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映画『スペシャル・フォース』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『スペシャル・フォース』の概要:フランス人ジャーナリストのエルサは、タリバンを批判する記事を書いたことで、アフガニスタンで武装組織に拉致される。救出のため、仏軍特殊部隊が派遣されるが、そこは世界で最も危険とされる危険地帯だった。

映画『スペシャル・フォース』の作品情報

スペシャル・フォース

製作年:2011年
上映時間:104分
ジャンル:アクション、戦争
監督:ステファヌ・リボジャ
キャスト:ダイアン・クルーガー、ジャイモン・フンスー、ブノワ・マジメル、ドゥニ・メノーシェ etc

映画『スペシャル・フォース』の登場人物(キャスト)

エルサ(ダイアン・クルーガー)
タリバンを批判したことで拉致されるフランス人ジャーナリスト。監禁から救出された後、隊員と共に国境を目指して逃げることになる。
コバックス(ジャイモン・フンスー)
海軍コマンドー所属隊員。エルサを救出する特殊部隊「スペシャル・フォース」を率いる。
ザイエフ(ラズ・デガン)
タリバンの武装勢力のリーダー。批判記事を書いたエルサを拉致・監禁する。

映画『スペシャル・フォース』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『スペシャル・フォース』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『スペシャル・フォース』のあらすじ【起】

アフガニスタンのカブール。フランス人ジャーナリストのエルサはアフガン人女性から、タリバンによる人身売買の現状を取材する。取材が終わって建物を出ようとすると、彼女らは武装集団に拉致されてしまった。

監禁された場所は、パキスタンの村。この辺りで最も危険とされる地帯だった。武装集団のリーダー・ザイエフが、エルサに言葉をかける。「なぜ私に直接取材しないのか。なぜこそこそと取材するのだ」と、不快感を露わにする。用意した文章をエルサに読み上げさせ、その様子を録画しようとしたが、彼女は頑なにそれを拒否した。

一方パリでは、フランス政府が拉致の一報を聞き、すぐさま現地に部隊を派遣することを決定した。メンバーはベテラン海軍隊員コバックスが率いる特殊部隊「スペシャル・フォース」の6人。彼らは通常の実戦より2倍多い銃弾を用意した。アフガニスタンとパキスタンの国境付近の上空から、パラシュートで降下。着陸後すぐに村の偵察に向かった。

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映画『スペシャル・フォース』のあらすじ【承】

部隊は慎重に村に入った。エルサが取材した女性が、アジト付近でタリバンに銃殺されている瞬間を目撃する。一刻も早く救出しなければと、彼らは強行突入を決めた。見張りのタリバン兵を片っ端から狙撃し、アジトに侵入した。

監禁部屋にはエルサ以外に、アフガン人男性のアミンもいた。タリバン兵ではないと分かると、彼も救出することにした。

その後、ザイエフがアジトに戻ってきた。彼はタリバン兵が多数殺害され、エルサも奪われた惨状を見て、怒り狂った。

彼はタリバン兵を集め、追撃を開始した。本隊と離れた場所にいたエリアス狙撃手は合流できず、ひとりで逃げることになった。タリバン兵はエリアスを見つけるとその数を増やして、彼を追い詰めた。

エルサら7人は、敵の追跡を振り切った。安全な国境付近を目指すため、山岳地帯に向けて歩くことにした。

「国境に行くには、あの山を越えなければならない」と、コバックスが指さしたのは、極寒の雪山だった。

映画『スペシャル・フォース』のあらすじ【転】

数日が過ぎたが雪山までは遠く、険しい岩山をひたすら歩き続けた。途中、小規模の攻撃を受けるが、反撃をして切り抜けた。

しばらく歩き続けると、小さな村が見えてきた。コバックスらは入ろうかどうか躊躇していたが、エルサとアミンは堂々と正面から村に入った。

「我々は敵でも、客人はもてなすのだ」と村長は誇らしげに言い、彼らを村に招き入れた。興味深げに取り囲む村人を見ると、子供の姿がいない。兵士として育てるため、タリバンが連れ去ったのだという。

村人たちは彼らに飲み物と着替えを与え、和やかな交流が始まった。しかしその時、そこに一発の銃声が響いた。タリバンが侵入したのだ。隊員のマリウスは銃殺されてしまった。

コバックス一行は村を出ようとするが、アミンはタリバンと戦うため村に残ると言った。そこで隊員2人も加勢に加わった。

ザイエフは兵を増やして村を襲撃。激しい銃撃戦となった。村長やアミンを含め、多くの死傷者が出た。隊員のビクトールも重傷を負った。

映画『スペシャル・フォース』の結末・ラスト(ネタバレ)

村を後にしたコバックス一行は、標高3900メートルの雪山を歩き始めた。重傷のビクトールは、吹雪の中でみるみる衰弱していく。雪を掘って眠り、朝を迎えると、ビクトールがいない。迷惑をかけまいと外に出て、凍死していたのだ。

残る4人で歩き続けた。エルサの足が凍傷となり、交代で背負いながら、一行はようやく雪山を降りた。しかしそこに、ザイエフが待ち構えていた。

ザイエフは隊員のリュカを撃ち殺した。妻の妊娠が分かり、喜んでいた矢先だった。怒るコバックスは、ザイエフを銃殺した。

リーダーを失い武装集団は散ったが、安全とされる国境はまだ先だった。隊員のティタクは怪我を追い、コバックスも崖崩れで負傷した。

エルサの足は回復。2人は彼女に、「一人で行け」と銃と羅針盤を渡した。彼女は必ず戻ると約束し、国境を目指して歩き出した。

道なき道を歩くエルサ。砂漠の真ん中で倒れたところで、1台の車に助けられた。最初の救出から12日が過ぎていた。

エルサは病院で目覚め、捜索を要請。ヘリの上から元気な2人を発見し、生きて再会できたことを喜び合った。

映画『スペシャル・フォース』の感想・評価・レビュー

タリバン兵に背後から追われる中、あらゆる災難が降りかかり、隊員が一人ずつ死んでいくという状況が、なんとも絶望的だった。タリバン兵だけでなく、厳しい自然も彼らの前に立ちはだかった。雪山では衰弱した隊員が凍死し、エルサも凍傷となってしまうのに、それでも諦めずに歩き続ける姿に、スペシャルフォースのタフさを感じた。多くの人が死んだが、ラストは絶望のままで終わらず、生き残った隊員の笑顔が見られたのが救いだった。(MIHOシネマ編集部)


ジャーナリストが武装集団に拘束され、最悪の場合殺されてしまうなんてニュースは実際にも目にすることがあるので正直この手の作品はすごく苦手です。
実際のジャーナリストは分かりませんが、映画に出てくる彼らは正義感や使命感が強く、周りに迷惑をかけても気にせず突き進む感じが出ているんですよね。
今作もジャーナリスト側に共感できずに終わってしまうかなと思っていましたが、今作では救出された後に命懸けで逃げる様子も描かれているのがすごく良かったです。(女性 30代)

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