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「クリスマスのその夜に」のネタバレあらすじ結末と感想。動画フルを無料視聴できる配信は?

クリスマスのその夜にの概要:ノルウェーの小さな町を舞台に、様々な人々のクリスマス・イヴの一夜を描く。はっきりとした主人公はおらず、登場人物の別々のエピソードが淡々と進んでいく群像劇。監督は、ノルウェー出身のベント・ハーメル。

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クリスマスのその夜にの作品情報

クリスマスのその夜に

製作年:2010年
上映時間:85分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:ベント・ハーメル
キャスト:トロンド・ファウサ・アウルヴォーグ、クリスティーネ・ルイ・シュレッテバッケン、フリチョフ・ソーハイム、セシル・モスリ etc

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クリスマスのその夜にの登場人物(キャスト)

パウル(トロン・ファウサ・アウルヴォーグ)
最近妻にホロアルという恋人ができ、家を追い出された。妻との間にはまだ幼い2人の子供がいる。
クヌート(フリチェフ・ソーハイム)
パウルの友人の医師。クリスマスは偽善的であまり好きではない。仕事が忙しく、妻との間にまだ子供がいない。
ヨルダン(ライダル・ソーレンセン)
昔は有名なサッカー選手だったが、重要な試合でPKを外して以来、酒浸りになって故郷のスクゴリから姿を消した。現在はホームレス状態。

クリスマスのその夜にのネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『クリスマスのその夜に』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

クリスマスのその夜にのあらすじ【起】

クリスマス・イヴの夜。ノルウェーのとある町で暮らす33歳のパウルは、友人の医師のクヌートの診療所へ行く。パウルは妻に家を追い出され、2人の子供と7週間も会っていない。家にはホロアルという、妻の新しい恋人が転がり込んでいた。パウルはひとしきり愚痴を吐き、クヌートに薬を処方してもらう。

少年トマスは、街角でビントゥという顔見知りの少女に声をかけられる。ビントゥの一家はイスラム教徒なので、クリスマスのお祝いをしないらしい。トマスは“うちもお祝いはしない”と、彼女に話を合わせる。

同じ通りで、ヨルダンという中年男性が道端に座り込んで物乞いをしていた。しかし誰も金を恵んでくれず、ヨルダンは諦めて立ち上がる。ヨルダンは、ショーウインドウのサッカーボールをじっと見つめる。

カリンは、不倫相手のクリスティンとイヴの夜を過ごしている。2人はたくさんのキャンドルが灯った寝室で、激しく愛し合う。

自宅へ戻ったクヌートは、夜勤に向かう準備をしていた。クヌートは偽善的な雰囲気のクリスマスが好きではなく、教会でのミサやお祝いにも興味がない。妻は寂しがっていたが、クヌートは急患の電話を受けて、往診へ出かけてしまう。

クリスマスのその夜にのあらすじ【承】

待ち合わせ場所へ来たクヌートは、男にナイフを突きつけられ、車を出すように言われる。男は切迫している様子だった。

無賃乗車をして電車から追い出されたヨルダンは、クリスマスツリーを積んだトラックに近づく。トラックのドアを触ると警報音が鳴り、キャンピングカーの中から女性が飛び出してくる。警報音を聞いて警備員がやってくるが、女性は“ヨルダン”という男の名前を聞き、警備員を帰らせる。

クヌートは、男の指示で町外れの山小屋へ行く。小屋の中では産気づいた女性が陣痛で苦しんでいた。救急車は呼べないという男の話を聞き、クヌートは何かわけがあるのだろうと察する。そして、ここで彼女の出産を手伝うことにする。

パウルは自宅の敷地内に入り、窓から中の様子をのぞく。子供たちはテレビを見ており、妻は台所でホロアルといちゃついていた。ガレージの中には子供たちへのプレゼントとサンタクロースのお面や衣装が用意してあった。パウルは、サンタクロースの衣装に着替える。

ヨルダンは女性からキャンピングカーに誘われる。その女性はヨハンヌというヨルダンと同郷の女性だった。ヨハンヌはヨルダンに食事を用意し、シャワーを浴びさせてくれる。

サンタクロースに変装したパウルは、ガレージに入ってきたホロアルを後方から襲い、スコップで殴って気絶させる。パウルは袋の中のプレゼントを自分が用意したものに入れ替え、自宅に入る。子供たちに“パパより”というメッセージ付きのプレゼントを渡し、強く抱きしめる。妻はお面をしているパウルを、ホロアルだと思い込んでいた。パウルはお面の下で泣きながら、子供たちに別れを告げてガレージへ戻る。

クリスマスのその夜にのあらすじ【転】

トマスはビントゥに誘われ、彼女の自宅アパートの屋上へ行く。ビントゥはトマスに天体望遠鏡で星を見せたがっていた。トマスはトイレへ行くと偽り、自宅へ電話をかける。トマスの家では、クリスマスのお祝いが始まっており、母親は何をしているのかとトマスを叱る。トマスは“すぐに帰るから”と言って、屋上へ戻る。

ヨルダンは食事をご馳走になり、ヨハンヌと昔話をする。ヨルダンは長く故郷へ帰っていなかった。ヨルダンはヨハンヌに“さっぱりして家に帰りたいから、髭剃りを貸して欲しい”と頼む。

山小屋では男の子が誕生する。カップルはクヌートに感謝し、自分たちの事情を話す。2人はコソボからスウェーデンの姉のところへ行く途中、車が故障して教会にいた。しかしクリスマスで人の出入りが多くなり、密告を恐れて逃げてきたらしい。妻がアルバニア人で、夫がセルビア人のこのカップルは、コソボに帰れば家族に殺されてしまうという深刻な事情を抱えていた。

カリンはクリスティンから赤いスカーフをプレゼントされる。無邪気に喜ぶカリンに、クリスティンは“妻とは別れられない”と告げる。カリンはいずれ離婚してくれると信じてこの関係を続けてきたが、クリスティンにその気はないのだと知る。

髭を剃ってこざっぱりしたヨルダンは、スクゴリ行きの電車に乗る。ヨハンヌは、ヨルダンにクリスマスツリーを持たせてくれた。

クリスマスのその夜にの結末・ラスト(ネタバレ)

クヌートは、帰るつもりで車を出すが、考え直して山小屋へ戻る。クヌートは、車をカップルに貸し、徒歩で帰ることにする。帰り道、クヌートは妻へ電話をかける。赤ちゃんを抱く幸せそうなカップルの笑顔を見て、クヌートは妻が恋しくなっていた。そして“僕の子を産んでくれ”と妻に告げる。クヌートの頭上には美しいシリウスが輝いていた。そのシリウスを、トマスとビントゥも見つめていた。

パウルは気絶したホロアルを車に積み込み、街中へ帰ってくる。キリスト誕生のオブジェにあった揺りかごから赤ちゃんの人形を抜き、その中にホロアルを寝かせる。ホロアルは酔っ払いと勘違いされ、警察に連れて行かれる。パウルはそれを確認して、教会へ向かう。しかし教会ではすでにミサが始まっており、中には入れなかった。

教会の中には、赤いスカーフをしたカリンがいた。彼女の隣には同じスカーフをした女性がおり、その隣にはクリスティンと子供たちが座っていた。女性は訝しげな顔をしてカリンを見る。クリスティンは気まずそうに知らんふりをする。

ヨルダンは、電車の中で息絶えていた。彼のポケットからは、スクゴリ行きの切符と“クリスマスに帰郷したい”と書かれた物乞い用のメモが入っていた。乗務員の男性は、ヨルダンのことを知っていた。ヨルダンは、重要な試合でPKを外してから酒浸りになり、町から姿を消した有名なサッカー選手だった。

コソボのカップルは、クヌートの車でスウェーデンに向かう。夜空には美しいオーロラが輝いていた。赤ちゃんを抱いた妻は、母国で兵士をしている時、子供に銃口を向けたが、どうしても引き金を引けなかった日のことを思い出していた。

クリスマスのその夜にの感想・評価・レビュー

ここまで直球なストーリーも珍しいなと思うくらいのオムニバス作品だった。クリスマスが舞台だから幸せ満点な話かと思えば、そういうわけではなかった。人生でどん底な人にも12月24日は来るという設定になっていて、現実味があり私は良かったと思ったが、クリスマスをテーマにした作品は幸せなストーリーが王道なので好き嫌いは分かれるだろうと思った。

悲しくなるような話が多かったが、そのストーリーのおかげで家族の絆などがより輝いて見えた。(女性 20代)


ハッピーエンドで終わる物語だけでなく悲しい結末も描かれていたからこそ、実際にあった出来事を綴ったようなリアリティがあった。クリスマスはただ漠然と家族や大切な人と楽しんでいるだけだったが、この作品を見て、ささやかな日々の幸せを再確認できる日なのかなと思った。だからこそ、子供に自由に会うことができないパウルや故郷に帰れずに苦悩し続けているヨルダンが切なく感じた。温かさだけでなく悲しさも感じる物語だが、嫌いではなかった。(女性 30代)


クリスマス映画にありがちな「クリスマスだから…」とか「クリスマスくらいは…」と言う特別さが一切無い作品でした。見ている方が心配になってしまうくらい、クリスマスの幸せな雰囲気は出てきません。どんな人にも、どんな生活をしていても平等に訪れる「クリスマス・イブ」を淡々と描いていて、映画を見ていると言うよりも一人の人間の生活を覗き見しているような気持ちになりました。
かなりシュールな作品ではありますが、こういうクリスマスの描き方もありだと思います。(女性 30代)

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