映画『預言者(2009)』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「預言者(2009)」のネタバレあらすじ結末と感想

預言者(2009)の概要:刑務所に収監されたアラブ系の青年が刑務所の中や外の実社会で影響力を拡大して闇社会でのし上がっていく物語。海外では『ゴッドファーザー』などと比較され、マフィア映画の傑作と絶賛された。

預言者の作品情報

預言者

製作年:2009年
上映時間:150分
ジャンル:フィルムノワール、サスペンス
監督:ジャック・オーディアール
キャスト:タハール・ラヒム、ニエル・アレストリュプ、アデル・バンシェリフ、イシェーム・ヤクビ etc

預言者を無料でフル視聴できる動画配信一覧

映画『預言者(2009)』を無料でフル視聴できる動画配信サービスの一覧です。各サービスには2週間~31日間の無料お試し期間があり、期間内の解約であれば料金は発生しません。お試し期間で気になる映画を無料で見ちゃいましょう!
U-NEXT
Hulu
Amazonビデオ
dTV
ビデオパス
TSUTAYA TV
ビデオマーケット
Netflix

※配信情報は2019年8月現在のものです。

預言者の登場人物(キャスト)

マリク(タハール・ラヒム)
刑務所に6年間服役することになったアラブ系の青年。セザールと出会ったことで、闇社会でのし上がっていくための処世術を身に付けていく。
セザール(ニエル・アレストリュプ)
刑務所内でコルシカ出身の囚人を牛耳るボス。看守も味方につけて圧倒的な権力を握る。マリクのことを信頼し、様々な命令をこなさせる。
リヤド(アデル・バンシェリフ)
アラブ系の囚人でガンを患っている。刑務所でマリクと出会い、勉強の手助けをしてあげる。先に出所するとマリクと手を組んで薬物をさばくようになる。

預言者のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『預言者(2009)』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

預言者のあらすじ【起】

6年の刑に服すことになったマリクは、刑務所で縫製作業をして小遣い稼ぎをする。刑務所に新たにアラブ系の男がやって来る。男はセザールの仲間を売った密告者だった。セザールは殺しの指令を受けるが、用心深い密告者に近づくことができない。そこで同じアラブ系のマリクに目をつける。

セザールから殺しを依頼されたマリクは恐れおののき、看守部長に相談しようとする。しかし看守部長もセザールの手の内にあり、マリクはセザールの取り巻きから脅しを受ける。カミソリの刃を口の中に隠して密告者に近づいて殺すように指示され、マリクは何度も練習させられる。

麻薬が欲しい振りをしてマリクは密告者の監房に入る。落ち着かないマリクに密告者はコーヒーを出して会話をしようとする。するとマリクが突然、口からカミソリの刃を出して密告者に飛びかかる。揉み合いになりながらマリクは密告者の首元を切りつけ、密告者はその場で息絶える。返り血を浴びたマリックのシャツは真っ赤に染まる。

預言者のあらすじ【承】

マリクはセザールから贈り物を受け取り、仲間として認められるようになる。マリクは刑務所で読み書きを学び、セザールの使い走りになる。しかし、セザールの取り巻きからはアラブ系として厭わられ、アラブ系囚人達からは侮辱を受ける。アラブ系ではリヤドだけが唯一親しい友達となる。コルシカの政治犯が移送されることになり、犯罪者であるセザールだけが取り残されてしまう。

マリクがコルシカ語を話せるようになったと知ったセザールは、マリクを自分の隣の監房に移動させて配膳係にする。そして刑務所内の情報収集をさせる。マリクの収容期間が3年を越え、外出許可を申請できるようになる。セザールは許可を得るためにマリクに模範囚になるように命じ弁護士に申請手続きをさせる。マリクに12時間の外出許可がおりる。マリクはセザールの使い走りとしてスーツケースを謎の集団に届け、代わりに負傷したセザールの仲間を助け出す。この仕事で5000ユーロの報酬をもらう。マリクは更に刑務所仲間がスーパーのトイレに隠した大麻25キロを入手してリヤドにさばかせる。

預言者のあらすじ【転】

アラブ系囚人が増えていることが気に入らないセザールに対し、マリクはセザールが手名付けた看守をアラブ系囚人の収容棟に送り込むように提案する。看守に参ったアラブ系囚人はセザールに話し合いを求めてくる。セザールは刑務所の外にいるアラブ系組織のボスと直接話しをする機会をアレンジするよう要求する。

リヤドが商売敵のエジプト人集団に誘拐されてしまう。マリクは身代金を払うが一向にリヤドを返してもらえない。怒ったマリクは刑務所にいるエジプト人集団の仲間を徹底的に痛めつけ、リヤドを解放させる。マリクが刑務所内で大麻を扱っていることを知ったセザールは怒り狂い、模範囚として早く刑務所から出て自分のために働くように命じる。

セザールは次の外出許可の際にマリクをマルセイユに派遣する。マリクはアラブ系組織のボスと会って車で移動するが、その道中で動物とぶつかりそうになるのを予言して皆の命を救う。マリクはボスから一目置かれるようになる。マリクは外で儲けた金を刑務所に出入りしているイスラム教指導者の元に届けさせてアラブ系囚人たちを懐柔させる。

預言者の結末・ラスト(ネタバレ)

セザールはマリクにコルシカ系組織のボスを殺すように命じる。外出許可をもらったマリクは、リヤドと合流してボスの車を尾行する。ボスの車が止まったところで、マリクは車に乗り込んで用心棒を全員撃ち殺してボスを自分の車に乗せる。そしてセザールの指示だったことを知らせて殺さずに逃がす。マリクはその夜、リヤドの家族と共に過ごす。

マリクが刑務所に戻ると、遅れて戻って来た罰として懲罰房に40 日間収容されてしまう。その間に、ガンが再発したリヤドは亡くなってしまう。また、刑務所内では抗争が起き、セザールの手の内にある看守も捕まってしまう。ようやく懲罰房から出てきたマリクはアラブ人たちに歓迎される。それを見たセザールは自分のところに来るように合図するが、マリクは無視する。マリクに近づこうとしたセザールはアラブ人に殴られてしまう。マリクはセザールが手を出せない存在になってしまう。

刑期を終えて刑務所を出ることになったマリクのことをリヤドの妻と息子が迎えてくれる。バス停に向かって歩く3人の後ろを高級車に乗ったマリクの部下達がゆっくりとついて行く。

預言者の感想・評価・レビュー

徹底したリアリズムで描かれていて、刑務所の閉塞感がひしひしと伝わってくる。闇社会を美化するような描写は一切排除されており、この点がハリウッドのマフィア映画と大きく一線を画す。コルシカ系とアラブ系による刑務所内での人種間の抗争という視点も目新しい。フランスでは服役したイスラム教徒が刑務所で過激思想に染まってテロ事件を起こしている現実があり、それを踏まえてこの作品を見ると余計に寒気を覚える。(MIHOシネマ編集部)

この記事をシェアする