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映画『セクター5 第5地区』あらすじとネタバレ感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『セクター5 第5地区』の概要:2013年製作のアメリカ映画(原題:VAMPYRE:NATION)。典型的な吸血鬼を主人公にしたホラーアクション。人間と吸血鬼が共存する世界観をうまく描写した作品。

映画『セクター5 第5地区』 作品情報

セクター5 第5地区

  • 製作年:2012年
  • 上映時間:86分
  • ジャンル:サスペンス、アクション、ホラー
  • 監督:トドール・チャプカノフ
  • キャスト:アンドリュー・リー・ポッツ、ニール・ジャクソン、ハイダ・リード、ベン・ランバート etc

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映画『セクター5 第5地区』 評価

  • 点数:60点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

[miho21]

映画『セクター5 第5地区』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『セクター5 第5地区』のあらすじを紹介します。

物語の舞台は近未来。
ブカレストには吸血鬼居住区第五地区がある。

ある日そこで殺人事件が発生。
その事件を担当している刑事のデリックスは、捜査を進めていくうちに驚愕の事実を知る。

その殺人事件に関係していたのは新種の吸血鬼だったのだ。
それも突然変異のため以上に強い。
何故このような新種ができたのか?

それは闇で取引されている汚染血液のせいだった。
デリックスは考えた末、吸血鬼ハンター、ヴァンパイア一族手を組み、共に闘いに挑む。
いよいよ新種のモンスターで溢れかえる第五地区へ潜入する。

実はその新種のリーダーは刑事の仲間になった吸血鬼の兄だった。
彼は変貌してしまったものの、最後の記憶は残っているため何とか協力してくれる。

ここで新事実発覚。
この汚染血液の売買をもくろんでいたのが、デリックスの上司であった。
そのことに気が付いたデリックスは上司に見つからないように策を練る。
そして新種の吸血鬼もろとも起爆装置でやっつけることに成功した。

映画『セクター5 第5地区』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『セクター5 第5地区』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

セクター5の意味

セクター5第五地区というのは、吸血鬼居住区のこと。
しかし物語の中でそんなにこの居住区を意識して観なければならないようなシーンがあまりなかった。
セクター5とタイトルまでつけたならもっと深刻な意味が欲しかったし、時間をかけて説明して欲しいところ。
この意味や重要性が全く感じられず曖昧だったのが残念である。

感情移入の出来なさ具合

いくらB級映画といっても、誰かしらに感情移入して鑑賞出来ると観終わった後の印象は大分違うものである。
この場合、主人公の刑事やヴァンパイアハンター、仲間となったヴァンパイア、誰でも良いがそれぞれに個性や過去を持たせれば可能なのだ。
メインの何人かにきちんとバックグラウンドを作り、しっかり描写することで物語に厚みが出て一気に面白くなる。

しかし本作品は登場人物のキャラも立たなければ、短気だったりとマイナスの性格ばかり取り上げられて誰にも移入など出来ない。
それどころか見ていてイライラする始末である。

また脇役の多さも気になる。
全く必要の無い、ただ物語を混乱させる人物が多すぎるのだ。
きちんと意味があった上での登場くらいなら許せるが、必要性が全くなく話が行ったり来たりで掴めない。
ただでさえ人間とヴァンパイアで手いっぱいなのに、これ以上余計な人を増やさないでくれと言いたい気分になる。

単純すぎる展開

せっかくの面白い設定が台無し。
色々と演出や背景にこだわられているのに活かされていない。

ここでもっと追求して撮影していたら意外とグンとでてくる伸びしろの見える作品だったのに、何故そこで手を抜いたのか。
トワイライトシリーズのおかげでヴァンパイア系は非常に若者に人気が出たのだ。
もう少し策を練って重要性を考えるべきであっただろう。


人間とヴァンパイアが共存する世界というのがとても斬新で、大きな盛り上がりは無いものの意外としっかりしたストーリーだったので面白く見られました。
個人的には共存できるなら彼らの存在は大歓迎なので事件解決のために協力してくれる展開は見応えがありました。新種の正体や裏の取引を仕切っている人物など上手い具合に主人公たちと関わりあってくるのもとても良かったと思います。
B級感は否めませんが、個人的には割と好きな作品です。ヴァンパイアものが好きなら楽しんで見られるでしょう。(女性 30代)

映画『セクター5 第5地区』 まとめ

内容はともかく、発想や設定は非常に面白い。
ありそうで無かった典型的なヴァンパイアもので若者にも好まれるハズである。
それなのに非常に勿体無い。
肝心なところで手を抜いたのか、演出がアイデアに追いつかなかったのか。
いまいち楽しめなかった。

登場人物がやたら多く、ストーリーについていけなかったのも良くない。
改善すべき点は多々あるが、それでも良い映画であることは間違い無い。

他の映画に持っていかれないよう、是非もう1度同じ目線で作り直して欲しいものである。
必ずもっと多くの人に見てもらえる良質なものになるだろう。
こういう映画はB級臭さがまた良いのだが、うまくいくとA級に入るくらいの作品になるかもしれない。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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