映画『アモーレス・ペロス』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「アモーレス・ペロス」のネタバレあらすじ結末と感想

アモーレス・ペロスの概要:一つの交通事故に巻き込まれたことで交錯することになった3人の人生を追うオムニバス映画。兄嫁に恋した若者、脚を骨折した美人モデル、そして初老の殺し屋がおのおのに愛を求めてもがく様が描かれている。

アモーレス・ペロスの作品情報

アモーレス・ペロス

製作年:2000年
上映時間:153分
ジャンル:ヒューマンドラマ、サスペンス、ラブストーリー
監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
キャスト:エミリオ・エチェバリア、ガエル・ガルシア・ベルナル、ゴヤ・トレド、アルバロ・ゲレロ etc

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アモーレス・ペロスの登場人物(キャスト)

オクタビオ(ガエル・ガルシア・ベルナル)
兄嫁に想いを寄せる若者。兄とは仲が悪く常に対立している。愛犬のコフィを闘犬にして、一儲けを目論む。
スサナ(バネッサ・パウチェ)
オクタビオの兄と結婚しており、1児の子がいる。オクタビオの兄から時に暴力を受けているが、それでも離れずにいる。
ダニエル(アルバロ・ゲレロ)
中年の雑誌編集者。妻子ある身だが、バレリアと不倫関係になる。家族と別居してバレリアと同姓するようになる。
バレリア(ゴヤ・ドレド)
人気の女性モデル。大型の広告契約をものにするなど順風満帆な生活を送っていたが、事故によりモデル生命を絶たれる。
エル・チーボ(エミリオ・エチェバリア)
家族との生活を捨てて、反政府活動に身を投じた初老の男。刑務所で20年間服役していた。殺しを請け負って暮らしており、娘には死んだと思われている。

アモーレス・ペロスのネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『アモーレス・ペロス』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

アモーレス・ペロスのあらすじ【起】

オクタビオが車を疾走させる。後部座席には愛犬のコフィが血まみれで横たわっていた。後方からピックアップトラックが執拗に追い掛けて来る。オクタビオは赤信号を無視して交差点に突入し、事故を起こしてしまう。

スサナが玄関を開けるとコフィが家から出て行ってしまう。キッチンでスサナとオクタビオが冗談を話していると、兄が来てスサナに文句を言う。コフィは闘犬愛好家のチンピラの犬を噛み殺してしまう。オクタビオはスサナが耳を怪我しているのを見付け、兄の暴力に怒りを覚える。スサナはオクタビオに2人目を妊娠してしまったことを打ち明け、兄に怒られることを怯える。オクタビオは一緒に逃げるように誘う。

ダニエルが妻子と共に帰宅すると無言電話が掛かってくる。夜中にも電話が掛かって来て、ダニエルは電話口の相手が兄の振りをする。実際にはバレリアで、翌日に会う約束をする。

風浪者のエル・チーボは大量の犬を飼って可愛がっていた。新聞で元妻の訃報記事を見付けたエル・チーボは葬儀を遠目に見届け、久しぶりに娘の姿を目にする。それ以来、娘を路上から見守るようになる。ある日、娘が外出中に家に侵入して写真を盗んでくる、そこには元妻と再婚相手、そして娘の3人が写っていた。

アモーレス・ペロスのあらすじ【承】

オクタビオはスサナと一緒に暮らしたいという思いを募らせ、そのためにコフィを闘犬にして稼ぐ計画を立てる。闘犬場の元締めに会いに行くと、元締めは金を出す代わりに儲けを折半することを申し出る。コフィはチンピラの犬と闘っては次々と勝っていく。オクタビオは儲けた金をスサナに渡し、2人で暮らすための貯金にするように言う。コフィが勝ち続けたお陰でオクタビオは車を手にし、スサナとも関係を持つようになる。

チンピラが大金を賭けた一対一の対決を申し込んでくる。オクタビオは元締めに兄を叩きのめすように頼み、スサナと逃げる計画を立てる。しかし、痛めつけられた兄はスサナを連れて家を出て行ってしまう。スサナに預けていたお金も全て消えていた。裏切られたオクタビオは何とかかき集めた金で勝負に挑む。しかし、チンピラは自分の犬が負けそうなのを見るとコフィを銃で撃ってしまう。オクタビオは報復でチンピラの腹をナイフで突き刺して車で逃げる。チンピラの部下達がピックアップトラックで追い掛けてきて、オクタビオは赤信号の交差点を横切ろうとする。

アモーレス・ペロスのあらすじ【転】

バレリアは、小型犬の愛犬リッチーをテレビで紹介する。テレビの共演者がバレリアをアパートに連れて来ると、そこにはダニエルが待っていた。バレリアはダニエルの元に駆け寄るが、その拍子に床に穴を開けてしまう。ダニエルは妻と別居することになったと説明する。バレリアはシャンパンを買おうと車で出掛ける。信号が変わり交差点に進入したところでオクタビオの車に衝突されてしまう。

バレリアは足を骨折し、車いすでアパートに戻って来る。バレリアがリッチーとボール遊びをしていたら、ボールが穴に入ってしまう。リッチーもボールを追って穴に潜り、出て来なくなる。ダニエルがチョコレートを穴の所に置いてみるが全く効果がない。夜中に犬の鳴き声がして2人は起きるが、リッチーを見付けることができない。

バレリアはリッチーがネズミに食べられたのではないかと心配になる。ストレスが溜まり2人は罵り合うことが多くなる。ある日、ダニエルが帰ってくると床が穴だらけになっていて、バレリアが部屋で倒れていた。バレリアの脚の症状が想像以上に深刻で切断を余儀なくされる。一人アパートに帰ったダニエルはリッチーが動く音を聞く。ダニエルは床板を剥がして血まみれのリッチーを見つけ出す。脚を切断したバレリアが退院して来るが、アパートの窓から見えていたバレリアの巨大広告は無くなっていた。

アモーレス・ペロスの結末・ラスト(ネタバレ)

エル・チーボの元にビジネスマンが会社のパートナーである弟を殺して欲しいと依頼に来る。エル・チーボが弟を尾行していると、目の前でオクタビオとバレリアの車が事故を起こす。オクタビオとバレリアは救い出されるが、コフィは道端に置き去りにされてしまう。エル・チーボはコフィを拾って治療してやる。しかしコフィはエル・チーボが飼っていた犬を全て噛み殺してしまう。

エル・チーボは拳銃を手に弟を誘拐し、自宅に連れてくる。柱に手錠で縛り付けると、兄から殺しの依頼を受けていることを明かす。翌日、エル・チーボは兄の方を呼びつける。自宅に招き入れて弟と対面させると、兄のことも縛って拘束してしまう。

オクタビオの兄は銀行強盗を試み、射殺される。兄の葬式でオクタビオはスサナと再会する。オクタビオはまた一緒に来るようにスサナを誘い、バス停で待っていると告げる。しかし、スサナが現れることはなくオクタビオは涙に暮れる。

エル・チーボは髭を剃って髪も切り、身なりを整える。兄弟の足元に銃を置いて2人で決着をつけるように告げて自宅を出て行く。エル・チーボは顔写真を撮るとそれを娘の自宅から盗んだ写真に貼りつける。再び娘の家に侵入して写真を返す。そして留守電に娘のことを一日も忘れたことはなく、会う勇気が出たら戻って来るとのメッセージを残す。エル・チーボはコフィを連れて荒れ地を歩いて去っていく。

アモーレス・ペロスの感想・評価・レビュー

メキシコが生んだ名監督アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥのデビュー作にして最高傑作。愛に裏切られる登場人物の姿をスピード感に満ちた映像と生々しい暴力描写によって描かれている。非常にパワフルな作品で、視聴後に頭を殴られたような衝撃を受けてしまう。アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督は今作の後はハリウッドでばかり作品を作っており、地元メキシコを舞台にした唯一の作品という点でも注目すべきだろう。(MIHOシネマ編集部)

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