映画『ワイルド・ギャンブル』の概要：ギャンブラーのジェリーは、各地を転々と旅しているギャンブラーのカーティスと出会う。2人は意気投合し、仲良くなった。そんな時、ジェリーは友人から借金返済の催促をされる。ジェリーは大金を稼ぐため、カーティスと一緒に旅に出た。
映画『ワイルド・ギャンブル』の作品情報
上映時間：109分
ジャンル：ヒューマンドラマ
監督：ライアン・フレック、アンナ・ボーデン
キャスト：ライアン・レイノルズ、ベン・メンデルソーン、シエナ・ミラー、アナリー・ティプトン etc
映画『ワイルド・ギャンブル』の登場人物（キャスト）
- カーティス・ボーン（ライアン・レイノルズ）
- 35歳。免許の期限が切れている。各地を転々としているギャンブラー。娼婦のシモーヌと愛し合っている。
- ジェリー（ベン・メンデルソーン）
- 44歳。不動産会社で働いている。ギャンブラー。友人のサムを筆頭に、多くの人から借金をしている。元妻は娘を引き取り、再婚している。
映画『ワイルド・ギャンブル』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『ワイルド・ギャンブル』のあらすじ【起】
ジェリーはカジノに足を運び、ポーカーを楽しんでいた。そこに、カーティスという男がやってくる。カーティスはジェリーに酒を奢り、ニューオーリンズで胴元をやっているトニー・ラウンドツリーの話をした。ジェリーは軽快なカーティスの話を楽しんだ。
ジェリーとカーティスはバーで再会した。ジェリーはポーカーでカーティスに負けており、どの持ち札で勝利したのか尋ねた。すると、2のツーペアだと言われる。つまり、カーティスははったりで勝利したのだ。ジェリーはブラフを見抜くことに長けていたのに、カーティスのことは見抜けなかったことに驚く。
ジェリーとカーティスは意気投合する。2人は次の日も一緒にギャンブルを行った。そこで、相当な儲けが出るが、ジェリーがカーティスの制止を無視して粘ったせいで大敗してしまう。カーティスは引き際を誤るなとジェリーを諭した。
ジェリーは友人のサムと会い、借金の催促をされる。ジェリーは強盗に刺された傷を利用し、金を奪われたので返済できないと嘘を吐いた。しかし、サムは納得してくれず、支払わなければ男を派遣させると脅した。
映画『ワイルド・ギャンブル』のあらすじ【承】
ジェリーはサムだけではなく色んな人から借金しており、大金が必要だった。カーティスと共に各地を旅し、お金を稼ぐことにした。事情を知ったカーティスは、ジェリーのために元手となる2000ドルを用意することにした。
カーティスはジェリーと一緒に娼婦のシモーヌに会いに行き、スーツを貸してもらう。ジェリーはカジノに足を運び、ゲームを行った。そして、勝利を収めた。カーティスはシモーヌと、ジェリーは娼婦のヴァネッサと穏やかなひと時を過ごした。シモーヌはカーティスがギャンブラーだったため、ジェリーが騙されていないか心配していた。
ジェリー達はメンフィスへ移動した。 ジェリーはポーカーを行うが、負けてしまう。そのことをカーティスに打ち明けることができず、大勝したと嘘を吐いた。ジェリーは元妻のドロシーの家を訪ねた。金を盗もうとするが、見つかってしまい追い出されてしまう。
ジェリー達はホテルに泊まろうとするが、スイートしか空いていなかった。ジェリーが金を出し渋っている様子を見て、カーティスは大勝したのが嘘だと気づく。カーティスは怒り、家に帰るよう諭した。しかし、ジェリーは手ぶらでは帰れないと嫌がった。カーティスは青年達を嗾け、ジェリーが殴られるように仕向けた。
映画『ワイルド・ギャンブル』のあらすじ【転】
ジェリーは元妻から金を盗もうとして失敗したことをカーティスに打ち明けた。そして、カーティスなしでは何もできないのだと言葉を重ね、旅を続けて欲しい旨を伝えた。その後、2人は最終目的地であるニューオーリンズに向かい、時計や車を売って金に換えた。
ジェリーは競馬を行うが大敗してしまう。カーティスは帰りの費用のために取っておいたお金をジェリーに渡し、別れを告げた。ジェリーが去った後、カーティスは自分が購入していた万馬券を換金した。
ジェリーはトニーを探し当て、ポーカーゲームに参加させて欲しいと頼んだ。しかし、殴られてしまい、ゲームに参加することはできなかった。カーティスはカジノへと足を運び、手元に残っていたお金でスロットをしたりルーレットをしたりした。
カーティスはバスケットボールで遊んでいた青年達に声をかけ、お金を賭けてゲームを行った。カーティスは負けてしまうが、お金がないと嘘を吐いて青年達に喧嘩を売った。青年達はカーティスを殴り、服の中から大金を見つける。カーティスは全てを奪うよう指示するが、青年達は全てを奪わず少しのお金を抜き取って去っていった。その後、カーティスは歌手としてバーの舞台に立っている母に会いに行き、大金を置いて立ち去った。
映画『ワイルド・ギャンブル』の結末・ラスト（ネタバレ）
ジェリーがカジノでカードゲームを行っていると、カーティスがやってきた。負けたカーティスが立ち去ろうとしたため、ジェリーは無言でコインを渡した。カーティスが勝利を収めると、2人の顔は笑顔になった。
ジェリー達ゲームを行い、少しずつ勝利を掴んでいった。そんな時、カーティスの携帯にシモーヌから連絡が入る。カーティスは興奮気味に愛を伝え、一緒に旅に出ようと誘った。シモーヌは今は会話できない状態だと悟り、明日話すことを約束して電話を切った。
ジェリーはイチかバチか全額賭けることを決め、カーティスは了承した。その結果、勝利を掴み、50万ドルを手に入れる。カーティスは車を購入することにした。ジェリーは戸惑っていたが、カーティスに何かしたいことはないか聞かれ、娘のためにお金を使うことを思いつく。
カーティスが目を覚ますと、ジェリーの姿がなかった。金庫を確認すると、お金が半分無くなり手紙が入っていた。そこには、「マチュピチュタイムだ、ぶちかまそう」と書かれていた。マチュピチュタイムとは別の町に移動することの隠語だった。その頃、ジェリーは車を購入していた。
映画『ワイルド・ギャンブル』の感想・評価・レビュー
ダメな男達の友情が何だか素敵だなと思える作品だった。ジェリーは生粋のギャンブラーでダメなところしかないような男なのだが、どこか憎めない性格をしている。カーティスがジェリーのことを放っておくことができず、一緒に行動する気持ちが理解できた。壮大な物語やアクションが描かれているわけではないため物足りなさを感じる人もいるかもしれないが、さらっと映画を流し見したいときにはお勧めの作品だと思う。（MIHOシネマ編集部）
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