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映画『東京喰種 トーキョーグール』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『東京喰種 トーキョーグール』の概要:ヒトを食糧とする喰種と呼ばれる化け物が存在する東京。平凡な大学生である主人公は、ある事故に巻き込まれ喰種の臓器を移植されてしまう。そのせいでヒトから半喰種として生きることになり、喰種としての悲しき性を知ることになるのだった。

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映画『東京喰種 トーキョーグール』の作品情報

東京喰種 トーキョーグール

製作年:2017年
上映時間:119分
ジャンル:SF、アクション、ホラー
監督:萩原健太郎
キャスト:窪田正孝、清水富美加、鈴木伸之、桜田ひより etc

映画『東京喰種 トーキョーグール』の登場人物(キャスト)

金木研(窪田正孝)
読書好きの冴えない大学生。喰種である神代利世に襲われた挙句、鉄骨の落下事故に巻き込まれ重体となる。利世の臓器を移植され半喰種となってしまう。左目だけが喰種特有の赤目になるのが特徴。
霧嶋薫香(清水富美加)
通称トーカ。喫茶店「あんていく」にてアルバイトをしている女子高生。気が強く負けず嫌い。腕っぷしも強くいつも金木を痛めつける。ヒトである同級生を親友に持ち、大切に思っている。
亜門鋼太郎(鈴木伸之)
喰種対策局CCGの捜査員。実直で真っすぐな性格で、上官の真戸を尊敬している。趣味は身体を鍛えること。こん棒のような武器クインクスを軽々と振り回す。
笛口雛実(桜田ひより)
喰種の少女。父と母をCCGに殺され、天涯孤独となる。金木が好きな作家の本を好んで読み、漢字を教えてもらうなど懐いていく。
神代利世(蒼井優)
通称大食いと呼ばれる喰種。普段は清楚を装っているが、喰種化すると妖艶になる。とにかく若い男を好んで狙い、必要以上に喰い荒らす特性を持つ。回復力に優れている。
真戸呉緒(大泉洋)
CCG捜査官で亜門の上官。妻を喰種に殺されており、駆逐対象を酷く憎んでいる。そのため、喰種を蔑むような言動が多く、情け容赦ない。
永近英良(小笠原海)
金木の幼馴染で親友。ヒデと呼ばれている。洞察力に優れ、さり気なく気遣いのできる人物。普段は底抜けに明るくムードメーカーでもある。金木の心の支えとなる存在で金髪が特徴。

映画『東京喰種 トーキョーグール』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『東京喰種 トーキョーグール』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『東京喰種 トーキョーグール』のあらすじ【起】

ヒトを食糧とする人種の存在が認められたのは、遥か昔のこと。ここ東京にも存在し、彼らはいつしか「喰種」グールと呼ばれるようになり、見えない恐怖の対象となっていた。
そのため、国家は喰種対策局CCGを組織。通称ハトと呼ばれるCCGは多くの喰種を駆逐するも滅亡させるには至らず、喰種は人に紛れ密かに存続しているのだった。

金木研は読書好きの冴えない大学生だった。彼は奥手な性質で、いきつけの喫茶店「あんていく」で見かける美しい女性、神代利世に憧れを抱いている。親友の永近英良のお陰もあり、利世とデートの約束をした。
後日、金木は利世とぎこちないながらも楽しい時間を過ごす。だがその夜、人気のない場所で利世に噛みつかれてしまう。彼女は捕食者の表情で笑い、両目を赤く光らせた喰種だった。

喰種は赫子(カグネ)と呼ばれるものを持っている。それは彼らにとって腕と同じようなもので、自在に動かし攻撃や防御を行う。金木は利世の赫子によって追い詰められ、彼女に喰われて死ぬはずだった。しかしその時、建設中のビルから鉄骨が落下。利世が下敷きとなってしまう。

病院へ搬送された金木は、利世の臓器を移植されどうにか助かる。異様な速さで回復し退院するも、それまで摂取できていた食べ物が食べられなくなっていることに気付く。
そもそも、喰種はヒトと舌の作りが違う。彼らの食糧は飽くまでヒトであり、ヒトの食べ物を受け付けない構造になっているのである。必死で食べ物を口にする金木は、鏡に映った自分の姿に愕然とする。左目が喰種化していたのだ。そそられる匂いはヒトの肉の匂い。飢えに耐え切れなくなった金木は、裏通りで喰種の桐嶋薫香と出会うもヒトを食べることができず、逃げ出してしまうのだった。

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映画『東京喰種 トーキョーグール』のあらすじ【承】

トーカは「あんていく」でウェイトレスをしている。金木は彼女に助けを求めることにした。喫茶店のマスターの好意でコーヒーをご馳走になった彼は、初めておいしいと思えるものを口にして涙する。ヒトの食べ物の中で唯一、コーヒーだけは味わうことができるらしい。彼はマスターからひと塊の肉を受け取って帰宅。
喰種の飢えはヒトとは比べものにならない。マスターにそう言われていたが、どうしてもその肉を口にできない金木。彼は誘惑を遮り、肉を捨ててしまった。

親友から頼みごとがあると言われ大学へ登校した金木。ヒデの先輩が以前、裏通りで会った攻撃的な喰種であることを知る。警戒していた金木だったが、昼食を摂りに行こうと立ち上がったヒデが先輩によって痛めつけられてしまう。
産まれながらの喰種である先輩は、金木に向かってヒデは餌だと豪語。しかし、金木は元ヒトであるため、餌だという認識はなかった。

喰種の世界は弱肉強食である。弱い者は駆逐され、強い者が生き延びる。自在に赫子を操る先輩によって、暴行されしまう金木。だが、ヒデが喰われそうになったため、彼は初めて自らの赫子を発生させることに成功する。喰種はヒトと同じ相貌を持ちながら、ヒトではない化け物だ。金木は喰種の本能に任せ、先輩へとやり返しヒデを助けた。しかし、ヒトの匂いは魅惑的である。喰種の飢えに負け、親友を食べてしまいそうになった金木は、駆け付けたトーカによって意識を奪われるのだった。

ヒトであり喰種でもある金木。彼は「あんていく」にて喰種の世界を知るため、マスターの世話になることに。「あんていく」はこの地域で喰種の駆け込み寺のような場所だった。ヒトの生活をよりよく知るため、ヒトとして擬態し生き延びるための店だと言うマスター。彼は喰種の中でも穏健派で、ヒトを捕食できない喰種のために自殺したヒトの遺体を回収し、食糧として提供しているのだった。

「あんていく」に来店する喰種の母子、笛口親子はヒトを捕食できない喰種である。彼女らのためにも店の存在は必要だ。少なくとも幼い喰種の少女、笛口雛実はヒトを食べることは良くないことだと認識していた。
そんな折、喰種対策局CCGが笛口親子を捜索していることが判明する。彼女らを守るため、「あんていく」では警戒を強めることにした。

映画『東京喰種 トーキョーグール』のあらすじ【転】

一方、CCGでは笛口親子の捜査が進められていた。捜査官の真戸呉緒と部下の亜門鋼太郎は、その道のプロである。喰種の行動や特性を良く知っており、行動範囲の特定をして僅かな手掛かりを血眼になって探していた。

ある夜、雛実の希望でハトに殺された父親の墓参りをしたいと頼まれた金木。駆逐された喰種の遺体は、赫子の元である赫包を取り出されクインケという武器に作り替えられる。その武器でなければ、喰種の身体を傷つけることができないため、主に捜査官の武器として使われるのだ。故に、遺体は欠片も残されないのである。
金木は雛実の代わりに墓へお参りをした。しかし、その行動を捜査官が目撃。笛口親子の行動が掴まれてしまう。

親子が別の区へ出発。雨が降ったために雨宿りした笛口親子だったが、彼女らはそこで真戸と亜門に声をかけられる。母親は幼い娘を助けるため、自らの身を挺して捜査官の足止めをした。傘を届けるため、親子の後を追っていた金木は逃げ出して来た雛実と遭遇し、彼女の母親が捜査官によって無残にも殺される場面を目撃してしまう。それは駆逐というよりも、ただの人殺しにしか見えなかった。

幼い少女の母親を無残にも殺したハトに憤りを隠せないトーカ。彼女はマスターの制止も聞かず、単独で亜門と捜査官を襲撃してしまう。
怪我を負って帰って来たトーカを見つけた金木は、彼女を助けようとするも拒絶される。トーカは無害な笛口親子が一方的に駆逐されるのが許せないと言うのだった。

映画『東京喰種 トーキョーグール』の結末・ラスト(ネタバレ)

喰種は確かにヒトを食糧とする化け物である。だが、例え喰種であっても、笛口親子のように全ての喰種が危険なわけではない。ハトは喰種の全てが危険だと一口に言うが、その認識は間違っている。喰種の世界では、ハトに手を出した者はよほど腕に自信があるか、ただの死にたがりだと言われていた。トーカは全てを承知でハトに挑んだのである。

トーカの力になりたくて戦う決意を固めた金木は、彼女から戦う方法を習うことにした。喰種の身体はヒトと違って回復力に優れている。骨折程度では短時間で治癒してしまうので、まずは基礎体力をつけ痛みに慣れることから始まった。そして、ある程度の基礎が身に着いたら、次は赫子の使い方を覚えることに専念。

そんなある日、真戸が仕掛けた罠により雛実が外へ誘き出されてしまう。地下水路へ逃走した彼女は真戸に追い詰められ、駆逐されそうになるもトーカが姿を現し助けてくれるのだった。

一方、亜門の足止めをするため、彼の前へマスクを着用した金木が現れる。即座に激しい戦闘を繰り広げた。金木は亜門に対し、喰種は確かに間違った行動を取っているかもしれないが、ハトが必ずしも正しいとは限らないと言う。そして、彼は捜査官へと噛みつきエネルギーを補給。赫子を使って戦うことにした。

同じ頃、真戸と戦うトーカは奴に追い詰められていた。真戸は喰種を化け物と呼び、蔑んでいる。しかも、雛実の両親をクインケとして使用。雛実はその非道なやり方に憤りを隠せず、赫子を使って真戸の左腕を切り落とすのだった。しかし、幼い少女は奴の息の根を止めることができなかったため、代わりにトーカがとどめを刺すことにした。

亜門と激しい戦いを展開していた金木は、奴を追い詰めることに成功する。だが、金木は喰種の本能に翻弄され狂ったように笑うのだ。そんな自分の姿を垣間見た彼は、ふと正気に戻って震える声で言う。自分を人殺しにしないでくれと。亜門は慟哭する金木を目にし、茫然としていた。人殺しが正しいと言う世界なら、この世界は間違っている。金木はそう叫び、涙を流して亜門の前から去るのだった。

映画『東京喰種 トーキョーグール』の感想・評価・レビュー

漫画ではかなりストーリーが進んでおり、入り組んでしまっているが、東京喰種の入門編として見ておく事をオススメする。映像化する事で、グール特有の【餓え感】、カグネ特有の生物的な動きなど、こうあって欲しいという期待を裏切らない出来栄えである。東京喰種の世界観は、一方的な悪に対する秩序の有り方というわけではなく、生きていく為のエゴをそれぞれの視点から描いているところが魅力といっていい。自分が仮にグールだとしたら、どのように生きていくかといった観点で見るのも面白いかもしれない。(男性 30代)


出来の悪い漫画の実写化が数多く公開される中、今作は非常に良い出来栄えだったと思う。世界観も上手く表現していたし、CGがとてもリアルで迫力があった。今作は、ストーリー的にはこれから盛り上がっていくという部分で終わっているので、続編に期待したい。
出演している俳優陣も見事だった。主演の窪田正孝は金木に成り切っていたし、亜門役の鈴木伸之も素晴らしかった。原作での亜門の美しい正義感が映画でも表せていた。
続編も是非観に行きたいと思える良作だった。(男性 20代)


大人気漫画を実写にしていて人間ではないキャラクターが出てくるので、CGがふんだんに使われているが、自然に見れるので最新のCG技術は素晴らしいなと改めて思った。
個性豊かなキャラクター達を役者さん達の演技でリアルに見せてくれて良かったと思った。

主演の窪田さんの大学生役は少し無理があったかなとも感じたが、目立たない普通の少年という特徴は捉えていたのでそこはよかったと思う。(女性 20代)


原作未読です。見た目が人間で、人しか食べることのできない種族がグールなのですね。グールの思想もそれぞれで、人間との共存を望むグールもいる。主人公は意図せずグールになってしまった人間で、自分の生物としての立ち位置に苦悩するキャラクター。どうしても「寄生獣」をスタイリッシュにしたような作品に見えてしまいます。

配役は全体的に良いと思いましたが、大泉洋さんは今回いらなかったかなと思います。CGのレベルも高く、自然に観ることが出来るのは良かったです。(男性 20代)


漫画の原作映画を視聴するたびに数えきれないほど思うことだが、「本当に大丈夫だろうか」という不安が付きまとう作品だった。とは言え、数ある実写化の中ではかなりましな部類に入るだろう。原作からして、主人公がステレオタイプのヒーローではないので非常に好き嫌いが分かれる作品だ。倫理観が問われるテーマであるので、どうして主人公をグール側として描いたのかもっと分かりやすい説得力があればなお良かった。

褒めるべきは窪田正孝と大泉洋、そして清水富美加の演技。特に清水富美加の演技はこれ以後見ることは叶わないという意味では貴重だ。(男性 30代)

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