映画『海辺の家』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「海辺の家」のネタバレあらすじ結末と感想

海辺の家の概要:末期癌に侵された主人公ジョージは、海辺の自宅を再建することで長年疎遠だった息子とのわだかまりを解消し、なにかを残そうと奮闘する。原題は「Life as A House(家は人生)」。

海辺の家の作品情報

海辺の家

製作年:2001年
上映時間:126分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:アーウィン・ウィンクラー
キャスト:ケヴィン・クライン、ヘイデン・クリステンセン、クリスティン・スコット・トーマス、ジェナ・マローン etc

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海辺の家の登場人物(キャスト)

ジョージ・モンロー(ケヴィン・クライン)
長年勤めた設計事務所を解雇されたうえ癌を患い、自宅の再建を決意する。別れた妻と同居する息子とのわだかまりを解消したいと思っている。
ロビン・キンボール(クリスティン・スコット・トーマス)
ジョージと離婚後、息子のサムを引き取った。再婚したピーターとの間に二人の幼い息子がいるが、反抗期のサムには手を焼いている。
サム・モンロー(ヘイデン・クリステンセン)
離婚した両親に心を閉ざし、ドラッグ漬けの日々を送る高校生。化粧やピアスをして、ロックにハマっている。
アリッサ・ベック(ジェナ・マローン)
ジョージの隣人でサムの同級生。不良のジョシュと付き合っているが、サムに好意を持っている。
コリーン・ベック(メアリー・スティーンバージェン)
ジョージの隣人。一人娘アリッサと暮らすシングルマザー。
ピーター・キンボール(ジェイミー・シェリダン)
ロビンの再婚相手。義理の息子であるサムのことを疎んじている。

海辺の家のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『海辺の家』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

海辺の家のあらすじ【起】

建築士のジョージは海辺の崖に立つボロ家に住んでいる。妻と離婚して以来、ひとり気ままに暮らしている彼は、周囲から変わり者と見られている。今朝も起きがけに崖から放尿した彼を隣家のコリーンとアリッサ母娘が見ていた。

ジョージの前妻ロビンは、息子のサムを引き取り、ピーターと再婚した。現在はピーターとの間に二人の子供ができ、家族5人で裕福な生活を送っている。しかし、サムは義父と反りが合わずドラッグ漬けの日々を送っており、ロビンを困らせていた。

サムはアリッサの恋人ジョシュから夏の間、楽な稼ぎがあると、怪しい仕事を持ち掛けられるが断る。

職場の設計事務所に出勤したジョージは、突然解雇を言い渡される。20年以上彼が続けてきた模型作りは、最早時代遅れになっていたのだ。激昂したジョージは事務所の模型を叩き潰して回る。荷物を持ち事務所を出たところで、ジョージは倒れてしまう。

病院のベッドで目覚めたジョージは、自分の余命が3~4ヶ月だと悟り、20年来棚上げにしてきたボロ家の建て替えを決意する。

海辺の家のあらすじ【承】

雨の中、駅に迎えに来たロビンの車に乗り込むジョージ。彼はロビンに自分の決心を伝え、ひと夏サムを預けてほしいと頼む。しかし、当のサムはそれに反発し、ピアスやドラッグを許さないジョージと激しい口論になる。それでもジョージはサムを無理やり連れて帰る。

ジョージとサムはガレージで共同生活を始める。ジョージは朝食を作ってやったり、いきなり崖から海へ飛び込んで見せたりして、心を開かない息子とのコミュニケーションに努めた。昔からサムを見知っているアリッサもやって来るようになり、サムも彼女に惹かれていった。

ロビンが二人の様子を見に訪れた。ジョージは今朝、長年忘れていた幸せを感じたこと、そしてそれは、まだ幼かったサムを海で抱き上げた日以来だと語り、ロビンの涙を誘う。

ドラッグをやめられないサムは、ジョシュの仕事の話に乗ってしまう。寂れた廃車置き場に連れて来られたサムはジョシュにマリファナを掴まされ、車で待つ客の相手をさせられる。しかし、直後に警官が踏み込み、サムはマリファナを持ったまま逃走する。

ジョージがマリファナを捨てたことにサムは激怒する。ジョージは、自分の父親との確執を語り、一緒に家を建てようとサムを説得する。サムはマリファナ代のためと受け入れる。

父子の家造りが始まった。二人で壁を壊し、新しい木材が組まれていく。いつしかそこに子供たちを連れたロビンやアリッサ、近所の人々まで加わった。ある日の夕暮れ、ジョージとロビンは夕陽を背に懐かしい曲でダンスを踊った。

海辺の家のあらすじ【転】

ジョージは、ドラッグをやめ、変わろうとしているサムを褒める。そして、かつて自分の父親が飲酒運転で母と対向車の女性を死なせ、その娘にも大怪我を負わせてしまった辛い過去を打ち明けた。今でもその娘のことが気がかりだと言うジョージ。

ロビンがジョージのもとへ通うことを苦々しく思うピーターは、ロビンを二人きりの旅行に誘うが、ロビンは変わり始めたサムを見守りたいからと断る。

ロビンの気持ちは再びジョージに向いていた。ジョージもロビンのことを今でも愛していると答えつつ、自分のところへ毎日来るのは良くないと諭す。ロビンを見送ったジョージは、ひとり薬を飲んだ。

数日後、またガレージを訪れたロビンからピーターが出て行ったことを聞かされたジョージは、自分の癌のことを話し、建築現場に戻った。ロビンはひとり悲しみに暮れた。

その晩、ジョージはサムにも癌であることを告白した。動揺したサムは、ジョージが嘘をついていたと怒り、ガレージを飛び出す。サムは、隣家のアリッサのもとへ行き、泣き崩れた。

海辺の家の結末・ラスト(ネタバレ)

サムは建築現場に来なくなった。ロビンがガレージで倒れているジョージを発見し、病院へ運び込んだ。

ロビンが自宅に帰ると子供たちと一緒にピーターが待っていた。彼は前より優しい態度でロビンを食事に誘った。

建築現場にはサムが戻り、完成間近の家にクリスマスの電飾を取り付けていた。サムは崖に向かうと海に飛び込んだ。

濡れた体のまま病院へ来たサムは病床のジョージに窓の外、遠く電飾が輝く我が家を見せた。ジョージは安心したように残りの仕事をサムに託した。

近隣住人のドコスが、基準違反を理由に建築中止を求めてきた。以前からジョージを良く思わない彼は何かと難癖を付け、妨害を図ってきた。しかし、サムはドコスがジョシュの仕事の客であることを見抜いていた。それを指摘されたドコスは血相を変えて引き揚げた。

病室では昏睡状態のジョージに、ロビンがビデオの映像を見せていた。画面の中、幼いサムとジョージが波間にはしゃいでいる。

ジョージを看取ったロビンは建築現場へ向かい、無言でサムを抱きしめた。サムは全てを理解し、静かに泣いた。

後日、サムとロビンはとあるトレーラーハウス地区を訪れた。サムはそこで暮らす車椅子の女性に完成したばかりの家を譲ろうと決めていた。彼女は、ジョージの父親が事故で死なせた人の娘だった。

崖の上、ジョージが遺した家に夕陽が燦々と降り注いでいる。

海辺の家の感想・評価・レビュー

黒澤明監督の「生きる」ではないが、自分の死期を悟った男が一念発起し、仕事に打ち込む姿をケヴィン・クラインが演じている。コメディも上手い人だけど、この作品では、抑えた芝居に時折見せる苦悩の表情が冴えている。妻役のクリスティン・S・トーマスと名曲「青春の光と影」をバックに踊るところは、この夫婦が経てきた過去を感じさせる名場面。家の再建を手伝う人がひとり、またひとりと増えていく様子は心地良く、父の遺志を受け継いだ息子の行動にも胸を打たれる。(MIHOシネマ編集部)

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