じ年くらいの娘の写真を見つけた。目的地である隣町にペイジを送り届けたマシューは、彼女が車を降りて家に帰るところを見届けた。すると、マシューの電話が鳴った。約束の時間になっても待ち合わせ場所に現れないことを心配していた彼の妻からのものだった。

殺人課に所属するコーンウォール刑事は失踪したダンロップ刑事の消息を辿るため、ヴィンスの職場を訪ねていた。ダンロップは失踪前、とある慈善パーティに出席していた。そのパーティの主催者がヴィンスの妻だった。会場でダンロップがヴィンスと会話しているところが目撃されている。何を話していたのかとコーンウォールはヴィンスを問い詰めた。ヴィンスは些細なことだと言い、自分の知っていることは全て他の刑事に話したと言ってコーンウォールを追い返した。

映画『白い沈黙』のあらすじ【承】

時を遡り、コーンウォールはナイアガラ警察署の児童課を訪ねていた。彼はそこで異動を申し出ていた。対応したダンロップは自分たちの仕事を説明するために、パソコンの画面を見せた。コーンウォールは画面を見て絶句する。映し出されたのは、子供が虐待される映像だった。

マシューは妻のティナと共に、娘のスケートの練習を見ていた。練習が終わると、マシューはこれから出勤する妻と別れ、娘を車に乗せた。道中、マシューは夕飯のパイを買いに店に寄った。娘を車に残し、店に入ったマシューが会計を済ませて戻ると、車内にいるはずの娘が消えていた。

警察に駆け込んだマシューだが、対応したダンロップとコーンウォールは事情聴取をするばかりで、娘の捜索が始まる気配はない。仕事の遅い警察に、コーンウォールは苛立ちを募らせる。

娘の失踪の知らせを受けたマシューの妻は警察署にやって来た途端、マシューのことを責める。マシューには謝ることしかできなかった。ダンロップがティナに事情聴取をしている最中、コーンウォールは、金のために娘を売ったのではないかと言ってマシューを挑発する。ダンロップはコーンウォールの態度を責めた。ティナも、夫は娘のことを心から愛していたと訴える。

映画『白い沈黙』のあらすじ【転】

依然、ティナとマシューの娘が見つかる気配はなかった。ティナは夫といると娘のことを思い出してしまうため、彼と顔を合わせることができず、マシューは何の手掛かりもないまま、娘を見つけるため町中を駆け回っていた。ある日、ティナはダンロップに呼ばれて警察署に呼ばれた。コーンウォールがネット上で娘の画像を見つけたという。ティナが確認すると、確かに娘の顔だった。警察によれば、ティナとマシューの娘は児童買春組織の窓口として悪事の片棒を担がされている可能性がある。ティナは娘の生存を喜んだ反面、自分の子供をそんな境遇に陥れたマシューのことを責め立てた。

コーンウォールは組織の窓口となっているマシューの娘と接触するため、ダンロップの姪を使ってインターネット上のコミュニケーションを取らせた。しかし、そのことが途中でダンロップに発覚してしまい、計画は中断される。コーンウォールは捜査から外されてしまった。

ダンロップはスピーチを依頼された慈善パーティに出席した。児童売春組織はその慈善パーティに潜入し、ダンロップを誘拐した。

映画『白い沈黙』の結末・ラスト(ネタバレ)

植林業者に樹を輸送する仕事をしていたマシューは、滞在したモーテルで荷台から樹が盗まれていることに気付いた。盗まれた樹は一本の筋を描くように歩道に立てられていた。マシューが追いかけていくと、辿り着いた先に成長した娘がいた。自分に良くしてくれている人が願い事を叶えてくれると言い、一度だけ父と会うことを許してくれたと言う。マシューは娘を抱き締め、連れ帰ろうとするが何者かに麻酔銃で狙撃され、昏睡してしまう。

気を失う直前に聞いた娘の言葉をヒントに、マシューは娘が通っていたスケートリンクを訪ねる。そこには、かつて娘のパートナーだった少年が練習していた。マシューが練習の様子を見ていると、少年に近付き、自分の娘のことを尋ねる女を見つけた。その女が娘の誘拐に関わっていると考えたマシューは警察に通報し、女を追跡する。自分が持っていたGPS機能付きの携帯電話を女の車に仕込むことに成功したマシューだが、取り逃してしまう。コーンウォールたちが携帯の信号を追うとヴィンスの会社の社員の家に着いた。強制捜査に乗り出すと、そこに捕えられたマシューの娘を救い出すことに成功した。後日、ダンロップも発見され、事件は遂に解決した。

映画『白い沈黙』の感想・評価・レビュー

本作は、主人公マシューの9歳の娘キャスが雪の降る日に失踪してしまうも、目撃情報や物理的な証拠がなくその犯罪歴から自らが犯人と疑われてしまうが、混乱しながらも娘との再会を願い探し出すという実話を基にしたサスペンス作品。
思いの外、早い段階で娘が生きていることや事件の真相が分かって唖然とした。
しかし、事件発生後の警察の積極的とは言えない動きや、家庭崩壊の様子といった不穏な空気、不安や恐怖がこれでもかという程伝わってきた。
そして、追い詰められながらも熱心に娘を想い続けるマシューの姿は素晴らしかった。(女性 20代)


娘が誘拐されて、助け出す父親の物語かと思って鑑賞し始めましたが思っていたストーリーとはかなり違いました。娘を助ける父親というのは間違っていません。しかし、周囲の人たちの対応が本当に最悪でうんざりしました。警官や軍人が明らかに自分が悪いのに謝らない描写は他の作品でも見たことがありますが、今作の警官のやり方はなんとも納得がいかず、とてももやもやしました。所詮他人だから親の気持ちは分からないんだろうなと卑屈な気持ちになってしまいます。
時系列がバラバラに入り組んでいるので少し見ずらい気もしますが、全体的には見応えのある良い作品でした。(女性 30代)

みんなの感想・レビュー

  1. 千広 みほな より:

    「正直、胸クソ悪い作品」
    と言うのが、素直な感想です。

    ツッコミ所がありすぎて、何から話そうか…

    まず、過去の経験からか、警察が第一容疑者として、父親に疑いをかけたのは、わかりますが、事実、父親ではない、となった時、謝罪のひとつもない。

    あと、母親。
    娘が誘拐され、生きてる気力もなく、時が止まってしまってるのはわかります。
    でも、同じ痛みを共有できる、父親と一緒に探す事を手伝ったり、協力したり、と少しでも気が紛れる方法があったはずです。

    父親の事を責め立て、罵倒するばかり…
    母親失格です。

    この作品で、唯一、共感できたのは、娘の無事を信じて、8年間も必死に捜し続けていた、父親。
    父親の執念の強さと、想いの重さだけが、
    同じ親として、共感が持てました。