映画『食人帝国』の概要:謎の宗教団体に入信した姉を探すためにジャングルの奥地へと向かった女。そこには一人の男が好き勝手に権力を振るう狂った村があった。逃げ出そうにも周りには食人族が獲物を探して動き回っているのだった。
映画『食人帝国』の作品情報
上映時間:92分
ジャンル:ホラー
監督:ウンベルト・レンツィ
キャスト:ジャネット・アグレン、ロバート・カーマン、メル・ファーラー、アイヴァン・ラシモフ etc
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映画『食人帝国』の登場人物(キャスト)
- シーラ・モリス(ジャネット・アグレン)
- 謎の宗教団体に入り、行方をくらました姉を探している女。薬によってジョナスに忠誠心を抱き始めるが、 マークの助けで逃げ出すことに成功。姉が食人族に食べられるのを見てしまう。行動が早く、まっすぐな性格。
- ダイアナ・モリス(パオラ・セナトーレ)
- ジョナスに騙され宗教団体のメンバーとなる。ジョナスに幻滅し、逃げ出したいと思っている。妹の助けで脱出を試みるも、食人族に食べられてしまう。元彫刻家。
- マーク(ロバート・カーマン)
- ジョナスのいるジャングル地帯を案内するガイド。シーラに頼まれ、高額の報酬と引き換えにシーラのガイド役になる。何度もピンチを切り抜ける程の賢さと強さを持っている。
- ジョナス(アイヴァン・ラシモフ)
- 宗教団体の教祖。信者を村に閉じ込め薬漬けにし、権力に物を言わせて好き勝手する男。常に自分のことだけを考えている悪党。
- クリール(ジェラルド・グラント)
- カナダとニューヨークで起きた事件を追う警部。その捜査の途中、ダイアナの存在に行き当たりシーラに知らせる。
- ローガン(ジェイク・ティーグ)
- クリールと同じ事件を追う警部。クリールの先輩。
- リーヴス(フランコ・ファンタジア)
- ジョナスの手先。シーアとマークを拘束するも失敗する。
- モアラ(メ・メ・レイ)
- ジョナスの宗教団体の信者。ダイアナと同様に逃げ出したいと思っている。シーラ達に協力するも、食人族に食べられてしまう。
- カーター(メル・ファーラー)
- 宗教学者。シーラにアドバイスをする。
映画『食人帝国』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『食人帝国』のあらすじ【起】
警察に呼ばれたシーラ・モリスは姉のダイアナについて尋ねられる。ダイアナはニューヨークで彫刻家をしていると言うシーラは、半年ほど姉に会っていなかった。警察は最近起きた奇妙な事件ついて語る。ニューヨークとカナダで、何者かが吹き矢で観光客などを毒殺するという事件が起きていた。犯人は車に轢かれて死んでしまったのだが、犯人のポケットから8mmフィルムが発見され、そこにはダイアナの名前と住所が記載されていたと警部のクリールはシーラに告げる。さらにダイアナは、ジョナスという薬物中毒者が教祖の、自然回帰を説く宗教団体に入っていると言うのだ。
スクリーンに映し出されたのは、東南アジアのある村で催されている祭礼を見学するダイアナの姿だった。その儀式は少し変わっていて、村人が人の肌を傷つけたり仮面を被って踊ったりしている。ローガンは、ポルネオの苦行者の集会かニューギニアの浄化教派もしれないと言うのだった。
宗教学者であるカーター教授がシーラを連れて元信者のもとを訪れる。そこで元信者は、ジョナスのことを酷く批難するのだった。
映画『食人帝国』のあらすじ【承】
カーターの助言もあり、ダイアナがジョナスと共にニューギニアへと渡ったと確信したシーアはニューギニアへと向かう。
マークという現地の腕利きガイドを雇ったシーア。映像の写真を見せたシーアにマークは、それがシャキールという村で行われている儀式だと言う。そして二人はそこへ向かうことにする。
シャキール村に着いた二人に、リーヴスという男が突然発砲する。そして、拘束されてしまうのだった。その夜、シーラは映像で見たのと同じ儀式が行われているのを目撃するのだった。
マークの罠に引っかかったリーヴスは全てを告白する。ジョナスは新たに宗教の村を作ると言うのだ。マークとシーアはその村の場所を聞き出し、そこへと向かうのだった。
その場所はジャングルの奥地にあり、そこまで行くのに川を渡らなくてはならない二人はリーヴスに現地ポーターを二人用意させるのだった。道のりは険しく、周りは弱肉強食が剥き出しの世界だった。ポーターの一人はワニに噛み殺され、もう一人は荷物を持って逃亡してしまうのだった。
映画『食人帝国』のあらすじ【転】
ジャングルを彷徨う二人の目の前には、人間が何かに噛み殺されたような遺体があった。さらに進むと、今度は原住民が人を食べている姿を目撃してしまうのだった。
二人は意気消沈してしまう。とにかく原住民から逃げようとジャングルを彷徨うが、ついに見つかり追いかけられてしまう。追い詰められた二人を、ジョナスの信者が救うのだった。
信者に案内されてジョナスの村へと辿り着いた二人をジョナスが出迎える。ジョナスは、ダイアナは元気にしているとシーアに言う。そして、目の前で行われる儀式の最中にシーアはダイアナを発見するのだった。
ついにシーアはダイアナと再会する。ダイアナは社会を捨て、ジョナスの宗教を信じこの場所へ来たのだった。しかしその実態は酷いもので、ダイアナはこの村を逃げ出したいと思っていたのだった。
その頃、警察ではカナダとニューヨークで起きた事件の犯人がジョナスだと判明する。
ジョナスは村人達を麻薬中毒にし、自分の宗教に熱狂するよう仕向けていた。そして、権力を得たジョナスは自分の作った村で好き勝手に楽しんでいるのだった。もし脱走を試みれば、信者の大男が容赦なく罰を加えるようになっていた。
映画『食人帝国』の結末・ラスト(ネタバレ)
マークは信者のふりをして逃げるタイミングを伺っていた。マークは陸路で逃げるのは不可能だから川から逃げようとダイアナに提案する。それに賛成したダイアナは、そのガイド役の為に同じく村から逃げたがっているモアラという女に協力してもらうことを提案するのだった。
着々と準備が進む中、シーアが段々と薬によってジョナスへの忠誠心を持ち始めていた。シーアは、自分がおかしくなる前に逃げ去りたいとマークに伝える。
いよいよ逃亡決行の日を迎える。シーアは完全にジョナスに服従していた為、行きたくないと暴れる。どうにか無理矢理シーアを連れ出したマーク達は、カヌーが準備された場所へと急ぐ。しかし、ジョナスはそれに気づき追っ手を遣わすのだった。
道中、シーアが逃亡してしまう。それを追うマーク。別れたダイアナとモアラは追っ手に見つかってしまう。しかし、追っ手共々ダイアナ達は原住民に食べられてしまうのだった。意識を取り戻したシーアは、マークと一緒にその光景を見てしまうのだった。
追い詰められた二人のもとに警察のヘリコプターがやってくる。そして二人は無事逃げ出すのだった。村へと降り立った警察だが、ジョナスによってすでに村人全員が死んでしまっていた。
警察から食人族に関しては公表しないで欲しいと頼まれるシーア。しかし、姉を殺したのが食人族だということを公表するべきだとシーアは訴えるのだった。
映画『食人帝国』の感想・評価・レビュー
食人族と宗教団体のコラボと言うなかなかハードな作品。『グリーンインフェルノ』が好きな人にはおすすめの作品です。まず、宗教団体に入信した姉を探しに森に行くという時点で不穏な空気が漂いますが、その宗教団体の教祖であるジョナスがとことんクズです。見ていてイライラしますが、薬漬けにされたせいで逃げ出すことも出来ない信者たち。逃げ出せたとしても周囲では食人族が獲物を狙っている状況。とにかく最悪の場所ですが、だからこそ見ていて面白いし最高に胸糞悪かったです。
過激な描写もあるので注意して鑑賞してください。(女性 30代)
タイトルで身構えましたが、グロテスクさはそれほどでもありませんでした。まぁでも食人族に追われるのは、なかなかゾッとさせられます。カルト宗教を黒幕にし、脱走者に制裁を加えるという設定は良かったと思います。セクシーシーンは正直いらなかったかなと思います。無くてもホラー要素と冒険要素だけでも十分面白いはずです。予算は無いんだろうなと言うことはバレバレで、ド真面目に演技をしている俳優とのギャップに笑ってしまいました。(男性 20代)
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