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映画『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』の概要:壊滅の危機に陥った地球を救うのは、酔っ払いおじさん5人組!?「ショーン・オブ・ザ・デッド」を手がけたサイモン・ペグとニック・フロストが再びタッグを組んだハチャメチャコメディ。

映画『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』の作品情報

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!

製作年:2013年
上映時間:109分
ジャンル:コメディ、アクション
監督:エドガー・ライト
キャスト:サイモン・ペッグ、ニック・フロスト、パディ・コンシダイン、マーティン・フリーマン etc

映画『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』の登場人物(キャスト)

ゲイリー・キング(サイモン・ペグ)
かつては悪ガキどもを率いていたリーダー格だったが、現在ではアル中になったダメ中年。かつて達成出来なかったゴールデン・マイルを制覇する野望がある。
アンディ・ナイトリー(ニック・フロスト)
かつてのゲイリーの1番の親友。前回のゴールデン・マイルの際、ゲイリーの所為で大怪我を負っている。
スティーヴン・プリンス(パディ・コンシダイン)
ゲイリーの仲間の一人。学生時代からオリヴァーの妹、サムに恋している。
オリヴァー・チェンバレン(マーティン・フリーマン)
ゲイリーの仲間の一人。現在は不動産屋で勤務している。
ピーター・ペイジ(エディ・マーサン)
ゲイリーの仲間の一人。学生時代はいじめられっ子だった。
ザ・ネットワーク(ビル・ナイ)
今回の騒動の黒幕。人類を銀河コミュニティに取り込もうとしている。

映画『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』のあらすじ【起】

ニュートン・ヘイヴという田舎町には、12軒のパブがあります。そして90年代、まだ高校生だったゲイリー・キングは、仲間を引き連れてその全てのパブをハシゴするという”ゴールデン・マイル”に挑戦したのでした。しかし最後のパブ、”ワールズ・エンド”を目前に彼らの野望は潰えてしまいます。

そして20年の時が経ち、かつての青年たちはすっかりおじさんになっていました。メンバーのほとんどはすっかり大人になり、社会的地位を手に入れていましたが、グループのリーダー格だったゲイリーだけは、アル中となり施設に入れられています。ゲイリーは、あの頃は良かったと過去に想いを馳せ、もう一度ゴールデン・マイルの旅の決行を決めるのでした。ゲイリーに促され渋々ニュートン・ヘイヴに帰った面々ですが、はしご酒をしているうちに当時を思い出し楽しい気持ちになってきます。

しかし、そんな時トイレの中でゲイリーが一人の若者と喧嘩になりました。取っ組み合いの中、ゲイリーは青年を誤って殺してしまいます。しかし実は、その青年はロボットだったのです。

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映画『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』のあらすじ【承】

慌てて家族や警察に連絡を取ろうとするメンバーですが、ジャミングされているのか電波が繋がりません。町の住民に違和感を覚えたゲイリーは、この街自体がロボットに乗っ取られたのだと主張します。そして自分達がその事に気付いたことを悟られないように、このまま飲み歩きを続けようと提案したのでした。

そして仲間とたまたま帰省していたオリヴァーの妹、サムはそのままゴールデン・マイルの旅を続けます。しかし、その間もロボットの魔の手はゲイリー達に迫っていました。襲い来るロボットを撃退しながら、彼らは前に進み続けます。

その途中、スティーブンがバジルというかつての知り合いにこの街に起こっている全てを聞かされました。彼らが街を出た後、街に謎の生命体が訪れ住民に接触、彼らのDNAを採取しコピーロボットを作成し本物と次々すり替えていたのです。つまり毛髪一歩さえあればコピーの作成は可能なのです。サムの前にかつて想いを寄せていた、今は故人である青年が姿を表し、一行は事の重大さに改めて直面しました。

映画『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』のあらすじ【転】

次のパブでは、彼らの学生時代の恩師、シェパード教授が待ち受けていました。当時と姿形が全く変わっていない教授もまた、ロボットとすり替わっており、ゲイリー達にロボットと協力する様に促します。何故か一人教授に賛同するオリヴァーに怒りを覚えたゲイリーは彼を殴り飛ばしました。すると、彼の頭が取れてしまったのです。実はオリヴァーも知らぬ間にロボットとすり替わっていたのでした。ゲイリーがはっきりとそれを断ると、店にいたロボット達が一斉にゲイリー達に襲いかかります。彼らは命辛々逃げ出し、サムを外へと逃した後次のパブへと向かいました。

しかしその途中、仲間のピーターが敵に捕まってしまいます。それでも尚ゴールデン・マイルに固執するゲイリーに怒ったアンディでしたが、一人パブへ走り出すゲイリーを見捨てることはできませんでした。途中、今度はスティーブンとはぐれてしまうという事態に陥りながらも、結局アンディとゲイリーは最後のパブ、ワールド・エンドまで辿り着いてしまったのでした。

映画『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』の結末・ラスト(ネタバレ)

そこでとうとう、ゲイリーと怒り心頭のアンディが口論になります。ゲイリーは、現在の自分の惨めな状況を嘆き、高校時代が一番楽しかったと叫びました。ゲイリーは、自分が一番輝いていた時代に少しでも戻りたかったのです。そして、最後の一杯を注ごうとした瞬間、何かしらのスイッチが作動しカウンターが地下へと沈んでいきます。

そこには住民とすり替わったロボット達が多数並んでいて、彼らの親玉である姿なき存在、「ザ・ネットワーク」がゲイリー達に話しかけてきます。ネットワークは人類を銀河系のコミュニティの一部に組み込もうと今回地球にやってきたのでした。そしてゲイリーとアンディさえロボットになってくれれば、その足掛かりとなるニュートン・ヘイヴンを制覇出来るのです。しかし、二人はこれに猛反発。汚い言葉を使うゲイリー達を見かねて、ロボット達は地球から姿を消しました。

しかし、実はザ・ネットワークは地球上のネット関連を司る存在でした。彼らが去ったことで、地球はテクノロジーを手に入れる前の時代の暮らしを余儀なくされます。しかし彼らは彼らなりに、素晴らしくもくだらない毎日を送り続けるのでした。

みんなの感想・レビュー

  1. トウシュ より:

    大傑作なんじゃないかと思ったが、案外世の中の反応が冷静で不完全燃焼な気分。単純にサイモン・ペグのファンだからそう思ったのかもしれない。酔っ払いが酔っ払いのまま世界を救うというストーリーできちんと酔っ払いであることが機能しているあたりがいい。人間のふりをしているアンドロイドの絶妙なポンコツぶりやラストの地球人を代表してしまう主人公などお気に入りの設定が多いが、どうやらとても好みが分かれるようだ。

  2. 匿名 より:

    イギリス流のギャグって、案外下ネタなどが多くて、ダメなんですが、この作品は明るく楽しめます。
           
    お酒嫌いでも、途中から自分も酔っているような気分になるから不思議です。見どころは、おバカコンビ!サイモン・ペグよりもアンディ役のニックを推します。
           
    巨体を生かしてのアクションが最高!おバカコンビだが、最後まで友情で魅せてくれます。ただSF的な展開にはついていけません。
           
    お酒に酔っているから仕方がないと思いましょう 。酔っているからこそ、相手の真実が見えてくる・・といった展開ならば、歓迎なのですが。
           
    イギリスを舞台にしているのに、イマイチ生かせていないようにも思えます。パブの雰囲気とか好きですが、どのパブも似たような感じ。
           
    おバカコンビ以外だと、オリバー役のマーティン・フリーマン。彼は、優等生役が似合います。でも、マジメじゃない役も観てみたい!

  3. 匿名 より:

    エドガー・ライト監督といえば、ゾンビ映画です!サイモン・ペッグ&ニック・フロストで撮った「ショ ーン・オブ・デッド」(04)が有名。
          
    日本では未公開作なので、知らなかったのですが、本当にへんな物ばかり撮るそうです!ゾンビといったら、「ワールズ・エンド」ではロボットですね!
         
    発想がお粗末だけど、もっと人間に向かないのかなぁ?本作は、意外に好評価だったようですが、B級映画の限界を見た思いがします。
         
    サイモン・ペッグ&ニック・フロストは大親友。2人で並んでいる写真を見ると、恋人同士のよう。
         
    この親和性を生かした作品を、ゾンビやロボット以外の視点で作ってもらいたい。

  4. 匿名 より:

    期待せずに観た映画が面白かったというのはいいけど、その反対だと困ってしまいます。この映画は、好みにもよりますが、後者の方です。
           
    せっかく、優れた俳優を集めているのに本当にもったいない!才能の浪費という点でいえば、サム役のロザムンド・バイク。
           
    「ゴーンガール」で妻エイミーを演じ、恐怖に陥れた女性です。そのかけらが微塵にも感じられず、中途半端な役で終わっています。
           
    また脇役でいつもいい味を出してくれる、ビル・ナイもちょっぴり顔を出しています。
           
    演技派俳優を観る楽しみがなくなっ たら、どうしてくれるんですか?とはいえ、人生の疲れをお酒で解消したい方にはとっておきの作品かも。
          
    ビール片手にみんなでお楽しみ下さい。サイモン・ペッグ&ニック・フロストのコンビは最高です!