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映画『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』の概要:デイルとタッカーは友人同士で、アパラチア山脈の湖の近くに別荘を購入した。休暇を利用して修繕をするため、別荘を訪れた。その近くには大学生グループが遊びに来ており、デイル達のことを殺人鬼だと誤解して怖がっていた。

映画『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』の作品情報

タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら

製作年:2010年
上映時間:88分
ジャンル:コメディ、ホラー
監督:イーライ・クレイグ
キャスト:タイラー・ラビーン、アラン・テュディック、カトリーナ・ボウデン、ジェシー・モス etc

映画『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』の登場人物(キャスト)

デイル(タイラー・ラビン)
便所工事業者。気弱で女性と話すことが苦手。自分に自信がない。しかし、心優しく友人思いの性格。大きい体格のせいで、人から怖がられてしまう。
タッカー(アラン・テュディック)
デイルの親友。口が悪く乱暴なところもあるが、気弱なデイルをいつもサポートしている優しい人物。
アリソン(カトリーナ・ボウデン)
大学生・心理学を専攻している。初めはデイルの風貌を見て恐怖心を抱いていたが、優しい内面に触れて仲良くなっていく。
チャド(ジェシー・モス)
アリソンのことが好きで、異常な執着心を持つ。殺人鬼によって父は殺され、母は虐待をされたと言われて育つが、実際は殺人鬼が大学生だった母を乱暴してできた子供だった。

映画『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』のあらすじ【起】

ウエストバージニア州・アパラチア山脈。3日前。仲の良い大学生グループが馬鹿騒ぎをしながら車を走らせていた。途中でビールを積み忘れたことに気づき商店を訪れるが、店員や客の不気味な雰囲気に恐怖を抱く。その客の1人であるデイルは可愛い女子大生(アリソン)に目を奪われていたが、大きい体格に見合わず小心者で、声を掛けることに尻込みをしていた。友人のタッカーはそんなデイルを励まし、話しかけるよう嗾けた。デイルは勇気を持ってアリソンに話しかけるが、やはり怖がられ逃げられてしまう。

タッカー達は湖の近くに買った別荘を訪れた。中は埃まみれで、“大虐殺”“生存者1名”と書かれた新聞の切り抜きが張られていた。不気味な雰囲気だったが、タッカー達は気にしていなかった。

チャド(大学生)は友人達に、20年前の森で起こった“大虐殺事件”の話をした。被害者は森に遊びに来た大学生グループだった。生存者は1人だけで、他は全員行方知れずになっており、遺体は森の下に埋まっていると言われていた。

大学生達は湖で遊ぶことにした。その一方で、アリソンはチャドから告白を受けていた。だが、好きではなかったため、話を誤魔化して皆の元に行くことにした。アリソンは崖の上で服を脱ぎ飛び込もうとしたが、タッカー達に見られていることに気づき、驚いて湖に落ちてしまう。タッカー達は湖で夜釣りを楽しんでいたのだ。アリソンが浮かび上がってこないため、タッカー達は急いで救出に向かった。助けた後、アリソンの友人達にそのことを教えようとするが、怖がられて逃げられてしまう。タッカー達はとりあえずアリソンを別荘に運ぶことにした。

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映画『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』のあらすじ【承】

チャド達は恐ろしい風貌から、デイル達が殺人鬼ではないかと疑っていた。仲間の1人が保安官を呼びに行き、他の者達で別荘の様子を伺った。その頃、アリソンは頭を手当され、デイルから食事を提供されていた。アリソンはなぜここにいるのか分からず戸惑うが、デイルから昨夜のことを説明され納得した。初めはデイルに対して恐怖心を抱いていたが、心優しい性格であることを知り徐々に打ち解けていった。

タッカーは蜂の巣が中に入っていた丸太を切ってしまい、大量の蜂に襲われてしまう。チェーンソーを持ったまま森の中を逃げ惑った。それを見た大学生達は殺されると誤解して、散り散りに逃げて行った。しかし、1人の学生がタッカーに気を取られながら走っていたため、飛び出ていた木の枝に飛び込み腹を刺してしまう。

タッカーが蜂に顔を刺された状態で帰って来た。タッカーはアリソンの友人達が逃げたのは蜂アレルギーを持っているせいだと誤解していたが、アリソンはタッカーを恐れて逃げたことが分かっていた。アリソンは友人達を探しに行こうとするが、デイルにそれを止められ、自分とタッカーで探しに行くと言われる。デイルはアリソンの前で良い恰好がしたかったのだ。アリソンは仕方なくそれを受け入れ、友人は他人に批判的だから気をつけろと忠告した。

チャド達は木の枝に刺さった友人の遺体を見て、デイル達の仕業と誤解する。森から逃げようとするが、チャドがそれを止めた。チャドはタッカー達と戦うつもりだった。チャド達が揉めていると、タッカー達がやって来たので慌てて隠れた。タッカー達は大学生を呼びながら森を歩いていた。しかし、なかなか大学生達が現れなかったため、手斧で木を彫り伝言を残すことにした。木には、“おめえの友達預かってる”と彫られていた。

映画『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』のあらすじ【転】

アリソンは友人達を待っている間、屋上トイレを作っているデイルを手伝うことにした。牧場で育ったため、力仕事には慣れているのだ。仲良く作業をしていると、木の棒を持った男子学生が走って来た。アリソンはデイルを突き飛ばして窮地を救うが、男子学生は躓いてしまい、自分が持っていた棒に突き刺さってしまう。その一方で、男子学生がタッカーを襲おうとして、誤って粉砕機に突っ込んでいた。タッカーは学生の足を持って引っ張ろうとするが、助けることはできなかった。

タッカーとデイルは別荘で落ち合い、大学生が死んだことを話した。大学生が集団自殺を行っていると思い、刃物を全て家の中に隠すことにした。タッカー達は大学生に自殺の道連れにされることを恐れるが、警察に通報することはできなかった。現場の状況から見て、自分達が殺人犯だと疑われると思ったのだ。

生き残った大学生3人は恐怖に震えながら逃げようとするが、チャドは攻撃の手を止めようとはしなかった。チャド達が揉めていると、パトカーのサイレンの音が聞こえていた。3人の大学生達は保安官に助けを求めるが、チャドは保安官なんて当てにはならないと、パトカーに乗り込む友人達を馬鹿にしていた。

タッカー達が遺体の始末をしていると、保安官がやって来た。タッカーは保安官に事情を説明するが、やはり信じてはくれなかった。保安官は気絶したアリソンを見るため、別荘の中へと入った。しかし、別荘の中は柱の修理がまだ終わっておらず危険な状態だった。保安官が柱に持たれてしまい、壊れた柱から飛び出た釘が頭に刺さってしまう。保安官は無線機で助けを呼ぼうとしてパトカーに向かって行き、そのまま息絶えた。

チャドはデイルの犬を犬質に取り、アリソンを連れてくるように脅した。デイルがネイルガンを撃って気を逸らせている隙にタッカーが犬を逃がすが、チャド達に見つかってしまう。タッカーはそのまま捕まり、木に逆さまに宙吊りにされた。チャドは友人の敵としてタッカーの指を切り落とした。

目を覚ましたアリソンはデイルの話を聞いて驚愕した。誤解を解くためチャド達と話し合おうとするが、外に出ると変な包み紙が落ちていた。その包み紙はタッカーのシャツで、中には切られた指が入っていた。そして、一緒に入っていたメモには、友達を助けたければ来いと書かれていた。アリソンはタッカーを助けに行こうとしたデイルを引き留め、友人達は自分を守るために戦っていることを打ち明けた。タッカーはアリソンの話にショックを受けるが、タッカーを助けるために出て行った。

映画『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』の結末・ラスト(ネタバレ)

チャドと生き残った女子学生が別荘の中に入り、アリソンを助け出そうとした。アリソンはデイル達がいい人だと話し誤解を解こうとするが、チャドはそれを信じなかった。デイル達を悪魔だと称し、報復するのは仕方がないことだと思っていた。チャドはデイルを庇うアリソンの態度が気に入らず、手斧で脅しながらデイルを好きになったのか質問した。アリソンがチャドの異様な雰囲気に恐怖を抱いていると、タッカーを連れてデイルが帰って来た。

アリソンは誤解を解くため、お茶を入れて皆で話し合うことにした。チャドは“大虐殺事件”のことを話し始めた。大学生だったチャドの母は、チャドの父である恋人の前で虐待をされた。何とか抵抗して犯人の元から逃げ出すが、チャドの父はそのまま殺されてしまう。チャドの父の遺体は今も見つかっていなかった。チャドの母は施設に入っていたため、チャドはこの話を祖母から聞かされていたのだ。

チャドの友人達が外から現れ、タッカー達は殺されそうになる、何とか攻撃を躱して逃げていると、チャドがランプを投げてきた。すると、チャドが別荘に撒いていたガソリンに引火し、男子学生に燃え移ってしまう。火はさらに広がり、燃料へと引火しそうだった。デイルはタッカーとアリソンと共に家の外に飛び出した。チャドは辛うじて生きていた友人に足を捕まれ、逃げ遅れてしまう。だが、チャドは酷い火傷を負っていても生きており、立ち上がると斧を持ってタッカー達を追ってきた。タッカー達はトラックに乗って逃げるが、木にぶつかって気絶してしまう。

デイルが目を覚ますと、アリソンがいなくなっており、タッカーは瀕死の状態で木に倒れていた。デイルはアリソンと関わったことを後悔するが、タッカーに自分を卑下するなと叱られる。デイルはタッカーに励まされ、アリソンを助けに行くことにした。

アリソンはチャドによって殺されそうになるが、デイルによって助け出される。デイルはアリソンを連れ、空き家の地下から逃げ出した。その空き家の二階には新聞が置いてあり、“大虐殺事件”の犯人が捕まったことが書かれていた。犯人の顔はチャドにそっくりだった。デイル達は追ってきたチャドにそのことを伝えた。チャドはショックを受け、半狂乱になりながら襲ってきた。デイルはチャドがアレルギーを持っている茶葉を投げつけた。チャドは窓から外に倒れてしまい、木に刺さって死んでしまう。

今回の事件は“大学生による集団自殺と、異常な殺人犯”として報道された。入院しているタッカーは、デイルがアリソンをデートに誘ったか心配するが、デイルはアリソンとボウリングに行く約束をしていた。その後、デートに出かけたデイルはアリソンに告白しようとするが、なかなか言えず口籠ってしまう。すると、アリソンがデイルにキスをして、同じ気持ちだと伝えた。

映画『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』の感想・評価・レビュー

笑いました。ホラーコメディーというジャンルで良いと思います。
笑えるのですが、それなりにグロテスクなシーンも登場するので注意も必要です。

個人的には劇中に登場するような大学生たちはあまり好きではないので、ちょっと良かったなと思ってしまいました。タッカーとデイル、二人と出会って本当にツイていなかったのは大学生たちだったのでしょう。

ただ一人、彼らを見た目で判断しなかったアリソンという少女だけが救われたのだと思うのですが、その反面、人は見た目もまぁまぁ大事だなと思いました。(女性 30代)


ストーリー的にかなりえげつないシーンが多く見えたが、とても面白く描かれており、好きな人にはもってこいの映画であった。大学生の集団の中で、アリソンだけがタッカーとデイルの本当の姿や、中身を見抜き、彼らとチャドたちをなんとか収めようとしていた所や、アリソンに恋したデイルの不器用な恋心など、たくさんの見所があり、笑えるシーンも盛りだくさんであった。タッカーとデイルの性格が違いすぎるからこその連携プレーも面白く、釘付けになっていた。(女性 20代)


コメディ要素が高く、勘違いがエスカレートして、取り返しのつかない事態が連鎖していくというものであるが、ホラー描写もかなり含まれているので一応注意が必要である。誤解とはいえ、タッカーとデイルが本当に殺人犯として誤認逮捕されてもおかしくないような展開だが、オチはちゃんとついているので安心してもらいたい。作品に込められたメッセージ的には、人をイメージだけで判断しすぎると痛い目を見るといった事なのだろう。しかし、作風は不謹慎だが、笑ってしまった。(男性 30代)


いい意味で非常にくだらないスプラッターコメディです。勘違いがもたらす悲劇的な展開は「なんでだよ!!」と突っ込みながらも笑ってしまいました。
タイトルの“史上最高にツイてない奴ら”は誰のことか?間違いなく大学生たちでしょう。たまたま居合わせてしまって、たまたま見てしまって勘違いしてしまっただけですから。全然違うのはわかっているのですが、「カメラを止めるな!」とかが好きな方は楽しめるかも知れません。もっとグロいシーンが多いですが、雰囲気に近いものを感じました。この映画では深く考えず、シンプルにコメディとして楽しんで貰いたいです。(女性 20代)


本作は、幼馴染みのタッカーとデイルが購入した別荘へ行く途中で、池に落ちた大学生集団の一人アリソンを救うも、殺人鬼と勘違いされて戦いが勃発するというコメディーホラー作品。
大学生たちが自分でどんどん死んでいくスプラッターシーンが見どころ。一人一人の死に方は名作のオマージュのようで、特に、機械に突っ込んでいくシーンが最高に面白かった。
そして、最後にどんでん返しのある結末も好みだった。
88分という短時間の為、さらっと気軽に何も考えずに観れるところがおすすめ。(女性 20代)


結構グロいシーンがありますが全体的にコメディのスプラッターコメディー映画です。展開や発想が面白くて何度も笑わせてもらいました。「何でそうなるの?!」と思わずツッコんでしまうところが多くて最後まで楽しめました。大学生たちの早とちりと勘違いでバタバタと死んでいき、その死に方がスプラッターですが間抜けすぎて笑ってしまいます。最後は心優しいデイルとアリソンがめでたしめでたしになってくれて良かったです。人を見た目だけで判断すると、とんでもない事になりますね。(女性 30代)


タッカーとデイルがツイてないと言うよりも、タッカーたちに出会い勘違いをしてしまったために、災難に巻き込まれてしまった大学生が1番ツイてないと思いました。タッカーもデイルも何もしていなくて、至って普通にやるべき事をやっているだけというスタンスなのがじわじわと笑えてきます。
大学生はどちらかと言えば勝手に死んでいくだけなのですが、その描写が意外とグロテスクで豪快なので驚きつつも楽しめました。
ラストは無理矢理のハッピーエンドですが、個人的にはとても好きな作品です。(女性 30代)

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