「帝都大戦」のネタバレあらすじ結末と感想。動画フルを無料視聴できる配信は?

帝都大戦の概要:長きに渡る太平洋戦争で帝都は衰退の一途を辿っていた。霊的指導者である観阿彌光凰は日本を勝利へ導くため、連合国の首脳らを呪い殺す計画を進めていた。そんな中、帝都を滅ぼそうとする軍人、加藤が蘇り厄災を振るう。観阿彌光凰の右腕である中村と、平将門を信奉する雪子は加藤と対峙する。

帝都大戦の作品情報

帝都大戦

製作年:1989年
上映時間:107分
ジャンル:SF、戦争
監督:一瀬隆重
キャスト:加藤昌也、南果歩、野沢直子、戸恒恵理子 etc

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帝都大戦の登場人物(キャスト)

辰宮雪子(南果歩)
代々平将門公を降霊してきた巫女の子孫。野戦病院の看護師として働いている。母の霊能力を色濃く受け継いでおり、加藤に狙われ命を脅かされた過去を持つ。同じように強い霊能力を持つ中村から想いを寄せられる。
中村雄昂(加藤昌也)
観阿彌光凰の右腕。幼少期に強い霊能力をいたずらに使ってしまい、軍の施設に預けられた。施設では実験動物のように扱われ、霊能力をより強固なものへと鍛えられた。加藤を倒すため戦う。
観阿彌光凰(丹波哲郎)
霊的国防計画を企て、ルーズベルトやチャーチルを仏教の力で呪い殺すことで戦争に勝利しようと目論む。一部の軍人を懐柔し手元に置いており、電波塔から世界に向けて呪術を発信する。しかし、彼の読経の力により加藤が蘇ってしまった。
加藤保憲(嶋田久作)
帝都の破壊を目論み蘇った謎の軍人。非常に強い霊力を駆使し、武装した軍人すら手を触れずに倒してしまう。大正の大震災も彼の仕業である。

帝都大戦のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『帝都大戦』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

帝都大戦のあらすじ【起】

昭和20年、1月1日。B29による爆撃に巻き込まれた少女、ミオは、目の前で母を亡くしたショックから視界を失った。帝都は長年に渡る戦争によって深く傷いており、今まさに死に絶えようとしていた。

霊的指導者である観阿彌光凰は、日本を勝利に導くべく「霊的国防計画」を推し進めた。仏法と科学の力を以て、連合国の首脳を呪い殺そうと考えたのだ。しかし、閉鎖された電波塔から観阿彌光凰の唱える呪詛を世界に発信するという計画に、陸軍の東條英機はまともに取り合わなかった。表だって軍を動かすことは叶わなかったが、観阿彌光凰はドイツのアクティオン・アストラによる占星術の結果5月1日が霊的吉日だと割り出し、秘密裏に読経を続けた。その結果、帝都を滅ぼそうと企む怨念の塊、加藤を蘇らせてしまった。

野戦病院で働く辰宮雪子は、目が不自由になったミオを介抱していた。ミオは、雪子にだけ「ぼんやり光るお姉さんが見える」と打ち明け、それを聞いた雪子は彼女に平将門のお守りを手渡した。帰宅し就寝した雪子は、加藤に襲われる悪夢で目を覚ました。

翌日、出勤した雪子は、子供達と共に福島へ疎開するよう言われ、答えを渋った。

帝都大戦のあらすじ【承】

観阿彌光凰の右腕である中村雄昂は、有楽町駅で兄弟子、小笠原が軍人へ金を渡している場面を捉えた。彼は観阿彌光凰を裏切り仏の道を外れようとしていたのだ。そこへB29が襲来し、人々は逃げ惑った。

中村は、強い気を感じ爆弾の降り注ぐ通りに飛び出した。そこには所用で街に出ていた雪子がおり、二人は空を見上げる。電柱の上に加藤がいたのだ。雪子は「加藤!」と呟き、彼に攻撃されてしまった。中村は雪子を庇い、自分と同じように強い霊能力を持つ彼女に興味を持った。

加藤の謎を聞くため雪子に付いて行った中村は、焼け落ちていた彼女の自宅に着いた。中村は、憔悴し何も語らない雪子の手を握ると、自身の気を送って彼女を癒した。

観阿彌光凰は、小笠原が仏道に背いたことを責めた。しかし、小笠原は仏の教えと称して殺人を犯そうとする観阿彌光凰に反発し「この国は仏教でも戦でも救えない」と言い放つとお堂を去った。帝都には、季節外れの雪が降り注いでいた。

観阿彌光凰は、弟子達と共に電波塔へ入り読経した。彼を支持する科学者達が呪詛を電波に乗せた瞬間、加藤が妨害電波を放った。加藤は観阿彌光凰の意識に「帝都は滅亡する」と告げて消えた。観阿彌光凰は、中村と森大尉に加藤の後を追わせた。

帝都大戦のあらすじ【転】

加藤の気配を追う中村は、小隊と日本劇場へ乗り込んだ。しかし、それは一同をまとめて始末するための罠であった。中村が罠だと気付いた瞬間に劇場は爆発し、先に潜入した隊員の何人かは犠牲になった。見えない恐怖に恐れおののく森は、闇雲に銃を乱発。加藤はそんな森を嘲笑い、残りの隊員をいとも容易く全滅させた後、手榴弾のピンを抜いた森の動きを封じて彼を爆死させた。

一人残された中村は加藤と対峙したが、彼の強大な霊力の前で中村は無力だった。中村は、加藤の念力によって迫り来る自動車の下敷きになり意識を失った。その瞬間、雪子は嫌な予感を感じ取った。

病院に運び込まれた中村は手術を受け、雪子も執刀の補佐を務めた。手術の最中、中村が幼い頃に負った古傷から突然鮮血が溢れ出し、医師は困惑しながらも処置を進めた。

ミオは、一命を取り留めた中村も薄く光っていると雪子に告げた。

リハビリを始めた中村は、雪子へ自らの過去を明かした。軍の施設で霊力を高める実験に使われていた彼は、雪子に自分のことを知って欲しかった。中村に心を開きつつあった雪子は、彼を平将門公の首塚へと連れ出し、加藤との因縁を語った。

かねてより帝都では、霊力による激しい戦いが起きていた。加藤は帝都を破壊しようと力を振るい、大正の大震災まで引き起こしたのだ。加藤の思惑は将門の血を引く一族によって封じられたが、彼の恨みは一族の生き残りである雪子にも災いを齎した。

蘇った加藤には勝てないと言う雪子に、中村は「これは私の戦いです」と言い切ると、彼女と口付けを交わした。

帝都大戦の結末・ラスト(ネタバレ)

戦争は、ついに病院へ業火を振るう局面まできていた。病室から街が燃える様子を見た中村は、雪子へ疎開するよう説得し、加藤を倒して必ず戻ると言い残して死地へ赴いた。

4月30日。観阿彌光凰の元へ戻った中村は、加藤との決戦に向け、霊能力を増幅する薬品を投与された。その際、研究者から「力を全開放したら、君の霊魂がエクトプラズムとして放出されるぞ」と忠告を受けた。

日付が変わり5月1日になった瞬間、観阿彌光凰と弟子達は読経を始めた。呪詛は電波に乗って日本を離れ、連合国首脳陣ではなくヒトラーを自死に追いやった。観阿彌光凰は、枢軸国を敗戦へ追い込むことで戦争の終結を早めようとしていたのだ。彼は、帝都を守るために一番合理的な決断をしていたのである。

読経と共に寺へ姿を現した加藤は、再び中村と対峙した。中村の霊力は以前に増して格段に上がっており、加藤を手こずらせた。しかし、僅差で加藤の力が上回り、奮闘の末中村は倒されてしまった。そこへ、中村の最後の気に引き付けられた雪子が現れ、彼女は加藤と向き合った。中村は力を振り絞り、加藤の中にエクトプラズムとなった自らの霊魂を移すと、内側から加藤の肉体を引き裂いた。加藤を倒した中村は、雪子の腕の中で息を引き取った。

子供達を追って福島へ疎開した雪子は、ミオに出迎えられると、二人で桜並木の中を歩き出した。

帝都大戦の感想・評価・レビュー

荒俣宏による小説『帝都物語』を原作とする映画。平成元年に作られた映画とは思えない程、アクションシーンや不穏な悪夢のグロテスクな描写が生々しい。

京極夏彦による小説“拝み屋”シリーズでも、主人公が二次大戦中に宗教的な洗脳計画に携わっていたとの設定がある(本作とは異なり神教によるものだったが)。教科書で習う戦争の記録にはもちろんそんな記述は無いが、宗教的目線、妖怪的目線、オカルト目線で戦争を紐解く分野を開拓するのも面白いだろう。(MIHOシネマ編集部)

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