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映画『タイタン』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『タイタン』の概要:人類を土星に移住させる計画、「タイタン」。その実現に向け、人類を土星の環境に適合させる実験が開始された。ところが被験者になった者達が、厳しい実験に耐えられずどんどん脱落していく。

映画『タイタン』の作品情報

タイタン

製作年:2018年
上映時間:97分
ジャンル:SF、サスペンス、ホラー
監督:レナート・ルフ
キャスト:サム・ワーシントン、テイラー・シリング、トム・ウィルキンソン、アギネス・ディーン etc

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映画『タイタン』の登場人物(キャスト)

リック・ジャンセン(サム・ワーシントン)
土星移住計画「タイタン」の被験者として選ばれた屈強な男。厳しい経験をくぐり抜けてきたものの、実験の影響で様々な窮地に立たされる。
アビゲイル・ジャンセン(テイラー・シリング)
リックの妻として作戦基地にやってきた博士。リックに施される改造があまりにも非人道的だったために抗議する。
タリー・ラザフォード(ナタリー・エマニュエル)
リックと同じく実験の被験者となった女性。改造に耐え続けて最後の最後まで生き残るが、ついに正気を失ってしまう。

映画『タイタン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『タイタン』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『タイタン』のあらすじ【起】

太平洋上に降り注いだ核降下物により、砂嵐が発生。連邦政府はロスを居住不可能と判断した。

2048年。大西洋岸のNATO作戦基地に車で連れて来られた一家がいた。ここには映画館やモールもあり、沢山の人がいる大規模基地だ。ただ、機密の場所であり、外部との接触は絶たれている。一家の父リックはここで実験を受け、これから宇宙へ旅立つ最初のメンバーとなるのだ。いつか息子たちもそれに続くだろう。

リックはかつて、シリア砂漠を食料も水もなく三日歩き続けた男だ。それに比べたら、今回の実験は公園の散歩のようなものだという。土星を人の住める環境に変化させるのではなく、人類の体を変化することで土星に適応させるという実験で、リックの体には少しずつ改造が施されていくこととなる。

改造が始まり、リックは熱を出した。しかし水中で呼吸する実験は成功し、人類とは思えないスピードで泳ぐことも可能になった。土星について語る息子を寝かせ、妻と愛を語り合うリック。

映画『タイタン』のあらすじ【承】

夫たちが実験を受けている間、妻たちは交流を深めていた。心配事はとても多い。

真夜中、リックは暑いと言いながら裸で座っていた。氷に手を突っ込んでも何も感じないのだと言う。彼は液体メタンに飛び込めるような体へと変化していた。行われる訓練は、どんどん過酷になっていく。

髪が抜けていくと訴えていた被験者の女性が、痙攣を起こし、血を吐いて死んだ。騒然とする被験者達。次は誰の番だろうか?一人か二人生き残ればいいと言われている状況に耐えられず、禁酒の掟を破る。

精神状態の安定しない被験者達は、乱闘を起こすなどして薬を投与される。リックの妻・アビゲイルは量が多いことに抗議したが、聞き入れられない。苦しみ嘔吐するリックは、精神は肉体を超えるのだと自分に言い聞かせる。

夜中、物音に気付いたアビゲイルがプールの中のリックを発見した。水の中にいる夫は脱皮のように皮膚が剥けており、明らかに人間とは別の生命体へと変貌していた。

映画『タイタン』のあらすじ【転】

土星は光源が少ないため、リックたちは暗闇でも目が見えるよう改良された。痛みを訴えて目をこするリックを見て、また抗議する妻。しかし取り合ってもらえない。

被験者の一人が精神状態を病んで人を殺し、処分された。この一件から、計画は研究ではなく犯罪だと指摘を受ける。計画を中止すべきかどうかの議論がされたものの、金と名誉のため既に中止することができない。

病院に忍び込んだアビゲイルは実験の資料を発見した。殺された被験者は死の直前にエラが発生し、凶暴化したのだと書いてある。そこには「ホモタイタニアンズ」という、作り出された新たな生物が描かれていた。

リックの脳はオーバーロードしてしまい、手術が必要だと言われた。予測不可能な結果を避けるため反対するアビゲイルだったが、手術を受けなければ精神が崩壊し、48時間以内に死んでしまうのだ。全員生き残るわけではないと最初に言われたが、ここまで絶望的だとは言われていなかった。だが、もう進むしかない。

映画『タイタン』の結末・ラスト(ネタバレ)

手術後、リックが包帯を取る。闇が消え、全てが見えるようになったと言い、実験をやり遂げたいと意思を示した。しかし隣で手術を受けていた男は、苦しみ出して死んだ。

生き残ったのはリックともう一人の女性・タリーだけだった。髪の毛はなくなり、面影は消えている。周波と触覚で意思疎通を図るが、中身はまだリックだという。ただ、その声は人間には認識できないものだ。彼らは二日後に土星へと出発することになっていた。

タリーは自分の家族を殺してしまい、軍に殺された。軍はリックの危険性も危惧して彼を包囲する。彼を殺したくないので協力してほしい、記憶を消す薬を投与してくれと頼まれたアビゲイルだったが、打った振りをしてリックを逃げ出させる。囲んだ兵士たちも、命令に背いて攻撃をしなかった。首謀者は兵士によって逮捕される。

アビゲイルは地球環境で暮らせなくなったリックを土星へ連れていった。土星の地表を歩くリック。アビゲイルの主導で、居住計画「タイタン2」が始動された。

映画『タイタン』の感想・評価・レビュー

マッドサイエンティストの実験にうっかり乗ってしまったことで、大変な目に遭う夫妻。とは言え、最初の説明である程度こうなることを予測していないのは、自業自得と言えなくもない。

人類の抱えている「地球に住めなくなったら?」の恐怖。地球外への移住という夢。そのための並々ならぬ苦労。という、SF映画として興味深いテーマを取り扱っているものの、終始暗く、大雑把な展開で終わってしまっているところが玉に瑕である。(MIHOシネマ編集部)

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