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映画『天使の恋』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『天使の恋』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『天使の恋』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『天使の恋』の結末までのストーリー
  • 『天使の恋』を見た感想・レビュー
  • 『天使の恋』を見た人におすすめの映画5選

映画『天使の恋』の作品情報

天使の恋

製作年:2009年
上映時間:119分
ジャンル:ラブストーリー
監督:寒竹ゆり
キャスト:佐々木希、谷原章介、山本ひかる、大石参月 etc

映画『天使の恋』の登場人物(キャスト)

小澤理央(佐々木希)
今時の女子高生17歳。3年前にレイプ被害に遭い妊娠、堕胎をきっかけに、援助交際をするようになり荒稼ぎしている。美人でスタイルが抜群に良い。光輝に恋をする。
小澤光輝(谷原章介)
日本史専攻の大学教授35歳。脳に腫瘍を抱え、後遺症に怯える日々を送っている。人付き合いが苦手で不愛想。理央に惹かれる自分に抗うも、徒労に終わる。
鮎川友子(山本ひかる)
奈緒子に虐められていた地味なクラスメイト。理央に助けられ、友人になる。健気。
芝田奈緒子(加賀美早紀)
理央のクラスメイトで素行が悪く、虐め役をしていた。理央のことが大好き。母親の恋人に性的虐待を受けていた。

映画『天使の恋』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『天使の恋』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『天使の恋』のあらすじ【起】

14歳でレイプ被害に遭い、妊娠と堕胎を経験した小澤理央は現在17歳。若く美しい彼女は、援助交際で荒稼ぎしていた。しかも、虐められている可哀想なクラスメイトを助け、友情を装って援助交際を斡旋。男を手玉に取り、大人を脅して更に金を巻き上げるのだ。

そうして稼いだお金で、友人達に高額なプレゼントを贈り、自分に引き付けておく。彼女は言葉巧みに、友人や男達を操る。友人達にとって、理央は孤高の存在だった。

そんなある日、現像を頼んだ写真屋の店員が、間違って同じ小澤性の見知らぬ男の写真を渡してくる。相手の名前は小澤光輝。理央は彼に直接連絡をつけ、写真の交換をするために待ち合わせの約束をした。

その日は雨。やって来た小澤光輝に一目惚れしてしまった理央は、傘を忘れたふりをして、彼と相合傘をする。びびっときた瞬間、何としてもお近づきになりたいと思ったのだ。

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映画『天使の恋』のあらすじ【承】

しかし、小澤光輝が突然、会話中に倒れてしまう。理央は彼に付き添い、思い出深い病院へ。心配でずっと待っていたが、看護師から帰っても良いと言われ、仕方なく仕事へ向かった。

仕事中に光輝から電話が入ったため、お客と別れ急いで病院へ戻った理央。自分がこんな行動をどうしてとってしまったのか、分からなかった。それでも、光輝と様々な話をすることができる。

光輝は日本史を専攻している大学教授だった。後日、彼の講義へ聴講に向かった理央。彼女は彼の教授室へ押しかけ、日本史を教えて欲しいと強引に頼み込み約束を取り付ける。だが、そこへ見知らぬ大人の女性が入室して来たため、理央はかっとなり怒って帰ってしまう。
友人達にあらましを話すと、彼女達は口を揃えて理央は恋をしていると言うのだった。

個人授業の日、熱心に歴史を語る光輝を見つめる理央。彼と密な時間を持つことにより、恋心が加速。次のテストで100点をとったら、デートして欲しいと光輝に願い出る。無邪気な理央の姿に、光輝の中でも心境の変化が起こり始めるのだった。

真面目で堅物な光輝を思い、援助交際をすることに罪悪感を覚えた理央は、友人達に事情を説明し仕事を辞めることにした。幸い、お金なら余っている。
その後は熱心に勉強を励んだ。そんな彼女の姿に心を動かされる光輝。

映画『天使の恋』のあらすじ【転】

歴史のテストが戻ってきた。だが、結果はなんと99点。理央はがっかりしつつ、光輝へと真面目に報告をした。すると、彼は間違えた問題と答えを見て、自分だったら丸にすると言い、答案用紙を100点に直す。そして、約束を守り彼女とデートすることにした。

デート当日。理央は光輝が行きたい所へ行きたいとリクエスト。すると、光輝は意気揚々と趣味である、歴史探訪の旅へ理央を連れて歩いた。2人はそこで初めて手を繋ぐ。
次の図書館デートでは、初めてのキス。浮かれた理央は彼にオーダーメイドのスーツを送り、一緒に映画館デートを楽しんだ。

気軽に光輝の自宅へ遊びに行けるようになった理央は、彼の部屋で数字が減るカレンダーを発見。なぜ数字が減るのかを聞いてみたが、光輝は寝てしまったのか何も答えない。
数字はどんどん減って行き、数日経った頃、急に彼の態度が冷たくなった。

翌日、学校をしばらく休んでいた奈緒子がナイフを持って登校する。彼女は友人へとナイフを振り回し、誤って理央を傷つけてしまう。奈緒子は恐慌状態に陥り、学校の屋上へ。
彼女は理央に自分の事情を話した。母親の恋人にレイプされていた奈緒子。母親は恋人にフラれ、その原因を娘のせいにした。彼女は自分の存在意義を失い、母親の恋人を殺してきたと言う。奈緒子は理央との触れ合いを唯一、心の支えとしていたのだった。

理央は必死に彼女を引き止めようとする。しかし、奈緒子は理央を思い、屋上から投身自殺を図るのだった。
このことがあって、理央は自分の考えを改める。彼女は友子に本当のことを明かした。奈緒子が友子を虐めていたのは、理央が命令していたからである。友子に援助交際をさせるためだった。当然、友子は激怒し理央の話を一切、聞かなくなってしまう。

その日の放課後、理央は光輝の家へ。中へ入ると彼の荷物が無くなっており、部屋にはゴミだけが残されていた。

映画『天使の恋』の結末・ラスト(ネタバレ)

翌朝、懲りずに友子へ声を掛けた理央だったが、意識を失い倒れてしまう。ストレス性の貧血だった。意識を取り戻した理央は、友人に光輝が姿を消してしまったことを明かす。理央は友人を苦しめた罰が当たったのだと言うが、友人達は理央を思い、光輝を探す手助けをしてくれるのだった。

理央の病室前に光輝の従妹が立っている。友人達は彼女を引き止め、理央と会うように説得。従妹は仕方ないという態度で、理央と会うことにした。
従妹は光輝の居場所を知っている。理央は光輝への恋心を赤裸々に語った。すると、従妹は彼女の本気を認め、彼の居場所を教えてくれる。

後日、友人達の助けもあり、光輝と会うことができた理央。彼と会って自分の過去を明かした。そのせいで随分と荒れた生活を送って来たが、光輝と出会い自分は変わることができた。しかし、光輝は彼女をやんわりと拒否。理央は彼の意を汲み、別れることを決意した。
だが、バスに乗り込み光輝を振り返ると彼が倒れている。理央はバスを止めて彼を病院へ搬送した。

同じ苗字であったため、病院で妹と勘違いされた理央。光輝の脳に悪性の腫瘍ができており、余命幾ばくもないことを医師に知らされる。
意識が戻り状態が安定した頃、見舞いに訪れた理央に光輝が自分の本心を語る。

彼は自分の死を受け入れ、静かに逝こうと決めていた。しかし、理央という誤算が生じる。彼女と初めて会った時から、光輝は理央に恋をしていたのだった。こんなはずじゃなかったと彼は呟く。理央は彼に手術を受けるよう話した。彼は悩みながらも、理央の説得に応じ、摘出手術を受けることに同意した。

それから1年後。理央は高校を卒業後、光輝へ会いに行った。
その日も雨が降っている。光輝は病院から出て来て、理央に会釈をして微笑んだ。手術を受けた彼は、理央との記憶の一切を失ってしまったのである。それでも理央は、初めて会った時と同じように相合傘で駅まで向かい、帰宅する彼を見送った。
涙が零れて止まらなかった。駅のホームへ出て雨に濡れながら、泣き続ける理央。そこへ、傘を差し出す人がいる。振り返ると不思議な表情をした光輝がいた。理央は思わず、彼に抱きついてしまうのだった。

映画『天使の恋』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

曲がった高校生活を送っていた理央が、光輝と出会った事により徐々に変わりだし、純粋な恋をしていく姿に感動した。理央を演じた佐々木希の可愛らしさや、少し毒を持った強めなイメージと、光輝を演じた谷原章介のおおらかで優しい人柄が全面的に出ており、吸い込まれそうになった。病気と闘い、理央に迷惑をかけず一人で生きていこうとしていた光輝の気持ちや、記憶が無くなっても光輝を支え続ける理央の気持ちが理解でき、同時に儚くなった。(女性 20代)


大人を騙し大金を得るという荒んだ生活を送っていた女子高生が、運命の人と出会って本気になるという流れはある意味王道で、加えて相手が余命幾ばくもないというのも王道と言えばそうだろう。この流れで感動しないはずがない。真摯な思いが報われないことほど、共感度を高める演出はないと思える。ヒロインを演じた佐々木希は、今作が初主演作にも関わらず違和感のない演技を見せている。原作は人気ケータイ小説でテレビドラマやソーシャルゲーム化もされている。女子高生が一生懸命、好きな人を追いかける様子は世の女性達からは高い共感を得る。かく言う自分もラストシーンでは涙した。反則だと思ったが、王道ストーリーに騙されないと思っていても騙されてしまうものなのだ。非常に切なく心を打つ作品である。(女性 40代)


レイプや自殺などかなり重い話なのですが、恋愛を上手く絡めていて雰囲気はそこまで暗くありません。恋に救われていく主人公や、黒いビジネスから足を洗う理央の姿は観ていて気持ちが良かったです。救いのある結末で本当に良かった、泣きました。ただ欲を言えば、やはり気になってしまうのは佐々木希さんの演技です。女優が本業ではないのは承知していますが、活舌はもう少し改善してほしかったと思います。谷原さんの演技が上手すぎるので余計に気になってしまいます。(男性 20代)


正直、かなりヘビーな恋愛映画でした。援助交際や自傷行為など、序盤は目を背けたくなる描写も多く、簡単に共感できる作品ではありません。しかし、理央が光を見失った理由や、誰かに必要とされたいという切実な思いが次第に伝わってきて、心を掴まれました。教師である小澤との関係は倫理的に問題がありますが、理央にとっては初めて「否定されない場所」だったのだと思います。悲恋としては切なすぎる結末ですが、それでも彼女が前に進もうとする姿が救いでした。(20代 男性)


若い頃に観たら、ただ辛いだけの映画に感じていたかもしれません。理央の行動は理解しがたい部分も多いですが、孤独や自己否定感に押し潰されそうな心情は、とてもリアルに描かれています。小澤との恋は決して健全ではありませんが、互いに救われていた時間だったのも事実でしょう。だからこそ、ラストで訪れる別れが胸に刺さります。甘い恋愛映画ではなく、痛みを伴う成長の物語として強く印象に残りました。(30代 女性)


この映画は賛否が分かれるのも納得です。設定や展開には無理があると感じる部分もありますが、それ以上に感情の振れ幅が大きい。理央の壊れそうな危うさと、小澤の不器用な優しさが交錯する関係性は、見ていてハラハラしました。特に後半、理央が少しずつ自分を取り戻していく過程は丁寧で、単なる悲恋で終わらせない意志を感じます。倫理的な問題を含めて、簡単には割り切れない映画でした。(40代 男性)


かなり重たいテーマを扱っているのに、映像や音楽が美しく、どこか儚い印象を受けました。理央の孤独は、家庭や社会からの断絶によって生まれており、彼女だけを責めることはできません。小澤との関係は危ういですが、彼が理央を「一人の人間」として見ていたことは伝わってきます。だからこそ結末が切なく、観終わった後もしばらく余韻が残りました。覚悟して観るべき作品だと思います。(20代 女性)


中高生向けの恋愛映画だと思っていたら、想像以上に大人向けの内容でした。理央の自暴自棄な行動や、心の傷の深さはかなりリアルで、軽い気持ちでは観られません。教師と生徒という関係性は問題ですが、物語としては「救われたい二人」が出会ってしまった悲劇として描かれているように感じました。美しいだけではない恋愛の形を描いた点で、印象に残る一本です。(50代 男性)


観ていて何度も胸が苦しくなりました。理央の行動は危険で、共感できない部分も多いですが、彼女の根底にある「誰かに愛されたい」という願いは痛いほど伝わってきます。小澤との関係は一時的な救いでしかありませんが、その短い時間が理央の人生を変えたのも確かでしょう。ラストで彼女が自分の足で歩き出す姿に、わずかな希望を感じました。決して万人向けではありませんが、心に残る作品です。(30代 女性)


若い頃ならロマンチックに見えていたかもしれませんが、今観ると非常に危うい物語だと感じます。それでも、この映画が描いているのは「間違った恋」ではなく、「間違った環境に置かれた少女の叫び」なのだと思いました。理央の孤独を真正面から描いているからこそ、物語に説得力があります。ラストの展開も含めて、美化しすぎない姿勢は評価したいです。(40代 男性)

映画『天使の恋』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『天使の恋』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

リリイ・シュシュのすべて

この映画を一言で表すと?

思春期の孤独と痛みを、音楽とともに切り取った残酷で美しい青春映画。

どんな話?

いじめや家庭問題を抱える中学生たちが、架空のアーティスト「リリイ・シュシュ」の音楽を拠り所に生きる姿を描く。閉塞感のある日常と、ネット空間に広がる心の逃げ場が対照的に描写され、若者の孤独が生々しく浮かび上がる。

ここがおすすめ!

傷ついた若者の心情を美化せず、残酷なまでに描く姿勢が『天使の恋』と通じる。救いの少ない物語だが、その分リアルで、観る者の心に強く残る。感情に深く踏み込む青春映画を求める人におすすめ。

恋空

この映画を一言で表すと?

若さゆえの純粋さと残酷さが交錯する、切なすぎる恋愛映画。

どんな話?

ごく普通の女子高生が、同級生との恋を通じて喜びと深い喪失を経験していく。甘い恋愛描写の裏側で、若者が直面する現実や別れが描かれ、物語は一気にシリアスな方向へ進んでいく。

ここがおすすめ!

一見ロマンチックだが、実際はかなり重たい感情を描いている点が共通している。若さゆえの依存や脆さが強調されており、『天使の恋』の世界観が刺さった人には共感しやすい。

パラダイス・キス

この映画を一言で表すと?

恋と夢の間で揺れる少女の成長を描いた、大人びた青春映画。

どんな話?

平凡な女子高生が、ファッション業界を目指す若者たちと出会い、恋と将来について悩みながら自分の道を選んでいく。刺激的な恋愛と、自立への葛藤が丁寧に描かれる。

ここがおすすめ!

恋愛に依存しながらも、最終的に自分の人生を選ぶ物語構造が『天使の恋』と重なる。切なさと前向きさが同居した結末が印象的で、成長物語としても楽しめる。

世界の中心で、愛をさけぶ

この映画を一言で表すと?

永遠に心に残る、喪失と愛の物語。

どんな話?

白血病を患う少女と青年の純愛を軸に、過去と現在を行き来しながら物語が進む。限られた時間の中で育まれる愛と、避けられない別れが描かれる。

ここがおすすめ!

悲恋を通じて「生きること」を描く点が共通している。感情を大きく揺さぶる構成で、『天使の恋』の切なさに心を打たれた人に強くおすすめ。

ソラニン

この映画を一言で表すと?

夢と現実の狭間でもがく若者たちの、静かな再生の物語。

どんな話?

社会に出たものの将来に希望を持てない若者たちが、音楽を通して自分たちの居場所を探していく。大きな事件は起こらないが、心の揺れが丁寧に描かれる。

ここがおすすめ!

痛みを抱えた若者が、少しずつ前を向こうとする姿が『天使の恋』のラストと重なる。派手さはないが、現実的で優しい余韻が残る作品。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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