映画『おとなのワケあり恋愛講座』の概要:イギリスで大学教授として働くリチャードは、教え子のケイトと関係を持っていた。ある日、ケイトの妊娠が発覚する。しかも、ケイトは就職先の関係で、ロサンゼルスに引っ越すことを決めていた。リチャードはケイトと結婚することを決める。
映画『おとなのワケあり恋愛講座』の作品情報
上映時間:100分
ジャンル:コメディ、ラブストーリー
監督:トム・ヴォーン
キャスト:ピアース・ブロスナン、サルマ・ハエック、ジェシカ・アルバ、ベン・マッケンジー etc
映画『おとなのワケあり恋愛講座』の登場人物(キャスト)
- リチャード・ヘイグ(ピアース・ブロスナン)
- イギリス人。大学教授。プレイボーイ。父のことを尊敬しながらも、結婚を繰り返す父を疎んでいる。
- オリビア(サルマ・ハエック)
- ケイトの姉。車の運転が下手。本を編集する仕事に就いている。勝ち気な女性。
- ケイト(ジェシカ・アルバ)
- リチャードの教え子。リチャードの子供を妊娠する。
- ゴードン(マルコム・マクダウェル)
- リチャードの父。かつては生徒達から尊敬される大学教授だった。4度の結婚を経験する。
映画『おとなのワケあり恋愛講座』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『おとなのワケあり恋愛講座』のあらすじ【起】
リチャードの父のゴードンはパーティーを開き、妻に隠れて浮気をしていた。その一方で、学生達から愛された大学教授でもあった。父に憧れたリチャードは、自らも大学教授になった。リチャードは教え子のケイトと関係を持ち、ケイトの家族と会うことになった。
リチャードはケイトの家族と会うホテルで、ヒールが折れて転けそうになり、携帯を側溝に落とした女性を見かける。女性は携帯を気にせず、折れたヒールを持って颯爽とホテルに入っていった。リチャードはその女性をバーで見かけ口説いていると、ケイトが現れる。その女性の名はオリビアで、ケイトの姉だった。
リチャードとオリビアは気まずい空気のまま、ケイトと一緒に食事をした。ケイトの父親は浮気をするような人物で、ケイトの家族とオリビアの家族とで二重生活を行っていた。オリビアは父と似ているプレイボーイのリチャードとの交際を反対するが、ケイトはリチャードの子供を妊娠していた。しかも、ケイトは仕事が決まり、ロサンゼルスに引っ越すことを決めていた。何も知らないリチャードは驚く。
映画『おとなのワケあり恋愛講座』のあらすじ【承】
リチャードは父の心配を他所に、ケイトとロサンゼルスに引っ越すことを決める。それから時が経ち、ケイトは子供を出産した。リチャードは大学の臨時教授として働くが、イギリスの大学とは違い生徒達は話を聞いてくれなかった。
リチャードは息子のジェイクのことをとても愛していた。だが、ケイトが同僚のブライアンと不倫していることが発覚する。リチャードは深く傷つく。ケイトと別れることはできても、ジェイクと離れることはできなかった。一方、オリビアは恋人と結婚することを決めるが、恋人が浮気をしている現場に遭遇してしまう。
ケイトと別れたリチャードの元に、永住ビザに関する通知が届く。それは最後通牒で、来週面接を受けなければ強制送還となってしまうことになった。そんな中、リチャードは酔った状態で運転し、警察に捕まってしまう。ケイトは堕落した生活を送るリチャードにウンザリし、ジェイクの幼稚園の送り迎えをしてもらうためにオリビアに来てもらった。
リチャードがアメリカに残るためには、仕事を見つけ、ケイトと面接に行き、断酒プログラムに参加するしかなかった。落ち込むリチャードだったが、車の運転もままならず、お迎え方法も把握していないオリビアのことが気になった。リチャードはオリビアの運転する車に乗り、一緒にジェイクを迎えに行くことにした。
映画『おとなのワケあり恋愛講座』のあらすじ【転】
リチャードは捜査対象になり、潜入捜査官に監視されることになった。断酒プログラムに参加すると、潜入捜査官と思しき男がいた。リチャードは真面目なことをアピールしようとするが、ジェイクから助けを求める電話が入る。オリビアが面倒を見ていたのだが、ジェイクが怖い夢を見て怯えてしまったのだ。リチャードは断酒プログラムを抜け出すと、ジェイクを宥めて眠らせた。オリビアは子供の扱いに長けたリチャードを見直す。
リチャードはオリビアを口説き、ベッドを共にした。オリビアはそのことをケイトに話そうとするが、リチャードに止められる。そんな時、ゴードンが訪ねてくる。リチャードは突然の父の来訪に驚きながらも、オリビアがケイトに2人の関係を話すのではないかと気が気ではなかった。リチャードはオリビアに、面接が終わるまではケイトに言わないでくれと頼んだ。ゴードンは親密なリチャードとオリビアを見て、2人の関係に気づく。
ゴードンは結婚相手に捨てられていた。結婚相手のことを罵る父に対して、リチャードはきつい言葉を浴びせてしまう。次の日、父は大麻を置いて消えていた。リチャードは10回目の断酒プログラムに参加するが、真剣に断酒に向き合っていないため証明書にサインができないと断られる。苛立ったリチャードは、同じ参加者の女性のシンディに愚痴を零し、大麻をやらないかと冗談を言った。
映画『おとなのワケあり恋愛講座』の結末・ラスト(ネタバレ)
リチャードは今までとは違い、真剣に学生達に言葉を投げかけ授業を行った。その姿勢が気に入られ、大学の英米文学科で教鞭を取れることになる。リチャード喜びを爆発させ、オリビアに伝えた。だがその時、2人が関係を持ったことまで話してしまい、ケイトにバレてしまう。
リチャードは永住ビザに関する面接を受けるが、ケイトは来なかった。断酒にも失敗しており、就職が決まったことだけが頼りだった。しかし、シンディは潜入捜査官で、大麻を勧めたことが仇となりリチャードは国外退去を命じられる。最後にジェイクと面会する時間が与えられ、リチャードはイギリスへと戻った。
リチャードは病院から連絡をもらう。病院に行くと、父が入院していた。リチャードはケイトやオリビア達と真剣に話し合わず、全てをダメにしてしまったことを吐露した。ゴードンは今までで一番重要な忠告として、オリビアを取り戻しに行けと息子を嗾けた。そして、眠るように息を引き取った。
リチャードはアメリカに不法侵入し、ケイトに会いに行った。そして、オリビアのことを許して欲しいと頼んだ。ケイトはそれを受け入れ、オリビアに会いに行った。オリビアとケイとは仲直りをした。リチャードはオリビアに愛を伝え、2人はキスをした。
リチャードはケイトやオリビア達が見守る中、父の遺灰を海に撒いた。リチャードはオリビアにプロポーズをした。2人が結婚をすれば、リチャードはアメリカに滞在することができた。
映画『おとなのワケあり恋愛講座』の感想・評価・レビュー
物凄くハチャメチャな物語で、よくハッピーエンドにまとまったなぁと感心した。姉妹が仲直りしたところはホッとした。リチャードも彼の父も女性関係はだらしないが、子供に対しては深い愛情を注ぐところが良かった。オリビアは一見なんでもできそうな見た目をしているのだが、ちょっと抜けているところがあるのが可愛かった。彼女の役をサルマ・ハエックが演じているのも良かったと思う。オリビアのキャラクターに彼女の雰囲気が合っていた。(女性 30代)
『007』シリーズのピアース・ブロスナンがダメンズを演じたこの作品。大学教授でありながら、元教え子と関係を持ち、妊娠させてしまいます。彼女と結婚することを決意しますが、彼女の就職先は遠く離れたロサンゼルスでした。
どんなにダメな男の人でも、顔が良ければ多少のことは許されるんじゃないかと思ってしまうほど、ピアース・ブロスナンが爽やかでカッコイイです。彼女役のジェシカ・アルバもとても可愛くて、美男美女のハチャメチャラブコメディは見応えがありました。(女性 30代)
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