映画『闇金ウシジマくん Part3』の概要:人気漫画『闇金ウシジマくん』を原作とした実写映画の3作目。実写ドラマの続編となっているが、完結する2つのストーリーで構成されている。闇金を営む丑嶋と、顧客との間の話を描く。
映画『闇金ウシジマくん Part3』の作品情報
上映時間:131分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:山口雅俊
キャスト:山田孝之、綾野剛、本郷奏多、白石麻衣 etc
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映画『闇金ウシジマくん Part3』の登場人物(キャスト)
- 丑嶋馨(山田孝之)
- 闇金業者カウカウファイナンスの社長。10日で5割という超高金利で金貸しをしている。基本的に笑うことがあまりなく、取り立ての際は容赦ない。
- 戌井(綾野剛)
- 丑嶋の幼なじみであり情報屋。丑嶋に情報を提供する。
- 沢村真司(本郷奏多)
- 工事現場などで肉体労働をしているが、将来に不安を感じている若者。金持ちになるという夢を叶えるために、ネットビジネスのセミナーに参加する。
- 天生翔(浜野謙太)
- 月収1億円稼ぐ男として、ネットビジネス商材を売っているカリスマ。セミナーに参加した真司にもビジネス商材を売り込む。
- 加茂守(藤森慎吾)
- メーカー勤務のサラリーマン。結婚しているが不倫関係にある女性がおり、更にはキャバクラ嬢にも入れ込んでいる。
- 曾我部(水沢慎吾)
- 加茂守の同僚。度々加茂から金を借りている。
映画『闇金ウシジマくん Part3』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『闇金ウシジマくん Part3』のあらすじ【起】
闇金業者カウカウファイナンスの社長丑嶋は、10日で5割という高金利で金貸しをしていた。毎日借金の取り立てのために、多くの債務者を訪ね容赦なく金をむしり取っていく。
人材派遣会社に登録し、肉体労働で何とか生活を送っていた沢村真司は、将来に不安を感じていた。正社員とは違い、何の保証もない今の生活からどうにかして抜け出したかった。
真司がいつものように同僚の男と飲みに行っていた時、同僚の男が闇金業者の丑嶋から取り立てを受ける。返済が間に合わない同僚の男に5000円貸してくれと頼まれるが、真司は5000円貸す余裕すらなかった。それを見た丑嶋は金に困ったら貸してやると言った。
そんなある日、真司は天生翔のネットビジネスセミナーの広告を見る。胡散臭いと思った真司であったが、セミナーが無料であったため、参加してみることにした。セミナーに参加したのは良いものの、実践的な講習を受けるためには100万円が必要だと言われる。
真司は金持ちになりたかったため、両親に頼み込んで95万円を用意し、残りの5万円を丑嶋から借金をすることで100万円を用意した。
映画『闇金ウシジマくん Part3』のあらすじ【承】
真司は講習を受け始め、自分のブログを開設するが、なかなかうまくいかない。それでも真司は努力を重ね、地元の友達などに商材を売りつけることで成功していく。しかし、その際真司は更に丑嶋から借金を重ねてしまう。
真司以外にも、天生翔のセミナーを受けてから金を借りに来る債務者がいたこともあり、丑嶋は情報屋の戌井に天生翔について調べさせる。その結果、天生翔のセミナーを受けても成功するものは少なく、ねずみ講のようなこともやっていることがわかる。
そして真司は、天生翔の真似をすればよいことに気づき、沢村真司塾を立ち上げた。ネット弱者にネットビジネスのDVDを売りつけ、真司は大金を手にする。そんなある日、天生に呼び出された真司は、天生の生誕祭のチケットを売りさばくように言われる。しかし、天生は投資に失敗したことでもう金がなくなってしまったため、生誕祭は引退式となった。
しかし実際には天生は金を隠し持っており、愛人と共に海外に逃亡する計画を立てていた。それに感づいていた丑嶋と戌井は、天生の愛人の家に行き、天生に関わった者達の損害賠償金として金を回収する。
その後真司は、誰かを踏み台にして生きていく人生に嫌気が差し、新たなビジネスを一から始めようと決めるのであった。
映画『闇金ウシジマくん Part3』のあらすじ【転】
メーカー企業の人事に勤務している加茂守は、曽我部に金を渡していた。加茂は結婚していたが、保険会社の女性と不倫しており、その不倫現場を曽我部に目撃されてから度々金をたかられていた。また、加茂はいたずら電話が数十件かかってくるなど、嫌がらせを受けていた。この嫌がらせも曽我部が行っていると、加茂は考えていた。
曽我部に貸す金に困った加茂は、丑嶋のもとに借金をしに行くが、加茂は現在不倫相手以外にキャバクラ嬢に入れ込んでいた。加茂はキャバクラ嬢をアフターに誘うために、更に借金を重ねていった。
そして加茂がいつものようにキャバクラに行こうとしていた時、探偵から声を掛けられる。キャバクラ嬢とホテルに入るところを写真に撮られており、口止め料として30万円を要求される。
ただでさえ借金があり、曽我部にも金を貸している加茂はどうすることもできなくなり、丑嶋に30万円を借りに行く。しかし丑嶋には金を貸してもらえないどころか、返済を催促される。
頼みの綱であった丑嶋にも断られてしまった加茂は、取引先に200万円の水増し見積りを作るように言い、200万円を手に入れる。
映画『闇金ウシジマくん Part3』の結末・ラスト(ネタバレ)
その後、曽我部に再び呼び出された加茂は、これ以上金を払えないと怒る。しかし、曽我部は今まで借りた分の金を加茂に返すつもりであった。曽我部は加茂を脅していたわけではなく、金を借りていただけであった。また、加茂に嫌がらせをしていたのも曾我部ではないことが発覚し、加茂は安心した。
しかし、嫌がらせをしていたのは曾我部ではないとすると、誰なのか加茂は疑問に思った。そんなある日、急に加茂は何者かにさらわれる。加茂に嫌がらせを繰り返していたのは、以前加茂が借金をし、踏み倒した闇金であった。さらわれた加茂はすぐに金を用意しろと脅される。
会社で不正を働き得た200万円があるものの、お金が足りなかった加茂は、丑嶋に事情を話し、金を手に入れる。金を用意した加茂は、指定した場所に金を置いていった。そこに加茂を脅した闇金が金を回収に来るが、そこに丑嶋も現れる。そして加茂が用意した金を巡って争いになるが、最後は丑嶋が金を持って行く。
加茂は、会社で行った不正が発覚し、社員を退職に追いやるための部署に異動させられる。また、妻にも離婚を言い渡されてしまう。
映画『闇金ウシジマくん Part3』の感想・評価・レビュー
漫画原作の実写映画であるが、キャスティングが良く違和感なく映画を楽しむことができる。特に、主人公の丑嶋役の山田孝之は、初めこそ少し違和感があるが、漫画の雰囲気を上手く出している。原作ファンも、原作を知らない人でも楽しめる内容になっている。ストーリーも、2時間程に2つの話を上手くまとめていると感じた。闇金業者が主人公ということもあり、話の内容は少し重いものになっているが、闇金や借金の怖さを実感することができる。(MIHOシネマ編集部)
情報商材で荒稼ぎしている天生翔を浜野謙太が演じているが、どことなく癪に障る話し方、表情、全てがぴったりで思わず笑ってしまう。このキャラクターのモデルは与沢翼ではないかと噂されているが、尚更浜野謙太ははまり役に思う。後半でどん底へと突き落とされた天生翔の顔はなかなか衝撃的である。
本郷奏多の演技は安定で上手いのはもちろんのこと、白石麻衣の演技も違和感なく何より可愛い。ウシジマくんらしい物語といった感じで、このシリーズが好きな人は安定して楽しめる作品だろう。(女性 20代)
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