映画『博士と彼女のセオリー』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ
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映画『博士と彼女のセオリー』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『博士と彼女のセオリー』の概要:理論物理学者として世界的に有名なスティーヴン・ホーキング博士の半生を綴った伝記映画。学者としての偉業よりも、長年連れ添った妻との関係に焦点を当て、ホーキング博士の人物像を描き出していく。主演を務めたエディ・レッドメインは、この作品でオスカーを受賞した。

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映画『博士と彼女のセオリー』の作品情報

博士と彼女のセオリー

製作年:2014年
上映時間:124分
ジャンル:伝記、ラブストーリー
監督:ジェームズ・マーシュ
キャスト:エディ・レッドメイン、フェリシティ・ジョーンズ、チャーリー・コックス、エミリー・ワトソン etc

映画『博士と彼女のセオリー』の登場人物(キャスト)

スティーヴン・ホーキング(エディ・レッドメイン)
理論物理学者。イギリスのケンブリッジ大学で博士号を取得し、宇宙についての研究を続けている。学生時代に筋萎縮性側索硬化症(ALS)という難病を患い、余命宣告を受ける。しかしジェーンの愛に支えられ、世界的な理論物理学者として成功していく。
ジェーン・ワイルド・ホーキング(フェリシティ・ジョーンズ)
スティーヴンの妻。大学で言語学を専攻し、中世の詩について研究している。恋愛期間中にスティーヴンの発病を知るが、周囲の反対を押し切って結婚する。スティーヴンとの間に3人の子供をもうける。
ジョナサン・ジョーンズ(チャーリー・コックス)
教会の聖歌隊の指導者。ジェーンが聖歌隊に入ったことでスティーヴン一家と懇意になり、一家の手助けをする。1年前に妻を白血病で亡くしており、ジェーンに好意を寄せている。
エレイン・マッソン(マキシン・ピーク)
声を失ったスティーヴンに看護師として付き添い、スティーヴンと親しくなっていく。

映画『博士と彼女のセオリー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『博士と彼女のセオリー』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『博士と彼女のセオリー』のあらすじ【起】

1963年、英国のケンブリッジ。スティーヴン・ホーキングは、ケンブリッジ大学で物理学を学んでいる。スティーヴンには“たったひとつの方程式で宇宙の全てを説明したい”という夢があった。

ある日、ホーキングは友人宅のパーティーで、ジェーンという女性と出会う。ジェーンは言語学を専攻する可憐な女性で、スティーヴンは彼女に一目惚れする。ジェーンもスティーヴンに好感を持ち、自分の電話番号を教える。

ジェーンと再会したスティーヴンは、彼女をクロッケーに誘う。しかし用事があるからと断られ、すっかり落ち込む。

スティーヴンは、友人に促されてシアマ教授の宿題に取り掛かる。それは非常に難しい宿題だったが、スティーヴンは1日足らずでほとんどの問題を解いてしまう。スティーヴンの類稀なる才能を見抜いたシアマ教授は、著名な数学者ロジャー・ペンロースの講演を聞くため、一緒にロンドンへ行こうと誘ってくれる。

スティーヴンとジェーンは舞踏会へ行き、楽しい時間を過ごす。ダンス嫌いのスティーヴンも彼女とチークダンスを踊り、2人はキスをする。

ロンドンでペンロースの講演を聞いたスティーヴンは、ペンロースの「特異点理論」を宇宙全体に適用したらどうなるのかを考え始める。シアマ教授も応援してくれ、スティーヴンは研究に没頭していく。しかし、最近スティーヴンは手足の動きに違和感を感じており、キャンパス内で転倒して、意識を失ってしまう。

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映画『博士と彼女のセオリー』のあらすじ【承】

精密検査の結果、スティーヴンがALSを患っていることがわかる。この病気にかかると、運動神経細胞が侵され、脳からの命令が筋肉に伝わらなくなる。そのため全身の筋肉が衰え、やがて死に至る。治療法も発見されておらず、スティーヴンは2年の余命宣告を受ける。

脳は影響を受けないので思考力は保たれるが、それを伝える手段を失うと聞き、スティーヴンは絶望する。心配して寮を訪ねてきたジェーンを、スティーヴンは追い返そうとする。ジェーンは愛しているからあなたと一緒にいたいのだと食い下がり、彼に希望を与える。

スティーヴンの家族はジェーンのことを考えて2人の交際を反対するが、ジェーンの意志は固かった。2人は愛を貫いて結婚し、子供にも恵まれる。スティーヴンはジェーンの愛に支えられ、ブラックホールについての博士論文を完成させる。論文は絶賛され、スティーヴンは博士号を取得する。

研究は順調だったが、病気は進行していた。これまでは杖を使って何とか自力歩行をしてきたが、ついに車椅子に頼る生活が始まる。それでも夫婦仲は良好で、第二子が誕生する。

スティーヴンは大勢の学者の前で自身の理論を発表する。「ホーキング放射」と呼ばれるこの理論は、一部の学者に大絶賛される。スティーヴンはこの理論についての本を出版し、特別研究員として優遇される。

映画『博士と彼女のセオリー』のあらすじ【転】

2人の子供は順調に成長していたが、スティーヴンの病状は思わしくなかった。ジェーンは専門医に見せるべきだと言うが、医者嫌いのスティーヴンはそれを拒む。

ジェーンは子育てとスティーヴンの介護に疲れ、ストレスを溜めていく。娘の様子を見た母親は、息抜きに教会の聖歌隊へ参加するよう勧める。ジェーンは見学だけのつもりで教会を訪れ、聖歌隊の指導者のジョナサンと知り合う。ジョナサンはとても感じのいい男性で、ジェーンは彼に惹かれて聖歌隊へ入る。

ジョナサンは息子のピアノの先生も引き受けてくれ、自宅へ出入りするようになる。スティーヴンは内心複雑だったが、ジェーンの気持ちを察してジョナサンの出入りを認める。ジョナサンは家族の一員のようになり、多くの時間を一家と過ごす。

そんな中、ジェーンは3人目の子供を出産する。ジョナサンは、ジェーンが義母から“赤ちゃんは誰の子?”と責められているのを見て、ホーキング家を去る決意をする。ジェーンは引き止めるが、ジョナサンの気持ちも限界だった。それを知ったスティーヴンは、自分がボルドーへオペラ鑑賞に行く間、ジョナサンとキャンプへ行くようジェーンに勧める。

キャンプ地で、ジェーンは子供たちが寝てからジョナサンのテントへ行く。しかし翌朝、スティーヴンがオペラ鑑賞中に血を吐き、昏睡状態に陥っているという知らせを受けてボルドーへ急ぐ。

映画『博士と彼女のセオリー』の結末・ラスト(ネタバレ)

病院で、ジェーンは医師から生命維持装置を外すか、気管切開をして人工呼吸器を取り付けるかの選択を迫られる。もしその手術をすれば、スティーヴンは声を失う。それでもジェーンは手術をお願いする。ジェーンの大変な状況を見て、ジョナサンは黙って身を引く。

スティーヴンの手術は成功し、体調も戻る。しかし完全に言葉の伝達手段を失ったスティーヴンは、虚しい日々を送っていた。ジェーンは「スペリングボード」と呼ばれる道具を使った言葉の伝達方法を知り、それに有能な看護師のエレインをスティーヴンの介護に雇う。エレインは即座にスティーヴンの言葉を読み取ってくれ、スティーヴンも久しぶりに笑顔を取り戻す。

エレインのおかげで、機械式の音声装置による会話や執筆が可能となり、スティーヴンに希望が生まれる。長い時間を一緒に過ごすようになった2人は、互いに惹かれあっていく。そしてスティーヴンは、ジェーンと別れることを決意する。余命2年が宣告されてから、随分と長い時間が経っていた。

スティーヴンはエレインとアメリカの授賞式に出席し、自分の人生哲学を語る。それは“命ある限り希望がある”というものだった。

ジェーンはジョナサンに会うため、教会を訪れる。ジョナサンはジェーンの愛を受け入れてくれる。

それから数年後、ジョナサンと再婚したジェーンにスティーヴンから手紙が届く。それはエリザベス女王から名誉勲位を与えられる場に、ジェーンと子供たちを招待したいという内容だった。ジェーンはスティーヴンの招待を受け、彼と再会する。2人は子供たちの成長を喜び、互いに感謝の言葉を述べる。

その後、スティーヴンの著者である「宇宙を語る」は全世界で1000万部を超える大ベストセラーとなり、スティーヴンは今も万物の理論を追求し続けている。ジェーンもジョナサンと幸せに暮らしており、スティーヴンとは良き友人として付き合っている。

映画『博士と彼女のセオリー』の感想・評価・レビュー

スティーブンの優秀さ真面目さ、ジェーンとの出会いや親しくなる過程を丁寧に描いているからこそ、ALSを発症し余名2年と告げられた時の衝撃が大きかった。その後の困難と向き合う姿も胸を打つ。エディ・レッドメインの迫真の演技が素晴らしく、オスカー受賞に納得した。

ベネディクト・カンバーバッチ主演の『ホーキング』はビッグバン理論の研究内容を中心に描いていたが、本作は妻ジェーンとのエピソードを多く取り入れながら人生を長いスパンで描いていた。研究と人生の両方に興味があれば、両方観るのがオススメ。(女性 40代)


エディ・レッドメインの、役に対するストイックさとその演技力に感動した。
役というよりかは、役そのものであると言えよう。
個人的には、原題の『The theory of everything』の方が好みだ。
これはホーキング博士の宇宙物理学だけでなく、複雑な人間関係をも表現しているのではないだろうか。
終盤のホーキング博士の「人間の努力に終わりはないはず。私たちは一人一人違う。人生がどんなに悪く見えても、いつも何かできることがある。命あるところには、希望がある。」という台詞に、彼の様々な想いが詰まっていて印象深い。(女性 20代)


主演はイギリスの俳優エディ・レッドメイン。脚本やエンディングについての評価はオーディエンスによって分かれるが、彼が見せる演技については称賛する声が圧倒的である。実際にこの作品を観た私もその演技に終始魅せられた。元気よく自転車で走る爽やかな青年やALSを患い身体障害者となった博士を彼は繊細に演じており、とてもリアルだった。数学や科学は苦手科目だが、彼が演じたスティーヴン・ホーキング博士の伝記や著書を手に取って少し読ませていただこうと思う。(男性 20代)


この映画は有名な物理学者スティーブン・ホーキングの実話をもとにした作品。ほぼ無償の愛を想像するものであった。様々な伝記作品を見てきたがジェーンもかなり逞しい女性であると感じた。有名人の彼女って何かと大変なイメージがあり私には彼女たちみたいに振る舞えないと思った。けれども、ジョナサンに惹かれてしまう。しかし緊迫した状態が続く中で心が揺らぐことに対しては否定できないと思った。
最終的にはスティーブン、ジェーンはそれぞれ別の人と人生を歩むが、それでもよかったのだとさえ感じた。(女性 20代)


無償の愛を感じる作品だった。エディ・レッドメインの演技が非常に印象的。困難に直面した二人がなんとかして進んでいこうとする姿は、特に目頭が熱くなった。
別々の家庭を持ちながらも友人として続いていくことのできる関係はとてもいいと思ったし、互いに相手を尊重していることが感じられた。
「命ある限り希望はある」という言葉の重みを強く感じる映画だ。(女性 20代)


スティーヴン・ホーキングの実話を元にしたドキュメンタリーに近い作品。彼の学者としての偉業の部分よりも、妻ジェーンと過ごした半生に焦点を当て、人間らしさや夫婦の絆が描かれている。主演エディ・レッドメインの演技力と役作りが素晴らしく、本作でアカデミー賞において主演男優賞を受賞している。
ジェーンが次第に疲弊していく姿が見ていて辛かったが、最後まで愛を貫くのではなく、それぞれが自分の生きる道を選んだ結末には自然と納得できた。時間が巻き戻っていくエンディングには胸が熱くなった。(女性 30代)


スティーヴン・ホーキング博士の半生はなんとなく知っていたが、改めて見ると大変興味深かった。筋萎縮性側索硬化症を患い余命宣告を受けてからも自分の恋を諦めず、理論物理学者として成功していく姿は本当に尊敬に値する。自分だったらここまで強い信念を持ち、生きることはできないかもしれない。ホーキング博士を支えたジェーンも、強い女性だなと思った。
ホーキング博士とジェーンが最終的に破局するところは切なかったが、ある意味一番リアリティを感じた部分でもあった。夫婦として上手くいかなかったとしても同志のような繋がりを感じられるラストで、良い終わり方だったなと思った。(女性 30代)

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みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    皆さんは星空を見つめていますか?私は小学生の頃、”星にも誕生と死があり、星の死(超新星爆発)が生命を作る!”という事実を知り、それからずっと天体観測にハマっています。人生に悩む時、星を観ると心が澄んできます。

    ホーキングの著作「ホーキング、宇宙を語る~ビックバンからブラック・ホールまで」を夢中で読んだことを思い出します。「博士と彼女のセオリー」を知ったとき、もうホーキング博士は亡くなられたのだなと思いました。

    この映画を観て初めて、まだ存命である事を知り、物語の結末よりも驚きました。そんな天才ホーキング博士を演じるのは、イギリスの新星エディ・レッドメイン。ホーキング博士本人かと思うほど、見事な演技です!

    特に2年しか生きられないと医者に宣告されてから、徐々に体の機能が奪われてゆく過程をリアルに表現している点がすごい!絶望的な気持ちになるところをホーキング博士は明るく前向きに歩んでゆきます。

    私が一番好きなシーンは、神を信じないホーキング博士が、敬虔なクリスチャンである妻ジェーンに”神の関与もあるだろう”と説明できない点において余白を残して表現したシーンと妻ジェーンに”いつもメガネが汚れているのね”とメガネを拭いてもらうシーンです。

    ホーキング博士の自伝というよりも、妻ジェーンとの愛や結婚生活を描いた点を高く評価します。介護という側面から観ても、妻ジェーンの献身的な支えがなければ、天才ホーキング博士は存在しないのですから!

    また感情を画面の色で表現するといった、繊細な心情描写が生きています。映像の美しさにも注目して下さい。

  2. 匿名 より:

    エディ・レッドメインは、ミュージカル映画「レ・ミゼラブル」(12)のマリウス役で人気を得て、「博士と彼女のセオリー」でホーキング博士を熱演しました。映画を観たホーキング博士が、”自分を観ているようだった。素晴らしい演技!”と大絶賛したそうです。頭の先から足の指まで全身でホーキング博士を体現。

    本人が乗り移ったかのように全身の筋肉が衰えてゆく様に鳥肌が立ちました。彼は、ホーキング博士を演じるためにALS(筋萎縮性側索硬化症)の患者に実際に会って話を聞いたり、症状がどのように進行してゆくのか医者からアドバイスを貰ったそうです。その積み重ねがあったからこそ、リアルな演技が生まれたのです!

    妻ジェーンを演じた、フェリシティ・ジョーンズも芯が強く繊細な内面性を魅せてくれました。介護と子供達の世話に忙殺される毎日にイライラするシーンなど共感できます。ぜひ、エディとフェリシティの親和性にも注目して下さい。

    エディ・レッドメインは、シェイクスピアの舞台に立つなど演技を勉強してきました。役へのシンクロ率は120%です!そんな彼が選んだ新作は、「レ・ミゼラブル」のトム・フーバー監督と再び組んだ、「リリーのすべて」。

    世界で初の性別適合手術を受けたリリー・エルベを演じます。エディの女装姿が美しすぎると話題です。

  3. 匿名 より:

    イギリスの新星として、今いちばん熱い視線を集める俳優がエディ・レッドメインです。顔も素敵だけど、演じる役柄へのストイックなまでの集中力や体まで変化させてしまう表現力にただもう驚くばかりです!英国俳優の演技は底知れないと感じ、ただもう早く新作が観たい!と思ってしまいます。

    彼をまだよく知らないという人は急いで!「レ・ミゼラブル」とこの映画を観ることをお勧めします。確かな演技力に支えられた存在感にきっと惹き込まれるハズ。またバーバリーなどでモデルとしても活躍しているので、演技とは違うおしゃれな魅力も楽しめます。

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