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映画『東京喰種 トーキョーグール S』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『東京喰種 トーキョーグール S』の概要:人を喰って生きる喰種という人種が存在する東京。事故により喰種の臓器を移植され、半喰種となってしまった主人公。喰種としての生活に慣れ始めた彼の前に、噂を耳にした厄介者の美食家と呼ばれる喰種が現れる。

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映画『東京喰種 トーキョーグール S』の作品情報

東京喰種 トーキョーグール S

製作年:2019年
上映時間:101分
ジャンル:SF、アクション、ホラー
監督:川崎拓也、平牧和彦
キャスト:窪田正孝、松田翔太、山本舞香、鈴木伸之 etc

映画『東京喰種 トーキョーグール S』の登場人物(キャスト)

金木研(窪田正孝)
通称カネキ。大食らいと呼ばれる喰種の臓器を移植されたことで、半喰種化してしまう。人肉の摂取を拒み、20区の喰種が経営する喫茶店あんていくへと身を寄せる。トーカへと好意を寄せており、片目が喰種の特色である赤目になることから隻眼と呼ばれている。温和で控え目な性格。
月山習(松田翔太)
美食家、或いは<グルメ>とも呼ばれている喰種。喰種の中でも名前が知られる一族の後継者であり、変態的であることから厄介者扱いされている。半喰種であるカネキの魅力に囚われ、食べようと巧みに罠を張る。
霧島菫香(山本舞香)
愛称トーカ。喫茶店あんていくの店主を後見に持つ女子高生で、人間の振りをして学校へ通う喰種。友人思いで人間のご飯を無理矢理食べようとするとても優しい性格。ウサギのマスクをすることからラビットと呼ばれている。
西尾錦(白石隼也)
愛称ニシキ。カネキと初めて相対し、危害を加えた喰種。実はカネキが通う大学の薬学部に通う先輩。カネキに深手を負わされ、回復に苦労している。
西野喜未(木竜麻生)
ニシキの恋人で女子大生。恋人が喰種であることを知っており、それでも尚、愛情を注ぐ人間。自らの身を差し出し、恋人を回復させようとする健気な性格。

映画『東京喰種 トーキョーグール S』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『東京喰種 トーキョーグール S』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『東京喰種 トーキョーグール S』のあらすじ【起】

人間を食糧とする喰種と呼ばれる人種が人間世界にて身を潜め、生活している東京。人間達は喰種に襲われる恐怖を抱きながら、日々の生活を送っていた。
そんな喰種を取り締まる機関、喰種対策局CGC、通称ハトが設立され喰種は密かに暗闇に潜み、ハトの脅威から逃れ細々と生き永らえている。

不慮の事故にて通称、大食いと呼ばれる喰種の臓器を移植されてしまった金木研、通称カネキ。そのせいで、半喰種となってしまった彼は喰種の世界へ投げ出され、彼らの生活を知ることになる。彼は人を襲わずに生きる弱い喰種もいることを知り、喰種を守るために20区の温和な喰種が経営する喫茶店あんていくへと身を寄せることに。そこで、人間社会に溶け込もうと努力を続ける女子高生の霧島菫香、通称トーカと出会い、彼女から喰種としての戦う術を教わっているのだった。

半喰種として片目が喰種化してしまい隻眼の喰種と呼ばれるカネキは、20区でも話題になっている。そんなある日、あんていくへと月山習と名乗る厄介な男が現れる。トーカ曰く月山は20区の厄介者で有名だった。彼はカネキの匂いを嗅いで興味を抱く。

後日、カネキが通う大学へ月山が現れる。気障ったらしいが、紳士的な彼が厄介者とはとても思えず、カネキは彼と本の話をして別の日に会う約束をした。
その日、大学から出るとあんていくでも兄的な存在の喰種に待ち伏せされる。カネキは喰種が経営するバーへ連れて行かれ、事故に関する情報を与える代わりに喰種が集まる特別なレストランのことについて調べて欲しいと頼まれる。レストランについては美食家、グルメとも呼ばれる月山が知っているということだった。

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映画『東京喰種 トーキョーグール S』のあらすじ【承】

月山と共に読書ができる喫茶店へ来たカネキ。ひとしきり本について語り合ったカネキだったが、月山は誤った振りをしてカネキの血液を採取。食事が苦手だと明かした金木に対し、月山は行きつけのレストランへ連れて行くと言う。

喫茶店のトイレにてカネキの血液の匂いで盛り上がった月山は、冷静を装ってカネキをレストランへ。カネキは何も知らず案内されるまま中へ入って行く。なぜかシャワーを浴びるよう促され、用意されていたタキシードへ着替える。準備を終えるとエレベーターに乗り、地下へ向かった。その場所はまるでクラブのようで、多くの喰種が仮面をつけて食事を味わっている。ホールの中心では人間の解体ショーが披露されていた。

カネキはスタッフに捕らえられ、先ほど解体ショーが披露されていた台座へ据えられる。そこへマスクを装着した月山が現れる。彼は半喰種の彼をレストランに訪れた客と共に味わおうと言い出す。ところが、眼帯を外されたカネキが隻眼だと知ると月山は突然、カネキの解体を止めてしまう。だが、次の瞬間、レストランにCCGが突入して来てホール内はたちまち騒然となった。

騒動の中、命からがら逃げて来たカネキは、あんていくへと助けを求める。あんていくのマスターは人を食糧とする喰種は生きるために人間を狩るうち、やがて人としての尊厳を失ってしまうと言う。そうならないよう、カネキへと穏やかに注意を促すのだった。

映画『東京喰種 トーキョーグール S』のあらすじ【転】

その帰り、裏通りの暗がりで痛めつけられている西尾錦、通称ニシキを発見。彼は以前、カネキへと刃を向け反撃されたことがある。カネキはごろつきをいとも簡単に倒し、ニシキを助けた。カネキに深手を負わされた傷の回復もまともにできていない様子。彼を抱えて自宅へと送り届ける。すると、部屋の中からニシキの恋人、西野喜未が現れる。彼女は人間だったが、恋人のニシキが喰種だと知っており、人を食べなければ生きられない性を受け入れていた。そこで、カネキはニシキと喜未のため、あんていくに保存されている肉を届けようと考える。

ところが、あんていくに月山から招待状が届く。月山は喜未を人質にしてカネキを誘い出そうとしていた。トーカはそのことに危機感を覚えカネキを止めようとしたが、そこへ恋人を探してニシキも現れる。喜未が人質に取られたことを知らせると、カネキはニシキと共にトーカの制止を振り切って月山が待つ教会へと向かうのだった。

教会へ入った2人だったが、月山はカネキに異常な執着を示し襲い掛かって来る。ニシキは一発でやられてしまい咄嗟に対抗したカネキだったが、月山の方が上手である。しかし、そこへカネキを心配したトーカが乱入。カネキは彼女と共に月山と激しい戦いを繰り広げた。
だが、やはり月山は強い。カネキは彼に捕まってしまい右腕と左足を折られてしまい、腹部に穴を開けられる。月山はカネキの血を味わいこれまでにない愉悦を覚えた。

立ち上がったトーカまでもがやられてしまい、カネキは自分の無力さをまざまざと知らされる。月山は次に台座に寝かせていた喜未を味わうらしい。ところが、喜未の肩に酷い傷があることに気付いた月山。その傷はニシキを助けようと恋人に身を捧げた時の傷だった。

映画『東京喰種 トーキョーグール S』の結末・ラスト(ネタバレ)

ニシキは立ち上がることもできないのに、喜未を助けようと必死である。そこで、カネキはトーカへと自らの肉を喰らうよう促し、月山へと対抗。自分よりも先にトーカがカネキの肉を味わったことに激怒する月山と、力を得たトーカは喰種特有の武器、赫子(カグネ)を使った激しい戦いを展開。そうして、月山へと深手を負わせることに成功する。

誰もが傷だらけで血塗れの中、更にカネキが赫子でもって抵抗。月山は息も絶え絶えになりながらも、カネキの肉を欲しがるのだった。
トーカは自らの赫子を発現させたまま、正体を知る喜未を殺そうとする。だが、それにはニシキが立ち塞がった。その時、意識を取り戻した喜未はトーカの赫子を目にして一言、綺麗だと漏らす。息を飲んだトーカは喜未を殺すことができず、その場から去って行くのだった。

しばらく後、傷を癒したニシキがあんていくでバイトするようになる。彼はカネキをお人好しだと馬鹿にしたが、そのお人好しが世界を変えるかもしれないと態度を軟化させるのであった。

映画『東京喰種 トーキョーグール S』の感想・評価・レビュー

原作は漫画家石田スイの同名人気漫画で実写化第2弾。前作『東京喰種 トーキョーグール』からの続編であり、今作は原作の4巻から5巻半ばまでの月山習との戦いについて描いている。あらすじはほとんどないため、前作を見てから今作を見ることをお勧めする。

前作から引き続き、カネキ役を窪田正孝が演じ、原作でもかなりの変態度を誇る月山役を松田翔太が演じている。原作ファンは月山の変態性を松田翔太がどのように演じるか期待していた人もいるかと思う。個人的にはもっと突き抜けた演技をしても良かったと思うが、月山の特性をよく理解した演技ではあった。原作の雰囲気を守りつつ、よりエキサイティングな作品に仕上がっていると思う。(MIHOシネマ編集部)


大人気少年漫画を実写化した作品。人間を捕食する者たちがいる設定である。その存在を喰種(グール)と呼んでいた。主人公は惚れた女性がまさか喰種だと思わず接触し、間一髪のところ助けられるが半人間、半喰種になってしまう。その設定もまたかなり面白く感じた。主人公カネキが肩をかじられ痛がり叫ぶシーンが非常にリアルで痛々しく恐怖感があった。カネキを演じる窪田正孝の詮議力に脱帽。
少しだけホラー要素があったので私自身苦手だった。けれども少年漫画好きにはオススメしたい作品である。(女性 20代)


漫画やアニメの実写化作品は、がっかりしてしまう作品も多いイメージであるが、この作品は違和感なく楽しめる作品であった。
一作目の作品とは、有名な騒動をきっかけにキャストが変わっているが、続編となるこの作品は一作目よりも個人的には当たりだと思う。
特にグルメを演じた松田翔太。とても個性的なキャラで再現は難しいと思っていたが、あまりにもぴったりな素晴らしい演技に衝撃を受けた。不気味な演出も多く、ハラハラドキドキで最後まで楽しめる作品であった。(女性 20代)


前作が漫画原作の実写映画の及第点だったのに、今作は非常にテンポが悪くアクションシーンもハマっておらず微妙な出来。映像も箱庭の中の物語みたいに広がりがなく、広がっていく世界観を想像させる余地がない。美術にこだわりのない人が作ったのだろうか。それとも予算の問題か。

しかし、演者は窪田正孝や松田翔太の演技はなかなか見ごたえがある。それでも、トーカの女優の変更は痛かった。違和感がつきまとい物語への集中を奪われてしまう。(男性 30代)

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前作 東京喰種 トーキョーグール

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