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映画『ウォールフラワー』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ウォールフラワー』の概要:作家志望の少年チャーリーは、始まったばかりの高校生活に馴染めないでいた。パトリックとサムという風変わりな兄妹との出会いをきっかけに、チャーリーの生活は一転して輝き始める。思春期の眩しさと脆さを描いた名著『ウォールフラワー』の映画化作品。

映画『ウォールフラワー』の作品情報

ウォールフラワー

製作年:2012年
上映時間:103分
ジャンル:ヒューマンドラマ、青春
監督:スティーヴン・チョボスキー
キャスト:ローガン・ラーマン、エマ・ワトソン、エズラ・ミラー、メイ・ホイットマン etc

映画『ウォールフラワー』の登場人物(キャスト)

チャーリー(ローガン・ラーマン)
作家志望の少年。精神的に不安定なところがあり、始まったばかりの高校生活にうまく馴染めない。サムに恋している。
サム(エマ・ワトソン)
チャーリーと同じ高校の3年生の美少女。家庭の事情により、以前は荒んでいた。
パトリック(エズラ・ミラー)
チャーリーと同じ高校の3年生で、サムの義兄。ゲイである。
メアリー・エリザベス(メイ・ホイットマン)
サムとは同級生で幼馴染の3年生。チャーリーと交際を始める。
アリス(エリン・ウィルヘルミ)
サムやパトリックの友人の3年生。ゴスカルチャーが好き。
ボブ(アダム・ヘイゲンバッハ)
サムやパトリックの友人の高校3年生の男子。サム達とよくつるんでいる。
キャンディス(ニーナ・ドブレフ)
チャーリーの姉。同じ高校の3年生。
ダレク(ニコラス・ブラウン)
キャンディスのボーイフレンド。
チャーリーの父親(ディラン・マクダーモット)
厳格だが家族思いの男性。アメフト好き。
チャーリーの母親(ケイト・ウォルシュ)
チャーリーを気遣う優しい女性。
ヘレン叔母さん(メラニー・リンスキー)
幼いチャーリーを可愛がっていたが、ある日チャーリーの目前で自殺した。
クリス(ゼイン・ホルツ)
チャーリーの兄。州立大生で、大学寮で暮らしている。
クレイグ(リース・トンプソン)
サムの彼氏となる大学生。サムに隠れて浮気している。
アンダーソン先生(ポール・ラッド)
チャーリーの高校の国語科教師。劇作家でもあり、チャーリーの才能を見込んで課題を出す。
バートン医師(ジョーン・キューザック)
チャーリーの入院先の精神科医師。

映画『ウォールフラワー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ウォールフラワー』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ウォールフラワー』のあらすじ【起】

作家志望の少年チャーリーは、幼少期から精神的な問題を抱えている。チャーリーの親友は昨年自殺した。チャーリーは亡き親友に『トモダチ』と名付け、彼に宛先のない手紙を書くことで自分の気持ちを表現していた。

チャーリーは、新しく始まった高校生活に馴染めないでいる。ある日、チャーリーは同じ授業に出席しているパトリックと出会う。破天荒で陽気なパトリックに、チャーリーは興味を持つ。

チャーリーは高校のアメフト部の試合観戦に一人で赴くが、会場で孤立している。チャーリーは、興奮して歓声を上げるパトリックを見つけ、思い切って声をかける。同じ授業でチャーリーの存在を知っていたパトリックは、チャーリーに快く自分の隣の席を勧める。パトリックの義妹サムが、二人のもとへやってくる。チャーリーは、美しいサムに釘付けになる。

試合後、チャーリー、サム、パトリックはダイナーに入る。趣味が合う三人は、意気投合する。

高校で卒業生歓送パーティーが開催される。チャーリーは一人で壁の側に佇んでいる。サムとパトリックが現れ、兄妹は陽気に踊り出す。チャーリーは二人の姿を見て、勇気を出してダンスフロアへ踏み込む。サムとパトリックはチャーリーを歓迎する。

歓送パーティーの後、サム達の自宅で二次会が催される。パトリックは、チャーリーにメアリー、アリス、ボブを紹介する。チャーリーは初めてマリファナを経験する。チャーリーは、パトリックとアメフト部のエースのブラッドがキスしている場面を目撃する。チャーリーは、パトリックに二人の関係を口外しないことを誓う。

マリファナに酔ったチャーリーは、自殺した親友のことを口にする。チャーリーの過去を知ったサムとパトリックは、純粋で心優しいチャーリーへの友情を宣言する。

夜更けに、チャーリー、サム、パトリックはドライブへ出かける。朝焼けに映える街を眺めながら、チャーリーは人生で初めて自分の居場所ができたことを実感する。

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映画『ウォールフラワー』のあらすじ【承】

チャーリーの高校の国語科教師アンダーソンは、チャーリーの才能を認めている。アンダーソンは意欲的なチャーリーに次々と新しい課題を与えて、チャーリーを応援する。

サムとパトリックは、メアリー達とともに劇場でのロッキー・ホラー・ショーの上演計画を立てており、チャーリーも参加する。初日の公演は大成功し、サム達は毎週土曜の上演を決定する。サムは、企画に参加している大学生クレイグと付き合い始める。

チャーリーは、サムの大学入試の勉強を手伝い始める。

クリスマス休暇初日、サム達の自宅で、仲間内だけのプレゼント交換会が催される。チャーリーは、交換用プレゼントだけでなく、仲間全員に一人ひとりの個性に合ったプレゼントを用意する。サム達は、チャーリーの優しさに感激する。

サムはチャーリーを自室に呼び出し、二人きりなる。勉強を手伝ってくれたお礼にと、サムはチャーリーにタイプライターを贈る。サムは、チャーリーの前では自然体でいられると打ち明け、チャーリーに恋心と友情の入り混ざったキスをする。

チャーリーの誕生日でもあるクリスマス・イブに、チャーリーの兄クリスが帰省する。久々に揃った一家は、チャーリーの誕生日を祝う。現在は精神的に安定しているチャーリーの様子を見て、クリスは喜ぶ。

映画『ウォールフラワー』のあらすじ【転】

大晦日、サム達の自宅でのカウントダウンパーティーに参加していたチャーリーは、初めてLSDを経験する。前後不覚になったチャーリーは、外に出て雪の上に倒れる。思考が錯綜する中、チャーリーは叔母ヘレンの死を回想する。チャーリーが幼い頃、クリスマスの夜に、ヘレンはチャーリーの目の前で車で壁に激突して自殺した。

ある土曜、クレイグが劇の出演を無断欠席し、急遽チャーリーが代役を務める。上演後、メアリーはチャーリーに交際を申し込む。曖昧な気持ちのまま、チャーリーはメアリーと付き合うことになる。

チャーリーは、自分勝手なメアリーが次第に疎ましくなってくる。チャーリーの精神状態が悪化し始める。

ある日チャーリーは、仲間達の目前でサムへの好意とメアリーへの嫌悪感を思わず露わにしてしまう。サムとメアリーの仲は険悪になる。パトリックはチャーリーに、しばらく自分達と距離を置くよう忠言する。仲間達に会わない日々が2週間続き、チャーリーは再び情緒不安定になり始める。

ある日、チャーリーはボブから、パトリックとブラッドの関係が破綻したことを知る。ブラッドの父がパトリックとブラッドの関係を知り、ブラッドを散々殴ったのだった。

ある昼食時の食堂で、ブラッドのアメフト仲間がブラッドの前でパトリックをからかう。パトリックとの関係を公にしたくないブラッドは、パトリックにわざと侮辱の言葉をかける。逆上したパトリックがブラッドを殴り、乱闘になる。一部始終を見ていたチャーリーは我慢できなくなり、ブラッドの仲間を夢中で殴りつける。食堂内全員がチャーリーの過激な行動に驚き、乱闘は治まる。チャーリーには暴力を振るっている間の記憶が無い。

チャーリーの勇敢な行動を見て、サムはチャーリーに再び友情を誓う。

映画『ウォールフラワー』の結末・ラスト(ネタバレ)

メアリーに新しい恋人ができて、サムとメアリーの仲も元通りになる。チャーリーは再び仲間達と過ごすようになる。

みんなで映画を見に行こうという夜、パトリックはチャーリーだけを誘い出し、二人は車で出かける。夜景を眺めながらパトリックは、いまだに心の傷が癒えない辛さをチャーリーに吐露する。

サム達3年生はそれぞれ志望校に合格し、進路が決定する。サムは浮気していたクレイグと別れる。

卒業式の夜、サムはチャーリーに、本心ではチャーリーを愛していることを告白する。チャーリーはサムの告白を受け入れ、二人はキスをする。サムに触れられたことにより、チャーリーは突如、幼少時にヘレンから性的な悪戯をされていたことに気づく。

翌日、サムとパトリックは学生寮へ越すために街を出る。再び一人になったチャーリーの症状は、次第に悪化する。チャーリーは、自分がヘレンの自殺の原因だったと思い込み、罪悪感に駆られる。

ある日チャーリーは自殺を図る。チャーリーの主治医は、チャーリーの症状には、チャーリーが過去にヘレンから受けた性的行為が影響していると指摘する。主治医はチャーリーの両親にこのことを話す。家族の献身的なサポートやサムからの手紙に支えられ、チャーリーは次第に回復する。

ある夜、サムとパトリックが、退院したチャーリーを訪れる。二人はチャーリーをドライブに誘い出す。街の夜景を背景に、車はかつて三人でドライブした道を走り抜ける。

映画『ウォールフラワー』の感想・評価・レビュー

青春と言うには少し苦みの多い映画だったが、最後に3人でトンネルを車で走り抜けるシーンは確かに私の心を動かした。

主人公のチャーリーが壁際から離れてパトリックやサムやその仲間たちと心を通わせていく姿に胸が熱くなる。大切な仲間に出会うことで喜びや悲しみを知り、強くなっていくチャーリーはとてもまぶしく無限大だと思った。

この映画の一番の魅力はミステリアスで奔放なサムだ。彼女がいることでよりこの映画の魅力が際立っている。それだけでなく、登場人物のキャラクター性や流れてくる音楽など、全てが私の欲しかった青春そのもので、この映画のラストシーンは誰の胸にも感動を刻んでくれるだろう。(女性 20代)


内気な少年の友情と恋を描いた青春映画。
序盤と終盤のトンネルシーンが、青春の儚くも美しい瞬間を切り取ったようなシーンが心に沁みた。
スクールカーストは学校生活においてとても重要で、その底辺に位置するチャーリーが孤独で生きづらいところに共感した。
サムとチャーリーが最後まで恋人同士になりそうでならない、何とも曖昧な距離感がむず痒かったが、パトリックも交えた三人の友情は、何にも代えがたく素晴らしいものだった。(女性 20代)


爽やかな青春ムービー。思春期の何とも言えない閉塞感、苦くもどかしい心情と同時に若さ溢れる力強さがありありと描かれ、学生時代に出逢いたかった映画。少しばかり勇気を出す事で180度変わる世界、ちょっと人とは違うだけ…枠からはみ出した子たちが自分だけの居場所を見つけ出す。車から身を乗り出しトンネルの中を疾走するシーンはとても開放的で気持ちが良い。エマ・ワトソンの可愛らしさ、そして一番の魅力はエズラ・ミラーの中性的でミステリアスな美しさが際立つ作品。キャストの演技力も高く、素晴らしい作品で何度見ても甘酸っぱい気持ちになれる。(女性 30代)


初々しい若さだけでなく、苦さも感じるような作品だった。チャーリーの過去が思っていたよりも重くて、真実を知って何とも言えない気持ちになった。チャーリーだけでなく登場人物それぞれが悩みを抱えているため、感情移入しながら見られた。
エマ・ワトソンが本当に可愛かった。チャーリーがサムに恋を落ちたのも納得である。チャーリーがサムとパトリックと出会ったことで成長する様子が、丁寧に描かれていたのが良かった。(女性 30代)


サム、パトリック、国語教師のアンダーソンなど、チャーリーの周囲の人たちが皆、優しさに満ちています。気持ちを伝えるためにオリジナルテープを作成するシーンが多く見られ、懐かしいような、ほっこりとした気分に浸ることができました。好きな人を思いやる方法を学べる映画だと思います。悩みの答えになるような名言も少なくありません。「人の人生を優先して、それを愛と呼ぶなんておかしい」このサムのセリフには、思わず胸を突かれました。(女性 30代)


内気なチャーリーが仲間達と出会い、居場所を見つけ変わっていくが、彼を一番変えたのはパーティで2人に声をかけた彼自身だと思う。一歩踏み出した彼がいろんな感情と触れ合っていく姿が愛おしい。「君は最高だよ」と言ってくれる友人、自分としっかり向き合ってくれる先生。受け入れてくれる人がいるということは、それだけで自分を前向きに変えてくれる。

友人の自殺や言えない過去など、ただの青春映画というわけではないシリアスな内容もあるが、人は皆それぞれ色んな傷を抱えて生きていることを改めて教えてくれた。学生はもちろん大人にも見て欲しい作品。(女性 20代)


エズラ・ミラーファンの友人から勧められて鑑賞したこの作品。ウォール・フラワーの意味は壁際にひっそり咲く花。目立たないように地味に生きる少年のお話でした。
高校時代って人生において、1番多くの思い出ができる時代だと思っています。実際に私は30手前になった今、いつに戻りたいかと聞かれると間違いなく「高校時代」です。しかし、その高校時代の思い出はいいものだけでは無く、思い出したくないような嫌な思い出ももちろんあります。
高校時代を今生きている彼らと、大人になってから高校時代を振り返って懐かしむ私とでは、ものすごく価値観に差ができてしまいどうしてもストーリーに入り込むことが出来ませんでした。人気が高い作品でもあるので、もう一度後で見直したいです。(女性 30代)

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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ヒューマンドラマ映画青春映画

みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    『思考が錯綜する中、チャーリーは叔母ヘレンの死を回想する。チャーリーが幼い頃、クリスマスの夜に、ヘレンはチャーリーの目の前で車で壁に激突して自殺した。』とあらすじにあるのですが、ヘレンは交通事故で亡くなっていませんか?それから、壁に激突ではなく左から来た車から衝突されてだと思うのですがあれは自殺なのでしょうか?衝突される回想シーンが2回も出てくるので間違いはない気がするのですが。。。

  2. モクズ より:

    冴えない作家志望の少年が自由に生きる兄妹に出会い、さまざまな経験を経て成長していくストーリー。王道に見えるけれど、よくある安易なボーイ・ミーツ・ガールではなく、3人それぞれの人間性と心情がきちんと描かれるところが素晴らしい。青春の儚さ、繊細さ、そして残酷さの全てが詰まっていて定期的に見返したくなる作品。往年の音楽や映画からの引用ネタも多く、カルチャー好きにはたまらない。

  3. 匿名 より:

    小説家志望の少年が、”壁の花”のようにひっそりと隠れる生き方から、友情と愛を体験し成長する物語です。これまでの青春映画と違うのは、主演3人の演技が素晴らしいこと!

    まず、主人公チャーリーを演じるローガン・ラーマン。「バタフライ・エフェクト」でアシュトン・カッチャーの少年時代を演じ、繊細な表現に定評があります。突飛な行動をしないので安心して観ていられるのがいい。

    次に義兄弟の兄パトリックを演じた、エズラ・ミラー。ゲイだが、明るい少年を軽快に魅せ、大きな可能性を感じさせます。「少年は残酷な弓を射る」(11)のケヴィン役でも存在感と悪童ぶりを魅せつけました。

    最後に妹サム役のエマ・ワトソン。「ハリー・ポッター」シリーズのハーマイオニー役で人気となり、子役から女優へ躍進を続けています。知的な印象の彼女が華やかなサム役には少し合わないのではと観る前には思っていたが、傷つきやすい内面を繊細に演じていて好感が持てます。

    元気でキュートなエマ・ワトソン!主人公ならずとも恋しちゃいそう。この映画の見どころは、3人が車に乗り、トンネルを疾走するシーン。ここに青春の全てが詰まっています。

    ”今夜はここにいて彼女を見てる・・美しい彼女を”そして”僕は無限だ!”と叫ぶのです!内向的で悩みがちな人にこそ観てもらいたい。

  4. 匿名 より:

    この映画は、原作者スティーブン・チョボウスキーが自ら映画化した作品としても話題です。彼の書いた原作本は、アメリカ図書館協会の”最も頻繁に問題視される本10冊”にも選ばれており、高校などで授業にも使われているそう。

    原作者を投影している主人公の視点から、UKロックと愛読書をみていこう。カセットテープ、という今ではあまり聞きなれないアイテムが登場します。80年代に青春時代を過ごした人には分かると思いますが、好きな女の子に自分の好みの曲を選曲して贈るんです。

    きゃあ~懐かしい!こっぱずかしいものだけど、当時は流行っていたんですよ。この映画のサントラ盤には、主人公お気に入りの曲「ASLEEP」(ザ・スミス)が収録されています。80年代を知らない人にもぜひ聴いてみて欲しい。

    また最近、69歳で亡くなったデビット・ボウイのロック・バラード「HEROES」も収録されているのでマストな1枚になりそう。主人公の愛読書として劇中に出てくるのは、ハーパー・リーの「アラバマ物語」、そして「偉大なるギャッビー」。

    どちらも映画化されている、アメリカ文学の傑作です。主人公の思考を追いながら映画を楽しむのもおすすめです。

  5. 匿名 より:

    青春映画が好き。何かに悩んでいる時や自分の原点に戻りたいと思う時、観てしまう。
    原作者で監督でもある、スティーブン・チョボウスキーは、この映画を「君は一人じゃない、悩んでいるのは君だけじゃない」と伝えたくて製作したのだという。

    この映画には、逆境にも負けない心や淡い初恋、ドラッグへの興味など良い事も悪い事も詰まっています。主人公チャーリーの繊細さに触れる時、16歳に戻れちゃうかも。特にトンネルを車に乗り、3人で疾走するシーンは外せない!

    主人公の恋は友情で完結してしまうけど、それだって立派な恋だ。他人を思いやり、幸せを願う姿に熱くなります。ぜひ、80年代のUKロックを楽しみながら観て欲しい。

    主演3人の演技が素晴らしいが、特にエマ・ワトソンを覚えておきたい。短い髪でキュートな十代の少女を演じています。