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映画『決断の3時10分』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『決断の3時10分』の概要:逮捕された有名な強盗団のボスと、報酬目当てで彼の護送を志願した貧しい牧場主は、列車の発車時間まで、緊迫した時間を過ごすことになる。人間臭い心の葛藤を描いた異色の西部劇で、2007年にラッセル・クロウ主演でリメイクされた「3時10分、決断のとき」もスマッシュヒットを記録した。

映画『決断の3時10分』の作品情報

決断の3時10分

製作年:1957年
上映時間:92分
ジャンル:西部劇、ヒューマンドラマ
監督:デルマー・デイヴィス
キャスト:グレン・フォード、ヴァン・ヘフリン、フェリシア・ファー、レオラ・ダナ etc

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映画『決断の3時10分』の登場人物(キャスト)

ベン・ウェイド(グレン・フォード)
有名な強盗団のボス。複数の部下を引き連れて、各地で強盗を働いている。悪党ではあるが、むやみに人を殺したりはしない。女性にもよくモテる。
ダン・エヴァンス(ヴァン・ヘフリン)
西部の田舎町で牧場を営んでいる。妻と2人の息子がいる。干ばつが続き、牧場の経営状態は常に苦しい。報酬目当てで、ベンの護送役に志願する。
アリス・エヴァンス(レオラ・ダナ)
ダンの妻。美人で良妻賢母。サンフランシスコ出身。
バターファールド(ロバート・エムハート)
駅馬車の経営者。ベンに駅馬車を襲われ、御者のビルを射殺される。

映画『決断の3時10分』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『決断の3時10分』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『決断の3時10分』のあらすじ【起】

西部の荒野。ベン・ウェイドの率いる強盗団は、放牧された牛の群れに紛れて駅馬車を襲い、駅馬車が運んでいた金品を奪う。貧しい牧場主のダン・エヴァンスと2人の息子は、その様子を目撃するが、どうすることもできない。

ベンは、ダン親子を足止めするために彼らの馬を奪い、抵抗しようとした御者のビルを射殺する。しかしベンの部下も1名命を落とす。

自宅へ戻ったダンは、妻のアリスに強盗団の話をする。息子たちは、強盗を見逃した父親に失望しているようだった。最近は日照りが続き、牧場の経営も思わしくない。小川を使用するためには半年で200ドルもの金が必要だが、ダンの家にそんな余裕はない。アリスも将来に不安を感じており、ついそれを口にしてしまう。ダンは、家族のためにビズビーの町へ金を借りに行くことにする。

ビズビーの酒場には、ベンの一味が来ていた。彼らは、亡くなった仲間のために献杯をする。駅馬車が襲われたという話を聞き、保安官は現場へ向かう。その様子を店の中から見ていたベンの一味は、捕まる前に分散して国境を越えることにする。しかしベンは、酒場で働くエミーを気に入り、部下たちを先に行かせる。

映画『決断の3時10分』のあらすじ【承】

ビズビーに向かっていたダンは、途中で保安官の一行に出会い、強盗一味の特徴を話す。ダンの証言で、町の酒場にいた男たちが強盗団だとわかり、保安官たちは町へ引き返す。

エミーと愛し合っていたベンは、まだ酒場にいた。ダンも協力して、ベンは保安官に逮捕される。逮捕したのが有名な強盗団のボスのベン・ウェイドだとわかり、保安官たちはどうやって彼を刑務所のあるユマまで護送するか、頭を悩ませる。ボスの逮捕を知れば、部下たちが襲撃してくることは明らかで、そうなると勝ち目はない。そこで駅馬車のオーナーのバターフィールドは、200ドルの賞金を出して、護送を手助けする男を募集する。しかし、ベン一味の恐ろしさを知っている町の男たちは、みんな尻込みをする。

酒場のオーナーに借金を断られたダンは、金のために自らベンの護送役に志願する。もう一人の志願者は、酔っ払いのアレックスだった。

強盗団の目を欺くため、馬車に乗せたベンを途中で密かに降ろし、ダンの自宅でベンを預かる。そこからダンがベンを連れてコンテンションの町へ移動し、明日3時10分発のユマ行きの列車を待つという計画が立てられる。計画はうまくいき、ボスの行方を追っていた部下たちは、馬車の後を追っていく。

ベンはダンの自宅で夕食をご馳走になり、アリスとも気さくに話をする。ベンはとても頭のいい男で、態度も紳士的だった。ダンの息子たちは、強盗を捕まえた父親を尊敬する。アリスは、この仕事の危険さを知り、夫の身を案じる。

映画『決断の3時10分』のあらすじ【転】

翌日、ダンとアレックスはベンを連れてコンテンションへ出発する。ベンはアリスにお礼を言い、“ご主人を無事に返したい”と伝える。

コンテンションに到着したダンは、バターフィールドが手配したホテルの一室で、ベンを監視することになる。アレックスは町を偵察に行く。ホテルのロビーでは、酔っ払いの男が寝ていたが、町は静まり返っていた。

ダンは銃を持って、用心深くベンを監視する。ベンは“窓を開けてくれ”とダンに頼み、窓から逃げようとする。しかしダンに阻まれ、逃亡をあきらめる。3時10分までには、まだ4時間と10分ほどの時間があった。

ベンはダンにこの仕事の報酬を聞き、“銃を捨てて俺を逃したら400ドル払おう”とダンを誘惑し始める。ベンには必ず部下がやってくることがわかっており、なんとか平和的に解決したいと思っていた。ダンがかなり金に困っていると知ったベンは、7000ドルという大金で、ダンを買収しようとする。

町では、ベンに殺されたビルの葬儀が行われていた。ビルの弟はバターフィールドを脅し、ベンの居場所を聞き出す。そして部屋に乗り込んできて、ベンを撃とうとする。それをダンが助ける。ロビーで寝ていた酔っ払いはベンの部下で、この騒ぎでボスの居場所を知り、それを仲間に知らせに行く。見張りをしていたアレックスが、その異変に気付く。

映画『決断の3時10分』の結末・ラスト(ネタバレ)

ベンの部下がやってくることが判明し、ダンは“あと5人の応援が欲しい”とバターフィールドに頼む。ベンは窮地を迎えているダンに話し続け、買収額を1万ドルにして彼の心を揺さぶる。貧乏をしてアリスに苦労をかけているという話をされ、ダンは思わず涙を流す。

町にベンの部下たちが集まる。バターフィールドは5人の助っ人を集めるが、敵を見た助っ人たちは、さっさとこの仕事をおりてしまう。ベンは“そのうちバターフィールドも裏切るぞ”と言って、心理的にダンを追い込んでいく。

外で見張りをしていたアレックスは、ベンの部下に射殺される。向かいの建物に敵がいるのを見たダンは、窓からその敵を射殺する。アレックスがロビーに吊るされているのを見たバターフィールドは、この戦いに限界を感じ、ダンにも“君は自由だ”と告げて逃げることを勧める。そこへ、夫を心配したアリスがやってくる。

アリスも“もうやめて”とダンに懇願する。しかしダンは、最後まで責任を全うするつもりだった。死んだアレックスのためにも、アリスや息子たちのためにも、ダンはこの仕事をやり遂げたかった。

3時になり、ダンはベンを連れて駅へ向かう。ベンは、健気なアリスの姿を見て、何とかダンを家族のもとへ帰らせたいと考える。ベンはどこに部下がいるかをダンに教えてやり、列車に乗り込む方法をアドバイスする。

駅に列車が到着する。周囲にはベンの部下たちがいた。しかしベンがダンの前に立つので、部下たちはダンを撃てない。ベンは“伏せてくれ、ボス”という部下の言葉を無視して、自ら列車に乗り込む。ダンも部下を撃ち、ベンと列車に乗る。ダンはベンの行動を不思議がるが、ベンは“ユマなら脱獄できる”と笑う。ベンとダンの間には、不思議な友情が生まれていた。2人が乗った列車を見送るアリスの頭上から、待望の雨が降ってくる。

映画『決断の3時10分』の感想・評価・レビュー

強盗団のリーダー、ベンがとにかくかっこよすぎて悪者のはずなのに、ダンの家族に優しく紳士的な態度をとったり、ダンを守るような素振りをするので一気にベンを好きになってしまいます。
ダンは貧しい暮らしをしていながらも、家族のためにと危険な仕事を自ら選び、その仕事を最後までやり遂げようとします。ベンとダンの優しさと関係性が素晴らしく、同時になんとも言えない切なさがありました。
最後の「雨」はとても美しかったです。(女性 30代)

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